ご自宅の屋根に不要になったアンテナが残ったままになっていませんか?
「撤去費用はいくらかかるんだろう……」
「撤去作業はどこに頼めばいいの?」
と迷ってしまいますよね。
アンテナ撤去を頼める場所はさまざまあり、依頼先によって料金やサービスが異なります。
そこで、お得にアンテナ撤去を頼めるように、費用相場やおすすめの依頼先、撤去作業の流れを解説します。
この記事を読めばアンテナを撤去する最善の方法がわかり、スムーズにアンテナ撤去を完了できるでしょう。
アンテナ撤去費用の相場は約1.5万円~
アンテナ撤去の料金の目安は8,000円~25,000円程度、平均して15,000円前後です。
上記の金額は、弊社に加盟しているアンテナ工事業者にアンケート調査おこなって算出しました。
※弊社加盟のアンテナ工事業者のうち有効回答10社から算出した平均値(調査期間:2023年07月28日~2023年8月30日)
※各サービス内容・費用は依頼状況や地域など条件によって異なります。実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。
ただし、この金額はあくまで最低料金の目安と考えましょう。
アンテナ撤去の費用には基本的な作業費以外に、以下のような追加費用がかかる場合があります。
- 高所作業費
- アンテナの処分費
- 出張費
- 駐車場代
- 調査・見積り料
公式サイトなどに表示されているアンテナ撤去の料金にこれらの費用が含まれているのか、問い合わせの時点で確認しておくのがおすすめです。
以下の記事では、アンテナ工事全般の費用相場を詳しく解説しています。
アンテナ撤去には火災保険が適用可能
アンテナ撤去の費用を安く抑えたいなら、火災保険が使えないか検討してみましょう。
火災保険は、建物や家財が不測かつ突発的な事故によって損害を受けたときに、その補修費用などを補償する保険です。
火災保険には、補償対象の取り壊しや撤去にかかった費用を補償する「残存物取片づけ費用補償」が含まれている場合があります。
アンテナ撤去が必要になった原因が台風などなら、アンテナ撤去の費用を火災保険でカバーできる可能性があります。
ただし、以下のようなケースでは火災保険が適用できない場合もあります。
- 経年劣化が原因の場合
-
経年劣化は不測かつ突発的な現象ではないため
- 費用が免責金額よりも少ない場合
-
保険金の支払い額は「損害額-免責金額(契約者が自己負担する金額)」で算出されるため
- 3年以上経過している場合
-
保険金を請求できるようになってから3年以上経過すると、請求する権利が消滅するため
- 故意、重大な過失、法令違反がある場合
-
契約者に責任があるため
- 地震が原因の場合
-
火災保険の補償対象外のため(地震保険の対象)
アンテナ撤去に火災保険が適用できるか、保険会社に相談してみるのがおすすめです。
以下の記事では、アンテナ工事で火災保険が適用できる条件や請求の流れなどを詳しく解説しています。
参考:日新火災海上保険株式会社|お家ドクター火災保険Web-公式サイト|残存物取片づけ費用補償特約|用語集(最終閲覧日:2024年6月26日)
参考:ダイレクト火災保険iehoいえほ | 保険金をお支払いできない主な場合(最終閲覧日:2024年6月26日)
アンテナ撤去を頼むなら専門業者がおすすめ
アンテナ撤去はアンテナ専門業者に頼むのがおすすめです。
アンテナ専門業者はアンテナ工事を数多くおこなっており、高い技術力が期待できます。
また、仲介業者を挟まないため、料金が比較的安く済むことが多いです。
他の依頼先とあわせて、メリット・デメリットを一覧でご紹介します。
アンテナ
専門業者
- メリット
-
- 技術力が高い傾向
- 自社施工で料金が安い傾向
- デメリット
-
- 業者を探して比較するのに手間がかかる
家電量販店
- メリット
-
- マニュアルがあり料金やサービスが安定している
- 店舗で気軽に相談できる
- デメリット
-
- 撤去のみの依頼は追加費用がかかる場合がある
- 下請け施工で料金が高い傾向
街の電気屋さん
- メリット
-
- 臨機応変に対応してくれる
- 自社施工で料金が安い傾向
- デメリット
-
- アンテナ工事に慣れていないことがある
リフォーム業者
- メリット
-
- 家のリフォームとまとめて依頼できる
- デメリット
-
- 下請け施工の場合は料金が高い傾向
ケーブルテレビ・光テレビ会社
- メリット
-
- 無料で撤去できる場合がある
- デメリット
-
- サービスへの加入が必須
引越し業者
- メリット
-
- 引越しのついでに頼める
- デメリット
-
- 引越しのときしか頼めない
- 下請け施工で料金が高い傾向
アンテナ専門業者以外の依頼先では、アンテナの撤去のみの依頼を受け付けていないことが多いです。
また、実際の施工は下請けのアンテナ専門業者がおこなうことが多く、仲介手数料が発生するぶん費用は割高になる傾向があります。
他の依頼先に頼んでも施工するのはアンテナ専門業者なら、直接頼んだほうがお得になる可能性が高いでしょう。
