ベニカナメモチは生垣として利用されることが多い植物です。庭の生垣にベニカナメモチが生えているご家庭も多いのではないでしょうか。ベニカナメモチは病害虫にかかりやすく、成長スピードも早いため、お手入れが大変な植物でもあります。
生垣は家の中を目隠ししたり、防音・防風したりする効果があります。育てているベニカナメモチの生垣が病気で枯れてしまう、スカスカの生垣になってしまったら困りますよね。ここでは、ベニカナメモチを生垣としてキレイに育てるための方法を紹介していきます。
ベニカナメモチの特徴と育て方をチェック
鮮やかな赤い色をした葉をもつベニカナメモチは、よく生垣に使用されます。しかしベニカナメモチはさまざまな病気にかかりやすく、手入れが大変な植物でもあります。では、ベニカナメモチを健康的に育てるために、特徴と基本の育て方を紹介していきます。
ベニカナメモチの特徴
ベニカナメモチは色鮮やかな赤い葉が特徴的で、生垣に使われる頻度が高いです。赤い葉以外にもさまざまな特徴をもっています。では、ベニカナメモチがどういった植物か特徴をご紹介いたしましょう。ベニカナメモチの特徴は以下のとおりです。
・葉の形
葉の形は楕円形で、葉先がとがっています。葉の表面は、つるつるとした光沢感が特徴的です。また、葉のフチには細かいのこぎり歯があります。
・花
初夏に花を咲かせます。白く小さな花が密集して開花し、見た目はフワフワしています。
・葉の色
ベニカナメモチは冬に緑色になり、春に赤色の新芽を出します。葉の赤色なのは、アントシアニン色素成分が含まれているからです。アントシアニン色素が、新芽を日差しから守る役割をしています。また、冬の時期のベニカナメモチは落葉しない特徴があります。
・高さ
ベニカナメモチは成長スピードが早く、上へ上へと成長していく植物です。そのため、放置しておくと10メートルの高さまで成長します。剪定をおこなうことで3~6メートルに抑えることができるため、家の垣根として使われることが多いです。
ベニカナメモチの育て方の基本
色鮮やかな赤い葉のベニカナメモチを生垣として、庭で育てたいと考えている方も多いでしょう。そこで、ベニカナメモチを育てたい方のために、育て方の基本を紹介していきます。
・育てる場所
ベニカナメモチは日当たりがよい場所を好みます。寒い場所や日当たりが悪い場所で育てると、成長力が落ちたり、徒長(無駄に伸びているだけの)したりするのです。極端に乾燥している場所でなければ、日当たりの良い場所で育ててあげましょう。
・使う土
ベニカナメモチは粘土質な土壌を嫌います。そのため、水はけのよい土を使いましょう。赤玉土や鹿沼土、腐葉土を一般的に使います。粘土質な土を使う場合は、バーク堆肥や水はけのよい土と混ぜ合わせて使いましょう。
・植え付けや植え替えのやり方
植え付けと植え替えどちらとも3月~4月、9月~10月に作業するのが適しています。また、庭植えや鉢植えの植え付け、植え替えであっても土底に有機肥料か化成肥料をまいておきましょう。
植え付け・植え替えをするときのポイントは、苗同士の間隔を30センチ空けることです。また、ベニカナメモチは成長すると、移動させることが難しくなります。植え付けるときは、場所をよく吟味しましょう。
・水のやり方
ベニカナメモチは、水をたくさん必要としません。そのため、植えつけ後にたっぷり水をやったら、そのあとは土が乾いたときにあげます。植えつけから2年経った後は、基本的に降水だけで十分です。しかし、夏場など土が乾燥しやすい時期は水を与えるようにしましょう。
・肥料のやり方
秋ごろに化成肥料を与え、12月~2月ごろに油かすなどの有機肥料を木の根元に埋めます。肥料の与えすぎには注意してください。なぜなら肥料に含まれる窒素が新芽の赤い色を鈍らせる効果があるからです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
注意が必要な病害虫
ベニカナメモチには、注意が必要な病害虫がたくさんいます。ベニカナメモチを健康的に美しい見栄えで育てるためにも、かかりやすい病気と害虫を確認しておきましょう。
病気
- ごま色斑点病:新芽が生える4月頃に発生。ごま色、ごまの形の斑点が葉にできます。
- 褐斑病:梅雨の時期に褐色の斑点が発生。カビが原因のため、梅雨は繁殖しやすいです。
- すす病:葉や茎が黒くなる病気。アブラムシなどの害虫の排泄物から黒カビが発生するのが原因です。
- がん腫病:根にガン腫瘍のようなこぶができる病気。ガン腫病にかかると、治療することはできません。
害虫
- ルリカミキリ:5月~6月に発生。ベニカナメモチの樹皮に卵を産みます。幹を食べることで幼虫が成長し、木がもろくなります。
- カイガラムシ:枝や葉、茎につき貝殻に似た見た目の虫。基本的に動かないのが特徴で、風通しが悪いと発生します。
