木の伐採費用は状況によって大きく金額が変動します。そのため、明確な相場をお伝えすることは難しいのですが、大木の伐採では費用が10万円を超えることも珍しくないようです。
このコラムでは、伐採にかかる費用の内訳や費用が高くなる傾向をご紹介します。業者の見積りをチェックする際のヒントにしてみてください。
このほかにも、伐採を少しでも安く済ませるための方法や、伐採にまつわるよくある疑問もご紹介します。少しでもお得に、そして安心できる業者に伐採を依頼するために、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
大木の伐採費用1:基本料金
まずは、木を伐採する際に必ずかかる基本料金について知っていきましょう。木の伐採費用は、おもに「人件費や出張費」「木の難易度に応じた割増・割引料金」といった内訳で構成されています。
なお、業者によってはこのとおりの名前の表現をしていなかったり、料金設定に独自のルールを設けていたりする場合もあります。基本的な前知識をつけるつもりでご覧ください。
人件費や出張費
作業料・技術料・チェーンソーといった道具使用料・出張交通費のことです。伐採に必要な道具や知識を持ったスタッフに伐採作業をしてもらうのにかかる費用です。
業者によっては、人件費の中に出張費が含まれているところや別途発生するところがあります。また、人件費が「工賃」「技術料」と表現されたり、「人件費」と「技術料」両方の項目があったりすることもあるようです。
木の難易度に応じた割増・割引料金
立地条件や木の成長状態によって伐採作業の難しさは変わります。その難易度に応じて料金が加算、もしくは割引されることがあるのです。
多くの伐採業者では木の難易度に応じた割増・割引料金が設定されています。ただし、中には木の難易度に関係なく、職人が何人で何時間作業するのかで費用を決める業者もあるようです。
なお、伐採作業がやりやすく難易度が低い状態というのは、以下の通りです。
- 木の周辺に家屋や電線、ほかの木などの障害物がない
- 作業に必要な車両や重機が入る十分なスペースがある
- 根本から切り倒すことができる
費用が高くなりがちな状況
続いて、伐採が難しくなる状況や木の状態について具体的に確認していきましょう。以下のようなケースに当てはまる場合、料金が加算されることが多いです。
- 木が高い、太いため伐採が大変
- 木の周辺に障害物がありスムーズに伐採できない
- 重機が必要
- 急斜面など危険な環境での作業
木の状態や周囲の状態によって根本から一気に伐採することが難しい場合、少しずつ切り落としていく必要があります。また、重機を使った吊り下ろしなどの作業が必要になることもあります。
この場合、伐採にかかる時間や手間が増えるため費用が高くなりがちです。とくに重機を使用するためには、重機のオペレーターの人件費も必要になり、道路使用許可の申請費用がかかることもあります。
以上のように、木の大きさや周囲に障害物があるといった伐採が大変な状況では、伐採に手間がかかります。また、より高度な伐採技術が必要とされ、必要経費も増えます。このように、難易度に応じて料金が変動するため、伐採費用の相場を出すことは難しいのです。
大木の伐採費用2:伐採後の処理・オプション
ここからは伐採後の処理や、オプションとしてかかる費用についてご紹介します。木は切り倒したら終わりではありません。枝や葉といったごみは当然処分しなければなりません。
また、伐根といって切り株や根っこを抜く作業をしないと、シロアリやハチといった害虫のエサや巣の原因となってしまいます。ここでは、伐採した木の処分費と抜根・整地費用についてみていきましょう。
処分費
出たごみの量や、何回に分けて運搬するか、トラックの大きさ、移動距離などによって変動します。また、業者によっては基本料金にすでに含まれていることもあります。
別途処分費が発生する場合、あくまで一例ですが、木の枝や葉は1立方メートルあたり約4,000円、根っこは1立方メートルあたり約7,000円で処分してくれる業者があります。
伐根や整地の費用
伐採と同じく、抜根や抜根後の整地にかかる費用は人件費や出張費、抜根の難易度に応じて変動します。なお、伐根の費用が高くなる要素としては、以下のようなものがあります。
- 根が深く、重機を使用して掘り起こす場合
- 根が住宅の基礎などに絡みついていて作業が難しい場合
抜根は、伐採と同時に依頼すると割引となる業者もあります。伐採と抜根をあわせておこなうことで人件費や出張費などをおさえることができるためです。伐採と抜根を2日に分けておこなうより1日で済ませたほうが、出張費などの必要経費がかさみませんよね。
大木の伐採費用はやっぱり高い?
