「最近、ハイゼットキャディに3日ほど乗らないと、バッテリーが上がってエンジンが動かない……」このようにハイゼットキャディのバッテリー上がりが頻繁に起こるのであれば、バッテリーを交換したほうがよいでしょう。バッテリー上がりは、バッテリーの寿命が原因となっていることが多いので、交換することで解決できるかもしれないからです。
本コラムでは、バッテリーを自分で交換する手順をご紹介しますので、お試しください。車にあまり詳しくないという方に向けて、交換の依頼先をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
車の頻繁なバッテリー上がりは寿命が原因かも
一般的に車のバッテリー寿命は2,3年くらいといわれています。目安として、バッテリーを交換してから2年以上使用している場合やバッテリー上がりが頻繁に起こる場合は、交換を検討してもよいでしょう。
ここではバッテリーを交換する前の確認事項、自分で交換する手順について解説します。「車に詳しくない」「お金がかかってもプロに交換を任せたい」という方は「車のバッテリー交換の依頼先・料金の目安」をご覧ください。
バッテリーを交換する前に車検証を確認しよう
バッテリーを新しいものに交換するためには、はじめに自分の車に適合するバッテリーを探すことが必要です。適合するバッテリーがわからないときは、車を購入したディーラーに問い合わせるとよいでしょう。すると、ディーラーが車両形式・排気量などをたずねてくるので、車検証をみながらそれらを伝えましょう。
もし車検証がなかったときは、バッテリーを直接確認しましょう。バッテリー上部の表面にラベルが貼ってあります。そこに型番が表示されています。
バッテリーの購入先はさまざま
自分の車に適合するバッテリーが確認できたら、バッテリーを購入します。バッテリーの購入先にはいくつかありますが、おもな購入先はインターネット通販やカー用品店です。
インターネット通販は、指定した場所まで配達してもらえるため、店舗に出向く手間が省けます。車に詳しい人やバッテリー交換に慣れている人は、インターネット通販で購入するとよいでしょう。
カー用品店には、車に詳しい店員さんがいます。そのため、型番をみせれば適合するバッテリーを用意してくれますので、安心して交換に使用することができます。車に詳しくない人は、ネット通販よりもカー用品店で購入するほうがよいかもしれません。
自分でバッテリーを交換する手順・注意点
バッテリーを購入したら、交換作業を安全かつ効率的におこなうための準備をします。作業にはいる前に作業用の手袋・保護メガネを着用してください。そして、スパナ・レンチ・ドライバーなどを準備しましょう。
バッテリー交換の手順
まず、車のエンジンを止めて鍵を抜きます。エンジンがかかっていると発電するので、その状態でバッテリー交換するのは電装品のトラブルを引き起こすおそれがあり、危険だからです。
次にバッテリーを取り外します。はじめにバッテリーのマイナス端子から外し、続いてプラス端子を外してください。
車体はマイナスの電気を帯びており、マイナス端子は車体に直接つながっています。マイナス端子を外していない状態でプラス端子を外そうとすると、工具が車体に触れたときに、工具と車体がプラス端子とマイナス端子につながる回路の一部になります。そして大きな電流が流れると、火花が飛び散って火災事故になるおそれがあるのです。
ふたつの端子を外したら古いバッテリーを取り外し、周辺を掃除してから新しいバッテリーに交換しましょう。バッテリーを固定したら、端子にケーブルをつなぎます。つなぐ順番は、プラス・マイナスの順です。
ケーブルを取り付ける順番を間違えないようしましょう。プラスとマイナスを逆に接続すると、電気が逆に流れます。すると、車内に搭載されたコンピューターに不具合が発生するおそれがあるので、バッテリーにケーブルをつなぐときは注意しておこないましょう。
車のバッテリー交換の依頼先・料金の目安
「車には詳しくないから自分でやるのは不安」、「お金がかかっても交換はプロに任せたい」という方向けに、ここではバッテリー交換の依頼先を、ふたつご紹介します。料金の相場もあわせてご覧ください。
1.ディーラー
ディーラーに依頼するときは、純正のバッテリーを使用します。純正のバッテリーの代金はおよそ20,000円が相場です。インターネット通販などで購入するとおよそ5,000円から10,000円なので、ディーラーに依頼すると、バッテリー本体の代金は高くなります。そして、バッテリー交換の工賃は約1,100円~約2,000円かかります。
したがって、ディーラーにバッテリー交換を依頼すると約22,000円前後の料金が必要になると考えてよいでしょう。しかし、ディーラーに交換を依頼すればバッテリー以外に心配な箇所があれば相談しやすいというメリットがあります。さらに純正のバッテリーは、不具合が起きにくいので安心して使用することができます。
2.車用品専門店
車用品専門店は、店によっては自分で購入したバッテリーを取り付けてもらえます。そのため、安い費用でプロに交換してもらいたい方は、車用品専門店に依頼するとよいでしょう。
