デミオ(MAZDA2)がバッテリー上がりを起こしてしまったら、ジャンプスタートをおこなってエンジンを始動させましょう。必要な道具があれば、初めてでもバッテリー上がりの対処をすることは可能です。
ただし、デミオにはガソリン車とディーゼル車があります。それぞれ対処法が異なるので、その点には注意が必要です。
本記事では、ガソリン車とディーゼル車それぞれに対応するジャンプスタートの手順をご紹介します。注意点などを確認しながら挑戦してみましょう。
また、バッテリー上がりが起こるのにはいくつかの原因があります。トラブルを繰り返さないように、すぐにできる予防法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
バッテリー上がりを自分で対処するならジャンプスタート
デミオのバッテリー上がりを自分で対処するなら、ジャンプスタートという方法があります。ジャンプスタートとは、バッテリー上がりを起こした車に、エンジン始動に必要な電気を外部から供給する対処法のことです。
ジャンプスタートをおこなうためには、必要な道具と守らなければならない手順があります。下記にしたがって間違いのないように作業しましょう。
ジャンプスタートをするためには
ジャンプスタートには、ほかの車(救援車)のバッテリーから電気をけてもらう方法と、ジャンプスターターという機器を使う方法があります。どちらをおこなうかによって必要な道具が異なるので、それぞれご紹介します。
救援車に電気を分けてもらう
救援車の力を借りる場合は、まず電気を分けてもらう救援車が必要です。バッテリー上がりを起こした車(故障車)と同じかそれ以上のバッテリー容量の車が適しています。ただし、ハイブリッド車はバッテリーの構造の違いから救援車になることはできないので、注意しましょう。
そしてもうひとつ必要なのがブースターケーブルです。ブースターケーブルとは、ジャンプスタートをおこなうために故障車と救援車をつなぐ赤と黒の2本のケーブルです。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターは、赤と黒の2本のケーブルを故障車のバッテリーにつなぎ、エンジンをかけるぶんの電力を送る機器です。そのため、ジャンプスターターを使う場合は、それ以外の道具は必要ありません。
基本のジャンプスタートの手順
必要なものと同じように、救援車を使う場合とジャンプスターターを使う場合で手順が少し異なるので、それぞれご紹介します。
救援車を使う場合の手順
まずは2台の車を近づけてブースターケーブルをつなぎます。ケーブルをつなぐ順番は以下の通りです。間違えるとショートする危険性があるので注意しましょう。
- 故障車のプラス端子に赤いケーブルをつなぐ
- 救援車のプラス端子に赤いケーブルのもう一方をつなぐ
- 救援車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ
- 故障車のバッテリーから少し離れた金属部分に黒いケーブルのもう一方をつなぐ
しっかりとケーブルをつないだら、救援車のエンジンをかけて数分待ってから、故障車のエンジンをかけます。エンジンがかかったことを確認したら、ケーブルをつないだときと逆の順番で取り外しましょう。
ジャンプスターターを使う場合の手順
故障車のバッテリーにケーブルをつなぎます。先に赤いケーブルをプラス端子につないでから黒いケーブルをマイナス端子につなぎましょう。
それから、ジャンプスターターの電源を入れて数分待ち、故障車のエンジンをかけます。エンジンがかかったらケーブルをつけたときと逆の順番でケーブルを外しましょう。
ジャンプスタートをするときの注意点
車のバッテリーは電気の流れる部分です。バッテリー上がりが起こっていても、危険であることに変わりはありません。ケーブルをつなぐ順番やつなぐべき端子などを間違えれば、ショートするおそれがあるので注意しましょう。
また、上記の方法では故障車のエンジンがかかるだけで、バッテリーの充電ができるわけではありません。そのままでは再びバッテリー上がりが起こるおそれがあるので、50km以上のスピードで30分以上走行し、バッテリーの充電をおこないましょう。
道具を持っていない、手順を間違えそうで不安という方は、弊社にご相談ください。弊社では、あらゆる場所で発生したバッテリー上がりに対処する業者の紹介をおこなっています。迅速な対処をおこなうプロが最短5分で現場に駆けつけますので、いつでもお電話ください。
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バッテリーが上がったデミオはディーゼル車だった!対処法は変わらない?
