デリカD5バッテリー上がり対処法・原因トップ3・予防策と交換目安

デリカD5 バッテリー上がり

デリカD5のバッテリー上がりが起こってしまった場合、ブースターケーブルやジャンプスターターなど、の道具がないなら自力での対処は不可能です。ロードサービスやディーラー、業者などに依頼しましょう。

バッテリー上がりを解消するには、とにかくエンジンを再始動させなければいけません。エンジンの始動には多くの電力を消費するので、専用の道具や救援車が必要なのです。

当コラムでは自力でエンジンを再始動させる方法やプロに任せる方法をわかりやすく解説しています。急なバッテリー上がりへの対処に役立ててください。

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目次

デリカD5バッテリー上がりの対処法を確認しよう

デリカD5のバッテリーが上がりを対処する際、ブースターケーブルもジャンプスターターも準備できないという場合は業者などに依頼しましょう。また、自力で解決する方法はふたつです。手順を確認して安全に作業をしてください。

【方法1】ブースターケーブルで救援車に接続

【方法1】ブースターケーブルで救援車に接続

バッテリー上がりを起こしてしまった場合の応急処置としては昔からある方法で、救援車から電気を供給してもらうという方法です。この方法には、救援車とブースターケーブルが必要です。

ブースターケーブルとは、赤と黒の2本で1セットになっているケーブルです。赤いケーブルはプラス、黒いケーブルはマイナスの端子につなぐように指定されています。バッテリー上がり車と救援車のバッテリーをつないで電力を供給する役割を果たします。

救援車は、デリカD5と同じサイズのバッテリー(電圧が12V)を使用している乗用車を選びましょう。トラックなどの大型車は電圧がちがうので救援できません。また、ハイブリッド車の場合、バッテリー上がり車の救援によってハイブリッドシステムに悪影響が出るおそれがあるとして、救援を推奨していないメーカー・車種がありますので注意が必要です。

では、ブースターケーブルにつなげる手順をご説明します。救援車のエンジンも停止させてから作業をはじめてください。

  1. 赤のケーブルの一方を、バッテリー上がりをした車のプラス端子につなぎます。
  2. 赤のケーブルのもう片方を、救援車のプラス端子につなぎます。
  3. 黒のケーブルの一方を、救援車のマイナス端子につなぎます。
  4. 黒のケーブルのもう片方を、バッテリーが上がった車の金属部分につなぎます。ブースターケーブルを正しく接続したら、救援車から電力を供給します。以下の手順に従ってエンジンをかけてください。
  1. 救援車のエンジンをかけます。サイドブレーキはしっかりかけたままにしておきます。
  2. 救援車のアクセルを踏み込みます。エンジンの回転数を2,000~3,000まであげてキープします。
  3. バッテリー上がりをした車のエンジンをかけます。エンジンがかかれば応急処置は完了です。数回チャレンジしてもエンジンがかからない場合は、バッテリーの寿命や劣化による損傷が考えられますので、点検・交換ということになるでしょう。
  4. ブースターケーブルを外します。取り外す順番は、取り付けと逆の順でおこないましょう。バッテリー上がりをした車の金属部に、つないだマイナス端子をはじめに外します。間違えるとショートを起こして火花が散ることになりますので気をつけてください。
  5. バッテリー上がり車を走らせながら充電します。救援車からの電力供給によってエンジンを再始動することはできたものの、電力はまだ足りていない状態です。長時間走行することでしっかり蓄電しましょう。

【方法2】ジャンプスターターを使用

ジャンプスターターとは、自力でエンジンを始動させるための器具で、救援車を必要としないのが特徴です。大きさや価格はさまざまで、多機能を持ち合わせたタイプもあります。ジャンプスターターを常備していれば、手軽にエンジンを再始動させることができます。

では、一般的なジャンプスターターの使い方を紹介します。ジャンプスターターの充電量が十分であることを確認してから作業をはじめましょう。充電直後のジャンプスターターは本体の温度が高くなっているため、数分間冷却させてから作業をはじめてください。

