日々成長していく防犯カメラ。今ではデパートやビルだけでなく自宅へ取り付ける人も増え、どこでも目にするようになりました。便利な機能が搭載され、遠くの映像も鮮明な画像として見えたり夜間でもカラー撮影できたりと、どんどん進化しています。レコーダーの録画が主流だった昔とは変わり、便利な録画方法がいくつも出てきました。
ここでは進化を遂げた防犯カメラのさまざまな機能や歴史、録画方法や録画時間の目安、レコーダーの便利機能やマイク付き防犯カメラについて、屋外で使用する防犯カメラの種類についてご紹介します。
数年で進化を遂げた最新の防犯カメラ事情
1980年ごろから普及し始めた防犯カメラ。防犯カメラは日々進化を遂げ、便利な機能が搭載され、どんどん高性能になっています。ここでは防犯カメラの歴史や昔と今の防犯カメラの違い、最新機能や様々な録画方法について説明します。
高画質だけじゃない!防犯カメラの今と昔の違い
防犯カメラが一般化したのは1980年以降からです。1970年ごろからATMの普及が進み、防犯カメラの需要が高まりました。そして1980年頃から防犯カメラが銀行などのお金を扱う場所以外に、商業施設などで防犯カメラが設置されるようになりました。
現代では無線でネットワークに接続できるネットワークカメラが増えてきました。これまでは防犯カメラとは別にレコーダーを用意していましたが、必要なときだけサーバー上へ録画を行う方法が出てきたのです。ここ数年で画質や機能の向上だけでなく録画方法までも変化してきました。
最新防犯カメラの驚くべき機能とは
現在、様々な種類の防犯カメラがありますが、中でも人気なのがドーム型カメラです。ドーム型カメラは威圧感のない見た目が特徴で、オフィスやデパート、エレベーターなどにも多く活用されています。
そんなドームカメラの中には水平方向に360°、垂直方向へ180°カメラを回すことができるものもあります。また光学ズーム機能により30倍もズームし細かい文字まで判別できる機能や、元からあるものの持ち去りや元から置かれていないものを置き去りにされた場合にアラームで知らせる機能まであります。
このように防犯カメラは次々に進化を遂げ、新しい機能が増えていっています。
現代の防犯・監視カメラの録画方法は4タイプ
防犯カメラの進化により、さまざまな方法で録画することができるようになりました。防犯カメラの映像の録画方法には以下の4つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
- 本体内録画
-
これまでに多く使用されていたのがこの本体内録画の機種です。本体に内蔵されているハードディスクやメモリーカードへ映像が記録されます。
このタイプは基本的にはリアルタイムで監視することができないため、その場で監視する必要が無い場合や威嚇のために使用されることが多いです。しかし近年ではネットワーク上でモニタリングできるものもあるため一概には言えません。
- NVRタイプ
-
とはネットワークビデオレコーダーのことです。近年このNVRタイプが特に多く使用されています。防犯カメラから有線LANまたは無線でネットワークへ繋ぎ、ネットワークを通じで映像を映し、録画も行えるものです。
通常はハードディスクへ録画されます。
ネットワークで管理するため自由度の高いタイプです。
- 無線親機録画
-
こちらは防犯カメラにアンテナが付いており、電波で親機へ映像を送るタイプです。電波を受信した親機が映像を記録します。あまり普及していないタイプですが、インターホンなどで使用されることがあります。
記録媒体はSDカードが主流です。映像を電波で送信するため配線が必要ない反面、親機との距離が離れすぎると送受信が難しくなるというデメリットがあります。
- クラウドNVRタイプ
-
基本的な仕組みはNVRタイプと同じですが、記録するサーバーをクラウド化してあるものです。録画映像がクラウドサーバーへ保存されるため破損の心配がいりません。クラウドサービスを提供している会社が管理をしているためセキュリティの管理も簡単に行えます。
防犯カメラの進化により、さまざまな方法で録画することができるようになりました。
防犯カメラの映像の録画方法には以下の4つのタイプがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
- 本体内録画
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これまでに多く使用されていたのがこの本体内録画の機種です。
本体に内蔵されているハードディスクやメモリーカードへ映像が記録されます。
このタイプは基本的にはリアルタイムで監視することができないため、その場で監視する必要が無い場合や威嚇のために使用されることが多いです。
しかし近年ではネットワーク上でモニタリングできるものもあるため一概には言えません。
- NVRタイプ
