「車の走行中にバッテリー上がりが起きてしまった……」
「走行中でもバッテリー上がりは回復できるの?」
車の走行中にバッテリー上がりが起きてしまっても対処法はあります!
そのために、まずはジャンプスターターかブースターケーブルを使用してエンジンをかけましょう。
今回は、走行中に起きたバッテリー上がりの対処法や予防法を紹介していきます。
走行中にエンジンがストップしてしまえば事故の原因にもなりかねません。
この記事を読んで、走行中のバッテリー上がりを防ぐために最適な対策をとりましょう。
もし今すぐにバッテリー上がりを復活させる必要がある場合は、弊社のカーバッテリー110番までお問い合わせください。
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走行中のバッテリー上がりの4つの原因
まずは、走行中にバッテリー上がりが起きる原因をご紹介していきます。
原因がわかっていれば、今後の予防にも役立つはずです。ぜひ参考にしてみてください。
エンジンをかけていない状態で電力を消費した
車にはもともと、エンジンをかけて走行することによって自動的に発電する機能がついています。したがって、走行中はどんなにライトやエアコンなどの電気系統を使っても、基本的にバッテリーが上がることはありません。
しかしエンジン停止中は走行による自動発電がされないので、電力を使えば使うほどバッテリーの充電を消費することになります。充電残量がゼロになるまでライトなどの電気系統を使うと、バッテリー上がりを起こしてしまうでしょう。
しばらく運転していなかった
しばらく運転をしていない車というのは、走行による自動発電もされていないので、バッテリー残量が少なくなっていることが多いものです。その状態のまま放置しておくと、カーナビなどの車載電化製品によって発生した微量の待機電流によって、バッテリーの充電が完全になくなってしまうこともあるでしょう。
久しぶりに運転しようとしたときに、「バッテリーが上がっていて、エンジンがかからない!」と気づくケースも少なくないといいます。
バッテリーが老朽化した
通常、バッテリーは2~3年程度使用すると劣化し、使えなくなってしまいます。もし最後にバッテリー交換をしたのが数年前であるのであれば、老朽化によってバッテリー上がりが生じやすくなっているはずです。
バッテリー液が減少した
バッテリーは、中に入っているバッテリー液を使って充電をおこないます。バッテリーの使用を続けていると、次第にバッテリー液が減ってくることがあり、それによってバッテリー上がりが発生しやすくなることもあるのです。
走行中にエンジンストップする原因と対処法
自動車というのは、電気を使って燃料であるガソリンに点火をすることによって、はじめて走行が可能になります。つまりバッテリーの電力が「ゼロ」になってしまうと、燃料点火ができず、エンスト(エンジンストップ)を起こしてしまうことがあるのです。
ただしバッテリーが上がったからといって、ただちに走行中にエンジンが止まるわけではありません。車には「オルタネータ」と呼ばれる自動発電装置がついているため、バッテリーの残量がゼロだったとしても、オルタネータが生きている限りガソリンへの点火を継続できるからです。
したがって、もし走行中にエンストが起きた場合は、バッテリーが上がったのと同時に、オルタネータも故障したと考えられます。
エンストを起こしてしまった場合は、まずはバッテリーを十分充電されたものと交換し、車を安全なところへ移動させましょう。その後、オルタネータの修理を業者に依頼してください。
バッテリーは故障・寿命で上がりやすくなる
「いつもちゃんとバッテリーを充電しているはずなのに、なぜかバッテリーがすぐ上がる」という場合、バッテリーが故障しているか、バッテリーの寿命が近づいていると考えられます。
こうなると、どんなにしっかり充電してもすぐにバッテリーは上がってしまうでしょう。早急に新しいバッテリーへ交換するようにしてください。
バッテリー上がりは業者に連絡する
バッテリー上がりが起きたときは、なるべく早く業者に相談し、交換を依頼してください。
前述のとおり、バッテリー上がりはオルタネータの故障と同時に起きてしまうと、エンストの原因となることがあります。重大な事故につながる前に対処しておくことが大切です。
カーバッテリー110番にご連絡いただければ、全国各地のバッテリー交換業者の中から、もっとも早く現場に駆け付けることができるところをお探しし、ご紹介することができます。
もちろん、お問い合わせやご紹介料は無料です。弊社のコールセンターでは24時間体制でお客様からのご相談を承っておりますので、緊急事態の際も、ぜひお気軽にお電話ください。
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こんな症状があったら、バッテリー上がりに注意!
