室内アンテナおすすめ7選！使える地域の見分け方と置き方のコツを解説

「室内アンテナが欲しいけど、どれも同じに見える……」
「室内アンテナを使ってみたいけど、ちゃんと映るか不安」

室内アンテナは小型の地デジ用アンテナです。
価格は4千円ほどで、アンテナのないご家庭やテレビコンセントのない部屋でもテレビが楽しめます。

しかし室内アンテナは国内外から数多く販売されており、選ぶのがむずかしいですよね。

そこでこの記事では、通販サイトで買えるおすすめの室内アンテナから室内アンテナを簡単に選ぶコツまで、室内アンテナの情報をまとめてご紹介します。

この記事を読めば、室内アンテナ選びにもう迷うことはありません。
小型でちゃんと使える室内アンテナをご自宅に設置できます。

ぜひあなたにぴったりの室内アンテナを見つけて、テレビライフを楽しんでください！

室内アンテナの人気商品7選

Amazon、楽天市場、ヨドバシカメラ、Yahoo！ショッピング、au PAY マーケットの人気インターネットショッピングサイト5社90商品を調べてわかった人気の室内アンテナをご紹介します！

室内アンテナは国内外問わずさまざまなメーカーから販売されており、選択肢が多いぶん選ぶのが大変ですよね。

そこで今回は人気通販サイトの5サイトに掲載されている室内アンテナのなかから、説明書とメーカー保証が付いている国内メーカーの製品だけをピックアップしました。

室内アンテナは色違いなど姉妹品が多いので、今回はシリーズに分けてご紹介します。
ぜひお気に入りの1商品を見つけてください。

※調査日：2022年11月25日（詳細は別ページに記載）

DXアンテナ US10シリーズ

メーカー	DXアンテナ
型番	US10KB、US10WB
本体平均価格	2,043円(税込)
色	ブラック、ホワイト
重さ	130g
本体の大きさ	高さ122×横100×奥行100mm
ケーブル	1.5m
ブースター	US120A、US120AW

US10シリーズは、室内アンテナのなかでも特に小さなアンテナです。
US10シリーズの大きさは、一般的なCDケース※くらいです。
※高さ約13×横約14cm

室内アンテナの高さは20cmくらいのものが多いため、特に小さなアンテナをお探しならUS10シリーズがよいでしょう。

ただしブースター内蔵タイプのUS120Aはサイズと形がかわり、高さ20cmと少し大きくなります。

マスプロ UTA2シリーズ

メーカー	マスプロ電工
型番	UTA2(S)、UTA2(BK)
本体平均価格	2,857円(税込)
色	ブラック、シルバー
重さ	170g
本体の大きさ	高さ196×横105×奥行71mm
ケーブル	1.5m
ブースター	UTA2B(S)、UTA2B(BK)

UTA2シリーズの高さは20cmと、500mLのペットボトルと同じくらいの高さ※。
薄型でテレビの横に置いても邪魔にならないスマートなデザインです。

※高さ約20cm

ブースター内蔵タイプはUTA2Bシリーズなので、ブースターが欲しい方はUTA2Bシリーズ購入しましょう。

日本アンテナ ARL1シリーズ

メーカー	日本アンテナ
型番	ARL1(W)、ARL1(B)
本体平均価格	3,192円(税込)
色	ブラック、ホワイト
重さ	265g
本体の大きさ	高さ191×横108×奥行66mm
ケーブル	1.5m
ブースター	ARBL1(W)、ARBL1(B)

ARL1の大きさは500mLのペットボトルくらいの大きさです。
薄型でコンパクトサイズ、テレビの横に置いても邪魔になりません。

ブースター内蔵タイプは、ARBL1シリーズです。
ですがARL1は、室内用ブースターを接続しても使えます。

すでに室内用のブースターがある方は、ARL1がおすすめです。

サン電子 IDA-7CBシリーズ

メーカー	サン電子
型番	IDA-7C-IW、IDA-7CB-K、他6種
本体平均価格	3,801円(税込)
色	アイボリーホワイト、ライトブルーなど全8色
重さ	370g
本体の大きさ	高さ207×横149×奥行90mm
ケーブル	1.5m
ブースター	内蔵

