「屋根修理をしたいけど詐欺が心配……悪徳業者ってどう見分けるの?」
「知らない業者から突然『屋根が壊れている』と言われたけど、これって本当?」
信頼できない業者を見分けるには、まずはその手口を知ることが大切です。
例えば「見知らぬ業者から飛び込みで屋根修理を提案された」というときは、詐欺の疑いがあります。
なぜなら、一般的な屋根修理業者はいきなり訪問したり、電話したりすることは少ないからです。
これはあくまで代表的な例ですが、これ以外にも屋根修理の詐欺手口は存在します。
屋根工事の点検商法に関する相談は増えているため注意しなければいけません。
参考:国民生活センター|屋根工事の点検商法のトラブルが増えています-典型的な勧誘トークを知っておくことで防げます!-(最終閲覧日:2024年5月31日)
この記事では、屋根修理詐欺の手口から、信頼できる業者の選び方まで詳しく解説していきます!
悪徳業者が使いがちな屋根修理詐欺の4つの手口
屋根修理の詐欺手口は、「不要な不安をあおる」「過度に無料・値引きを強調する」などして、言葉巧みに契約を急かす手法が一般的です。
例えば、以下のような業者には注意が必要です。
- 飛び込み営業で不安をあおる
- 工事前に費用の全額支払いをさせる
- 「火災保険で無料になる」とまくしたてる
- 値引きや格安といって契約を急かす
ここでは、それぞれのくわしい手口の内容や対処法を解説していきます。
屋根修理詐欺の手法を知って、被害を防ぎましょう。
当てはまるからといって、必ずしも悪徳業者というわけではありません。
あくまで代表的な手口という認識で覚えておきましょう。
詐欺手口1:飛び込み営業で不安をあおる
突然の訪問や電話で営業をかける業者のなかには、屋根修理詐欺をはたらこうとする業者もいます。
そんな悪い業者は、いきなりやってきて以下のような文言を用いるケースが多いです。
- 「屋根が割れていますよ・ズレていますよ・塗装が剥がれていますよ」
- 「近所の屋根修理中にお宅の屋根が気になりまして、ついでに修理しますよ」
- 「自分はハウスメーカー・大手建築会社のもので、定期無料点検に来ました」
- 「屋根の劣化がひどいです。このままだと雨漏りしてしまいますよ」
- 「今契約してもらえれば大幅に金額値引きします」
このような業者が訪問して「無料点検」だといわれても、絶対にその場で契約を決めたり、屋根にのぼらせたりしてはいけません。
仮に証拠の写真を見せてきても、別の家の屋根を撮った「偽写真」かもしれません。
最悪の場合、「屋根を自分でたたき壊して、その写真を撮って見せた」「勝手に屋根修理され、いきなりそのお金を請求された」などという事例もあります。
訪問系の業者が必ずしも悪徳というわけではないですが、信頼性の面でいえばリスクが高いことは事実です。
そのため、信頼できそうでもその場で調査や依頼を決めないことが大切です。
たとえメーカーや大手建築会社を名乗った場合でも、日を改めて検討するようにしましょう。
しつこいときは、「もう知り合いの業者に相談している」「別の業者にも見てもらう」などといって追い返しましょう。
それでも無理に屋根にのぼろうとする場合は『住居不法侵入』の罪に当たります。
ここは警察の名を出して追い返すとよいですね。
詐欺手口2:工事前に費用の全額支払いをさせる
「屋根修理の費用全額を作業前に要求され、そのまま音信不通に……」
このような被害事例もあります。
これは事前にお金だけもらってそのまま持ち逃げする詐欺手口です。
屋根修理の費用の支払い方法として、「工事の前と後で半分ずつ払う」という方法はあります。
しかし「全額」はめったにありません。
仮にこちらから依頼した場合も、「いつ代金を支払うのか」という点に関してはしっかりすり合わせましょう。
詐欺手口3:「火災保険で無料になる」とまくしたてる
「火災保険を使えば無料になります!」などと、やけに無料や格安を強調してくる業者は少し注意が必要です。
なぜなら、火災保険を使っても修理費用が0円になるとは限らないからです。
火災保険でいくら支払われるかは、契約している保険の内容で異なります。
また、火災保険は業者が使えるかどうか判断するものではなく、保険会社の鑑定人がOKを出して初めて支払われるものです。
そのため、無料になると聞いて契約したのに、保険が下りない・下りても少額だった、なんてことも……。
「火災保険が使えるかもしれません」と提案してくれること自体は問題ないでしょう。
しかし「それで無料になるので今すぐ契約を!」と急かす業者は信用しかねます。
不安な場合はまず、「火災保険が使えるかどうか・いくら支払われるかが確定してから契約したい」という旨を伝えましょう。
保険会社の話を聞く前に契約を迫る業者とは、その場で契約する必要はありません。
詐欺手口4:値引きや格安といって契約を急かす
「格安でやります!」「値引きします!」「キャンペーン中です!」といってその場での契約を急かす業者にも注意が必要です。
なぜなら、その値引き金額が本当の適正価格かどうかわからないからです。
例えば本来100万円でできる屋根修理を「もともと200万円の工事を50万円値引きでやります!」といってお得感を出す、といった手口があります。
