「ヴェゼルのエンジンがかからない」
「まさかバッテリー上がり?つい最近乗ったのに」
思いがけない愛車のトラブルに、対処法がわからずお困りではありませんか?
ヴェゼルのエンジンがかからない原因は、長期間の放置以外にも下記のようなものがあります。
- 電灯やドラレコなどによるバッテリーの消耗
- バッテリー液の劣化、凍結
- バッテリーやオルタネーターの寿命、故障
トラブルの原因が部品の不具合ならプロによる対処が必要ですが、バッテリー上がりなら本記事でお伝えする手順で復旧が可能です。
ホンダの人気車、ヴェゼルのハイブリッド車・ガソリン車、それぞれのバッテリー上がり解決法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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ヴェゼルのバッテリー上がり対処法
ハイブリッド車とガソリン車が販売されているヴェゼルですが、それぞれバッテリーの構造、対処法は大きく異なります。
ハイブリット車には2種類のバッテリーがある
ヴェゼルのハイブリッド車には、駆動用バッテリーと補機バッテリーが搭載されています。
駆動用バッテリーは車のモーターを動かす役目をもつ、非常に強力なバッテリーです。
対して補機バッテリーは、通常の自動車のバッテリーと同じように、車内のシステムや電子機器に電源を供給しています。
補機バッテリーは通常の車と同じように、気をつけていないと上がってしまうほか、駆動用バッテリーもごくまれに上がってしまうことがあります。
強力なバッテリーをもつハイブリッド車だからといって、バッテリー上がりとは無縁というわけではないのです。
【対処1】ブースターケーブルで応急処置
まずは最も一般的なブースターケーブルを使って復旧する流れを説明します。
このとき使うブースターケーブルは、赤と黒の2本でワンセットとなっています。
以下の方法はジャンプスタートといい、救援車が呼べなければ自動車用充電器でも代用できます。
- 自車、救援車ともにOFFモードにする
- 自車バッテリーのプラス端子にブースターケーブルをつなぐ
- ケーブルの反対側を、救援車(12Vバッテリー搭載の車)もしくは自動車用充電器(15V以下に設定)のプラス端子につなぐ
- もう1本のケーブルを、救援車バッテリー(もしくは充電器)のマイナス端子につなぐ
- 反対側を自車のエンジンのスタッドボルトにつなぐ
- 救援車→自車の順にエンジンをかける
- エンジンが始動したら逆の手順でブースターケーブルを外す
参照:1「バッテリーがあがったとき | VEZEL 2022 | Honda」
参照:2「ハイブリッド車 レスキュー時の取り扱い – 本田技研工業」
エンジンがかかったら、アイドリングさせ続けて給電をおこないます。
この方法は応急処置ですので、最寄りのガソリンスタンドやディーラーで点検を受けましょう。
ハイブリッド車は救援車として呼べないので注意!
救援車を呼ぶときは、ガソリン車かどうかを必ず確認してください。
ハイブリッド車を救援車として呼んでしまうと、電気系統が大電流に耐えられずに救援車が故障してしまいます。
ハイブリッド車の補機用バッテリーは、エンジンを動かすほどの大きな電流を流すことが想定されていないからです。
ヴェゼルのハイブリット車がガソリン車に救援してもらうのは問題ありませんが、他の車を救援することはできませんので、その点も覚えておきましょう。
【対処2】バッテリーを交換
ヴェゼルのエンジンがかからない原因として、バッテリーの寿命も考えられます。
その場合はバッテリーを交換する必要があります。
ヴェゼルのバッテリーはカー用品店やインターネットなどで購入できます。
選ぶときはバッテリーの種類に気をつけてください。
アイドリングストップ搭載車とハイブリッド車は、それぞれ専用のバッテリーを使っています。
とくにアイドリングストップ搭載車は、エンジンを切ったりつけたりの動作が多くなることから、高性能のバッテリーを搭載しています。
購入の際はバッテリーが本当に適合するのか、車両の形式を確認して購入しましょう。
どうしても不安な場合は、ディーラーやカー用品店の店員さんに尋ねてもよいでしょう。
【対処3】ロードサービスや業者に連絡
自分での対処が難しい場合は、ロードサービスや業者に復旧をおまかせしましょう。
バッテリーのつなぎ方がわからない場合や、「電気が流れるので不安……」という場合はとくにプロ依頼をおすすめします。
高い電圧をもつ駆動用バッテリーの復旧や交換は、専門の資格が必要なほど危険な作業です。
駆動用バッテリーに問題がある場合は必ずプロに相談するようにしてください。
バッテリートラブルは、車のバッテリー専門の業者がいち早く対応してくれます。
大切な車を素早く適切に復旧するために、信頼できるプロに任せて解決してもらいましょう。
カーバッテリー110番なら、お近くのバッテリーに詳しい優良業者を派遣できますので、「近所でおすすめの業者にすぐ来て欲しい!」という方はぜひ弊社までお問い合わせください。
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バッテリー上がりしやすい原因と予兆
バッテリー上がりは理由なく起こるものではなく原因があり、いくつかの予兆も見られます。
これらを知っておけば、バッテリー上がりの防止に役立ちます。