IDA-7CBシリーズの特徴は豊富なカラーバリエーションです。

室内アンテナは白や黒の2種類展開がほとんどです。
しかし IDA-7CBシリーズはライトブルーやライトグリーンなど、明るい色も取り扱っています。

インテリアを同じ色で統一している方に、おすすめの室内アンテナです。

日本アンテナ CRA10シリーズ

メーカー	日本アンテナ
型番	CRA10
本体平均価格	3,785円(税込)
色	ホワイト
重さ	170g
本体の大きさ	高さ94.5×横190×奥行55mm
ケーブル	1.5m
ブースター	CRAB10

CRA10シリーズは高さが約9cmと小さめですが、横幅が19cmと横に大きなアンテナです。
500mLのペットボトルを横に倒したぐらいのスペースが必要です。

またCRA10シリーズは、コンセントなしで使用できます。
コンセントの少ないお部屋で使う方にCRA10シリーズはおすすめです。

日本アンテナ UDF85シリーズ

メーカー	日本アンテナ
型番	UDF85
本体平均価格	6,914円(税込)
色	ホワイト
重さ	1800g
本体の大きさ	高さ431×横270×奥行61mm
ケーブル	―
ブースター	UDF85B

UDF85は室内、屋外でも使える大きなアンテナです。
新聞紙1枚の大きさが縦約55×横40cmで、新聞紙1枚を半分に折ったほどの大きさです。

室内ではスタンドで自立、屋外にはベランダや外壁に取り付けられます。
もちろんコンセントは使用しないため、屋外でも好きな場所に設置できます。

ケーブルは付属していないため、設置場所に合わせた長さを購入しましょう。

マスプロ電工 UDF2A

メーカー	マスプロ電工
型番	UDF2A
本体平均価格	5,837円(税込)
色	ブルー
重さ	440g
本体の大きさ	高さ167×横250×奥行90mm
ケーブル	1.8m
ブースター	内蔵

UDF2Aの色は青色のみで、姉妹品もありません。
他の横置きタイプのアンテナよりもやや大きい、横25cmです。

特徴的な青いデザインのため、おしゃれなアンテナをお探しならUDF2Aがおすすめです。

おすすめの室内アンテナは上記の7点ですが、他にもさまざまな商品が販売されています。
そこで次は、室内アンテナの選び方のコツをご紹介します。

室内アンテナを選ぶ3つのコツ

室内アンテナを選ぶコツは以下のとおりです。

室内アンテナは電波の強い地域で使うアンテナで、電波の弱い地域だと使用できません。
そこでご自宅の電波の強さ、いわゆる「電界地域」が重要になります。

ケーブルやブースターについてもあわせて解説します。

なお、室内アンテナはテレビ1台につき1個必要です。

自宅の電界地域を知る

電波の強さは地域によって異なります。
まずはご自宅の電波の強さを調べましょう。

テレビ電波の強さはスカイツリーなどの電波塔に近いほど強いです。
そして電波が強い地域を強電界地域と呼びます。
反対に電波塔から遠いほど弱くなり、電波の弱い地域は弱電界地域と呼びます。

強電界地域なら電波が強いため、小型の室内アンテナでも使える可能性があります。
しかし弱電界地域は電波が弱いので、大型の屋外用アンテナでないと受信できないでしょう。

電界地域の簡単な調べ方は、以下のとおりです。

ただし、強電界地域でも周囲の建物や立地の関係で電波が届きづらい場合があります。
上記は簡易な方法のため、より詳細に調べる際にはアンテナ工事業者などプロに相談しましょう。

