大きく育ちすぎた庭木や枯れ木など、必要のない木を伐採するときにはお祓いをするとよいかもしれません。
日本では古来より木に関する言い伝えがあり、伐採をするときはお祓いが必要とされることもあるのです。
この記事では、伐採するときのお祓いの方法や、木を切るのに適さない時期についてもご紹介しています。
また、伐採に必要な道具の説明や方法も詳しくご紹介していますので、これから木を伐採しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
木を切るときにお祓いは必要なの?
みなさんは「木を切ると悪いことが起きる」という話を聞いたことはあるでしょうか。
日本では古来より「木には精霊が宿り、無闇に切ると怒らせてしまい災いを引き起こす」という言い伝えがあります。
迷信ととらえる方もいらっしゃると思いますが、どうしても気になる場合は木を切る際にお祓いをおこなうことをおすすめします。
お祓いは神社の神職にやってもらうことができますが、初穂料と呼ばれる料金を支払わなければいけません。
自分でお祓いをすることもできますので、興味のある方はぜひおこなってみてください。
お祓いを自分でする方法
- 準備するもの
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- お酒
- お浄めの塩
- グラス
- お皿
- お祓いの流れ
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- お酒をグラスに注ぎ、木にお供えをします。
- お皿にお浄めの塩を盛ります。
- 木にお供えをし、挨拶をします。
お祓いの流れは基本的に同じものになりますが、詳しい方法は各地域によって異なります。
住んでいる地域のお祓いの正しい形式を知りたいという方は一度調べてみるとよいでしょう。
木を切るのに適さない時期
木はいつでも切っていいという訳ではありません。
言い伝えによると、木を切ってはいけない日というものが存在するようです。
その木を切ってはいけない日というのは、「土用の日」や「大つち・小つちの日」のことをいいます。
土用の日というのは、立春・立夏・立秋・立冬に入る18~19日前の期間のことです。
この期間中は土の神様を怒らせてしまうため、木を切らないほうがよいとされています。
また、大つちの日とは偶数付きの始めから7日間、小つちの日とは大つちの日が終わってから1日あけた7日間のことをいいます。
この大つち・小つちの日も土の中に神様がいるとされているため、土に触れてはいけないとされているのです。
あくまで言い伝えですが、気になるようでしたらこの時期を避けるようにするとよいでしょう。
木を切るのに適した時期
木を切るのに適した時期というものもあります。
それは冬の時期です。
冬は木の成長が止まっているため、他の時期に比べて枝や葉の重量が軽くなり、作業がしやすくなるのです。
しかし、冬以外でも伐採することは可能です。
「木が病気になっている」「早く伐採したい」といった場合は時期を気にすることなく伐採をするとよいでしょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
木を切るのに必要な道具
ここでは、実際に木を切るのに必要な道具や方法についてご紹介していきます。
木の伐採は一歩間違えると大事故に発展するおそれがあるため、準備をしっかり整えた上でおこないましょう。
チェーンソー
木を伐採にするときは必ず必要になります。
チェーンソーには「エンジン式」「充電式」「電動式」があります。
種類によって刃の長さやハンドルの形状などが異なるため、目的に合わせて最適なものを選ぶとよいでしょう。
チェーンソーを使用するときは、「キックバック」に注意してください。
キックバックとは、木を切る際に意図せず違う方向に跳ね返ってしまう現象のことをいいます。
この現象は主に刃の先端部分に木が接触すると発生しやすいといわれています。
そのため、木を切るときは先端だけで切ろうとせず、刃全体を使って切るようにしましょう。
ノコギリ
チェーンソーが用意できない場合は、手ノコギリを使って木を切ることも可能です。
太い幹を切るのは大変ですが、細い幹を切る場合はノコギリでも十分活躍してくれるでしょう。
ロープ・スリングベルト・くさび
ロープ・スリングベルト・くさびは、木の倒れる方向を決めるのに必要な道具です。ロープは伐採する木に縛り、倒したい方向に引っ張ることに使います。
スリングベルトは倒す先にある木と伐採する木を繋ぎ、木が倒れる方向を正確にするのに使います。
くさびは木の切り口に差し込むもので、ハンマーなどで叩くと倒れる方向を調整することができるといった道具です。
くさびは2本使いますので、複数用意しておくとよいでしょう。
防護メガネ
伐採作業をしていると、多くの木くずが飛びます。
目を傷つけないためにも防護メガネを装着しましょう。
防護服
チェーンソーの扱い方を誤ると、刃が体に触れてしまう危険性があります。
体をしっかり守れる防護服を用意するようにしましょう。
防護服の中には、チェーンソーの刃が触れると繊維が絡みつき、動きを止めることができるものもあるのでぜひ検討してみてください。
ヘルメット
木を切っているときに、上から枝や葉が上から落ちてくることがあります。
落下物から頭を守るためにも、しっかりヘルメットをかぶるようにしましょう。
