「アンテナケーブルを買いたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない!」
とお困りではないですか?
S型・L型、2C・4C……などさまざまあって、間違ったケーブルを買ってしまわないかと不安になりますよね。
でも大丈夫。
アンテナケーブルは、「先端の形」「太さ」「長さ」の3つに注目して選べば、失敗しません。
この記事では、アンテナケーブル(同軸ケーブル)の選び方をイラストや写真でわかりやすく解説しています。
この記事を読めば、ご自宅にぴったりのアンテナケーブルがすぐに見つかりますよ。
アンテナケーブルは先端の形選びが重要!
最初に、アンテナケーブル(同軸ケーブル)の先端の形を選びましょう。
アンテナの先端の形を間違えて購入すると、テレビ周りの配線がごちゃつく原因になってしまいます。
アンテナケーブルの先端の形は、「ストレート型(S型)」「L型」「混合型」の3種類です。
ストレート型はテレビの入力端子が下向き・レコーダーの配線におすすめ
両側が真っすぐになっているタイプです。
- テレビの入力端子が下向き
- レコーダーの接続
の場合に向いています。
ストレート型は、以下のような配線におすすめです。
L型はテレビの入力端子が横向き・背面、壁面の配線におすすめ
両側がL型に曲がっているタイプです。
- テレビの入力端子が横向き、背面
- 壁面の接続
の場合に向いています。
L型を壁面に接続すると、壁のアンテナ端子とテレビの距離が縮まり、隙間を減らすことができます。
L型は、以下のような配線におすすめです。
複合型はさまざまな配線に使える万能ケーブル
片側がストレート、もう片側がL型になっているタイプです。
- テレビの入力端子が下向き(S側)
- テレビの入力端子が横向き・背面(L側)
- レコーダーの接続(S側)
- 壁面の設置(L側)
の場合に向いています。
使い勝手が良く、いろんな配線パターンに使用できます。
複合型は、以下のような配線におすすめです。
BS/CSも見る場合は、アンテナケーブルが追加で必要になります。
現在販売されているアンテナケーブルは、BS/CSも対応している商品がほとんどですので、同じものを購入しましょう。
配線の仕方や必要なケーブルの本数は、下記の記事で詳しくご紹介しています。
【番外編】ストレート型、複合型はネジ式だと外れにくい!
ストレート型、複合型のアンテナケーブル(同軸ケーブル)は、真っすぐなほうがネジ式になっている商品(F型)があります。
ネジ式はしっかり固定できるため、お子様が引っ張っても抜けづらくて安心です。
ネジ式のアンテナケーブルを使う場合、アンテナ端子やテレビ、レコーダーがネジ式になっている必要があります。現在はネジ式が主流ですので、使用できることがほとんどでしょう。
しかし、住宅によってはアンテナ端子がプッシュ式になっている場合があります。
この記事では、壁側の先端の形はLの形をおすすめしていますが、もし真っすぐの形のネジ式を差し込むのなら、アンテナ端子もネジ式になっているか確認しましょう。
購入すべきアンテナケーブルの先端の形がわかったら、次にアンテナケーブルの太さを選びます。
アンテナケーブルの太さは4Cがベスト
アンテナケーブル(同軸ケーブル)の太さは「2C」「4C」「5C」など、「数字+C」で表記されています。
数字が大きくなるほど、アンテナケーブルは太くなります。
アンテナケーブルの太さは、減衰量と配線のしやすさのバランスがいい「4C」がおすすめです
アンテナケーブルは、太くなるほどケーブル内で失われる電気信号の損失(減衰量)を防げるメリットがあります。
しかし、太ければ太いほどいいわけではありません。太いアンテナケーブルには、デメリットもあります。
それは、曲げにくくなってしまうことです。
アンテナケーブルは、テレビの裏に複数配線したり、壁に沿わせたりすることになるため、太くなりすぎると思うように配線できなくなってしまいます。
そのため、アンテナケーブルの太さを選ぶなら、太すぎず細すぎない「4C」が最適でしょう。
アンテナケーブルの購入すべき太さがわかったら、次は長さを選びます。
アンテナケーブルの長さの目安
アンテナケーブル(同軸ケーブル)の長さは、アンテナ端子からテレビまでの距離で選びましょう。
以下の図は、アンテナケーブルの長さの目安です。
壁際にテレビを配置する場合、真後ろのアンテナ端子との配線の長さは1.5mが目安です。
