「トタン屋根に穴やサビができている!」
「修理したいけど、どうすればいいんだろう?」
とお悩みですね?
トタン屋根を修理したいなら、まずは不具合の状況を確認しましょう。
不具合の種類や程度によって、トタン屋根の修理方法や費用は変わってくるからです。
この記事では、トタン屋根の修理方法や方法ごとの費用、費用を抑えるポイントを解説します。
この記事を読めば適切なトタン屋根の修理方法がわかり、穴やサビ、雨漏りなどのトラブルをスッキリ解決できるでしょう。
トタン屋根の修理方法
トタン屋根の修理方法には、おもに以下の4種類があります。
どのような不具合にどの方法が適切なのかを解説していきます。
塗装をし直す
トタン屋根表面の劣化程度であれば、塗装をし直すことで修理ができます。
以下のような症状がある場合には、トタン屋根の塗装を検討しましょう。
- サビが発生している
- 塗装が色あせている
- 塗装がはがれている
- チョーキング現象(塗装表面に白い粉が付く現象)が起きている
トタン屋根は金属でできているので、腐食を防ぐために表面に塗装が施されています。
この塗料は、経年によって劣化してきます。
劣化して塗装がはがれた部分に水が触れると、金属が腐食してサビが発生するのです。
再塗装をするときにはワイヤーブラシやサンドペーパーなどを使ってサビや劣化した塗装を落とし、その上に塗料を塗ります。
再塗装をすることでトタン屋根の見た目がよくなり、防水機能も回復します。
トタン屋根は他の屋根材に比べて、劣化しやすいのがデメリットです。
長持ちさせるためには、10年程度を目安に定期的な塗装のメンテナンスをおすすめします。
サビが進行している場合は穴が開いていたり、屋根材自体がもろくなったりしているおそれもあります。
その場合は塗装だけではなく、次にご紹介する補修や葺き替えなどが必要です。
破損箇所を補修する
トタン屋根表面が破損している場合には、穴をふさいだり部分的に交換したりといった補修が必要です。
補修が必要なのは、以下のような状況です。
- 穴が開いている
- ヒビ割れがある
- めくれやはがれがある
これらの症状は、サビの進行、飛来物の衝突、強風、トタン板を固定している釘の劣化などで起こります。
トタン屋根の部分補修には以下のような方法があります。
- 防水テープやパテ、シーリング材で穴をふさぐ
- トタン板を部分的に張り替える
方法や施工範囲によって費用は変わりますが、このあとご紹介する全体的な修理よりも安く済むことが多いです。
トタン屋根修理の際には、まずは部分補修で対応できないか検討してみましょう。
重ね葺き(カバー工法)をする
重ね葺き(カバー工法)は、既存の屋根の上に新しい屋根をかぶせて設置する修理方法です。
トタン屋根の広範囲にサビが発生している場合など、部分補修では修理が難しいときに有効です。
屋根が二重になることで、断熱性や防音性がよくなるメリットもあります。
ただし、屋根の傷みが激しい場合は重ね葺きができないこともあります。
その場合は、次にご紹介する葺き替えを検討しましょう。
カバー工法の内容や注意点は、以下の記事でより詳しく解説しています。
葺き替えをする
葺き替えは、既存の屋根材を撤去して新しく屋根を設置する修理方法です。
屋根の下地まで傷んでいるおそれがあるときには、重ね葺きではなく葺き替えが必要です。
葺き替えでは既存の屋根材を撤去するので、下地の傷んでいる箇所を確認、補修できます。
トタン屋根の葺き替えをしたほうがよいのは、以下のような場合です。
- 広範囲に穴や崩れがある
- 雨漏りしている
- 設置から20年以上経過している
トタン屋根にたくさんの穴が開いていて室内に雨漏りが発生しているようなときには、下地も水濡れによって傷んでいると考えたほうがよいでしょう。
また、トタン屋根の耐用年数は約10年~30年程度といわれています。
そのため、20年程度経過している場合は葺き替えを視野に入れて点検をしたほうがよい時期といえます。
トタン屋根の葺き替えや重ね葺きで使う屋根材は、基本的にトタンかガルバリウム鋼板に限られます。
瓦やスレートなどの他の屋根材は、トタンよりも重いからです。
屋根が重くなると地震のときに揺れが大きくなるので、十分な耐震性を保てなくなるおそれがあります。
違う屋根材にしたいなら、トタン屋根と同様に軽量な金属屋根で、よりサビにくい特徴があるガルバリウム鋼板がおすすめです。
葺き替えの内容は、以下の記事でも解説しています。
トタン屋根修理の費用相場
トタン屋根の修理を業者に依頼したときにかかる費用の目安は、以下のとおりです。
作業内容 | 費用相場 |
---|---|
塗装 | 10万円~80万円程度 |
シーリング補修 | 2万円~6万円程度 |
屋根材の部分修理 | 5,000円~35万円程度 |
カバー工法 | 50万円~350万円程度 |
葺き替え | 90万円~400万円程度 |
※弊社加盟店(屋根修理業者)13社へのアンケートの回答から算出
※一般的な2階建ての建物での、足場代を含めた総額
調査期間:2023年10月27日~2023年10月29日
これらの料金は、あくまで目安です。
屋根修理の費用は、劣化の度合いや施工する範囲などによって大きく変動します。
実際の料金を確認したい場合は、一度業者に見積りを取るのが確実です。
屋根修理の費用相場は、以下の記事でも詳しく解説しています。
トタン屋根修理の費用を抑える方法
トタン屋根修理にかかる費用をできるだけ抑えたいときは、以下の3つの方法を検討してみましょう。
それぞれどのような方法なのか解説します。
火災保険を使う
