「BMWのバッテリーが上がってしまったので復旧したい」
「BMWがバッテリー上がりを起こしたらどうなるの?」
「今後バッテリーが上がらないようにしたい」
突然バッテリーが上がりが起こると焦ってしまいますが、落ち着いて正しく対処することで復旧は可能です。
BMWの不調の原因がバッテリー上がりかどうかしっかり確認し、適切に対処しましょう。
この記事では、BMWのバッテリーが上がってしまったときの対処法や、エンジンを始動した後の充電方法についてお伝えしています。
また、今後バッテリー上がりが起こらないために知っておきたいバッテリー上がりの原因や、バッテリーを長持ちさせるコツについても詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
この記事を読んでいただければ、バッテリー上がりしてしまったBMWを復旧させ、バッテリーを長持ちさせることができます!
BMWのバッテリー上がりの対処が難しい方や、バッテリー交換を考えている方はぜひカーバッテリー110番までご相談ください。
お客様のご要望をしっかりお聞きし、ピッタリのプロをすぐにご紹介いたします。
BMWのバッテリー上がりの対処法
BMWのバッテリー上がりの対処法は3つです。
それぞれ詳しい手順や注意点などをまとめてご紹介します。
- 救援車を呼びバッテリーをわけてもらう
- ジャンプスターターを使う
- 専門業者に連絡する
【対処の前に】バッテリー上がりでカギが開かないときはエマージェンシーキーを使う
電子キーを使うBMWがバッテリー上がりを起こすと、カギが反応しなくなります。
バッテリー上がりや電池切れで電子キーが使えなくなったら「エマージェンシーキー」を使いましょう。
エマージェンシーキーとは、BMWの電子キーに内蔵された鉄製のカギのことです。
電子キーの側面についている、ロックを解除すると取り出せます。
※イラストはイメージです。メーカー・車種によってカギの形状、取り出す位置は異なります。
あとはBMWのカギ穴に差し込むだけです。
カギ穴は車種によってはドアハンドルの下に小さな穴が開いており、そこに棒状のカギを挿し込みます。
またカギ穴に丸いカバーがついている場合は、ドアハンドルを引きながらカバーを後ろから押すと外れますよ。
救援車を呼びバッテリーをわけてもらう
イラストのように「ブースターケーブル」を使い、ほかの車(救援車)とBMWをつなぎ電力をわけてもらいます。
このバッテリー復旧方法を「ジャンプスタート」と言います。
BMWにはハイブリッドカー(プラグインハイブリッド)・電気自動車などありますが「補機バッテリーのバッテリー上がり」ならばジャンプスタートで復旧可能です。
詳しい理由、バッテリーの違いなどはハイブリッドカー(プラグインハイブリッド)と電気自動のバッテリー、ジャンプスタートについてで詳しく説明します。
- カギの閉じ込め防止のため、作業中はカギを携帯する
- 救援車は「12Vのガソリン車」のみ(ハイブリッド、電気自動車、24Vトラックは不可)
- エンジン、ライト類はすべて切っておく
- BMWのボンネットを開け「プラス端子 (赤いカバー)」に赤いケーブル(プラス)を接続
- 赤いケーブル(プラス)の端を、救援車のバッテリーのプラス端子に接続
- 黒いケーブル(マイナス)を、救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
- 黒いケーブルの端を、BMWのエンジングラウンド(未塗装の金属部) に接続
- 救援車のエンジンをかけてアクセルを踏む
- 5分ほど経ったら、BMWのエンジンをかけてみる
- エンジンがかかったら成功。エンジンを切らずにBMWから降りる
- 先ほどとは逆の手順でケーブルを取り外す
BMWにつないだ黒いケーブル→救援車の黒いケーブル
救援車の赤いケーブル→BMWの赤いケーブル
ジャンプスターターを使う
車のバッテリー専用充電器「ジャンプスターター」を使いバッテリーを復旧します。
バッテリーとブースターケーブルがセットになっているため、救援車なしでジャンプスタートが可能です。
ホームセンターやカー用品店で手軽に購入できるため、出先でも近くにお店があれば手に入れられるでしょう。
- カギの閉じ込め防止のため、作業中はカギを携帯する
- エンジン、ライト類はすべて切っておく
- ジャンプスターターは製品によって異なるため、使用前は説明書を確認する
- ボンネットの「プラス端子 (赤いカバー)」に赤いケーブル(プラス)を接続
- 黒いケーブルを、BMWのエンジングラウンド(未塗装の金属部) に接続
- 接続が終わると充電が始まるため、しばらく待つ
- ジャンプスターターの「充電完了」のサインが出たら、エンジンをかけてみる
- エンジンがかかったら、エンジンを切らずにBMWから降車
- 先ほどとは逆の手順でジャンプスターターを取り外す
黒いケーブル→赤いケーブル
専門業者に連絡する
「自分でBMWのジャンプスタートをおこなうのは怖い」「深夜や早朝で救援車が見つからない」など自力での復旧がむずかしい場合には、バッテリー修理の専門業者に電話しましょう。
バッテリー上がりの対処は24時間365日、日本全国対応の業者がよいでしょう。
また輸入車のBMWはバッテリーの取り扱いがないなどの理由から作業自体を断られる場合があります。
連絡の際には「BMWは対応しているかどうか?」を必ず確認しましょう。
弊社が運営するカーバッテリー110番は、全国24時間365日【受付】対応可能で、BMWに対応する業者をすぐにご紹介いたします。
早朝でも深夜でも、いつでも無料の相談窓口までお気軽にお問い合わせください!