バッテリー上がりを対処するためには、まずは目の前で起きている車の不具合が、バッテリー上がりによるものであるのかを確認する必要があります。以下のようなバッテリー上がりの症状がないか、チェックしてみましょう。
エンジンがかかりにくい
バッテリーが上がると、エンジンをかけることができなくなります。もしエンジンがかかりにくかったり、エンジンをかけるときのモーター音が小さくなっていたりする場合は、バッテリーが上がりそうなのかもしれません。
時計の表示時間や、オーディオなどが初期設定に戻っている
バッテリーが少なくなったり上がったりすると、車内の時計表示時間やオーディオ設定などがリセットされてしまうことがあります。戻した覚えがないのに初期設定になっている場合は、バッテリー上がりを疑いましょう。
エンジン停止時に電気系統の設備が使えない
エンジン停止時に車内の電気系統設備を使う場合、バッテリーの充電を利用することになります。もし室内灯などがつかない場合は、バッテリーが上がっているおそれがあるでしょう。
バッテリー上がりが起きた際の4つの対処法
バッテリー上がりが起きてしまったら、早急に対処をおこないましょう。道路の真ん中でエンジンがかからなくなってしまった場合、大事故に発展することもあるからです。そこでここからは、バッテリー上がりが起きた際の対処法についてご紹介します。
ジャンプスターターで充電する
バッテリー上がりが起きてしまっても、『ジャンプスターター』を使えばエンジンをかけることができます。ジャンプスターターとは、付属のケーブルをバッテリーに接続することによって、バッテリー上がりの状態でもエンジンをかけることができる非常用の道具です。
ジャンプスターターの赤クリップでバッテリーのプラス端子を、黒クリップでマイナス端子を挟み、エンジンキーを回せばエンジンがかかります。エンジンがかかったら、取り付けた際と逆の手順でジャンプスターターを外しましょう。
ブースターケーブルで電気を分けてもらう
ジャンプスターターを持っていない場合は、別の車から電気を分けてもらうという手もあります。近くにいる友だちや家族にお願いして、まずは現場まで救援車となる車を持ってきてもらいましょう。
『ブースターケーブル』と呼ばれる配線を使えば、バッテリー上がりを起こした車と救援車とを接続し、救援車側のエンジンをかけることによって、電気を分けることができます。少量でもバッテリーに電力が戻れば、とりあえずエンジンはかかるので、近くの場所に移動くらいはできるようになるでしょう。
この方法は誰かがブースターケーブルを持っていないと使うことができません。持っていたとしても、ブースターケーブルの使用方法を間違えると、発火や爆発事故につながる可能性もあるため、注意が必要です。
「詳しい接続方法を知らない」「ブースターケーブルを使ったことがない」という場合は、この対処法はやめておいたほうがよいかもしれません。
バッテリーを新しく交換する
すでに交換用のバッテリーを持っている場合や、近くにカー用品店などがあってすぐに購入できる場合は、自力でバッテリーを交換することもできます。交換方法は購入先の店員に聞けば教えてくれるはずです。
ただし「自分で交換する自信がない」という場合や、交換用のバッテリーが用意できない場合は、ほかの方法で対処したほうが早いかもしれません。
ロードサービスを利用する
あらゆる車のトラブルをサポートしてくれる、いわゆるロードサービスなどの業者を使ってバッテリー上がりを解消する方法もあります。ロードサービスなどの業者に修理や交換を依頼すれば、バッテリー上がりによるトラブルもすぐに解決できるはずです。
会員にならなければならなかったり救援料がかかったりなど、コストはかかりますが、自力での対処に自信がない方にとってはとても便利なサービスといえるでしょう。
業者へ依頼した際の相場費用
業者にバッテリー上がりを解消してもらう場合、気になるのがその費用です。一般的な費用相場は、以下のとおりとなります。
- バッテリー本体代金
-
10,000円~30,000円程度
- 作業料
-
500円~25,000円程度
上記からわかるとおり、バッテリー交換は作業料に大きく開きがあります。深夜の時間帯や、高速道路上でバッテリー上がりが起きた場合は、そうでない場合と比べて高めの価格になることが多いでしょう。
また、会員制ロードサービスの場合は、会員か否かによって価格が変わることがあります。ロードサービスを呼ぶ場合は会員・非会員による値段の違いを確認しておくと安心です。
「もっと安い業者に依頼したい!」「ロードサービスの会員になるのは面倒」といった場合は、弊社のカーバッテリー110番までお問い合わせください。