また、あとから「追加費用が必要になった」と伝えて費用を吊り上げる手口もあります。
これを防ぐためには、その場で契約しないだけでなく、以下の2点を確認しておくことが大切です。
- 費用は相場を大きく超えていないか
- 見積り以上の追加料金はかからないか
このような見積りや契約に関してはしっかり「書面」で残しましょう。
屋根修理の契約において口頭での約束は無意味です。
言った、言わないの議論になると分が悪くなるため、徹底して書面に残しておきましょう。
※1 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
屋根修理詐欺に遭わないための対策
屋根修理詐欺への対策を理解しておくことで、いざ押し売りをされた場合でも冷静に対処できるようになります。
以下の3つの方法で対策しましょう。
- 一人で決断しない
-
悪徳業者は相手に冷静な判断をさせずに契約させる手口を使います。
契約をするかどうかは一人で決めずに、友人や家族などに相談してから落ち着いて決断しましょう。 - 業者の話に付き合わない
-
怪しいと思った段階で話に付き合わないのが大切です。
早々に断って話に付き合わないようにしましょう。 - 他の業者にも屋根を見てもらう
-
他の業者にも屋根を見てもらうことで、本当に修理が必要か、費用が高すぎないかを把握できます。
見積りを複数取ることで、より詳細に業者同士を比較できます。
屋根修理詐欺に遭ってしまったときはクーリングオフ
クーリングオフとは、業者との契約後でもそれを解除し、場合によっては返金も要求できる救済制度です。
おもに個人契約かつ業者の事務所ではない場所(訪問販売や電話勧誘など)での販売による契約に適用できます。
多くの場合は契約日から8日以内の申請が必要ですが、そもそも契約そのものに問題があればそれ以降でも申請可能になることもあります。
例えば、書面にクーリングオフに関する説明が書いていなかった場合、この期限はなくなります。
クーリングオフの申請方法
クーリングオフの申請は書面で業者に通知書を送るという方法でおこないます。
これは電磁的記録(電子メール、USBメモリ、専用フォーム等)かはがきかで選べますが、書く内容はほぼ同じです。
- 『契約を解除する』という旨の文言
- 「本書をもって、貴社と交わした以下の契約を解除いたします」など
- 契約した年月日
- 施工した工事名
- 工事会社の名前
- 支払った施工金額と返却期限
- 送付する日付
- 契約者の住所・氏名
※内容証明の場合は、自分・業者・郵便局に合わせて3枚用意しておきましょう。
参考:国民生活センター|クーリング・オフ(最終閲覧日:2024年5月31日)
とはいえ、クーリングオフの申請は書き方のルールなどなど、ややこしい点も多いです。
実際の書類作成の際は悩むことも多いので、お住まいの地域の消費者センターに相談しながら申請を進めましょう。
屋根修理の相談なら「住まいるダイヤル」もおすすめ
住まいるダイヤルとは、公益財団法人である住宅リフォーム・紛争処理支援センターが運営する住まいの相談窓口です。
クーリングオフなど契約関連のトラブルはもちろん、契約前の見積りチェックなども第三者的な公平な目線でおこなってくれます。
信頼できる屋根修理業者に依頼するためのコツ
より信頼できる業者を選びたいなら、複数の業者に相談し、費用や対応を比較することが大切です。
複数の業者で見積りを取れば、費用や対応の違いがよくわかり、納得のいく業者選びができるでしょう。
最低でも2~3社の話を聞いて比較すると安心です。
その際、注目するとよいポイントを3点解説します。
業者の実績や口コミを確認する
まずは業者のホームページなどを見て、屋根修理の実績があるかを確認しましょう。
できれば地元企業のほうが対応も早く、出張費なども安くなる傾向にあるのでおすすめです。
口コミの多さや内容も見てみましょう。
口コミは主観的な意見が多いため鵜呑みにはできませんが、参考になることもあります。
アフターフォローの有無を確認する
「一度修理してもらったのにまたすぐに雨漏りが……」なんてことにならないよう、アフターフォローの有無を確認しておきましょう。
アフターフォローが何年間あるか、どんな原因で再発した場合に適用されるかは、業者によって異なります。
この点も依頼前や現地見積り時に確認して、認識の相違がないようにしましょう。
対応の丁寧さを確認する
実際に会ったときの対応のよさも判断基準になります。
費用の安さ・対応の納得感はもちろん、以下のような基準で業者の対応を確認しておきましょう。
- 依頼後の現地調査では、しっかり屋根にのぼって見てくれるか
- 調査後は写真などを使い、わかりやすく症状や施工内容を解説してくれるか
- 無理に契約を急かさないか
屋根修理業者の選び方やおすすめの業者は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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