6畳、8畳の部屋でアンテナ端子から壁に沿って配置する場合の目安は5m。
アンテナ端子と対角線上にテレビを配置する場合の目安は8m~10mです。
ネジ式のアンテナケーブルなら、中継接栓でつなげて延長することも可能です。
ただし、アンテナケーブルは長くなればなるほど電波の伝達量が少なくなり、テレビの映像が乱れる原因になります。
そのため、テレビはできるだけアンテナ端子に近づけて配線するようにしてください。
どうしてもケーブルが長くなりすぎてしまう場合には、テレビの無線化も検討してみましょう。
先端の形別!アンテナケーブルのおすすめ商品
ここからは、アンテナケーブル(同軸ケーブル)の先端の形別に、おすすめ商品をご紹介します。
アンテナケーブルメーカーは、「HORIC(ホーリック)」がおすすめです。
ケーブルをメインに取り扱っているメーカーで、とにかく安いのが魅力的です。アンテナケーブルの性能は、JIS規格で定められているため、メーカーによって大きな違いはありません。それなら、できるだけ安いアンテナケーブルを選びたいですよね。
また、HORIC 製品は1年保証もついているため、万が一故障しても無償で交換してもらえるのもうれしいポイント。
アンテナケーブルの先端の形別に、HORIC(ホーリック)のおすすめ商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ストレート型のおすすめ商品
価格 | Amazon:612円 楽天:550円 |
太さ | 4C |
長さ | 3m |
対応 | 地デジ・4K8K |
両側がストレートのネジ式タイプです。両側がネジ式ですので、小さなお子様が引っ張ってしまっても外れにくいのがポイント。長さは1m~10mから選ぶことが可能。カラーもお部屋に合わせて黒・白から選べます。
L型のおすすめ商品
L型のアンテナケーブルは、以下の商品がおすすめです。
価格 | Amazon:612円 楽天:670円 |
太さ | 4C |
長さ | 3m |
対応 | 地デジ・4K8K |
どちらもLの形になっているアンテナケーブルです。約3cmの隙間があれば接続できるため、テレビの裏の空間が狭くてもラクラク接続できます。
長さは、0.5m~10m選べます。こちらも白か黒お好きなカラーが選べます。
L型にはネジ式はありません。アンテナ端子がネジ式でもプッシュ式でも差し込めます。
混合型のおすすめ商品
複合型のアンテナケーブルは、ネジ式とプッシュ式から選べます。
ネジ式のおすすめ商品
価格 | Amazon:552円 楽天:670円 |
太さ | 4C |
長さ | 3m |
対応 | 地デジ・4K8K |
片側がストレートの形、もう片側がLの形をしたケーブルです。ストレート側だけネジ式になっています。狭い空間にはLの形、テレビやレコーダーには外れにくいネジ式のストレートの形が接続できる、万能性の高いアンテナケーブルです。
プッシュ式のおすすめ商品
価格 | Amazon:612円 楽天:670円 |
太さ | 4C |
長さ | 3m |
対応 | 地デジ・4K8K |
ストレート側がプッシュ式になっている混合型のアンテナケーブルです。アンテナ端子にストレート側を差し込みたいけど、アンテナ端子がプッシュ式になっていている場合は、こちらの商品を選びましょう。
※上記に記載されている金額はすべて税込みです。
※上記に記載される金額は2022年2月2日時点の金額です。
まとめ
アンテナケーブルを購入するときは、まずテレビの入力端子がある位置や、テレビの配置場所に合わせて先端の形を選びましょう。
アンテナケーブルの太さは、減衰量と配線のしやすさのバランスがいい「4C」がおすすめです。
アンテナケーブルの長さは、アンテナ端子からテレビまでの距離に合わせて選びましょう
アンテナケーブルを購入したら、ぜひ配線してみてくださいね。
もし「まだアンテナを設置していない」とのことでしたら、ぜひアンテナ110番にご相談ください。
アンテナ110番は、アンテナ業者を無料でご紹介しているサービスです。
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※対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。
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