では詳しく調べ方を解説します。

都市部か山間部かを確認する

強電界地域は、電波塔や中継局のある都市部に多いです。
例えば230万人が暮らす愛知県名古屋市名古屋駅付近を調べたところ、強電界地域でした。

反対に弱電界地域は、電波塔や中継局から離れた山間部に多いです。
一例として周囲を山に囲まれた長野県郡阿智村付近を調べたところ、弱電界地域でした。

強電界地域:愛知県名古屋駅付近

出典： 一般社団法人放送サービス高度化推進協会A-PAB

赤いマッピングマーク付近で計測。
名古屋駅直結のセントラルタワーズビルに名駅中継局があるので、名古屋駅は中継局のほぼ真下にある。

「電波がどれだけ拾えているか」を示す受信レベルの値は最大で67。
問題なくテレビ番組が視聴できる。

弱電界地域:長野県郡阿智村付近

出典：一般社団法人放送サービス高度化推進協会A-PAB

赤いマッピングマーク付近の建物内で計測。
もっとも近い中継局から30km以上離れている。

電波を拾いやすいベランダに室内アンテナを出しても、受信レベルは0のまま。

長野県阿智村は、大型のアンテナでも電波の受信がむずかしい地域です。
阿智村の村役場では、アンテナで受信できない家庭向けにケーブルテレビの手続きをおこなっているほどです。

上記は一例のため地形や立地によって異なりますが、お住まいの地域が都市部や街中であれば強電界地域のことが多いでしょう。
反対に山間部であれば弱電界地域の可能性が高いでしょう。

ただし都市部でも、ご自宅と電波塔との間を遮るように建物が建っていると、電波が十分届かないことがあります。

そのため都市部の方も、以下の見分け方とあわせて判断するようにしてください。

ワンセグケータイやポータブルテレビで映るかどうか確認

家の中でワンセグケータイやポータブルテレビを起動します。
各部屋に移動しても映像が乱れなければ、ご自宅には十分な電波が届いている可能性が高いです。

パラスタックアンテナがないか確認する

パラスタックアンテナは、電波を受信する力の強い大型の屋外用アンテナです。
もしもご近所にパラスタックアンテナがあれば、お住まいの地域は弱電界地域の可能性が高いでしょう。

以上で電界地域の見分け方の解説を終わります。

ご自宅が強電界地域で十分な電波が届いているなら、室内アンテナが使用できます。
次の選び方に進みましょう。

反対にお住まいの地域が弱電界地域なら、室内アンテナは使用できません。
屋外用のアンテナを設置しましょう。

また今回ご紹介した電界地域の調べ方は簡易的な方法のため、判断がむずかしいケースもあるかと思います。
より詳細なご自宅の電波状況を知りたい方は、アンテナ工事業者に相談しましょう。

電波の強さを調べるには、デジタルレベルチェッカーという計測機器が必要です。
しかしプロが使うデジタルレベルチェッカーの値段は数万円と、4千円ほどの室内アンテナよりも高額です。

電波の受信状況をチェックしてもらえないか、アンテナ工事業者に一度相談してみましょう。

ケーブルの長さを確認する

室内アンテナの設置場所を決めて、ケーブルの長さを確認します。

室内アンテナをテレビのそばに置くなら、ケーブルは長さ1.5mほどのものを選びましょう。

室内アンテナは電波が拾えればどこに置いても特に問題はありませんが、窓際かテレビのそばに置く方が多いようです。

アンテナケーブルの長さは1.5～5mの製品が多い※でしょう。

※2022年11月25日　Amazonのおすすめ室内アンテナのなかから、ペーパータイプと置き型タイプの室内アンテナ計20商品のケーブルの長さを調査した結果。

具体例として、6畳間に設置する際のケーブルの長さの目安は以下のとおりです。

上記のイラストはケーブルの長さに多少余裕を持たせています。

補足ですがアンテナケーブルは、延長コネクタという部品を使えば配線を伸ばせます。
しかしケーブルは長すぎると映りが悪くなりますし、延長コネクタ部分から電波が漏れやすくなるため、アンテナケーブルの延長はおすすめできません。

