「テレビ画面が一瞬止まって途切れてしまう……」
「テレビが固まったまま動かない!」
このような症状でお困りではないですか?
せっかくテレビを楽しんでいるのに、度々フリーズされたらイライラしてしまいますよね。
急に動かなくなって、テレビの寿命を疑っている方もいるでしょう。
しかし、テレビが止まるのは故障ではなく、簡単な対処で直ることも多いです。
そこでこの記事では、テレビが止まる原因と、自分でできる対処法をご紹介します。
今すぐ実践して、テレビが快適に見られるようにしましょう。
テレビが止まる原因別・自分でできる対処法
テレビ映像が止まってしまうのは、下記の4つのどれかが原因になっていることが多いです。
原因別に対処方法をご紹介していきます。
テレビの誤作動
テレビ本体の誤作動で映像が止まってしまうことがあります。
この場合、軽微な不具合なら再起動(リセット)で直るかもしれません。
テレビの再起動方法はメーカーや機種によって異なりますが、以下の2つの方法でできることが多いです。
- リモコンの電源ボタンを長押しして、再起動メニューを実行する
- テレビの主電源を切ったあと、電源コードを抜いて数分待つ
リモコンで単純にオン・オフするのではなく、再起動メニューや、電源コードの抜き差しでリセットすることが大切です。
誤作動を引き起こしていた処理がリセットされ、テレビが正常に動くようになる可能性があります。
メーカーごとの再起動方法は、こちらの記事で解説しています。
参考にして、まずはテレビの再起動をしてみてください。
ケーブル類の接触不良
ケーブルの接触不良が原因でテレビの画面が止まってしまうこともあります。
上図のようなケーブル類が、ゆるみなく差さっているか確認しましょう。
アンテナケーブルやHDMIケーブルを一度抜き、接続部分のホコリを取ってから差し直すと、接触がよくなることもあります。
また、ケーブルを動かすとテレビが動いたり止まったりするなら、断線しかけているかもしれません。
古くなったケーブルは交換しましょう。
B-CASカードの接触不良
B-CASカードの接触不良が原因でテレビがフリーズしてしまうことも考えられます。
「B-CAS」と書かれた赤や青のカードが、きちんと挿入されていることを確認してください。
※4K8K放送対応テレビには、B-CASカードの代わりにACASチップが内蔵されていることがあります。
B-CASカードの周りにホコリがたまって接触不良を起こしていることもあります。
テレビの電源を切った状態でカードを抜き、ICチップ(下図の赤枠部)をガーゼなどの柔らかい布で拭いてから、入れ直しましょう。
B-CASカードの不具合に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
アンテナレベルの低下
アンテナレベルが低下するとテレビが途切れてしまうことがあります。
アンテナレベルとは、テレビに届いている信号の品質を表すものです。
アンテナの不具合などで十分な電波を受信できないと、アンテナレベルが下がってしまいます。
以下の確認方法を参考に、アンテナレベルが下がっていないかチェックしてみましょう。
※確認手順や適正値は機種によって異なることがあります。お手持ちの取扱説明書を確認してください。
- 適正値
-
緑色のバー内なら十分
- 確認方法
-
- ホームボタンを押す
- 「設定」を選択する
- 「放送受信設定」を選択する
- 「アンテナ設定」を選択する
- 「地上デジタル:アンテナレベル」など確認したい放送を選択する
参考:SONY|アンテナレベルを確認する(最終閲覧日:2024年8月26日)
- 適正値
-
60以上
- 確認方法
-
- リモコンで確認したい放送の種類とチャンネルを選択する
- 「設定」→「視聴準備」→「テレビ放送設定」を選択する
- 「アンテナ設定」を選択する
- 「電源・受信強度表示」を選択する
参考:シャープ|受信強度(アンテナレベル)を確認する方法(最終閲覧日:2024年8月26日)
- 適正値
-
44以上
- 確認方法
-
- サブメニューボタン(ない場合は「便利機能」)を押す
- 「視聴オプション」を選択する
- アンテナレベル」を選択する
参考:Panasonic|テレビ(ビエラ)のアンテナレベルの目安を知りたい(最終閲覧日:2024年8月26日)
- 適正値
-
22以上
- 確認方法
-
- メニューボタンを押す
- 「設定」を選択する
- 「初期設定」を選択する
- 「放送設置設定」を選択する
- 「受信設定」を選択する
- 確認したい放送「地上デジタル」などを選択する
参考:三菱電機|「アンテナレベル」の設定方法(最終閲覧日:2024年8月26日)
- 適正値
-
45以上
- 確認方法
-
- メニューボタンを押す
- 「各種設定」を選択する
- 「初期設定」を選択する
- 「受信設定」を選択する
- 「CH合わせ(地域名)」を選択する
参考:日立グループ|各種設定確認手順について(最終閲覧日:2024年8月26日)
- 適正値
-
信号強度:30~65
信号品質:43以上 - 確認方法
-
- 設定ボタンを押す
- 「放送受信設定」→「地上デジタル設定」→「地上デジタルアンテナ設定」の順に選択する
参考:REGZA|アンテナレベルの確認(地デジ)(最終閲覧日:2024年8月26日)
アンテナレベルが低いときは、アンテナの調整やブースターの設置が必要になることがあります。
特に、以下のような状況に心当たりがあるなら、電波の受信状況に問題がある可能性が高いです。
- 強風でアンテナの向きが変わった
- 近くに電波をさえぎる建物ができた
- テレビの台数を増やした
アンテナ業者に、ご自宅のアンテナや電波の調査をしてもらいましょう。
アンテナ110番では、現地調査・見積りを無料※でおこなうプロをご紹介しています。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
テレビが止まる原因がわからないときも、まずはお気軽にご相談ください。
レコーダーが止まるときの対処法
「録画した番組を見ようとすると止まる」
というときは、レコーダーの異常が考えられます。
レコーダーも誤作動や、ケーブル類・B-CASカードの接触不良が起きることがあります。
テレビと同じように、以下の対処をしてみましょう。
- 再起動(リセット)する
- ケーブル類を差し直す
- B-CASカードを差し直す
電源の長押しや、電源プラグの抜き差しでリセットすると、不具合が直ることがあります。
再起動方法は機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
対処しても繰り返しテレビが止まるなら故障かも
ここまでご紹介した対処をおこなってもテレビが止まる症状が解消されないなら、テレビが故障しているかもしれません。
液晶テレビの寿命は、一般的に10年程度です。
毎日長時間テレビを視聴する場合など、もっと早く寿命がきてしまうこともあります。
また、まだ新しいテレビでも、初期不良で故障してしまうこともまれにあります。
テレビやレコーダー自体の故障が疑われるときには、購入した販売店や、メーカーに相談してみましょう。
まとめ
テレビが止まってしまうときは、以下の対処法を試してみましょう。
- 再起動(リセット)する
- ケーブル類を差し直す
- B-CASカードを差し直す
- アンテナレベルを確認する
アンテナレベルが低いときは、受信環境に問題があるおそれがあります。
アンテナの向きが変わった、近くに電波をさえぎる建物ができたなどの原因が考えられるため、アンテナ業者に電波状況を調査してもらいましょう。
お近くの業者をお探しの際は、ぜひアンテナ110番にご相談ください。
経験豊富なアンテナのプロを、すぐにご紹介いたします。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。
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