みかんの木の伐採は自分でおこなうことが可能です。しかし、自分で伐採をおこなうと危険がともなうことがあるため、木やお家の状況によってはプロに依頼した方がよいケースがあります。
今回は、自分でみかんの木を伐採する場合の具体的な伐採方法や、伐採したあとの木の処分方法について詳しく説明していきます。また、プロに相談した方がよいケースについてもご紹介していきますので、みかんの木の伐採を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
みかんの木の伐採方法
「家のみかんの木が枯れてしまった!大きくなりすぎて近所迷惑になっているので伐採したい……」
このように思って、伐採は業者に依頼するしかないと考えている方も多いことでしょう。しかし、業者に依頼するとお金もかかってきますし、できることなら自分で解決したいものですよね。
そこでここでは、みかんの木を自分で伐採する方法についてご説明していきます。
自分で伐採する方法
みかんの木の伐採に必要なものは、ノコギリ(またはチェーンソー)、直径1センチメートル以上の丈夫なロープ、根を掘り返すシャベルです。
それでは、具体的な伐採の手順についてご説明いたします。
1、切り倒す方向を決め、誘導するようにロープを張る
木を伐採するときに、むやみやたらに木を切り始めないようにしましょう。思いもよらない方向に木が倒れ、建物にあたって傷つけてしまったり、自らがケガをしてしまったりするおそれがあります。
このため、木を倒す場所を確保したら、ロープを木に巻き付けて倒したい方向にピンと張ります。こうすることで木が倒れる方向を調整でき安全に木を倒すことができます。
2、倒す方向に切り込みを入れてから切り始める
倒す方向を決めロープを張ったら、倒す方向に正確に木が倒れるように倒す方向側の幹に45°くらいの切れ込みを入れていきます。切れ込みは幹の直径から見て3分の1ほどの深さまで入れます。
切れ込みを入れたら、反対側からノコギリまたはチェーンソーで切断してきます。この際に、切断を始めるところの高さは切れ込みの底辺から3分の2くらいの高さに設定しましょう。
3、根を残さない場合は、シャベルを用いて伐根する
伐根する場合は、伐採した樹木をどかしたあとにシャベルで回りの土を掘り起こします。根が抜けるくらいに土を掘り起こしたら、根を引っ張って抜いてやります。
切ったみかんの木は再利用できる!
伐採したあとに残るみかんの木にはさまざまな利用法が考えられます。その中のひとつとして、みかんの木の廃材を加工してできるお箸や食器といった木工品があります。
こうしたみかんの木の加工は、自分で挑戦してみるのもよいですし、木材の加工サービスをおこなっている木工職人に依頼してみるのもよいかもしれません。ご自宅を見守ってくれていたみかんの木を伐採することが名残惜しいという方に、非常におすすめできる利用方法です。
切った木の処分方法
切り落としたあとのみかんの木の枝や葉は木のサイズにもよりますが結構な量になってきます。 個人で処分する場合は、自治体にもよりますが、普通ゴミとして市が回収してくれる場合があります。普通ゴミとして出すことで、処分にかかる費用を安く抑えられるといった利点があります。
しかし、切り倒した木をゴミ袋に入るように小さく解体してゴミステーションに運びだすといった手間が必要となってきます。その点、業者に依頼すると、そういった手間が一切必要なく木の解体から処分までをすべてやってくれますので、簡単にみかんの木を処分することができます。
伐採業者の中には、オプションサービスとして切り倒したあとの木も処分してくれるといった業者もあり、伐採と木の処分の両方を依頼すると割引するといった業者もあります。木の伐採をお考えの方は、一度業者に相談してみて、伐採から処分までにどれくらいの費用がかかってくるのかを聞いてみることもおすすめです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
こんなときは業者依頼が正解?判断基準と費用のこと
みかんの木は、自分で伐採できる場合があります。しかし、伐採が可能といっても、伐採を自分でおこなうと非常に作業が膨大で大変なケースもあります。ここでは、どういったときに自分でおこなうのは控えて、業者に依頼した方がよいのかについてご説明いたします。
業者に依頼した方がよいのはこんな場合
みかんの木の伐採を自分でおこなわない方がよいと考えられるのは、木が大きく育ってしまっている場合です。木が高く大きいと、それだけ作業の難易度はあがり、重労働になってきますので、体力と時間を大きく必要とします。
作業の内容が多く、作業時間が延びれば伸びるほど、それだけ疲れてけがをしてしまうリスクも出てきてしまいます。ほかにも、処分しなければいけない伐採後の枝や葉の量も膨大になり、大変な作業になってきますし、処分には多くの手間と時間が必要になってきます。
ご自宅にみかんの木の状況を見てみて、作業量と作業中の安全を考慮し、自分で伐採するのは難しいと思ったら業者に依頼することをおすすめいたします。
