防水工事業者を選ぶ際、ランキングを参考にして選ぶのも方法のひとつです。
しかし、ランキングに選ばれていなくても、高品質なサービスを提供している業者は数多くいます。
そこで、防水工事業者の選び方のポイントをご紹介します。
この記事を読めば、安心して任せられる防水工事業者がすぐに見つかるはずです。
防水工事業者を選ぶ4つのポイント
防水工事業者を選ぶときは、これからご紹介する4つのポイントを押さえてください。
防水工事が可能な業者の特徴を知る
防水工事が可能な業者は、「防水専門業者」「塗装業者」「ハウスメーカー」「リフォーム業者」の4つがあります。
以下にそれぞれの特徴をまとめましたので参考にしてみてください。
- 防水専門業者
-
さまざまな場所の防水工事に対応可能防水工事の知識に長けている業者が多い
- 塗装業者
-
塗料系の防水工事を低価格でおこなえる塗料以外の防水工事は対象外
- ハウスメーカー
-
防水工事後の保守管理を定期的におこなう施工費用が高くなりがち
- リフォーム業者
-
防水工事以外のリフォームも対応施工費用が高くなりがち
このようにそれぞれの業者に違ったよさがあります。
施工費用の面を考えるなら、防水専門業者か塗装業者のいずれかから依頼する業者を選ぶのがおすすめ。
ハウスメーカーとリフォーム業者は、その会社が施工をおこなうのではなく、下請けの仲介として依頼を受け付けています。
そのため、業者に依頼する料金のほかに、仲介としたハウスメーカーやリフォーム業者の仲介料金を払う必要があるため費用が高くなりがちなのです。
施工後のアフターフォローを確認する
防水工事業者を選ぶときは、施工後のアフターフォローを何年対応してくれるかしっかりと確認しましょう。
防水工事で施工してもらう防水層は施工後も10年近くお世話になるものなので、年単位でフォローしてくれる業者が安心なのです。
また、アフターフォローの内容も確認することが大切。
定期的なメンテナンスや塗装直しをしてくれるか、万が一施工不良があったときに対応してもらえるかがよい業者選びのポイントとなります。
業者の実績に注目する
施工技術と実績の高い施工業者を検討しましょう。
防水工事は、施工を依頼する業者によって仕上がりのよさに大きく違いがでてきます。
仕上がりが悪いとうまく防水機能を維持できず、劣化も早くなるおそれがあるのです。
その業者の施工技術の高さを確認するなら、その業者がホームページなどで実績を公開していればそれを確認するのが一番です。
そのほか創業年数や、防水工事に関する資格の有無も技術や実績をはかる判断材料になります。
相見積りを依頼する
防水工事業者に施工を依頼したい場合は、少なくとも2~3社は相見積りを取るようにしましょう。
よさそうな業者1つをチェックするのではなく、候補先を複数つくってそのなかからベストな業者を選ぶことが大切です。
こうすることで、自身の希望通りの施工をしてもらえる業者に依頼しやすくなり、施工後に後悔するリスクを減らすことができます。
また、見積りを取るときは、値段の提示より先に施工現場の現地調査から始まります。
そのため、調査している様子を確認して、業者の対応のよさや施工の丁寧さについてある程度判断することも可能です。
業者によっては現地調査に費用がかかるケースもあるので、依頼する前に確認しておきましょう。
見積りについては、「防水工事にかかる費用の内訳を解説 」で詳しく解説しているので、気になる方はそちらをご覧ください。
なお、当サイト雨漏り修理110番であれば、現地調査から見積りまでを無料でおこなえる業者に依頼することも可能※。
さらに、アフターフォロー万全な業者もご紹介できるため、相見積り先の1社として最適です。
もし業者選びにお困りでしたら、雨漏り修理110番にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
※1 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
防水工事ごとの費用相場や耐用年数の違い
防水工事業者を選ぶ前に、施工をしてもらう防水層にも注目してみましょう。
