「庇(ひさし)が壊れて雨漏りしてきた!」
「庇にコケやシミが……これって雨漏りのせい?」
庇から雨漏りする原因はおもに以下のことが挙げられます。
- 庇・外壁内部(防水シートなど)の劣化・施工不良
- 庇と外壁の境目(取り合い部分)の破損・劣化
- 屋根材そのものの破損・劣化
庇は普通の屋根よりも勾配(傾斜)が小さいことが多く、簡素な造りになっています。
かつ、設置場所の関係上雨水にもさらされやすく、雨漏りを引き起こしやすいのです。
もし庇周辺からの雨漏りが気になった方は、早めに点検・修理してしまいましょう! この記事では、そんな庇の雨漏りへの対処法や注意点、修理費用の相場を解説します。
庇の雨漏りを食い止める方法
「とりあえず庇の雨漏りを止めたい!」というときは、「コーキング(シーリング)剤で補修する方法」か「防水テープでキズ・穴を補修する方法」がオススメです。
軽微な損傷なら、これで雨漏りを食い止められることもありますよ。
ただし、根本的な解決策ではありません。
「業者に修理依頼するまでの一時しのぎ」としてとらえておきましょう。
応急処置作業は庇にのぼったり、脚立を使ったりする関係上高所作業となるため、どうしても転落事故の危険をともないます。
ヘルメットなどの安全装備は確実に用意し、また緊急時のために必ず複数人で作業してください。
庇は屋根より低いとはいえ、転落すればケガでは済まないことも。
少しでも作業に不安のある方は、無理せず修理業者への相談・依頼をオススメします。
☆作業が不安な方は⇒後述「庇の雨漏り修理費用の相場」 へ!
庇をコーキング(シーリング)剤で補修する
庇の近くから雨漏りが発生している場合は、庇のまわりのコーキング(シーリング)を確認してみましょう。
劣化してすき間があいていると雨漏りの原因になりますので、しっかり埋めておく必要があります。
- マスキングテープ
- コーキング(シーリング)剤
- コーキングガン(銃に似たコーキングを出すための道具)
- コーキング剤用のプライマー(下塗り用の塗料)
- ハケとヘラ
- 古いコーキング剤を剥がす
- その周辺を軽く洗浄し、乾くまで待つ
- 補修場所周辺をマスキングテープで保護する
- 補修場所にハケでプライマーを塗る
- その上からコーキング剤をつめていく
- ある程度充填したら、ヘラを使ってコーキングをならす
- コーキング剤が固まる前にマスキングテープを除去する
コーキングの詳しい手順はこちらをご覧ください。
庇のキズ・穴を防水テープで補修する
庇の屋根材そのものに穴があいている場合は、市販の防水テープ(約500円~)を使ってふさいでおきましょう。
テープを貼る際は端の方が剥がれたり、ゴミや気泡が入ったりしないよう気を付けつつ、ピッタリ貼り付けるのがポイントです。
防水テープを使うこの方法は簡単なようですが、以下のようなコツ・注意点もあります。
- テープを貼る周辺の塗装は剥がす
- テープを貼る周辺をキレイに掃除する
塗装や汚れが残っていると、防水テープが上手く貼り付かなくなることも……。
こうなるとテープを貼る意味がありません。
塗装はやすりなど、掃除は洗剤や雑巾などを使って、しっかりキレイにしておきましょう。
庇の修理は業者に相談する
庇の根本的な修理をおこないたいなら、業者に依頼しましょう。
庇の近くから雨漏りするときには、外壁の防水シートに不具合があったり、庇そのものがかなり劣化していたりするかもしれません。
このような場合は、一度庇全体や外壁ごと点検・修理しなければならないことも多いです。
高所の作業でも安全におこない、迅速に原因究明・解決してくれるプロは頼もしい存在です。
庇の劣化や雨漏りがあるときには、雨漏り修理業者に原因を調査してもらうのがおすすめです。
早めに対処すれば庇の修理費用を抑えられる
庇の修理費用を抑えたいなら、早めの対処をおすすめします。
庇の雨漏り修理費用の相場は1万円~30万円ほど。
この価格が絞り切れない理由は、「庇からの雨漏りの原因が非常に幅広い」ことにあります。
例えば、部分的な補修でよければ修理相場は数万円だとしても、庇全体や外壁内部が劣化している場合は10万円を超える金額になることも……。
正確な費用に関しては、プロであっても一度現場を見てみなければわからないことが大半です。
確かなことは、雨漏りは始まってしまえば勝手には直らず、日に日に悪化していくということ。
悪化すればするほど、その修理費用はかさみます。
今現在、庇から雨漏りが発生していたり、もしくはその予兆を感じていたりするなら、今がまさに修理依頼のタイミングです。
もし悩んでいるなら、早めに調査・見積りしてもらうことをおすすめします!
しかし、「どこに依頼しよう……」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、ぜひ雨漏り修理110番の無料相談窓口のご利用をご検討ください。
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