- アブラムシ:新葉が生える時期に発生。新葉を吸い、葉を枯らさせます。
- テッポウムシ:カミキリムシの幼虫で木に穴を開けます。幹を食い荒らされると枯れることもあります。
ベニカナメモチが病害虫の被害にあったら、自分で殺虫剤をまき駆除することができます。しかし、あまりにも病害虫の被害が大きいと新しい木に植え替えることが必要です。そうなった場合、ベニカナメモチを伐採して抜根する必要があります。しかし生垣を伐採・伐根するとなると木の本数が多く、自力でおこなうのは手間がかかり難しいです。
伐採・伐根を業者に依頼すると、短時間できれいに作業をしてもらえます。伐採110番では1本からの伐採・伐根をおこなえる業者を紹介しております。剪定作業も対応しておりますので、病気や害虫の被害にあった部分だけを剪定することも可能です。年中無休で24時間、電話での受付をおこなっておりますので、お気軽にご連絡ください。
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ベニカナメモチで生垣を作るなら剪定が大事
ベニカナメモチは生垣として利用されること多いです。そのため、ベニカナメモチを生垣として育てたいという方もいらっしゃるでしょう。ベニカナメモチで生垣を作るなら剪定が大事です。ベニカナメモチの剪定方法や、生垣を作るときのポイントを紹介していきます。
ベニカナメモチの剪定のやり方
ベニカナメモチは、年に3回剪定をおこないます。剪定の時期は6月、9月、3月です。6月、9月、3月の間隔で剪定をおこなうと、1年中赤い新葉を見ることができます。
ベニカナメモチの剪定で注意しておきたいことは、一度にたくさん剪定しないことです。一度にたくさんの葉を剪定してしまうと枯れてしまいます。そのため、表面を軽く刈り込む程度に剪定しましょう。
また、ベニカナメモチには剪定をしてはいけない時期があります。それは、7月~8月と10月以降の冬です。7月~8月に剪定をおこなうと、強い日差しが剪定した箇所にダメージを与えるため、病害虫が発生しやすくなります。10月以降の冬は成長が鈍くなるため、6月、9月、3月のように剪定をすると枯れる原因になります。
ベニカナメモチで生垣を作るときのポイント
ベニカナメモチを育てるなら、きれいな生垣をとして育てたいですよね。ベニカナメモチで生垣を作るときのポイントは以下のとおりです。
- 30センチ~50センチ間隔で植えつける(窮屈過ぎず、隙間が目立たない間隔)
- 剪定でたくさん刈り込まない
- 剪定を続ける
- 剪定で高さを抑える
ベニカナメモチでキレイに生垣を作るためには、剪定作業が重要です。剪定作業のやり方次第で、生垣の善し悪しが決まります。剪定で必要以上に刈り込んでしまうと、ベニカナメモチを枯らしてしまうのです。
さらに、ベニカナメモチは成長スピードが早いため、定期的に剪定をおこなわなければ、ボサボサになって見た目が悪くなります。また、剪定をおこなうことで、ベニカナメモチは1年中赤い新葉をつけ続けることができます。そのため、剪定を続けるのをやめてしまうと、鮮やかな赤い新葉を1年中鑑賞することはできません。
また、ベニカナメモチは上へと成長していく植物のため、高さを抑えた剪定をおこなう必要があります。上にどんどん伸びてしまうと、根元の葉がなくなり、透かすかの生垣になりかねません。そのため、高さを抑えた剪定をしましょう。
ベニカナメモチでキレイな生垣を作ろうと思ったら、剪定のやり方がとても大切になってきます。自分で定期的に剪定をおこなうとなると、家事や子育て、仕事で忙しい方は難しいことでしょう。忙しいからといって放置してしまうと枝が伸び放題になり、キレイな生垣とは程遠いものになってしまいます。自分で作業するのは難しいという方は業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
伐採110番では、伐採の依頼だけでなく剪定の作業も対応しております。また、立ち合いなしで作業をすることができますので、忙しくて都合がつかない方でもご安心してご利用ください。お客様のベニカナメモチの状態にあったサービスを提案させていただきます。
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ベニカナメモチが枯れた場合は伐採を
お庭で育てているベニカナメモチが枯れた場合は伐採をおこないましょう。生垣として育てていたベニカナメモチが枯れてしまったら、家の目隠しや防音・防風の役割を果たすことはできません。おしゃれとしてではなく目隠しなどの理由で育てている場合は、早急に伐採をおこない、新しく植え替えましょう。
また、枯れた木を伐採せず放置しておくとさまざまな問題を引き起こすこともあります。問題を引き起こす前に伐採をしてしまいましょう。それでは、伐採をしないと起こるリスクと伐採の仕方をご紹介します。