業者のホームページの施工実績を見ると、8メートルを超えるような大木の伐採では、費用が10万円を超えることも珍しくありません。
費用は10万円以上かかると覚悟しておいたほうがよさそうです。木が大きいと、それだけ作業も危険をともなう難しいものになることが予想され、重機が必要になるケースも多いでしょう。
詳しい費用を知りたいときは、弊社、伐採110番の無料見積りをご利用ください。ここまでお伝えしてきたように、木の伐採に関わる費用は状況によって大きく変動します。そのため、正確な費用が知りたいときは、伐採したい木や周囲の状況をプロに確認してもらったうえで見積りをしてもらいましょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
思ったよりも金額が高い!1円でも減らす方法
木の伐採にかかる料金が思っていたより高く、伐採をやめようかとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、伸び放題の木を放置していると電線に接触して漏電や火災の原因となってしまうこともあり、大変危険です。
周囲に建物や電線がなく安全だという場合でも、大量の落葉の掃除に悩まされたり、木に集まってくる虫や鳥に悩まされたり……。また、放置してさらに木が大きく育ってしまうと、いつか伐採する必要が出たときにさらに高額な料金を支払うことになるかもしれません。
伐採をしたいけれど料金面で迷っているという方は、上記のような事態になる前に、きちんと伐採してしまうことをおすすめします。ここでは、少しでも伐採にかかる料金を減らす方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
自分で費用計算し、価格交渉してみる
ご自身で伐採にかかる費用をおおまかに計算し、業者から提示された見積りに対して「この部分はもう少し安くできないか」と価格交渉してみましょう。
インターネットではさまざまな伐採業者のホームページを見ることができます。業者によっては詳細な料金計算の方法を提示しているところもあるので、参考にするとよいでしょう。
また、ご自身で費用計算するところまでやらなくても、だいたいの相場を理解しておくことで、見積りが異常に高い・安いといったことに気づきやすくなります。見積りの金額に納得できないときや不安があるときは、なぜその料金なのか詳しく説明してもらいましょう。
依頼内容を最小限にする
ごみの処分は自分でするなど、自分でできる作業は自分でおこなうことで伐採にかかる費用を少なく済ませることができます。ただし、大木の伐採で発生するごみはかなりの量になることが予想されます。ご自身での処分作業はかなり大変かもしれません。
「それでもどうしても安く伐採を済ませたい!」「地道な作業は得意」という方は、伐採した木の枝や葉を小さくカットして燃えるごみに出すことで、処分費を節約することができるでしょう。なお、ごみの分別や出し方については、事前にお住まいの地域のルールをご確認ください。
複数の業者から見積りを取ってみる
複数の業者から見積りを取ること(相見積り)で、より安く作業してくれる業者を見つけやすくなります。ただし、安さだけに注目するのではなく、その費用にどのような作業が含まれているのかをきちんと確認しましょう。
「一番安い業者に決めたら、じつは抜根費用は見積りに含まれていなくて……」といったトラブルに注意してください。
弊社、伐採110番では現地調査・見積りを無料でおこなっています。まだ依頼するかわからないという状態でも、お気軽にご利用ください。
また、伐採110番ではわかりやすい料金設定を心がけているので、費用面が心配な方にもおすすめです。もちろん、費用以外の疑問や不安もどうぞ遠慮なくご相談ください。
【大木の伐採】よくある質問まとめ
弊社、伐採110番では、伐採をはじめとしたお庭のお手入れに関する幅広いサービスを提供しております。ここでは、お客様からよくいただく疑問・ご質問をQ&A形式でまとめました。ご依頼前の不安や疑問を少しでも解決できれば幸いです。
Q1.依頼の際はどんな情報が必要?
お客様が伐採をお考えの木の種類、太さ、本数などを伺います。わかる範囲で調べておいていただければ、受付がスムーズに進みます。
Q2.伐採の際、立ち会いって必要?
立ち会いなしのご依頼も可能です。遠方の空き家での作業や時間の都合がつかない場合など、立ち会いなしの作業もお引き受けいたします。逆に、立ち会いたいからスケジュールを調整してほしいといったご要望も、喜んで対応いたします。
Q3.伐採にはどのくらいの時間がかかる?
立地条件や木の状態といった作業の難易度により異なります。詳しくは無料相談・無料お見積りをご利用くださいませ。
「〇時までに終わらせてほしい」などご希望がある際は、お気軽にお申し付けください。できる限りお客様のご要望に沿えるよう調整いたします。
Q4.失敗しない業者の選び方は?
業者選びのポイントはいくつかありますが、対応や見積りを複数社で比べることをおすすめいたします。費用、出来栄え、スピード、気持ちよい対応など、人によって重視したいことや業者に求めるレベルは違います。
そのため、いくつかの業者に相談や見積りを依頼し、ご自身の目でその業者の対応・見積りをご覧になってから決めるとよいでしょう。相見積りの際は、現地調査・見積り無料の伐採110番を、ぜひご利用ください!