デミオには、ガソリン車のほかにディーゼル車があります。ディーゼル車は軽油で走るのですが、軽油はガソリンよりもエンジンをかける際に大きな電力を使うので、比較的容量の大きいバッテリーが搭載されているのです。
そのため、故障車がディーゼル車だった場合は、ガソリン車ではバッテリーの容量が少なくてエンジンがかからないおそれがあります。ディーゼル車に対応する道具を使用したほうがよいでしょう。
ここでは、ディーゼル車のデミオがバッテリー上がりを起こした場合に有効な対処法をご紹介します。救援車となる車がガソリン車しかなかった場合の対処法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ディーゼル車のジャンプスタートに必要なもの
故障車がディーゼル車でも、救援車のバッテリーの容量が故障車と同じかそれ以上であれば、電気を分けてもらう方法でエンジンをかけることはできます。その場合に必要なものは前章でご紹介したものと同じです。
ジャンプスターターを使う場合は、ディーゼル車対応の容量の大きいものがあるので、それを使うとよいでしょう。機器によってはスマートフォンなどの充電ができるケーブルがついたものもあるので、ひとつ持っておくと便利かもしれません。
どうしてもガソリン車でディーゼル車を救援したいときは
バッテリー上がりはいつどこで起こるかわかりません。ジャンプスターターを持っておらず、救援車はガソリン車しかいないという状況もあるでしょう。
そのときは、前章でご紹介した手順でブースターケーブルをつないだら、まず救援車のエアコンやオーディオ、ライトなどをすべてオフにします。不要な電力を使わず、効率よく電気を送れる状態にしてから救援車のエンジンをかけるのです。それから、故障車のキースイッチをオンにして30秒ほど待ちエンジンをかけます。
上記の方法でエンジンをかけられない場合は、素人が対処することは難しいでしょう。弊社のサービスを利用して、プロの業者の力を借りることをおすすめします。
弊社の相談窓口は年中無休で対応可能です。いつバッテリー上がりが起こっても対応できる業者をご紹介しますので、ぜひご相談ください。
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バッテリー上がりの原因と予防法
バッテリー上がりの対処法を知ることと同じように、原因や対策を知ることも大切です。ここでは、バッテリー上がりの原因を5つ、それぞれ予防法とともにご紹介します。トラブルを未然に防ぐことができるように、できることから対策をはじめましょう。
ライトの消し忘れ
ハザードランプや室内灯など、ライトをつけたまま車を降りてしまうと、エンジンを切っても不要な電力を使い続けることになります。すぐに気が付けばよいですが、長時間ライトがつけっぱなしになっていると、電気が不足してバッテリー上がりが起こります。車を降りる際には、電気の消し忘れがないかよく確認するようにしましょう。
電力消費の大きいエアコンやカーオーディオの使い過ぎ
エアコンやオーディオ、ライトなど、バッテリーの電力はさまざまなものに使われますが、複数の機器を同時に使えばそのぶん電力消費は大きくなります。
それでも、走行中であれば車に搭載されている発電機からバッテリーへ電気が送られているので、バッテリー上がりを起こすことはないでしょう。
しかし、渋滞中や駐車場での停車中などは発電がされないか、されても少量になってしまいます。走行中と同じように電飾品を使用していると、バッテリーの電力が足りなくなってしまうおそれがあるので、エアコンやオーディオの使用を控えるなどして調整しましょう。
短距離走行
近場の移動にしか車を使わないというのも、バッテリー上がりの原因になります。短距離走行では発電量が少ないため、バッテリーに十分な電力が蓄えられません。
エンジンの始動には比較的大きな電力を使うので、十分な充電ができていないと、バッテリー上がりを起こしてしまうのです。週に一度は30分~1時間ほど走行し、バッテリーの充電をおこなうようにしましょう。
長期間の放置
車は、走行していなくても、搭載されている時計や防犯装置などのために電力を消費し続けます。しかし、バッテリーの充電は基本的に車の走行中におこなわれるので、長期間放置していると、バッテリーの電力は減る一方になってしまうのです。
短距離走行の対処法と同じく、週に一度は30分~1時間ほど走行するなどして、定期的にバッテリーの充電をおこないましょう。
バッテリーの寿命
車本体だけでなく、バッテリーも年月が経てば劣化していずれは寿命を迎えます。バッテリーの寿命は2~5年といわれていて、寿命が近くなるとヘッドライトが暗くなったりパワーウィンドウの動きが悪くなったりという変化が出てきます。異変を感じたら早めにディーラーなどに点検を依頼するなどして対策をしましょう。
これらの対策は誰でも簡単に取り入れることができるものです。しかし、すべての対策を実践していたとしても、突然バッテリー上がりが起こってしまうことはあります。そのときは、ご紹介した方法をおこなうか、業者に対処を依頼しましょう。
弊社には、全国各地に加盟店が存在します。車通りや人通りが少なく救援車が見つからないような場所でもすぐに業者を手配しますので、一度お問合せください。