B-CASカードのエラーが1分で直る！読み込まない原因と正しい対処

テレビに「B-CASカードを正しく挿入してください」などのエラーメッセージが表示されて、お困りではないですか？

突然B-CASカードのエラーが起きたときには、B-CASカードを抜き差ししてみれば解消されることが多いです。

抜き差しでは直らないときにも対処できるよう、エラーの原因や簡単な確かめ方も解説します。

この記事を読めばB-CASカードエラーを素早く解決でき、快適にテレビを見られるようになるでしょう。

B-CASカードのエラーが出たら正しい手順で抜き差しする

テレビにB-CASカードに関するエラーメッセージが表示されたときには、B-CASカードを一度抜き、再度挿してみましょう。

B-CASカードを抜いた際に、カードをキレイにふくとより効果的です。

B-CASカードエラーの原因が、正しく挿入されていないことや接触不良であれば、ほとんどはこの方法で直ります。

テレビに接続されているレコーダーやチューナーにも、B-CASカードが入っていることがあります。
それぞれのB-CASカードを抜き差ししてみましょう。

B-CASカード抜き差しの手順

この方法でB-CASカードエラーが直らない場合、エラーの原因を特定してそれに応じた対処が必要です。
次章からは、B-CASカードエラーの原因の調べ方を解説します。

B-CASカードエラーの原因はエラーコードからわかる

B-CASカードエラーの原因を探りたいときには、テレビ画面に表示されている「E100」などのエラーコードを確認してみましょう。

エラーコードの数字によって、どのような異常が起きているのか推測できます。

以下は、B-CASカードに関するエラーコードとエラーの原因の一覧です。
各項目をタップ・クリックすると、解説箇所へジャンプします。

コード	エラーの原因
E100	B-CASカードが正しく挿入されていない
E101	B-CASカード裏面のICチップに接触不良がある
E102	破損などによってB-CASカードが使用できない
E103	契約していないチャンネルになっている

どのような状況でこれらのエラーが起こるのか、それぞれ解説します。

【E100】正しく挿入されていない

「E100」はB-CASカードが正しく挿入されていないときに出るエラーです。

具体的には、以下のような状況が考えられます。

B-CASカードが抜けている

テレビ周りのお掃除などをした際に無意識にB-CASカードに触れ、抜けてしまった可能性もあります。

一度B-CASカードを抜いて、奥までしっかりと挿し込んでみましょう。
先に紹介したB-CASカードの抜き差し手順も参考にしてください。

B-CASカードを挿入し忘れている

そもそもB-CASカードが挿入されていないこともありえます。

テレビやレコーダーを新しく購入したときには、B-CASカードは機器に挿入されていません。

テレビの設置時に、同梱のB-CASカードを挿入し忘れていないか確認しましょう。

B-CASカードの向きが間違っている

テレビなどにB-CASカードを挿入する向きを間違えていることもあります。

正しい向きを確認して、B-CASカードを挿し直しましょう。

テレビの場合、基本的には背面側が「B-CAS」の文字の面、画面側がICチップの面が正しい向きです。

【E101】裏面のICチップの接触不良

「E101」はB-CASカードのICチップに接触不良があると出るエラーです。

カード裏面のICチップ部分に汚れやホコリが付いて、データが読み取れなくなることがあります。

一度B-CASカードを取り出して、やわらかい布でふいてみましょう。
先に解説したB-CASカードの抜き差し手順も参考にしてください。

【E102】B-CASカードの破損

「E102」はB-CASカードに破損があるときに出るエラーです。

B-CASカードに傷が付くなどして、データを読み取れなくなることがあります。

破損や劣化でB-CASカードが使えなくなった場合、新しいB-CASカードに交換が必要です。

方法はこのあとのB-CASカードが故障・紛失したときの対処法をご覧ください。

【E103】契約していないチャンネル

「E103」は受信契約をしていない有料チャンネルに合わせているときに出るエラーです。

この場合、B-CASカードやテレビに不具合はない可能性が高いです。
適切なチャンネルに変えれば直るでしょう。

もしも契約しているチャンネルなのにE103エラーが出る場合は、加入しているチャンネルの窓口に問い合わせてみてください。

B-CASカードの故障・紛失の対処法

B-CASカードが故障したり紛失したりしたときには、申請をすれば交換や再発行が可能です。

申請先は、B-CASカードを管理している株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ（以下略称「B-CAS社」と表記）です。