台風や飛来物の衝突など、予期せぬ事故によってトタン屋根の修理が必要になった場合には、火災保険が使える可能性があります。
火災保険は、自然災害などによって住宅が損害を受けたときに保険金を受け取れる保険です。
発生した損害が、加入している保険の補償内容にあてはまる場合は、保険会社に連絡をしてみましょう。
ただし、経年劣化による不具合など、原因によっては火災保険が適用できないこともあります。
以下の記事では火災保険の適用条件や申請方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
施工保証を使う
今のトタン屋根を施工した業者の保証期間内ではないか確認してみましょう。
住宅や屋根の工事をおこなう業者では、施工に対して数年間の保証を付けていることがあります。
もしも保証期間内に不具合が発生した場合、無償で修理などの対応をしてもらえる可能性があります。
施工業者の保証内容を確認し、期間内であれば業者に連絡してみましょう。
ただし、不具合の原因が自然災害や経年劣化など業者に責任がない場合は、保証の対象外になることもあります。
保証の適用条件は業者ごとに違うので、あわせて確認しましょう。
相見積りをする
複数の業者から見積りを取り、料金を比較しましょう。
同じ作業でも、業者ごとに料金設定に違いがあります。
業者が提示した見積りを比較すれば、よりお得な業者を選択できます。
相見積りをするときには、見積りが無料かを確認しましょう。
見積りに料金がかかる業者で相見積りをすると、その分費用がかさんでしまいます。
見積りを依頼する業者の選び方は、このあとのトタン屋根修理業者の選び方でも解説しています。
当サイト雨漏り修理110番では、トタン屋根の修理に対応している業者をご紹介しています。
「どこの業者に頼めばいいのかわからない」
「業者探しが面倒」
といったときには、ぜひご活用ください。
調査・見積りは無料で対応しています。※
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ぜひお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
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トタン屋根修理を自分でするのは危険
基本的に、トタン屋根の修理を自分ですることはおすすめできません。
作業にともなう危険性が高いからです。
防水テープやシーリング材を使った補修は、作業自体は比較的簡単です。
自分で修理ができれば、業者に頼むのに比べて費用も安く済みます。
しかし、屋根修理の作業には以下のような危険があります。
事故を招かないためにも、それぞれ確認しておきましょう。
転落のおそれがある
屋根に上っての高所作業では、転落によって大ケガをする危険があります。
トタン屋根の上は傾斜があって足元が不安定です。
バランスを崩して転倒すれば、そのまま転がり落ちてしまうおそれがあり非常に危険です。
屋根は1階でも3m以上の高さがあり、そこから転落すれば最悪は命を落とすおそれもあります。
プロは屋根上での作業時には基本的に足場を設置し、転落事故を防いでいます。
一般の方がこのような万全の安全対策をするのは難しいので、屋根修理はプロにお任せするのが安心です。
屋根材を破損するおそれがある
トタン屋根の上に乗ると、へこませたり穴を開けてしまったりするおそれがあります。
トタン屋根は厚みが0.35mm程度と非常に薄いので、1ヵ所に力がかかるとへこみやすいです。
また、サビなどでもろくなっている箇所を踏むと、崩れて穴を開けてしまうおそれもあります。
トタン屋根の構造を熟知しているプロは、土台のある部分を歩くなどしてへこみや踏み抜きを防いでいます。
補修が必要な箇所を広げてしまわないためにも、プロにお任せしましょう。
トタン屋根修理業者の選び方
トタン屋根の修理は、以下のような業者に依頼できます。
- 屋根工事業者
- ハウスメーカー
- 工務店
- リフォーム会社
- ホームセンター
このような業者から2~3社程度を選び、相見積りをするのがおすすめです。
業者を選ぶときには、以下の条件にあてはまるかチェックしてみましょう。
- 調査・見積りに無料で対応している
- 明瞭な料金設定を公開している
- 保証やアフターサービスが充実している
- 屋根工事や雨漏り修理に関する資格を持っている
業者選びのポイントは、以下の記事でもより詳しく解説しています。
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といった場合は、当サイト雨漏り修理110番にご相談ください。
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まとめ
トタン屋根は、以下のような方法で修理ができます。
- 塗装をし直す
- 破損箇所を補修する
- 重ね葺き(カバー工法)をする
- 葺き替えをする
軽度な劣化であれば、塗装や部分補修で対応できます。
劣化の範囲が広い場合は重ね葺き(カバー工法)、下地まで傷みがある場合は葺き替えが必要です。
トタン屋根修理の費用は、火災保険や業者の保証を使えば安く抑えられる可能性があります。
また、相見積りをして比較検討すれば、より料金やサービスのよい業者を見つけられるでしょう。
業者探しの際には、当サイト雨漏り修理110番のサービスもぜひご活用ください。
トタン屋根修理に対応できる業者をご紹介します。
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