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とはネットワークビデオレコーダーのことです。
近年このNVRタイプが特に多く使用されています。
防犯カメラから有線LANまたは無線でネットワークへ繋ぎ、ネットワークを通じで映像を映し、録画も行えるものです。
通常はハードディスクへ録画されます。
ネットワークで管理するため自由度の高いタイプです。
- 無線親機録画
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こちらは防犯カメラにアンテナが付いており、電波で親機へ映像を送るタイプです。
電波を受信した親機が映像を記録します。
あまり普及していないタイプですが、インターホンなどで使用されることがあります。
記録媒体はSDカードが主流です。
映像を電波で送信するため配線が必要ない反面、親機との距離が離れすぎると送受信が難しくなるというデメリットがあります。
- クラウドNVRタイプ
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基本的な仕組みはNVRタイプと同じですが、記録するサーバーをクラウド化してあるものです。
録画映像がクラウドサーバーへ保存されるため破損の心配がいりません。
クラウドサービスを提供している会社が管理をしているためセキュリティの管理も簡単に行えます。
人気の理由は?NVRの特徴やメリット
現在多くの場所で用いられているNVRタイプの防犯カメラ。NVRタイプの特徴やメリットを説明します。
NVRタイプはネットワークを通じで映像を映し、録画を行うタイプであるため、様々な場所へ設置している防犯カメラの映像を一括で管理することができます。また、カメラが壊れてしまってもカメラ内に映像を保存していないため録画している映像を残すことができます。
現在多くの場所で用いられているNVRタイプの防犯カメラ。
タイプの特徴やメリットを説明します。
- ネットワークを通じて映像を録画、視聴できる
- 24時間どこでもカメラの映像がリアルタイムで見られる
- 複数のカメラの映像をまとめて見ることができる
- 何かあったときに、すぐスマホなどで映像を確認できる
- 複数のカメラ映像データをまとめて保管できる
- カメラが壊れてしまっても録画した映像は残る
防犯カメラ映像の保存時間には限りがあります。しかしレコーダーの容量やカメラの数などによって変わってくるため一言で何時間までと決めるのは難しいです。
そこでどのような条件によって保存時間が変わるのかを、記憶媒体の容量・防犯カメラの画質・レコーダーの機能に分けて見ていきましょう。
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気になる容量の目安は?3タイプある記憶媒体
記憶媒体として用いられるものにはSDカード、HDD、サーバーの3タイプがあります。どのタイプを使用するにしろ、それぞれの容量によって録画可能時間は変わってきます。
容量は多ければ多いほど長時間録画することができます。容量ごとの録画可能期間の目安は以下のようになっています。
- 2TBの場合は約7日間
- 4TBの場合は約14日間
- 8TBの場合は約21日間
これらはあくまで目安であり、保存期間は撮影場所などさまざまな条件によって変わってきます。
最新防犯カメラのタイプによる画質の違い
カメラの画素数や画質、コマ数などのスペックによっても録画可能時間が変わってきます。
大きく分けるとアナログカメラ、AHDカメラ、HD-SDIカメラがあります。
アナログカメラは52万画素未満のものを指します。AHDカメラは130万画素のものを指します。HD-SDIカメラは223万画素のものを指します。
こういった画素数によっても録画可能時間が変わってくるため使用する防犯カメラの画素数や最大フレームレートなどを知っておきましょう。
カメラの画素数や画質、コマ数などのスペックによっても録画可能時間が変わってきます。
大きく分けるとアナログカメラ、AHDカメラ、HD-SDIカメラがあります。
- アナログカメラ:52万画素未満
- AHDカメラ:130万画素
- HD-SDIカメラ:223万画素
こういった画素数によっても録画可能時間が変わってきます。
そのため使用する防犯カメラの画素数や最大フレームレートなどを知っておきましょう。
レコーダーの機能をフル活用するために
現在レコーダーには便利な機能がたくさんついています。それらの機能を使用することで長時間録画することができる場合があります。
レコーダーによって映像ファイルの圧縮形式が変わってきます。圧縮率が良いほど長時間録画することができます。また、動作を感知して録画を開始するタイプもあるため特に動きの無かった部分は稼働せず録画を省くことができます。
このようにレコーダーの最新機能を使用することでより長く録画することができます。
チェック!