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エンジンを始動したあとの車の充電方法
ジャンプスタートなどでエンジンが始動できたら次は、バッテリーの充電をおこないます。
ここでは車を充電させる方法を2つご紹介いたします。
30分以上車を走らせる
BMWに限らず車の仕組みは「走行中に電力を作る→バッテリーに溜める→エンジンの始動やヘッドライトに電力を使う」を繰り返しています。
バッテリーが上がったなら、バッテリーの中の電気が空っぽということ。
そのため電力を溜めるために、車を走らせます。
大体30分ほど普通に走らせれば、エンジンを切っても大丈夫です。
昼間に走らせる
バッテリーの電気は、エンジンの始動だけでなくヘッドライトなどの電気系統にも使われます。
バッテリー上がりから復旧したばかりでは、バッテリー内の電力は少ないため電気系統の使用は抑えましょう。
そのため可能であればヘッドライトを使わない昼間に走行すると、より効率的に電力を溜められます。
ただし!トンネルや悪天候など暗く危険が予想される場合には、必ずヘッドライトを使用してください。
アイドリングでも充電はできるが効率が落ちる
車をふかす「アイドリング」中でも、エンジンは回転しています。
そのため発電もできているのですが、通常走行と比べ発電量は少なく効率は落ちます。
できれば30分以上通常走行しましょう。
BMWが本当にバッテリー上がりを起こしているのか確認するポイント
「愛車が本当にバッテリー上がりなのか知りたい」「ジャンプスタートを試したけどまだダメ…」という方に向けて、バッテリー上がりの主な確認ポイントを以下の4つまとめました。
- セルが回るか確認
- ライトが暗い、もしくはつかない
- 寒い時期でエンジンがかかりにくい
- 走行中に「警告灯」が点灯している
セルが回るか確認
BMWのバッテリー上がりを確認するために、エンジンをかけセルが回るかどうか確かめましょう。
セルはバッテリーの電力を使って、エンジンを始動させるモーターです。
エンジンをかけたときに音が鳴れば、セルに問題はありません。
エンジンをかけようとしてもセルの音がしない場合は、バッテリー上がりを起こしている可能性があります。
また「エンジンはかからないがライトや電気系統はつく」場合は、バッテリー上がり以外の可能性が高いです。
ガソリンの残量がない、防犯システムが作動している、電子キーの不具合(キーレスエントリー車)、カギを携帯していない、などが考えられます。
一度確認してみましょう。
ライトが暗い、もしくはつかない
ヘッドライトやルームランプは、カーバッテリーから電力を供給しています。
そのためバッテリーが弱りはじめるとライトが暗い、点灯しない症状がではじめます。
「反対にエンジンは始動しないが、ライトはつく」場合は要注意!