バッテリー上がりには予兆がある
突発的な印象があるバッテリー上がりですが、実はエンジンがかからなくなる前に小さな予兆があります。
たとえばアイドリングストップ車では、バッテリーが劣化するとアイドリングストップ機能がオフになります。
また、パワーウィンドウの動きが遅い、ルームライトがつかない、といった予兆が見られることがあります。
しかし、最近のモデルでは充電制御機能によって、これらの予兆がわかりづらくなっています。
そのため、新型ヴェゼルの場合はとくにバッテリー上がりに警戒しておくべきでしょう。
原因1|長時間運転することが少ない
バッテリー上がりの原因のひとつは、走行時間の不足です。
5キロ未満など短距離の運転では、バッテリーに充電される電気量より消費する量が多くなります。
この状態が続けば、いずれ充電量が追い付かずにバッテリーが上がってしまいます。
日ごろ短距離走行ばかりなら、1~2週間に1度、30分~1時間は走行するなど、普段の短距離の運転をカバーする対策を取るとよいでしょう。
原因2|電力の使い過ぎ
バッテリー上がりの原因の多くは、車の電力の使い過ぎです。
エンジンが止まっているのにライトやオーディオなどをつけっぱなしにしていると、すぐに電力が足りなくなります。
渋滞中に電力を使い過ぎた場合も、バッテリー上がりにつながるため注意しましょう。
また、近年はドライブレコーダーの電力消費が原因となるケースも多くなっていますので、常時録画設定にしている方は注意しましょう。
原因3|外気温の低下
外気温の低下によってバッテリーの性能が落ちることがあります。
これはバッテリー内の希硫酸という物質が、気温の低下に影響を受けやすいことが原因です。
とくに外気温が0度以下になるほど低い場合、バッテリーの性能は著しく落ちてしまいます。
また、劣化して少なくなったバッテリー液は凍結しやすいです。
そのため、寒冷地にお住まいの方は、容量が大きめのバッテリーを使うなどの工夫をするとよいでしょう。
原因4|オルタネーターの故障
オルタネーターとは、エンジンの動力を電力に変えてバッテリーに送り、充電するための部品です。
もしオルタネーターが故障を起こしていたら、バッテリーを交換しても意味はありません。
そのため、ヴェゼルのエンジンがかからないときは、バッテリー交換の前にオルタネーターの状態も調べることをおすすめします。
オルタネーターをチェックする方法は簡単です。
- エンジンがかかった状態で電気装備(ライトなど)をオンにする
- そのままバッテリーのマイナス端子を外す
マイナス端子を外してもエンジンが停止しなければ、オルタネーターは正常に作動しているということになります。
エンジンが停止した場合は、オルタネーターが送電できていないということなので、原因がオルタネーターにあると特定できます。
原因5|バッテリーの劣化や寿命
車のバッテリーの寿命は平均2~3年です。
ハイブリッド車の補機バッテリーは4~5年ごとに交換が必要になります。
それ以上の期間使用すると、充電してもすぐ放電してしまい、予期しない故障が起きるおそれもあります。
そうならないよう、寿命よりも早めにバッテリーの交換をしましょう。
バッテリーは大きな電流が流れる部品なので、交換の際は取扱い説明書をしっかりと読み、適切に作業をおこなってください。
自分で交換するのが不安な方はプロにおまかせするのがおすすめです。
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バッテリー上がりを放置すると廃車になることも!
バッテリー上がりを起こしてしまった車を放置したらどうなるのでしょうか。
「面倒だから後日復旧しよう」と考える方もおられるかもしれませんが、車を放置することにメリットは何ひとつありません。
バッテリーは放置しても復活しない
バッテリー上がりは放置しても改善しません。
スマートフォンなどを使用していると、「バッテリーが切れてしばらくしてからスイッチを入れたら電源がついた」なんてこともあるかもしれません。
しかし、これはあくまで、バッテリーの残量を内部コンピューターで管理しているスマートフォンでの話です。
車の場合はバッテリーを復旧させない限りエンジンを稼働できない、と考えておいた方がよいでしょう。
放置することでバッテリー以外も故障のおそれが
車のバッテリーは自然現象による放電のほか、搭載している機器類の維持で常に微量の電力を消費しています。
そのため、バッテリー上がりを放置していると、わずかに残っていた電力がさらに消費されてしまいます。
結果、リモコンキーで鍵を開ける電力もなくなり、車に入れなくなるというケースもあります。
また、さらに長期間放置するとガソリンが劣化し、最悪の場合廃車になるおそれもあるのです。
バッテリー交換は面倒な作業に思えますが、投げ出さず早めにおこなうようにしましょう。
【まとめ】バッテリー上がりで困ったときの確実な対処法
ヴェゼルのエンジンがかからない原因は、バッテリー上がり、オルタネーターの故障などがあげられます。
バッテリー上がりなら救援車を呼ぶ、自動車用充電器を使うといった方法で充電すれば解決できます。
バッテリーを充電してもエンジンがかからないときは、バッテリーの寿命や部品の故障が考えられるため、プロに早急に見てもらいましょう。
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