庭木を伐採しないことで起こる問題
ベニカナメモチが枯れたとき放置すると問題に巻き込まれてしまうことがあります。そうならないためにも枯れ木を放置するリスクについてしっかり把握しておきましょう。枯れた庭木を伐採しないことで起こる問題は以下のとおりです。
・枯れ木が倒れる
枯れた木は、内部がもろくなっているため、強風にあおられたときに倒れる可能性があります。倒れた木が大きかった場合、家が損傷したり、道路を妨げたりするだけでなく、人にケガさせてしまうこともあるのです。倒れた木が近隣へのトラブルに発展すると自分だけの問題ではなくなります。
・シロアリ・スズメバチなど害虫の住処になる
枯れ木はシロアリやスズメバチなどの害虫の住処になることがあります。枯れ木に住みついたシロアリが自宅まで侵入してきたら、枯れ木の伐採費用だけで済まなくなるのです。
また、もろくなった枯れ木は幹に空洞ができやすいため、スズメバチが巣として住みつくことがあります。スズメバチが住みつくと自分だけでなく、近隣の方へ迷惑をかけることになりかねません。今はよくても、のちに害虫による被害で高額な補修費を払わなければならないこともあるのです。
また、枯れ木になっていなくても伐採したほうがいい場合があります。それは、「大きくなり過ぎたとき」と「害虫が発生したとき」です。
大きくなり過ぎたときは、高さによっては電柱に枝が引っかかったり、木の枝が近隣の敷地に侵入し、トラブルに発展してしまったりすることがあります。自分で手に負えないほど大きくなってしまった場合は、伐採するのがいいでしょう。
また、害虫が発生したときは被害の規模によっては伐採せざる得ない場合があります。殺虫剤で駆除できるレベルであれば問題ありませんが、規模が大きく自分で対応できない場合は伐採しましょう。伐採をせず放置しておくと、害虫が家の中に侵入してきたり、ほかの植物まで被害が広がったり、近隣まで害虫が広がったりします。被害が大きくなる前に伐採をしましょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
自分で伐採をするときの手順
自分で伐採するときの手順を紹介していきます。まず、伐採に必要なものをそろえましょう。伐採に必要な道具は以下のとおりです。
- チェンソー
- ノコギリ
- 防護メガネ
- 防護服
- ロープ
- お清めの塩
道具をそろえたら、伐採をしていきましょう。伐採の手順は以下のとおりです。なお、お清めの塩については、絶対に準備しなければならないものではありませんが、気になるようなら伐採前に木の近くに盛塩をして手を合わせましょう。
1.安全の確保
チェンソーやノコギリといった刃物を扱いますので、周りに人やものがないか確認しましょう。また、伐採した木が人やものに倒れたらケガを負わせたり、傷をつけたりする原因になります。最低でも、木の高さ2倍ほどの距離内に人やものがないか確認しましょう。
2.伐採する方向の確認
安全が確保できたら、伐採する方向を決めましょう。あらかじめ切る方向を決めておけばものや石、草などをどけておくことができます。なにも考えずに伐採してしまうと、思わぬ方向に木が倒れ、周囲に危険を及ぼすことになるのです。
3.伐採
実際に木を伐採していきます。伐採をするときのポイントは、木が倒れる方向を意識することです。木を倒したい方向に切り込みを入れます。切り込みは、幹の直径3分の1程度に30度~45度の「くの字」にカットします。
切り込みを入れたら、切り込みの反対側から地面と水平に1本線の切り込みを入れてください。ポイントはすべて切るのではなく、幹の直径3分の1程度切ります。両方向に切り込みができたら。木を倒したい方向に押しましょう。
4.処分
木を伐採できたら細かく切断をし、処分をしましょう。処分の方法は、お住まいの自治体によってことなりますので確認し、決められたごみ収集所へもっていきます。
手こずる場合は業者依頼がラクで安全
自ら伐採をおこなうといっても道具をそろえられなかったり、伐採する時間がなかったり、伐採する体力がなかったりとできない場合もあります。また、自分でやるとなるとチェンソーやノコギリなどの刃物を扱うため危険もともないます。
伐採作業に抵抗感がある方や手こずる場合は、業者に依頼しましょう。業者に依頼したときの費用相場は2,000円~30,000円です。伐採する木の高さや太さ、難易度によって金額に差があります。また、伐採費とは別に作業費や処分費がかかる業者もありますので、費用相場より高くなることもあるでしょう。
伐採110番では、木の高さ・太さ、難易度を考慮して相談をお受けします。業者による現地見積りは無料でおこなっておりますので、まず見積りだけでも依頼したいという場合でもお気軽にご利用いただけます。また、見積り後は追加料金の発生はいたしませんので、ご安心ください。