伐採道具の詳細はこちらの記事をご覧ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
自分で伐採する方法
自分で伐採するときは、以下の手順でおこないましょう。
- 周囲を確認し、木を切り倒しても安全な方向を探す。木を切るのに邪魔な枝は、この時点で切る。
- 木を倒す方向にロープを張る。スリングベルトを活用すると、より安全に木を切り倒せるようになります。
- 木を倒す方向側に「受け口」を作る。
- 受け口の反対側に「追い口」を作る。この時点で木が倒れることがあるため、注意しつつおこないましょう。
- 追い口にハンマーなどを使ってクサビを打ち込んでいく。ある程度クサビを打ち込むと木が倒れます。
切り口、追い口のやり方については次の章で詳しくご紹介します。
切った木を安全に倒すためには方向が重要
木を切ったことがない方からすると「なぜわざわざ二回に分けて木を切るのか」「ノコギリやチェーンソーで真っすぐ幹を切ってはダメなのか」と疑問に思うかもしれません。
しかし、幹をそのまま真っすぐ切ると、ノコギリやチェーンソーの刃が切り口に挟まって動かせなくなったり、木が倒れる方向を制御できなくなったりする危険性があります。
安全に木を切るためには、必ず「受け口」と「追い口」を意識しましょう。
- 受け口
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- 木を倒す方向に作るくの字状の切れ込み
- 切れ込みの深さは幹の直径1/4~1/3ほど
- 追い口
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- 受け口の反対側に作る、木の中心に入れる真っすぐな切れ込み
- 追い口は、受け口の高さの2/3ほどの位置に作る
- 切れ込みの深さは、追い口と受け口の間に幹の直径の1/10ほどのスペース(ツル)が残る程度
もし「木を伐採するのが難しそう」「どこを切ればよいのかわからない」とのことでしたら、伐採のプロに依頼するとよいでしょう。
伐採110番では、全国の加盟店より伐採のプロをご紹介させていただいています。
もし依頼先にお困りでしたら、ぜひお電話にてご相談ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
木を切った後は抜根を忘れずに!
木を切る際は、抜根についても考える必要があります。
抜根とは土を掘り返し、根株を引き抜く作業のことです。
根株を放置していると、スズメバチやシロアリなどが巣を作る危険性があるので早めに抜根をおこないましょう。
ここでは、抜根の道具や方法についてご紹介していくので参考にしてみてください。
抜根に必要な道具
- 根株の回りの土を掘り起こすための道具
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スコップ、鍬(くわ)
- 地中の根を切断するための道具
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斧、ノコギリ
- 邪魔になった土や根を運ぶための道具
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バケツ、一輪車(猫車)
- 根株を枯らして抜根しやすくするための道具
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ドリル+除草剤
抜根の方法
抜根は以下の手順でおこないます。
- 抜根をする1週間以上前に根株にドリルなどで穴を空け、そこへ除草剤を薄めずに流し込み根株を枯れさせる。雨が降ると効能が低下するため、除草剤を使用する際は天候に注意。
- 根株が枯れたら、回りの土をスコップで掘り返していく。地中に埋まっている石は鍬で掘り返す。
- 地中の木の根を斧やノコギリで切断する。掘り返した土や石、切断した根は適宜バケツや一輪車などで作業の邪魔にならない場所に運ぶ。
- 根株の下にスコップを差し込み、テコの原理で根株を浮かし上げる。
- 浮かし上げた根株を引き抜く。根株が浮かなかったり、引き抜けなかったりする場合はさらに土を掘り進める。
- 根株についている土を落とす。
- 掘り返した土を元にもどして完了。
切った後の幹や根株の処分方法
木を切った後の幹や抜根した根株を放置していると、病害虫の発生源になる危険性があるためしっかりと処理をおこなうようにしましょう。
幹や根株の処分方法は大きく分けて2種類あります。
- ゴミの日に出す
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自治体によっては、一定のサイズ以下であれば幹や根株をゴミとして出せるケースがあります。
幹や根株のサイズや自治体のルールによって、可燃ゴミか粗大ゴミになるかが異なるため必ず確認をとりましょう。
また、ルールで定められたサイズを上回る幹や根株であっても、小さく切り刻めばゴミとして出せることがあります。 - 廃品回収業者に依頼する
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ゴミとして出す場合に比べて処分費が高くなりやすいですが、大きい幹や根株でも処分してもらえます。
そのため、幹や根株が大きすぎてゴミとして出せない場合は、業者に依頼して回収や処分をおこなってもらいましょう。
幹や根株を自分で焼却処分してはいけない?