伐採にかかる費用相場
標準的なサイズのみかんの木ですと伐採にかかる相場は10,000~15,000円となっています。しかし、ご自宅の木の大きさや状況によって作業にかかる費用は大きく変わってくることがあります。また、業者によっても、作業料金に加えて出張費や機械使用料などの料金を別途請求されることがあります。
このため、業者を選ぶ際には、最初からひとつの業者に決めるのではなく、いくつかの業者に見積りをとってもらうようにしましょう。そうすることで、作業内容と料金を比較することができます。伐採にかかる費用をなるべく安くしたいというときは、複数社から見積りをとってサービス内容を吟味してから決めることをおすすめいたします。
伐採をプロに依頼するメリット
業者にみかんの木の伐採を依頼することのメリットは、安全に木を伐採してくれるといったことだけではありません。伐採をプロに依頼すると、見積りの際にご家庭の木の状況に合ったベストな作業の提案をしてくれます。
たとえば、木が生えている場所によっては、根が水道管や住宅の基礎部分に触れていることがあります。この場合ですと、無理に引き抜こうとしたら水道管などを傷つけてしまうおそれがあります。水道管が傷つくと水漏れの原因にもなり、修理するのが大変です。
このようなリスクを回避し、安全・確実に伐採できるというのもプロに依頼するメリットといえます。弊社に加盟している業者では、現地での無料見積りをさせていただいております。伐採をしたいとお考えのかたのお悩みを聞き、最適な業者を紹介いたしますので、お困りの際はぜひ気軽にご連絡ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※3 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
みかんの木を上手に育てるコツ
みかんの木を枯れないように健康に育てるには、当然ながら育て方とお手入れの仕方がカギになってきます。そこで、ここでは、みかんの木を上手に育てるコツについてご紹介していきます。
みかんの木の育て方
みかんの木を上手に育てるためには、水やり、肥料、日当たりといった要素が非常に重要になってきます。ここで、順にご説明していきます。
水やり
みかんの木が地植えの場合は、基本的には水をあげなくても大丈夫です。ただ、夏の暑い日や日照りが続く期間には水やりをしてあげるようにしましょう。
鉢植えの場合は、春夏は表面の土が乾いたら水をたっぷりとあげます。とくに夏場は水切れが起こらないように注意してやる必要があります。冬場は、基本的に週に1回ほどの水やりをしてあげるのがベストですが、雨があたる場所で育てていれば水やりはとくに必要ありません。
肥料
地植えの場合も鉢植えの場合も、基本的にみかんの生育に適している有機肥料を3月、6月、10月ごろにあげるようにしましょう。
日当たり
みかんの木にとって日当たりは非常に重要です。明るい日陰程度の日照量の場所では、みかんにとって日照量は不十分で病害虫の発生や果実が収穫前に落下してしまう原因にもなります。みかんを育てる際には、みかんへの日当たりを遮るものが何もないような環境を意識してあげるようにしましょう。
また、適度に選定をしてやることで、一枚一枚の葉に十分に日光があたるようにしてやることも非常に大切になってきます。
収穫したみかんの活用方法
みかんの果実には、ビタミンが豊富に含まれており、風邪予防や発がん抑制作用といった効果が期待できます。普通に食べるのもおすすめですし、ゼリーやジュースに加工してから食べるのも非常におすすめです。
また、みかんの皮は、消臭剤としての効果もあります。十分に乾いたみかんをポプリ入れなどに入れて、トイレや靴箱の中といった匂いが気になる場所においておけば、消臭効果が期待でき、ほのかなみかんの香りも楽しむことができます。
みかんの木が枯れる原因
十分な肥料や日照量で育てているのにみかんの木が枯れてしまうことがあります。こうしたケースの多くは、カミキリムシのような害虫が原因であることが多いです。カミキリムシは、一匹で若いみかんの木を枯れさせてしまうほど、被害が大きい病害虫として知られており、十分に注意が必要となってきます。
こうした害虫がご自宅のみかんの木に寄生している場合、放置していると木が衰弱してとり返しのつかない事態につながってきてしまう恐れがあります。葉が虫に食べられた痕跡がないか、幹に穴が空いていないかといったことをチェックして病害虫がいないかどうか確認して、状況に応じて薬剤を用いて駆除してあげましょう。
病害虫の駆除に関して不安な方や、対策をとっても枯れてしまう理由がわからないといった方は業者に連絡して相談してみることをおすすめいたします。ご自宅にみかんの木の状況を正しく判断して、最善となる解決策を提示してくれます。弊社にご相談いただければ、ご希望にあった業者をすぐに派遣いたします。みかんの木の伐採を検討しているかたは、お気軽にご連絡ください。