業者探しの手間を省きたいなら、アンテナ110番にご相談ください。
お近くの優良なアンテナ工事業者をすぐにご紹介いたします。
アンテナ撤去で選ぶべき業者の特徴
アンテナ撤去の依頼先に迷ったときには、以下の3つの条件にあてはまる業者を選ぶのがおすすめです。
- 調査・見積りが無料
-
施工前の現地調査と見積りを無料で実施している業者を選びましょう。
業者の公式サイトなどで表示されているアンテナ撤去の料金は、あくまで目安です。
現場の状況によっては、高所作業費などの追加費用が発生する場合があります。調査と見積りが無料の業者であれば、実際の料金を確認してから依頼をするか判断できます。
なお、見積りは無料でも、出張費などが別途かかる場合があります。
かかるすべての費用を確認してから、依頼をしましょう。 - 対応が早い
-
できるだけ早い日程で施工ができる業者を選びましょう。
倒れたアンテナの撤去など急を要する場合にも、すぐに駆け付けてくれる業者なら安心です。特に下請け業者に作業を委託している業者の場合、依頼から施工までに数日かかるケースもあります。
公式サイトなどに「即日対応」「年中無休」などの表示がある業者は、対応が早い可能性があるのでおすすめです。
- 施工実績が豊富
-
アンテナ撤去の施工を数多くこなしている業者を選びましょう。
経験豊富な業者であれば、よりスムーズで品質の高い施工が期待できます。
公式サイトで施工事例が紹介されているなら、アンテナ撤去の事例があるか確認してみましょう。
当サイトアンテナ110番では、現地調査・見積り無料のアンテナ業者のご紹介が可能※です。
24時間年中無休の相談窓口に、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
アンテナ撤去作業の流れ
実際にアンテナ撤去の作業をおこなうときの工程をご紹介します。
もしも自分でアンテナ撤去をしたい場合は、次章のアンテナ撤去を自分でする場合の注意点もあわせてご覧ください。
撤去するアンテナが屋根上に設置されている場合は、はしごなどを使って設置場所まで上ります。
屋根上のアンテナは、アンテナ本体と屋根の端を支線(ワイヤー)でつないで固定されていることが多いので、この支線をニッパーなどで切断します。
アンテナから屋内へ引き込まれているケーブルを、切断するなどして取り外します。
アンテナ本体を土台である屋根馬や支柱、取付金具とともに屋根から外します。
アンテナや支柱を手に持ってはしごを下りたり、ロープで吊り下ろしたりします。
業者によっては引き取ってくれる場合もあります。
アンテナ撤去作業の所要時間は、30分~1時間程度が一般的です。
作業以外にも事前の調査や見積り、あと片付けなどに時間がかかることもあるので、2時間程度を見ておくとよいでしょう。
撤去したアンテナの処分方法
アンテナを自分で処分する場合には、以下の3つの方法があります。
- 地域のゴミ収集に出す
-
粗大ゴミや不燃ゴミとして、ゴミ収集に出します。
出し方のルールや料金を確認しましょう。 - リサイクルショップに買い取ってもらう
-
状態のよいアンテナであれば、電気製品を扱っているリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
-
壊れて使えない状態のアンテナは、不用品回収業者に有料で引き取ってもらうことが可能です。
多くのアンテナ工事業者では、アンテナの引き取り処分もしてくれます。
別途料金がかかる場合もありますが、まとめて業者に依頼するのもおすすめです。
アンテナ撤去を自分でする場合の注意点
費用を抑えるために自分でアンテナ撤去をしてみようと考える方もいるかもしれませんが、基本的にアンテナ撤去を自分でするのはおすすめできません。
理由はおもに以下の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
危険な作業が多い
アンテナ撤去の作業には、以下のように多くの危険がともないます。
- 高所から転落するおそれがある
-
屋根上などの高所から転落すれば、大ケガや死亡事故につながるおそれがあります。
屋根は斜めになっていて滑りやすいことも多いので、非常に危険です。 - 物を落とすおそれがある
-
作業中にアンテナ本体や工具を誤って落下させると、地上の人や物に衝突するおそれがあります。
通行人や近隣の建物、車などを傷つけてしまった場合、損害を賠償しなければいけなくなります。 - 建物を破損するおそれがある
-
作業中に屋根や外壁など、他の設備を傷つけたり壊したりするおそれがあります。
このような危険を回避するために、アンテナ撤去はプロに任せるのが無難です。
配線処理が難しい
アンテナからテレビまでつながるケーブルを適切に外したり切断したりするには、専門的な知識が必要です。
信号を増幅するブースターなどの周辺機器が取り付けられている場合や、一部のアンテナだけを外したい場合などは、さらに難易度が上がります。