なるべく処分費を抑えたい場合に「木を切る際に出た幹や抜根したあとの根株を燃やして処分すればよい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、幹や根株の個人での焼却処分は法律に違反するおそれがあるためやめましょう。
ものを個人で焼却処分する行為は法律上「野焼き」に該当します。
野焼きは、発生した煙で周囲に迷惑がかかったり、火災に発展したりする危険性があるため「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄法)」で禁止されている行為です。
廃棄法に違反した場合は、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
業者に伐採を依頼したときの費用相場
大きい木を切るのは一筋縄ではいかなく、いつまで経っても切れないということもあります。
また、切った木が人や家などに倒れこんで大事故になる危険性もあるのです。
そのため、自分で木を切るのが難しいと感じた場合は業者に依頼しましょう。
伐採を業者に依頼したときの費用相場は、以下のとおりです。
~3m | 3,700円 |
3~5m | 9,200円 |
5~7m | 21,800円 |
※上表の平均価格は、伐採業者5社のホームページに記載されている料金の平均値を算出したものです。(2020年10月時点)
木の高さが7mを超えると、正確な料金を出すのが難しくなってきます。
安全に木を切るためにクレーンなどの重機を使う必要が出てくることもあり、場合によっては10万円以上になるケースがあります。
また、上記の価格に加えて業者によっては出張費がかかったり、抜根や幹/根株の処分までを合わせて依頼する場合はその分の費用も発生したりします。
詳細な料金を知りたい場合は、必ず作業前に見積り書を作成してもらいましょう。
リスク係数が高いと費用は高くなる!
伐採業者のホームページなどにある、料金案内のページを見ると「リスク係数」という言葉を目にするかもしれません。
これは伐採をする際の危険度を数値化したもので、リスク係数が高いと安全に木を切るのが難しくなる分料金が高くなるというシステムです。
リスク係数は、実際に伐採をおこなう前の事前調査で知ることができます。
次の場合は、リスク係数が高いと判定されることがあるため注意しましょう。
- 木の周りが斜面になっている
- 木のすぐそばに電柱や電線、家などがある/木を安全に倒せる場所がない
- 重機が入り込めないような場所に木が生えている
- 木が腐っていて倒れかけている
業者を選ぶおすすめの方法
いざ伐採を依頼するとなっても、どの業者を利用すればよいのか迷ってしまう方もいることでしょう。
そこで、ここではよい業者を選ぶ方法についてご紹介していきます。
作業実績を確認する
木の伐採は素人目で見ると、体力こそいるものの簡単な作業に見えるかもしれません。
しかし、安全に木を切るには高い技術力が求められます。
そのため、トラブルなく伐採を終えたいという方は、作業実績が豊富で技術力のある業者を選ぶことをおすすめします。
作業実績は多くの場合、業者のホームページなどで確認が可能です。
事前に見積りをとってくれるかを確認する
伐採のプロでもない限りは、なにに対してどれだけの料金がかかっているかを判断するのは困難です。その点を逆手にとり、一部の悪徳業者は相場よりも高額な料金を請求してくるケースがあります。
作業後に料金のトラブルにならないためにも、作業前に見積りをとってくれるかどうかをしっかり確認しましょう。また、見積りがわかりやすいかどうかも重要な点です。もし、見積りでわからない点があった場合に、しっかりと答えてくれる業者を選ぶことをおすすめします。
料金だけでなくサービス内容を確認する
伐採を業者に依頼するのであれば、少しでも安いほうがよいですよね。
たとえば、シルバー人材に依頼すれば安価で伐採をしてもらえます。
逆に伐採業者や便利屋などは、シルバー人材と比べると少し料金が高い傾向があり敬遠する方もいるかもしれません。
しかし、料金だけで業者を決めると思ったとおりの伐採ができないケースがあります。
例をあげると、シルバー人材は人手があまり多くない関係上、希望の日時の予約をとるのが難しいです。
また、抜根を受け付けていないケースもあり、そうなると自分で根株の処理をしなければなりません。
一方で、伐採業者や便利屋であれば希望の日時に木を切ってもらいやすく、伐採だけでなく抜根や幹、根株の処理まで合わせておこなってもらうことも可能です。
自分の期待の応えてくれる業者を見つけるためにも、業者選びの際は料金だけでなくサービス内容も確認するようにしましょう。
伐採のプロをお探しの際は弊社へご相談ください!
木を切るのは素人には難しいため、危険を感じたらなるべく業者に依頼することをおすすめします。
よい業者を選ぶためには、それぞれの業者を調べて見比べる必要がありますが面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。
「優良な業者を探し出すのが面倒くさい」「どの業者に依頼すればよいのかわからない」という方は、弊社の相談窓口にご相談ください。
ご相談内容を元に弊社で取り扱っている加盟店の中から、ご要望に合わせた業者をご紹介しています。
相談窓口は24時間365日いつでも通話料無料で利用できるため、お気軽にお電話ください。
業者に任せて、安心安全に木を伐採しましょう。