新しいB-CASカードを手に入れる際には、以下のポイントがあります。

それぞれ詳しく解説していきます。

B-CASカードが故障したら無償で交換が可能

B-CASカードが劣化などによって故障したら、無償で交換してもらえる可能性があります。

B-CAS社のカスタマーセンターに連絡してみましょう。

ただし、状況によっては有償になるケースもあります。

有償になる場合の料金などは、再発行するときと同様です。
次のB-CASカードを紛失したら有償で再発行が可能を参考にしてください。

参考：B-CAS（ビーキャス）｜B-CASカードが不具合のようなので交換してもらいたいのですがどうしたらよいですか？（最終閲覧日：2024年3月14日）

B-CASカードを紛失したら有償で再発行が可能

B-CASカードをなくしてしまったときには、再発行が可能です。
B-CAS社の公式サイトで、再発行の申請ができます。

B-CASカード再発行の料金は、1枚につき2,160円※（送料、消費税込み）です。

※2024年3月14日時点の価格です。

B-CASカードの売買や無断譲渡は禁止

原則として、B-CASカードをネットオークションなどで買うことはできません。
また、B-CASカード他人から譲り受ける場合には、使用者変更の申請が必要です。

B-CASカードの所有権は、B-CAS社にあるからです。
B-CASカードの転売や無届けでの譲渡は、B-CAS社の権利を侵害する行為になるおそれがあります。

また、古いB-CASカードを新しいテレビに入れて使うと、放送を受信できないなどの不具合が起こることもあります。

安心して快適にテレビを見るために、適切にB-CASカードを利用しましょう。

参考：B-CAS（ビーキャス）｜受信機の買い替え、廃棄、または譲渡について（最終閲覧日：2024年3月14日）

B-CASカード以外に原因がないか確認する方法

ここまでご紹介した方法を試しても「テレビのトラブルが解消されない」「原因がわからない」という場合は、アンテナやテレビ本体に原因がないか確認してみましょう。

B-CASカード以外にアンテナやテレビ本体に不具合があるときにも、テレビが視聴できなくなることがあります。

この章では、アンテナやテレビ本体に不具合がないか確かめる方法をご紹介します。

方法は、ご自宅にあるテレビの台数によって変わります。

あてはまるほうをご覧ください。

テレビが2台ある場合の確かめ方

テレビが2台以上あるなら、以下の手順でトラブルの原因を絞り込めます。

順に確認してみましょう。

1.他のテレビは視聴できるか確認する

ご自宅にあるすべてのテレビの電源を入れ、それぞれ正常に映っているか確認しましょう。

当サイトアンテナ110番では、アンテナの無料調査を実施している業者のご紹介が可能※です。

「アンテナに不具合があるか確かめたい」というときには、ぜひお気軽にご利用ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。

2.B-CASカードを一時的に交換する

映らないテレビのB-CASカードを抜き、別の正常なテレビのB-CASカードに交換したら映るか確認してみましょう。

B-CASカードの抜き差しは、テレビの主電源を切ってからおこないましょう。

テレビが1台しかない場合の確かめ方

テレビが1台しかなくて前章の確認方法ができない場合、テレビやアンテナをそれぞれチェックすれば不具合があるかある程度確かめられます。

以下のチェックをしてみましょう。

テレビの再起動や入力切替、アンテナレベルの確認方法などは、以下の記事で詳しく解説しています。

テレビの故障はメーカーや販売店、アンテナの不具合はアンテナ修理業者に相談しましょう。

まとめ

B-CASカードのエラーの原因は、以下のようなことが考えられます。

B-CASカードのエラーが出たら、まずは正しい手順でB-CASカードを抜き差ししてみましょう。

B-CASカードが破損しているときには、B-CAS社に申請して交換・再発行してもらってください。

アンテナの不具合が疑われるときには、アンテナ110番にご相談ください。
お近くのプロが、すぐに原因を突き止めて対処いたします。

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