  1. ジャンプケーブルのプラスクランプ(赤)をバッテリーのプラス端子につなぎます。
    ※バッテリーのプラス端子にカバーがかぶせてあることが多いので外してください。
  2. ジャンプケーブルのマイナスクランプ(黒)をバッテリーのマイナス端子につなぐ
    ※ここまではジャンプスターター本体とつながないでください。
  3. ジャンプケーブルをジャンプスターター本体とつなぎます。
  4. バッテリー上がり車のエンジンをかけます。
    ※エンジンがかかれば終了です。かからなければもう一度エンジンをかけてみましょう。
  5. ジャンプケーブルをジャンプスターター本体から外します。
    ※エンジンが再始動したらすぐにケーブルを抜いてください。
  6. ジャンプケーブルをバッテリーから外します。

道具がないならプロに任せるしかない!

バッテリーが上がってしまった場合、ブースターケーブルやジャンプスターターなどの道具があれば自力でエンジンを再始動させることが可能です。しかし、道具がない場合は自力での解決は不可能です。ブースターケーブルの場合は、救援車も必要です。

道具や救援車を調達できない場合は、プロに任せるしかありません。自力での解決策はあきらめて、救援を依頼しましょう。ロードサービスに加入している場合は、電話などで救援を要請しましょう。

ロードサービスの会員なら、ジャンプスタートなどのサービスは無料でおこなってもらえますが、非会員は、有料でサービスを受けることになります。その場合の費用相場は、1万3千円程度です。

ロードサービスなどに加入しておらず、費用も抑えたいという場合はバッテリー上がりに対応した業者に依頼するのがおすすめです。業者の場合は費用相場が9,000円程度となっています。ただし、場所によっては出張費が別途かかる場合があります。

詳しい費用を確かめたい場合は業者へ直接確かめてみて、費用が安く済む方法を選びましょう。弊社ではお客様のご要望にあわせて業者を紹介いたしております。お急ぎの場合にも対応できるよう24時間365日電話受付けいたしておりますのでご利用ください。

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デリカD5バッテリー上がりの原因トップ3

デリカD5は広々とした室内空間を持ちながら、悪路も走行できるので無敵のミニバンというイメージがあるようです。しかしバッテリー上がりに関しては普通の自動車と同様で、無敵ではありません。旅行先などで急にバッテリー上がりを起こすこともあるので気をつけましょう。

【原因1】車内で電力の使いすぎ

【原因1】車内で電力の使いすぎ

デリカD5でバッテリー上がりが起きる原因として多いのが社内での電力の使いすぎです。車内では、エアコンをはじめとして多くの電力を使用します。エンジンを停止した状態でエアコンなどの電力を消費し続けると、バッテリー上がりの原因となります。

また、室内ライトなどを消し忘れたままエンジンを停止して車を離れてしまうと、バッテリーが上がってしまうことがあります。エンジンを停止する時点で蓄電量が少なくなっている場合にはほんの数時間でバッテリーが上がってしまうことがあります。

【原因2】運転頻度の少なさ

運転する頻度が少ない場合は、バッテリーが上がりやすくなります。車は、走行中にバッテリーを蓄電するしくみになっていますので、走行する頻度が少ないと、電力がしっかり充電されません。また、車はエンジン停止中に自然放電をしていますのでバッテリーが上がりやすくなるのです。

運転距離が短い場合も、バッテリー上がりを起こしやすくなります。車はエンジンを始動させるときに多くの電力を消費します。短距離の運転は走行中に蓄電された電力よりも消費する電力のほうが多くなりやすいので、バッテリー上がりの原因となるのです。

【原因3】寒さ

気温の低さは、バッテリー上がりの原因となります。バッテリーの中にはバッテリー液が入っていますが、この液体は気温が低くなると性能が落ちてしまうことがあります。マイナス10℃以下というような寒冷地では、通常の半分程度の性能しか発揮できなくなります。

バッテリーの性能というのは、電気を作り出す力のことです。同じ距離を走行しても、半分の電力しか蓄電することができなくなるのです。また、古くなったバッテリーは、さらに性能が落ちる傾向にあります。寒い時期や寒冷地では、バッテリー液を冷やさないようにする工夫が必要です。

