せっかく育てた木をヒバの木を伐採するのは、もったいないと思っていませんか?自宅にあるヒバの木をそのままにしておくと、隣の家に侵入してしまったり公道にはみ出して事故につながったりするおそれがあります。
今回は、ヒバの木の伐採について説明します。自分で伐採できるのか知りたい方や、枯れる前に何か予防できる方法はないのか知りたい方も必見です。
ヒバの木の伐採は自分でできる?
大きくなった木を自分で切るのは難しそうに思えますよね。この項目では、自分で伐採するリスクや伐採の方法を紹介します。
伐採作業は危険と隣り合わせ
自分で伐採するのには、さまざまリスクがあります。家や自動車などがある方向に木が倒れてしまったり、チェーンソーや鋸で体を切ってしまったり、ハシゴから転落してしまったりというケースが考えられます。
自分でおこなう場合はしっかり準備しよう
自分で伐採をする場合、保護具などしっかり着用しましょう。必要な防具は、以下のとおりです。
- ヘルメット
- フェイススクリーン
- イヤマフ(もしくは耳栓)
- 遠くから見てもわかるくらい派手な色の服
- 手袋
- 防護衣
- 山林用ブーツ
ヘルメットは、伐採中に落ちてきた枝から頭を守ったり、高所から転落したさいに頭部を守ったりする役目があるので着用しましょう。フェイススクリーンは、飛散物やヤブから顔を守ります。イヤマフや耳栓は、長時間鳴り続けるエンジン音から耳を守ります。
遠くから見てもわかるくらい派手な色の服装をするのは、自分の存在を他者に知らせるのが目的です。落下物による事故を防ぐためや、万が一落下物の下敷きになった際、自分の存在を知らせる目印になるのです。
手袋は、道具の滑りによる事故防止と枝やとげによる手のケガ防止のために着用します。このさい、薄いと枝やとげが刺さるおそれがあるので、厚手のものを着用しましょう。
防護衣は、防護素材によってチェーンソーなどの刃物に巻き込まれても刃を止める仕組みになっていて、刃から体を守ります。山林用のブーツは、滑りによる転倒防止や足先への落下物対策の役目を果たします。
伐採の基本手順
まずは、木を倒す方向を決めます。周囲の凹凸や傾斜、障害物があるかで決めます。倒しやすい方向に木が倒れなさそうな場合は、ロープなどを使って倒したい方向にけん引します。障害物になる木が近くにある場合は、その木から倒すようにします。
次に、障害物を排除します。木が倒れてくる方向にあるものはもちろんですが、反対側にある障害物も、もしもの時に安全に逃げられるよう、除去していきます。地面にでこぼこがあるときは、平らにならしておきます。
そのあとは、余分な枝を切り落としていきます。枝が多いと、周りの木に触れて引っかかったり、枝が落下して事故につながったりするからです。
そして、木にどのようにチェーンソーを入れるか、印をつけていきます。印をつけたら、倒す方向に受け口(真横と斜め上の2方向から入れる切り込み)を作っていきます。次に、受け口の反対側から、追い口(受け口の反対側から水平に入れる切り込み)を作っていきます。
木が倒れ始めたら、速やかにその場から離れます。チェーンソーを離したあとも木が倒れない場合は、くさびを追い口に差し込んで、ハンマーなどで受け口に向かって叩き、木が倒れるように力を加えましょう。
伐採をプロに依頼すると費用はどれくらい?
高さ3メートル、太さ20センチメートル未満の木が、個人で伐採できる限界です。それ以上になると、転落などのリスクが高くなるので、業者に依頼しましょう。
伐採の費用は、木の高さによっても金額が変わっていきます。3メートル未満だと、平均7,000円くらいになります。3~5メートルなど18,000円くらいになり、5メートル以上は金額がそれ以上にかかります。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ヒバが枯れたら伐採は必要?原因と病害虫について
上の項目では、大きくなり過ぎた場合の伐採についてまとめました。この項目では、枯れてしまった原因や、枯れてしまった際の対処法について説明します。
【原因1】葉が密集して風通しが悪かった
ヒバは、大きくなると水を与えなくとも自然に生長します。しかし、大きくなり過ぎて枝が密集してしまい、風通しと日当たりが悪くなって枝が育たない可能性が高くなってしまいます。
【原因2】間違った時期に剪定した
ヒバの剪定は、5~6月の間に1回と9~11月の間の1回おこないます。真夏や真冬のような気温の変化が極端な時期に剪定してしまうと、木の体力が消耗してしまうので枯れてしまう可能性があります。
葉先の切りすぎで枯れているように見えることも…
葉先をハサミで刈り取ると、切り口が枯れているように見える場合があります。刈り込みに強い性質の木でも、葉先を切りすぎると実際に枯れてしまう原因になってしまいます。剪定は適度に、状態を確認しながらおこないましょう。
ヒバが注意すべき病害虫
ヒバが注意すべき病害虫は、以下のとおりです。
- ベト病
- 白絹病
- ヨトウムシ
- ネキリムシ
ベト病は、夏の暑い季節に発生する可能性が高い病気です。葉が茶色く変色してしまいます。白絹病は、葉が茶色く変色し、卵のような小さい白い斑点ができてしまいます。この病気は、症状が出次第、薬剤の散布で改善する可能性があります。
ヨトウムシは、緑色の黒斑点がある害虫です。葉を食べてしまう特徴があり、葉が全て食べられてしまうケースがあります。ネキリムシは白い害虫で、根茎を侵食するという特徴があります。この害虫も、発見次第薬剤を散布することで駆除ができます。
病気にかかったら伐採が必要になる場合もあります
病気になってしまった木は弱くなっているため、強風や台風で折れてしまう可能性があり、事故になる可能性があります。木が倒れて事故を引き起こす前に、業者を利用して伐採しましょう。
上記の内容と被りますが、伐採の費用は、木の高さによっても金額が変わっていきます。3メートル未満だと、平均7,000円くらいになります。3~5メートルなど18,000円くらいになり、5メートル以上は金額がそれ以上にかかります。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ヒバを枯らさないために正しい剪定をしよう!
ヒバを病気や栄養不足から守るためには、定期的に剪定する必要があります。この項目では、正しい剪定の仕方についてまとめました。
ヒバの剪定は年1~2回が目安
ヒバの剪定は年1~2回やるもので、その時期は5~6月ごろと9~10月ごろです。このふたつの時期は新しい芽が付き、どのくらいの枝がどの方向に伸びるのかがわかるため、未来の樹形が想像しやすくなります。
【手順1】枯れた枝を取り除く
全体を見まわし、葉が落ちていたり茶色く変色していたりする枝を探し、取り除きましょう。枯れた枝をそのまま放置しておくと、病害虫の原因になってしまいます。
【手順2】不要な枝を間引く
枯れた枝を取り除いたあとは、不要な枝を間引きます。密集している部分から切り落としていき、外からヒバの木を見たときに、幹や枝が透けて見えるくらいの密度にしましょう。
【手順3】高さを調節する
ヒバをどのくらいの高さにしたいを決め、その高さ以上に伸びた幹を切り落とします。樹木の最上部のことを樹冠(じゅかん)といい、樹冠がきれいにできあがると幹は樹冠より上に伸びません。そのため、木の高さを調節する作業は、樹幹を整える作業でもあります。
剪定や伐採をしたいけど、木が高くてやりづらい。切り過ぎそうで怖い。そんなお悩みをお持ちであれば、弊社にお電話ください。お客様にあった剪定や伐採の業者をご提案させていただきます。電話応対は24時間365日させていただいておりますので、いつでもお電話ください。