レコーダーの映像ファイル圧縮形式でデータの容量が変わります。
そのため圧縮の良いものを選ぶとデータが軽くなり、長時間録画ができます。
動作感知タイプだとさらに長時間録画が可能になります。
音声も記録可能!録音機能付きの防犯カメラの特徴
防犯カメラで音声まで記録可能であれば、防犯対策の幅は今までよりももっと広がると思います。現在は、映像だけでなく音声も記録可能な防犯カメラも登場してきています。
ここでは録音機能付きの防犯カメラの特徴をご紹介します。
マイク搭載型と非搭載型がある
防犯カメラにはマイク搭載型と非搭載型があります。
それぞれの違いをご紹介します
防犯カメラにはマイク搭載型と非搭載型があります。
それぞれの違いをご紹介します。
- マイク搭載型
-
名前の通り防犯カメラにマイクがあらかじめ搭載されているため映像と同じように音声も記録するというものです。
ネットワークカメラは搭載型が多いです。
- 非搭載型
-
防犯カメラにはマイクが搭載されておらず別途マイクを設置するタイプのものです。
もともとマイクが搭載されていればマイクを取り付ける手間が減り便利です。
しかし、防犯カメラを設置する天井付近では遠くの声を集音し辛かったり、スピーカーから音楽が流れていたりなど活用しづらい場所もあるため注意が必要です。
防犯カメラに録音機能を追加する必要性とメリット
防犯カメラに録音機能を追加することでさまざまなメリットが生まれます。
まずは防犯効果の向上につながるということです。映像だけでなく音声からも犯人の特定を行うことができます。
次に何か起こった時間帯の映像を探しやすいということです。何かが起こった際にその時の映像を探そうとしても、目に映る変化だけでその時間帯を探すことはとても根気のいる作業です。しかし音声が残っていることで大きな物音のした部分から探したい時間帯を見つけることができるため便利です。
また、マネジメント業務の向上にもつながります。業務中の接客態度だけでなく、お客様とのやりとりが適切かどうかなども確認することができるためマネジメントに役立てることができます。
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雨の中でも大丈夫!防水機能付きの防犯カメラは3タイプ
屋外で防犯カメラを使用する場合にはきちんと防水対策を行う必要があります。防水機能にはさまざまなタイプがあるため設置場所によってどのタイプにするのかを選択しましょう。
ここでは防水機能の付いた3つのタイプについてご紹介します。
防水機能は3つのタイプに分けられる
- 防滴型
-
防滴型は軒下やガレージなど、直接雨は当たらない雨水が吹き込む程度場所への設置に適しているタイプの防犯カメラです。
- 防雨型
-
防雨型は高い耐水性があり、駐車場や外壁などの直接雨水がかかる場所への設置に適しているタイプの防犯カメラです。
- 完全防水型
-
完全防水型は、水中での使用も可能な高い防水性能を持っているタイプで、さまざまな場所への設置が可能な防犯カメラです。
防犯カメラを屋外に設置するときには、設置場所に適したものを使用しましょう。
防犯カメラだけでなくコネクタ部分にも要防水
防犯カメラを屋外に設置する際にはきちんと防水タイプを購入する方が多いと思います。しかしつい見落としがちなのがコネクタ部分の防水処理です。
コネクタ部分は金属であるためきちんと防水を行わないと危険です。防水タイプの防犯カメラを購入しても、コネクタ部分が防水になっていないこともあるため、きちんと防水対策を行うようにしましょう。
まとめ
防犯カメラを購入するときには以下のことに気を付けるようにしましょう。
- 映像の録画方法は本体内録画、NVRタイプ、無線親機録画、クラウドNVRタイプの4つがあり、NVRタイプが人気
- 容量の多い記憶媒体を使用し、動作感知タイプのレコーダーを使用することでより長い時間録画することができる
- 音声も記録できる防犯カメラもあるため、設置場所に合わせてマイク搭載型か非搭載型かを選択する
- 音声を記録することで防犯効果を高め、マネジメントなどにも役立てることができる
- 防犯カメラの設置場所によって防水機能を選択する
防犯カメラにはさまざまな種類があります。以上のことに気を付けて目的に合った防犯カメラを選択しましょう。