セルの不具合やバッテリー以外が原因かもしれません。
早めに整備工場などへ連絡しましょう。
寒い時期はエンジンがかかりにくいこともある
バッテリーは寒さに弱く、寒くなると放出する電力が弱まりエンジンがかかりにくくなります。
また-10度前後で凍ることもあり、凍ったバッテリーにはジャンプスタートもできません。
手っ取り早いのは、新品のバッテリーに交換することです。
「バッテリーを替えたばかりなのに、エンジンがかからない」場合には、エンジンオイルが固くなっているなどの別の要因が考えられます。
同じく温まればエンジンがかかる場合もあるため、可能であれば時間をおいて少し待ちましょう。
時間がないのであれば、整備工場に相談するのが1番でしょう。
走行中に「警告灯」が点灯!充電系統に異常あり
警告灯とはモニターに表示されている、危険を察知するサインのことです。
シートベルト未装着や半ドアだと光や音で知らせてくれます。
バッテリーの場合、バッテリーの充電不足だけでなく充電に関係する部分に異常が出た場合も点灯します。
「ジャンプスタートをおこなったのに、まだこのマークが出ている」場合には、オルタネーターやベルトなどバッテリー以外の部品で不具合が起きている可能性があります。
一度整備工場などに見てもらいましょう。
BMWのバッテリー交換は難しい
バッテリー上がりが起きると「自分でバッテリーを交換すれば、早く安く済むのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかしBMWのバッテリー交換は難しいため、自分でおこなうのはおすすめできません。
BMWは車種によってプログラミングが必要
BMWの中にはバッテリー交換後に、システムのプログラミングをする車種があります。
プログラミングには専用のテスターが必要で、個人ではなかなかそろえるのも使うのも難しいです。
BMWの純正バッテリーは店によっては扱っていない場合もある
BMWなど輸入車のバッテリーは扱っていない店も多く、購入にはネット通販やお取り寄せなどで時間がかかります。
先にあげたプログラムの難しさやバッテリーの用意のしづらさを考えると、プロにお願いしたほうがよいでしょう。
ただしプロであっても、外車はノウハウがないため依頼を受け付けていない業者もあります。
あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
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よくあるバッテリー上がりの原因
よくあるバッテリー上がりの原因は以下の5つです。
- ライト類の点けっぱなし
- アイドリング中にエアコンの使いすぎた
- ドライブレコーダーやカーナビなどカーアクセサリーが多い
- 長期間BMWに乗っていなかった、走行距離が短い
- 同じバッテリーは3年以上使っている(バッテリーの寿命)
上記のことに気を付ければ、バッテリー上がりは防げます。
具体的に何をすればよいのか次章で詳しくお伝えしていきます。
バッテリーを長持ちさせるコツ
ここではバッテリーを長持ちさせるコツを以下の5つお伝えしていきます。
バッテリー上がりを防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
- ライトの消し忘れに注意
- エンジンを止めたままエアコンなどを使用しない
- カーアクセサリーはつけすぎない
- 週に1度は30分以上のドライブへ
- バッテリーは2~3年に1度は交換
ライトの消し忘れに注意!
夜間は目立つため少ないのですが、昼間はライトの点灯に気がつきにくいので注意です。
BMWをはじめ近年の車には「ヘッドライトを自動で点灯、消してくれるオートライト機能」があり、ヘッドライトの消し忘れは減りました。
しかし、ルームランプなどの消し忘れはまだまだあります。
半ドアによるライトの点けっぱなし、ルームランプの消し忘れに注意しましょう。
エンジンを止めたままエアコンなどを使用しない
エンジンを止めたままエアコンを使用すると、電気は使うが発電がない状態になりバッテリーが上がりやすくなります。
長時間の使用は避けましょう。
カーアクセサリーはつけすぎない
防犯のためドライブレコーダーや防犯装置を付けているBWMドライバーも多いかと思います。
こういったカーアクセサリーの電力は、バッテリーから供給されているため多すぎるとバッテリー上がりの原因になります。
外部バッテリータイプのドライブレコーダーなど別電源から電力を供給する、不要なカーアクセサリーは外すなど工夫しましょう。
週に1度は30分以上のドライブへ
BMWのバッテリーは、エンジンを動かさないと発電できません。
バッテリーが空っぽになるとエンジンの始動すらできないため、たまにBMWに乗って発電しましょう。
また毎日乗っていても、走行距離や時間が短いと発電量が足りず同じくバッテリー上がりが起きやすくなります。