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バッテリー上がりは8,800円(税込)~で受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・トラブル内容により記載価格で対応できない場合がございます。
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バッテリー上がりの3つの予防法
ここまで、バッテリー上がりの際の対処法についてご紹介しました。しかし、できればバッテリー上がりは発生する前に未然に防ぎたいものですよね。そこでここからは、バッテリー上がりの予防法についてご紹介します。
バッテリー上がりは、以下のような方法で予防することが可能です。
自動電源オフ装置を使う
自動電源オフ装置とは、バッテリーの電圧を測定し、一定のボルト数を下回った場合に車内電化製品の電源を自動的に切ってくれる装置のことです。これを使えば、突然バッテリー上がりが起きることを防ぐことができます。自動電源オフ装置は、ネット通販やカー用品店などで購入できるでしょう。
充電器を使う
外付けの充電器を使えば、オルタネータを使って走行中に充電しなくても、コンセントからつなぐことでバッテリーを充電することができます。なおソーラータイプの充電器を使えば、コンセントも必要ありません。
定期的に点検、メンテナンスをおこなう
上記の装置を使うことに加えて、定期的な点検・メンテナンスもバッテリー上がりを予防する上でとても重要です。点検・メンテナンスをおこなっていれば、バッテリー上がりの兆候を事前に察知し、対処ができるでしょう。点検・メンテナンスの具体的な方法については、次の見出しでご紹介します。
バッテリーの点検・メンテナンスにおける3つの確認事項
バッテリーの点検やメンテンナンスをおこなう場合は、以下の点を確認しましょう。
バッテリーの寿命確認
ヘッドライトが以前より暗くないか、パワーウインドウの反応が悪くなっていないかどうかを確認してみてください。もし暗くなっていたり、反応が悪くなっていたりする場合、バッテリーの寿命が近づいている可能性があります。
バッテリーは通常、購入後2・3年程度で使えなくなってしまうものです。最後にバッテリー交換をしたときから2年が経過したら、定期的にこうした点検をおこなうとよいでしょう。
バッテリー液の確認
月に1回程度はバッテリー液の量を確認しましょう。
エンジンルーム内にあるバッテリーを見ると、側面部から中のバッテリー液の残量がわかるようになっています。おそらく多くのバッテリーでは、側面部に上限値と下限値を表す目盛りがついているはずです。
液量がこの範囲に収まっていれば問題ありません。もし液量が下限値を下回っている場合、バッテリー上がりやバッテリー破裂などが起きやすくなってしまいます。バッテリー液を追加して、下限値を上回るようにしておきましょう。
電圧の測定
バッテリーは寿命が近づくと、電圧が低くなり、エンジンをかけることなどができなくなります。したがって、電圧を定期的に測定することで、バッテリー上がりの兆候や、バッテリー交換のタイミングがわかるのです。
バッテリー電圧の測定をおこなう場合は、「テスター」と呼ばれる測定機器を使用します。エンジンを切った状態でテスターをバッテリーの端子に接続し、12ボルト後半~13ボルト程度の電圧が確認できれば、問題ありません。
一方で、12ボルトを下回るような数値が計測された場合は、バッテリーの寿命が近づいており、バッテリー上がりが起きやすい状態であるといえるでしょう。バッテリー交換を検討したほうがよいかもしれません。
まとめ
今回は走行中に起きたバッテリー上がりの対処法について紹介していきました。
記事の重要な点を以下にまとめました。
- エンジンをかけていない状態で電力消費をしたり、しばらく運転をしていないと走行中のバッテリー上がりを起こしやすい
- 走行中のバッテリー上がりは、バッテリーの寿命や使いすぎも考えられる
- 走行中のエンジンストップはオルタネーターの故障も考えられる
- バッテリー上がりが起きた際は、ジャンプスターターかブースターケーブルを使用する
- バッテリーを交換する際は自分で交換するか、ロードサービスや業者に依頼する
走行中のバッテリー上がりは緊急で回復したい方も多いはずです。
走行中のバッテリー上がりをなるべく避けたいなら、普段からバッテリーの点検は必要です。
バッテリー上がりは車を使用していると起こりうるものです。
ご自身での作業が不安な場合は、業者に依頼して最適な方法をとりましょう。
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