間違った処理をすれば不具合が生じたり、感電などの思わぬ事故が起きたりするおそれがあります。
配線処理はプロに任せるのが安心です。
火災保険が使えない
撤去が必要になった原因が自然災害であっても、アンテナ撤去を自分でした場合は火災保険が適用できない可能性が高いです。
火災保険の保険金を請求するためには、撤去した業者が作成する見積書の提出が必要です。
被害の事実や、金額が適正かを、保険会社が審査するためです。
火災保険を使いたいなら、まずは業者に見積りを依頼しましょう。
不要なアンテナは早めに撤去が必要
「費用もかかるし、しばらくそのままにしておこうかな」と迷っている方もいるかもしれませんが、不要になったアンテナは早めの撤去をおすすめします。
アンテナを放置しておくことには、さまざまな危険がひそんでいるからです。
アンテナを撤去したほうがよい理由と、撤去したほうがよいケースをご紹介します。
古いアンテナの放置は危険
古くなったアンテナを屋根上などに放置しておくと、以下のような危険があります。
- 倒壊や落下のおそれがある
-
劣化したアンテナが倒れたり落下したりして、建物を破損したり人を傷つけたりする危険があります。
- 設置場所の劣化を早めるおそれがある
-
屋根や外壁に設置されたアンテナに発生したサビが取り付け部分の腐食を招き、雨漏りなどの原因になることがあります。
アンテナの撤去が必要なケース
以下のような場合には、早めにアンテナ撤去を検討しましょう。
- アンテナが壊れた
- アナログ放送用のアンテナが残っている
- 解約した衛星放送のアンテナが残っている
- ケーブルテレビや光テレビに切り替えた
不要になったアンテナはメンテナンスされずに放置されている状態なので、いずれ劣化によって倒壊や落下のおそれがあります。
今後のトラブルを未然に防ぐためにも、使わなくなった時点で撤去をおすすめします。
アンテナを撤去したらNHKの受信料も確認
「アンテナを撤去したら、NHKの受信料は払わなくてよくなるの?」という疑問もありますよね。
単にアンテナを撤去しただけで、NHKの受信料がなくなるわけではありません。
NHKでは、受信契約の解約条件を以下のように記載しています。
テレビ等の受信機(以下、「受信機」といいます。)を設置した住居にどなたも居住しなくなる場合や、廃棄、故障などにより、受信契約の対象となる受信機がすべてなくなった場合は、受信契約は解約の対象となります。
出典:NHK|受信契約はどのような場合に解約になるのか |よくある質問集(FAQ)(最終閲覧日:2024年6月26日)
「受信契約の対象となる受信機」には、テレビ、パソコン、スマートフォン、カーナビなど、NHKの放送を受信できる機器はすべて含まれます。
アンテナを撤去していても、これらの機器を所有していて、何らかの方法でテレビ放送を視聴可能な環境があればNHKの受信契約は継続されます。
テレビを視聴できる環境がない場合は、NHKの窓口へ連絡すれば解約手続きができます。
以下の窓口へ連絡して解約の届出書を郵送してもらい、必要事項を記入して返送しましょう。
- NHKふれあいセンター
-
- 電話番号
-
0120-222-000
0120‐151-515
050-3786‐5003 - 受付時間
-
9:00~18:00
※2024年6月時点の情報です。電話番号等は変更される場合があります。
また、ケーブルテレビなどに切り替えた場合、利用料金にNHK受信料が含まれている場合と、別にNHKに受信料の支払いが必要な場合があります。
支払い漏れや二重支払いがないよう、契約内容や料金の内訳を確認しておきましょう。
参考: NHK|携帯電話・スマートフォン、カーナビ、パソコンで放送を受信可能な場合は受信料が必要か|よくある質問集(FAQ)(最終閲覧日:2024年6月26日)
参考:NHK|受信料の窓口|受信料に関するお手続きやお問い合わせ(最終閲覧日:2024年6月26日)
参考:NHK|ケーブルテレビ会社に利用料を払っているのに、なぜNHKにも受信料を払う必要があるのか|よくある質問集(FAQ)(最終閲覧日:2024年6月26日)
まとめ
アンテナ撤去にかかる費用は、約15,000円~が相場です。
ただし、料金は業者や状況によっても変わってきます。
アンテナの撤去は、以下のような業者に依頼ができます。
- アンテナ専門業者
- 家電量販店
- 街の電気屋さん
- リフォーム業者
- ケーブルテレビ・光テレビ会社
- 引越し業者
現地調査のうえで見積りを出してもらい、実際の料金を見てから依頼するか判断するのがおすすめです。
余計な費用をかけないためには、調査・見積りが無料の業者を選ぶのがポイントです。
当サイトアンテナ110番でも、調査・見積りを無料でおこなっている業者のご紹介が可能です。※
ぜひお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。
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