n-oneは、坂道や狭い道でも走行しやすくなっていて、街乗りに向いている車です。その性能もあり、買い物などで近所に行くちょい乗りに使う方も多いです。しかし、車のちょい乗りは、走行距離が短いためにバッテリーの充電があまりされません。
車のバッテリーは、走行中に充電をすることで継続的に使うことができる仕組みになっています。そのため、ちょい乗りは充電不足によるバッテリー上がりを起こしてしまう可能性があるのです。
そこで、n-oneのような車でバッテリー上がりを起こしてしまった場合の対処法とバッテリー上がりの原因を解説します。日常のちょっとしたことでバッテリー上がりを防げる場合もあるので、予防法もあわせてご紹介します。
n-oneのバッテリー上がりを回復させる方法
車のバッテリー上がりが起こったら、エンジンがかからないままでは車を動かすことができないので、バッテリーを復活させる必要があります。ここでは、バッテリー上がり回復に有効な4つの対処法をご紹介します。
まずはオルタネーターが故障していないか確認しよう
バッテリー上がりは、電力の使い過ぎか充電不足によって起こります。そこで確認していただきたいのが、オルタネーターです。オルタネーターとは、車のエンジンルームにある発電機のことで、エンジンが始動すると稼働し発電します。
車の走行中は、このオルタネーターが正常に機能していれば、絶えずバッテリーは充電されている状態なので、バッテリー上がりになることは基本的にはありません。
しかし、オルタネーターが故障しているとバッテリーの充電がおこなわれないため、蓄電されていた電力がなくなると充電不足でバッテリー上がりを起こしてしまうのです。
対処1|ブースターケーブルをつないで、電力を供給
オルタネーターが正常に作動しているにもかかわらずバッテリーが上がってしまったときは、救援車を呼んで電力を分けてもらいましょう。ただし、ハイブリッド車は電力供給を受けることはできますが、ハイブリッドシステムが故障するおそれがあるため救援車にはなれません。救援車を呼ぶときは、ガソリン車を呼びましょう。
また、救援車から電力を分けてもらう場合は、ブースターケーブルという電力供給をおこなうためのケーブルが必要になります。このケーブルは、ホームセンターやカー用品店で購入可能です。
ケーブルの準備ができたら、故障車のプラス端子に赤のケーブルをつなぎ、同じケーブルの反対側を救援車のプラス端子につなぎます。次に救援車のマイナス端子に黒のケーブルをつなぎ、同じケーブルの反対側を故障車のバッテリーの金属部分につなぎます。
つなぎ終えたら救援車のエンジンをかけ、充電ができるまで数分待ちます。それから故障車のエンジンをかけ、エンジンがかかったらケーブルを外します。なお、ケーブルを外す際は、取り付け時の逆の手順でおこなうようにしましょう。
対処2|ジャンプスターターで充電
救援車がすぐに見つかればよいですが、車の通らない場所でバッテリー上がりが起こることもあるでしょう。そのときは、ジャンプスターターという充電器が有効です。
大きなものではないので場所を取ることもなく、ひとりでもバッテリーを回復させることができます。ジャンプスターターにも、ブースターケーブル同様2本のケーブルがあります。
赤をプラス端子、黒をバッテリーの金属部分につないだら、ジャンプスターターの電源を入れましょう。充電できるまで数分待ってから故障車のエンジンをかけ、エンジンがかかったらケーブルを外してください。
対処3|ロードサービスに依頼
救援車もおらず、充電器も持っていなかった場合は、ロードサービスを利用してもよいでしょう。ロードサービスは、JAFなどのロードサービス会社もあれば、自動車保険についているものもあります。
どちらでも、加入の時点で会費や保険料を支払っているので、バッテリー上がりを直す程度なら無料でサービスを受けられることがほとんどです。
ただし、自動車保険などについているロードサービスの場合、無料でサービスを受けられる回数が決まっているものがあります。詳しいサービス内容に関しては、あらかじめインターネットなどで調べておくとよいでしょう。
対処4|業者に依頼
救援車もおらず、充電器もない状態で、ロードサービスにも入っていないという方もいるかもしれません。その場合は、業者に依頼する方法もあります。
車のトラブル全般に対応する業者もあれば、バッテリー上がりに特化したサービスをおこなう業者もあります。ご自身の状況に応じて、適した業者に依頼しましょう。
バッテリーが上がった車を放置すると
バッテリー上がりが起こった車でも、その後に使う予定がなければ放置してしまう方がいるかもしれません。しかし、バッテリー上がりは放置しても直ることはなく、別のトラブルの原因になる可能性があるのです。
バッテリーは、車を止めている状態でも放電を続けるため、徐々に電力は失われていきます。もちろん、止まっている間は構造上バッテリーへの充電がおこなわれません。そういった状態を放置しておくことで、エンジンをかけられないどころか、車のキーも反応しなくなり開けることすらもできなくなることがあるのです。
また、放置している間もタンク内にガソリンは残っています。残ったガソリンは徐々に劣化し、固まっていきます。ガソリンが固まった状態でエンジンをかけようとすると、固まったガソリンがつまって車が破損するおそれもあるでしょう。
このようなトラブルに発展させないよう、バッテリー上がりは早めの対処が必要です。自分で対処をおこなうのが不安という方や、どのような業者に依頼するべきかわからないという方は、弊社にお問い合わせください。多くの業者のなかから、迅速にバッテリー上がりを直してくれる業者を厳選してご紹介します。