目安は週に1度30分ほど、連続運転をおこないましょう。
バッテリーは2~3年に1度は交換
カーバッテリーは消耗品です。
使用頻度や環境によって異なりますが、大体2~3年で蓄電能力が落ち始め最悪バッテリー上がりに至ります。
ライトが暗い、エンジンがかかりにくい、アイドリングストップがかからないなどの症状が出たら新しいバッテリーと交換しましょう。
またBMWはバッテリー交換後に、システムのプログラミングが必要です。
プロでないと難しいため、バッテリー修理業者などに相談しましょう。
ハイブリッドカー(プラグインハイブリッド)と電気自動のバッテリー、ジャンプスタートについて
「ハイブリッドカーや電気自動車のBMWにジャンプスタートしても大丈夫?」
と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
ハイブリッド、電気自動車にジャンプスタートはおこなえます。
ただし注意点があり、その説明は少しむずかしいため簡単に解説します。
ハイブリットカーや電気自動車は通常、補機バッテリーと駆動バッテリーを搭載しています。
- 補機バッテリー
-
ガソリン車・ハイブリッドカー(プラグインハイブリッド)・電気自動車に搭載。
エンジンの始動をおこない、電気系統の供給もしている。 - 駆動バッテリー
-
ハイブリッド(プラグインハイブリッド)・電気自動車特有のバッテリー。
車のモーターを動かしている。
容量が大きいため、めったに上がらない。
電気供給用の「補機バッテリー」はジャンプスタートで、簡単に復旧できます。
反対に車のモーターを動かす「駆動バッテリー」はジャンプスタートができません。
さらに駆動バッテリーは高圧電流が流れているため、交換や取り外しなども個人では危険です。
万が一駆動バッテリーが上がった場合は、整備工場やロードサービスなどに連絡しましょう。
救援車になれるのはガソリン車だけ
バッテリーの種類別の有無、救援車になれるかどうか、ジャンプスタートを受けられるかどうか、を車の種類別に以下の表にまとめました。
- ガソリン車
-
- 補機バッテリー
-
○
- 駆動バッテリー
-
×
- 救援車になれるか?
-
○
- ジャンプスタートは受けられるか
-
○
- ハイブリッド(プラグインハイブリッド)
-
- 補機バッテリー
-
○
- 駆動バッテリー
-
○
- 救援車になれるか?
-
×
- ジャンプスタートは受けられるか
-
○
- 電気自動車
-
- 補機バッテリー
-
○
- 駆動バッテリー
-
○
- 救援車になれるか?
-
×
- ジャンプスタートは受けられるか
-
○
補機、駆動バッテリーはそれぞれ役割が違うため、どちらか一方が満タンでもひとつが空っぽになればエンジンはかかりません。
そのためバッテリーをふたつ積んでいるハイブリッドカー・電気自動車でも、バッテリー上がりが起きるんですね。
補機バッテリーはガソリン・ハイブリッドカー・電気自動車すべての車に搭載されています。
補機バッテリーはジャンプスタートが受けられるため、ガソリン・ハイブリッドカー・電気自動車にジャンプスタートをおこなっても問題ありません。
しかし、ジャンプスタートは受けられても救援できるかどうか?はまた少し異なります。
ハイブリッドカーや電気自動車はエンジンの始動時に、高い電流が流れます。
ハイブリッドカーや電気自動車が救援車になりジャンプスタートをおこなうと、相手の車・自分の車が壊れてしまのです。
救援車になれるのは「12Vのガソリン車だけ」と覚えておきましょう。
BMWのことはカーバッテリー110番におまかせ!
バッテリー上がりは、ガソリン車・ハイブリッドカー・電気自動車のすべてで起きます。
自分でジャンプスタートをおこなうのが1番早く解決できますが、なかなか難しいですよね。
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まとめ
ここまでBMWのバッテリー上がりについて詳しくお伝えしてきました。
この記事のポイントを以下にまとめます。
- バッテリー上がりしたBMWはジャンプスタートで復旧できる
- BMWのバッテリー交換は業者依頼がおすすめ
- ハイブリットカーや電気自動車の補機バッテリーであればジャンプスタートがおこなえる
- ハイブリットカーや電気自動車の場合、救援車にはなれない
BMWがバッテリー上がりを起こしてしまっても、適切に対処することで復旧は可能です。
しかし、無理に作業を進めると車が故障してしまうおそれがあるため、少しでも難しいと感じる場合は迷わず業者に依頼しましょう。
「どこに依頼したらいいかわからない」「焦ってしまいすぐに業者が決められない」という方は、ぜひカーバッテリー110番にご相談ください!
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