「雨漏り診断士ってどんな資格?」
「雨漏りの調査や修理は、雨漏り診断士がいる業者に依頼しなきゃダメなの?」
雨漏り診断士は『雨漏りを適正に診断する知識を持つことを証明する資格』です。
雨漏り診断士が在籍するかどうかは、業者の対応力を測る基準のひとつになります。
当記事では雨漏り診断士の有用性をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
雨漏り診断士とは雨漏りを正しく診断するプロ
雨漏り診断士とは、2006年設立のNPO法人「雨漏り診断士協会」から認められた資格者のことです。
認定試験の内容は次の通りです。
出典:NPO法人 雨漏り診断士協会|雨漏り診断士認定試験(最終閲覧日:2023年12月22日)
- 建物の基礎知識
- 雨仕舞いの基礎知識
- 防水・塗装の基礎知識
- 雨漏り診断の基礎知識
- 雨漏り診断の実例・実務
このような基礎知識・実例データ・実務経験などをもとに、原因が多岐にわたる雨漏りを正しく診断するのが雨漏り診断士です。
雨漏り診断士は国家資格でなく民間資格
雨漏り診断士はNPO法人による民間資格であり、一級建築士のような国家資格ではありません。
そのため設立当初は未取得の業者が多数派でしたが、近年は徐々に需要が高まりつつあります。
需要が高まったおもな理由は、雨漏り原因が年々複雑化するなかで、どのような状況でも適正に診断できる専門家が必要になったためです。
雨漏りの原因や近年の住宅トラブルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
雨漏り診断士の役割は「公正な調査」
雨漏りの原因には建築段階での施工不備、修理業者の判断ミス、リフォームの弊害なども含まれます。
そのため、あらゆるケースで公正な立場から、雨漏り修理の専門家として調査をおこなう役割が求められるようになりました。
依頼側にとっては、雨漏り診断士の資格の有無が業者選びの判断材料として役立ちます。
それまで高い専門性を持ちながら証明する手段がなかった業者側にとっても、雨漏り診断士の資格は有益です。
また、雨漏り診断士協会は定期的な講習会を設けて資格者の情報を更新していく役割も担っています。
資格者は合格以降も、変化し続ける住宅事情と雨漏り被害への対応力を向上させていけるのです。
雨漏り診断士と雨漏り鑑定士の違い
雨漏り鑑定士とは、一般社団法人「雨漏り鑑定士協会」に認められた資格者のことです。
2018年設立の民間資格であり、雨漏り診断士よりもさらに新しい資格となります。
雨漏り鑑定士の試験内容は次のとおりです。
雨漏り鑑定士認定試験は、適正な雨漏り鑑定の方法を身につけ、あるいは雨漏りトラブルを未然に防ぐ知識と技量を有するかを判定するものです。
出典:一般社団法人 雨漏り鑑定士協会|雨漏り鑑定士試験について(最終閲覧日:2023年12月22日)
試験は、建築工事およびリフォーム工事などに携わる人を対象として構成され、建物の基礎知識、雨漏り鑑定の実務、関連法規などから出題されます。
雨漏り診断士や雨漏り鑑定士に似た資格は、他にも複数あります。
建築工事と雨漏り修理に関する専門知識を得られる点は共通していますが、現時点ではいずれも民間資格に留まっているようです。
民間資格は国家資格ほどの厳しい取得条件を持つものではありません。そのため、依頼時は「雨漏り系の資格を持っているから優良業者」ととらえるのではなく、あくまで業者選びの基準のひとつと考えるのが正解です。
雨漏り修理業者の選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
雨漏り診断士による対応をお望みなら雨漏り修理110番にご相談ください
雨漏り診断士の資格は、業者の専門性の高さを知る目安のひとつです。
「雨漏り診断士がいて、保証内容も手厚い業者に依頼したい」
「火災保険を使える業者でないと困る」
このような条件にピッタリで、さらにお住まいのエリアで評判のよい業者を探すとなると、「何社に問い合わせればいいの?」と途方に暮れてしまいますよね。
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