業者選びと同じく防水層選びも重要なので、特徴を比較して最適なものを選ぶことが大切。
以下に、各防水層の費用相場や耐用年数などの特徴についてまとめました。
各防水層の特徴
- ウレタン防水
-
- 特徴
-
継ぎ目なく仕上がりやすい劣化しやすいため管理が重要
- 費用(1㎡)
-
3,000~6,000円
- 耐用年数
-
10~13年
- アスファルト防水
-
- 特徴
-
防水機能と耐久性が高い施工費用が高い
- 費用(1㎡)
-
6,000~8,000円
- 耐用年数
-
15~20年
- シート防水
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- 特徴
-
費用が安くて長持ち複雑な地形は施工不可
- 費用(1㎡)
-
4,000~7,000円
- 耐用年数
-
12~15年
- FRP防水
-
- 特徴
-
軽量で硬く、工期が短い紫外線にやや弱め
- 費用(1㎡)
-
6,000~8,000円
- 耐用年数
-
10~13年
もし防水層を長い間利用したいと考えるなら、耐用年数を考慮することが重要。
防水層における耐用年数とは、防水機能をしっかりと維持できる期間です。
初期費用の安さを考えるならウレタン防水がおすすめですが、耐用年数も考慮するならシート防水またはアスファルト防水のほうがコストパフォーマンスが高いといえます。
また、FRP防水は硬い材質のためスレ傷が起きにくく、人通りが多いベランダに向いています。
防水工事をおこなう場所も考えておくと、最適な防水層を選びやすいです。
防水工事にかかる費用の内訳
防水工事にかかる費用の内訳は、屋根(屋上)またはベランダのどちらで施工するかによって内訳が変わります。
業者から渡された見積書を確認するときは、必要な費用についてしっかりと書かれているか、相場から大きくずれていないかをチェックしてみてください。
ここでは、防水工事費用の内訳について解説します。
屋根・屋上の防水工事費用の内訳と相場
屋根・屋上の防水工事は、危険な高所作業を必要とします。
そのため、ベランダよりも費用の項目が多く、費用相場が高くなりやすいのです。
また、屋上の場合は脱気筒(だっきとう)という、防水層がゆがむことを防ぐ設備の設置が必要となります。
屋根・屋上防水工事の代表的な費用内訳
内訳 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
防水層の 費用 | 防水層の 相場による | 防水層の 材料費 |
高圧洗浄 | 200~500円(㎡) | 洗浄機に よる掃除 |
下地処理・ 補修 | 500~ 2,000円(㎡) | 仕上がりを よくする 作業 |
排水口の 設置 | 1万~2万円(1個) | 排水する 設備を 取り付け |
脱気筒の 設置 | 1万~2万円(1個) | 屋上の 場合に必要 となる |
廃材の 運搬・ 処分 | 1万~5万円 | 廃材がない 場合は不要 |
人件費 | 1万~5万円 | 作業にかかる費用 |
足場費用 | 500~ 1,500円(㎡) | 安定した 作業のために必要 |
ベランダの防水工事費用の内訳と相場
ベランダの防水工事は屋上ほど高い費用がかからないケースが多いです。
場合によっては足場費用などが追加でかかることもありますが、基本的には以下の内訳で費用がかかってきます。
ベランダ防水工事の代表的な費用内訳
内訳 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
防水層の 費用 | 防水層の 相場による | 防水層の 材料費 |
高圧洗浄 | 200~300円(㎡) | 洗浄機 による 掃除 |
下地処理・ 補修 | 200~300円(㎡) | 仕上がりを よくする 作業 |
排水口の 設置 | 1万~ 1万5千円 (1個) | 排水する 設備を 取り付け |
廃材の 運搬・ 処分 | 1万~3万円 | 廃材がない 場合は不要 |
人件費 | 1万~3万円 | 作業に かかる費用 |
実際に費用は施工範囲や状況、業者の料金設定によって変動します。
正確な費用を知りたいときには、業者に現場を見てもらったうえで見積りを作成してもらいましょう。