車用品専門店の工賃の相場はディーラーよりも少しだけ安く、約600円~約1,000円です。ネット通販で購入して車用品専門店に持ち込めば、10,000円以内に費用をおさえられるでしょう。
ただしバッテリーを交換しても、絶対にバッテリー上がりを起こさないとはいい切れません。バッテリー上がりには、人為的なミスや部品の破損などによって発生することもあるからです。そのため、突然のハイゼットキャディのバッテリー上がりに備えて、頼りになる業者を見つけておくことをオススメします。
弊社では、バッテリー上がりに迅速に対応できる業者をご紹介しております。バッテリー上がりでお困りの方は、ぜひ弊社にご依頼ください。
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ハイゼットキャディのバッテリー上がりに備えて【対処法3選】
ここまではバッテリー交換についてご紹介してきましたが、中には「交換する時間がなかなかつくれない」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方のために、ここでは突然のバッテリー上がりに備えて、知っておくとよい対処法をご紹介します。もしものときに慌てないためにも、ぜひ覚えておきましょう。
1.「ブースターケーブル」でジャンプスタート
ジャンプスタートとは、バッテリーが上がった車(故障車)のバッテリーとは別の電源から電気を供給してもらい、エンジンをかける方法です。そしてブースターケーブルとは、バッテリーが上がった車と救援する車(故障車と同じ電圧の車)のバッテリー同士をつなぐためのアイテムです。
ブースターケーブル(以下ケーブルと省略)でジャンプスタートをする場合、まずバッテリーが上がった車と救援する車のバッテリーの位置を確かめます。バッテリーの位置がわかったところで、その二台の車を近づけケーブルを以下の順番でバッテリーの端子につないでいきます。
- 赤色のケーブルをプラス端子につなぐ。つなぐ順番は、はじめに故障車、次に救援する車。
- 黒色のケーブルをマイナス端子とエンジンブロックの金属部分につなぐ。初めに救援する車のバッテリーのマイナス端子、次に故障車のエンジンブロックの金属部分。
故障車のエンジンブロックの金属部分はバッテリーから離れていますので、黒色のケーブルをつないだとしても大きな電気が流れにくくなります。そのため、マイナス端子につなぐよりもショートして火花が発生する可能性が低いのです。
ケーブルがつながったら、救援する車のエンジンをかけましょう。エンジンをかけてから大体5分後を目安にして故障車のエンジンをかけてみてください。そして、故障車のエンジンがかかったら、ケーブルをつないだときとは反対の手順で外し、約20分~約30分走行しましょう。
車は、エンジンが回転して発電する仕組みとなるため、時速は約50kmで走行してください。エンジンは効率よく大きな電気を発電することができ、バッテリーに充電することができるからです。
2.「ジャンプスターター」でジャンプスタート
ジャンプスターターとは携帯可能なバッテリーのことで、バッテリーが上がった車のバッテリーに電気を供給してエンジンを始動させるために使います。ジャンプスターターは本体とケーブルから構成され、ケーブルにはクランプというバッテリーの端子をはさむ部品がついています。
ジャンプスターターでジャンプスタートをする場合の一般的な手順
- 本体の充電量が75%以上か確認する。(車の排気量によっては100%の充電量が必要なときもあります)
- 黒いクランプをマイナス端子、赤いクランプをプラス端子につなぐ。
- ジャンプスターター本体にケーブルのソケットをさしこむ。このときプラスとマイナスが合致するようにさしこむことに注意する。
- クランプとは反対にあるLEDが5秒くらい点滅したあと緑色に変わり、本体から車のバッテリーに電気が流れる。
- エンジンをかけてみて、問題なければケーブルを本体から外し、赤と黒のクランプを端子から外す。
あとはブースターケーブルのジャンプスタートと同様に、車を走行させてバッテリーに充電します。
3.もしものときはプロに頼るのも解決への近道!
バッテリーが上がって、上記の方法を試してもエンジンがかからない場合もあるでしょう。またブースターケーブル、ジャンプスターターを備えていないこともあるかもしれません。そんなときは、JAFや自動車保険のロードサービス、バッテリー上がり対応の業者に頼ってみましょう。
車を使用中のトラブルを解決してくれるロードサービスは、加入者に対しては基本的に無料で対応してくれます。
しかし、未加入者に対しては、自動車保険のロードサービスは何も対応してくれませんし、JAFは有料になります。さらにJAFの場合、料金は高額です。バッテリー上がりですと約13,000円(夜間の場合は約15,000円)かかります。
一方、バッテリー上がり対応業者は、約10,000円前後の費用で対応してくれることが多いです。そのため、JAFに未加入の方は、状況を伝え費用が安くすみそうであれば、バッテリー上がりに対応した業者に依頼するとよいでしょう。
業者をお探しの方は、弊社にご相談ください。弊社には多数の業者が加盟しております。お近くの業者を紹介可能です。ぜひ一度お電話ください。