エンジンがかからない原因はバッテリーだけじゃない

車のエンジンがかからない場合、バッテリー上がり以外にも原因があることがあります。よくある原因は以下の3つです。

(1)セルモーターの故障

セルモーターは、エンジンをかけるときに必要なモーターです。車のキーを回して、「キュルキュル」と音がするのにエンジンがかからないという場合は、バッテリー上がりの可能性が高いです。しかし、何も音がしないという場合はセルモーターの故障かもしれません。

セルモーターが故障している場合は、交換が必要です。ディーラーや自動車の整備をおこなっている業者に点検してもらいましょう。

(2)ヒューズの断線

ヒューズとは、何らかの原因で電気回路に大量の電流が流れたときに電気回路を保護するための部品です。電流値が一定の量を超えると、ヒューズ自体が発熱・溶解して電流をそこでストップ(断線)させるという役割があります。ヒューズが断線していると、電流が流れずエンジンもかかりません。

ヒューズが断線したかどうかはヒューズボックスを開いて中を見ればわかるようになっています。車内のロアグローブボックスの裏にあり、開ければ説明が書かれています。ヒューズが断線していたら、新しいヒューズに交換することが必要です。

ヒューズボックスを見てもわからない、やり方がわからないという場合はディーラーか整備工場で点検してもらいましょう。交換は業者にお願いしたほうが安心です。

(3)オルタネーターの故障

オルタネーターとは発電機のことです。オルタネーターが故障してしまうとバッテリーの充電ができません。なので、バッテリーの交換をしてもすぐにバッテリー上がりを起こします。

オルタネーターはめったに故障することがなく、国産車では総走行距離20万km~30万kmまでは大丈夫だといわれています。しかし、運転のしかたによっては故障もありえるでしょう。バッテリー上がりを繰り返す場合にはオルタネーターの故障かもしれません。

オルタネーターが故障したら、交換が必要です。自力での交換は不可能ですし、費用もかかります。整備工場やディーラーなどで点検をしてもらいましょう。

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デリカD5バッテリー上がりを予防する方法

デリカD5はアウトドア用や休日レジャーに使用し、普段の通勤や買い物では運転しないというケースが少なくないようです。いざというときにバッテリー上がりで慌てないために、普段からバッテリー上がりの予防をしておきましょう。

【予防策1】バッテリーを点検する

【予防策1】バッテリーを点検する

定期的なバッテリーチェックでバッテリー上がりを防ぐことができます。バッテリー液の不足はバッテリーの劣化につながります。必要に応じてバッテリー液を補充したり、比重を図って劣化具合を確かめたりしておくことが重要です。

【予防策2】運転のしかたに注意する

車のバッテリーは走行中に充電されますので、なるべく長距離を走行するように心がけましょう。また、長期間運転せず放置することのないように、定期的に車を運転することをおすすめします。

エンジンを停止して車をはなれるときには、室内ライトがつけっぱなしになっていないか、半ドアになっていないかなどをしっかり確認しておくことが重要です。半ドアの状態では、ドア付近の足元のランプや室内灯が点灯し続け、電力を消費してしまうからです。

【予防策3】バッテリー交換のタイミングに注意する

バッテリーの劣化を放置したまま運転を続けると、周辺のパーツの故障原因につながります。また、バッテリーが寿命を迎えて、突然エンジンがかからなくなることもあります。バッテリーが寿命を迎えていると、ジャンプスタートしてもエンジン再始動ができなくなりますのでバッテリー交換を忘れてはいけません。

一般的にバッテリーの寿命は3年前後といわれます。ただし、運転のしかたや保管場所、メンテナンス方法によっては寿命が短くなるケースがあります。一般的な交換時期はあくまでも目安として、バッテリーが劣化していたら早めに交換しておきましょう。

バッテリー上がりの予防方法をいくつかご紹介してきましたので、普段のメンテナンスや運転のしかたで参考にしてみてください。また、しっかり予防していても、想定外のタイミングでバッテリー上がりが起きるということはあります。

急なバッテリー上がりでお困りの際は、弊社の業者紹介サービスをご利用ください。

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