ケーブルは延長せず、テレビの位置を変えるなどして調節しましょう。

ブースター内蔵タイプを選ぶ

キレイに映るか不安な方はブースター内蔵タイプを選びましょう。

ブースターとは電波増幅器のことです。
電波の弱さが原因でテレビの映りが悪いときは、ブースターの電源を入れると映りがよくなることがあります。

室内アンテナはブースターが内蔵されている製品があるのため、映りに不安がある方はブースター内蔵タイプを選びましょう。

ただしブースターありとなしでは、ブースターなしのほうが安くなります。
例えばブースターなしのUTA2とブースターありのUTA2Bの最安値商品を調査したところ、約1,500円の違い※がありました。

※2022年11月28日時点　Amazon、楽天市場、ヨドバシカメラ、Yahoo！ショッピング、au PAY マーケットのインターネット通販サイト5社の1商品ずつのUTA2、UTA2Bの最安値商品を比較。

少しでも費用を抑えたい場合は、ブースターなしを検討しましょう。

アンテナの選び方がわかったところで、次は設置のポイントをご紹介します。

室内アンテナの感度を上げる設置方法

室内アンテナの設置場所は、電波が届けば窓際でもテレビのそばでもOKです。
しかし立地条件やご自宅内の障害物によっては、なかなか電波が入らないことがあります。

もし映りが悪い場合は以下の方法を試しましょう。

では詳しく見ていきます。

電波塔に近い窓際に置く

ご自宅からもっとも近い電波塔の場所を調べ、電波塔の方角に向いた窓際に室内アンテナを設置しましょう。

テレビの電波は電波塔から発射されています。
そのため電波塔の方角に室内アンテナを向けると、電波を受信しやすくなります。

電波塔の方角は、一般社団法人放送サービス高度化推進協会のサイトで確認しましょう。

また電波は窓から入りやすいため、電波塔の方角の窓際に室内アンテナを設置してください。

障害物のない場所に置く

室内アンテナは、電波の障害物のない場所に置くようにしましょう。

電波は窓ガラスなどたいていの物を通過して、ご自宅の室内アンテナに届きます。
しかし電波は水分に弱く、鉄に跳ね返される性質のため、障害物の多い場所では受信できません。

そこで電波の障害物になる物を片づけたり、障害物がない場所に室内アンテナを設置したり、工夫しましょう。

電波の障害物の一例は以下のとおりです。

電波は窓から入ってくるため、窓と室内アンテナの間に障害物がある場合は移動するか、別の場所にアンテナを設置しましょう。

1階より2階、3階に置く

電波は障害物の少ない高層階のほうが拾いやすいため、高い場所に室内アンテナを設置しましょう。

先ほど「電波には障害物がある」と解説しましたが、じつは停まっている車やご近所の建物も障害物になります。
ですが車や建物は片付けられないため、障害物のない高い場所にアンテナを設置します。

1階よりも2階、2階よりも3階と、できるだけ高い場所に室内アンテナを設置しましょう。

映りが悪いときは受信レベルを見ながら調節

電波が入りやすい場所がどこかわからないときには、アンテナの受信レベル（アンテナレベル）を確認しましょう。

受信レベルとは、アンテナで受け取った電波がどれだけテレビに届いているかを示す値のことです。

室内アンテナをテレビに取り付けて受信レベルを確認し、受信レベルが安定している場所を探せばテレビの映像はキレイに映ります。

受信レベルはたいてい「テレビの設定→放送受信設定→地上デジタル放送」で確認できます。
お使いのテレビによって異なることがあるため、詳しくは取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。

室内アンテナの設置方法の解説は以上です。
しかしどこに設置しても電波が拾えない、何度やっても受信レベルが低いのであれば調査が必要です。

強電界地域でも、周囲の建物や立地の関係で室内に電波が届きづらい場合があります。
電波が極端に弱い場合は、屋外用のアンテナでないとテレビが映らないかもしれません。

テレビの映りが悪いときは、アンテナ工事業者に相談してみましょう。

まとめ

室内アンテナは、安く、手軽に設置できるアンテナです。
設置してみて映りが悪い場合は、窓際に移動させたり、障害物を片付けたり、工夫しましょう。

しかし何度やっても室内アンテナが映らなかったり、弱電界地域で室内アンテナが使えなかったりする場合は、アンテナ工事業者に電波の調査を依頼しましょう。

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