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バッテリー上がりの原因を前兆
バッテリー上がりが起こるのには原因があり、場合によっては前兆があることもあります。前兆や原因を知ることで、慌てることなく早めの対処が可能になります。以下を参考に、自車の状態を確認してみましょう。
バッテリーが上がる原因
車のバッテリー上がりの原因はいくつかあります。ここでは、大きく分けて3つの原因をご紹介します。
- 人為的なミス
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室内灯やハザードランプなどの消し忘れを長時間放置していると、バッテリーが上がります。車を降りるときは、ライト類の消し忘れがないかを確認するようにしましょう。
- 充電不足
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車のバッテリーは、エンジンをかけてモーターが回転することによって内部の発電機が作動し、充電されていきます。そのため、長期間車を動かすことがないと、バッテリーが充電されません。その間、バッテリーに蓄えられている電気は自然に放電してしまうので、充電不足になりバッテリーが上がってしまうのです。
- バッテリーの寿命
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約2~3年がバッテリーの寿命といわれています。使用頻度や使い方によって差はありますが、長年使用しているバッテリーは少しずつ劣化していきます。長くとも3年ごとにバッテリーの交換をしたほうがよいでしょう。
バッテリー上がりの前兆
車のバッテリーは、車内のあらゆる電気設備に使われています。そのため、バッテリー上がりの前兆は電気設備の状態で知ることができます。
変化が出やすいのは、ヘッドライトとパワーウィンドウです。バッテリーが弱まると、ヘッドライトは少し暗くなり、パワーウィンドウはやや鈍くなります。
ただし、LEDライトを使用しているものは消費電力が少ないため弱くなったバッテリーでも明るく光りますし、大きな変化が見られないので気づきにくいかもしれません。
アイドリングストップが効かなくなったらバッテリーが影響しているかも?
n-oneのように、アイドリングストップ搭載の車は、バッテリーが上がりそうになると、アイドリングストップが効かなくなります。
車が停止するとエンジンを切り、燃費をよくしようとするのがアイドリングストップですが、エンジンの始動にはある程度の電力が必要です。そのため、バッテリーが弱ってくると、消費電力を抑えるため、アイドリングストップが効かなくなります。
バッテリー上がりを起こしそうになったら
ご紹介したようなバッテリー上がりの前兆が出たり、バッテリーに関する警告表示が出たりしたら、ECONのスイッチを切りましょう。これにより、電気設備の自動制御がなくなります。可能な限り電気設備のスイッチを切り、30分以上止まらずに走行できるような場所を走りましょう。
突然のバッテリー上がりで困ったらプロに連絡しよう
バッテリー上がりの前兆は必ずあるわけではなく、突然バッテリーが上がってしまうこともあります。そんなときは、プロの業者にバッテリー回復の依頼をしましょう。
弊社では、全国どこで起きたバッテリー上がりでも、お近くの業者をご紹介することができます。土地勘のない場所で起こったバッテリー上がりでも、適切に対応できるよう経験豊富な業者を手配しますので安心してご相談ください。
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バッテリー上がりを予防するには?
バッテリーの劣化は止められませんが、電力消費が原因のバッテリー上がりは予防することができます。いくつかの予防法をご紹介しますので、できそうなものから実践してみましょう。
- 定期的な走行
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バッテリーの充電は、エンジンを始動して走行することでおこなわれます。短い距離ではわずかな電力しか充電できないので、定期的に20~30分ほど一定の速度で走れるような場所で走行しましょう。
- 電圧を調べる
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バッテリーの電圧は、寿命を知るのに役立ちます。電圧計を用意して、電圧を計るのも対策として有効でしょう。車のバッテリーは、通常12ボルトあります。しかし、これより電圧が下回るようであれば、バッテリーが弱っている可能性があるので、早めの交換をおすすめします。
- 定期的な点検
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自分で見るだけでは判断できないという方は、ディーラーなどに定期的に点検に出してもよいかもしれません。ディーラーであれば車の機能などについても詳しく把握していますし、バッテリーに充電が必要な場合は、その対応もできます。
以上3つのような予防策をおこなっていても、突然バッテリーが上がってしまうことがあります。そのときは、焦らず業者に依頼しましょう。
車のトラブルに対応している業者はたくさんあります。業者選択にお悩みの方は、ぜひ弊社をご利用ください。バッテリー上がりの対応経験が豊富な業者を、全国の加盟店より厳選してご紹介します。