タクシー業界で使われていることが多いトヨタのジャパンタクシーですが、個人で乗っている方も多いといわれています。そんなジャパンタクシーのエンジンがかからなくなってしまったときは、バッテリー上がりを起こした可能性があります。
しかし、バッテリー上がり以外の理由でエンジンがかからなくなっている場合もあるため、まずは電気系統が点灯するかどうかを確認しましょう。ヘッドライトや室内灯が正常に利用できない場合は、バッテリー上がりの可能性が高いです。
エンジンがかからない原因の多くは、バッテリー上がりになります。その場合は『ジャンプスタート』という処置をおこないましょう。バッテリー上がり以外の何かが原因の場合は、各原因に対して適切な処置をおこなう必要があります。
ここでは、ジャパンタクシーがバッテリー上がりを起こしたときの対処法から、バッテリー上がり以外でエンジンがかからなくなる原因と必要な処置などをご紹介いたします。エンジンがかからないと慌ててしまうものですが、問題を速やかに解決するためには冷静さが大切です。まずは落ち着いて、この記事を参考に、適切な処置を試みてください。
まずは本当にバッテリー上がりが原因か確認するために電気系統と端子をチェックしよう
ジャパンタクシーがバッテリー上がりを起こしているかどうかは、室内灯やヘッドライトを点灯させてみたり、バッテリーの端子の接続をチェックしたりすれば確かめられます。エンジンがかからない原因の多くはバッテリー上がりになりますが、その他の原因である可能性もあるため、まずは本当にバッテリー上がりを起こしているか確認しましょう。
ここでは、バッテリー上がりが原因かどうかの確認方法と、バッテリー上がり以外の原因でエンジンがかからないと考えられる場合の対処法などをご紹介いたします。エンジンがかからなくなったときは、真っ先に試してみてください。
室内灯やヘッドライトはつく……エンジンがかからないその他の原因
バッテリー上がりとは、バッテリー内部にエンジンを始動させるだけの電力が溜まっていない状態をいいます。そのため、バッテリー上がりの疑いがあるときは、電気系統が正常に作動しなくなるケースが多いです。
室内灯やヘッドライトが、問題なく点灯するかどうかを確認しましょう。もし、明かりがやけに弱い、まったく点灯しないなどの症状がでたときは、バッテリー上がりの線が濃厚といえます。しかし、濃厚というだけであって、確実というわけではありません。
なぜなら、室内灯やヘッドライトといった電気系統の不具合は、バッテリーのターミナル端子が緩んでいることでも起きてしまうからです。そのため、室内灯やヘッドライトに問題がみられたときは、ターミナル端子が緩んでいないかどうかも確認しましょう。
ターミナル端子の緩みの有無を確認するためには、まずボンネットを開けてバッテリー本体をみる必要があります。そして、バッテリーに表示されている『+』と『-』の端子をチェックしましょう。そのプラスとマイナスの端子に使われている金属部品が、ターミナル端子です。緩みがある場合は、スパナなどの工具で締めなおしましょう。
電気系統が正常に使うことができるにも関わらず、エンジンがかからないというときは、バッテリー上がり以外の原因も考えなければなりません。ジャパンタクシーの場合、バッテリー以外の原因だと、以下のようなものが考えられます。
- 鍵を持っていない
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鍵を持っていなければ、エンジンがかけられないどころか、そもそも車内に入ることもできません。車の鍵は日ごろ使うバッグの中に入れたままにしている方も多いと思いますが、何かの拍子に鍵を取り出して別のところに置いていることも考えられます。車を利用する前には、一応、玄関で鍵の有無を確かめるように習慣づけたほうがよいでしょう。
- ステアリングロックシステム
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ステアリングロックシステムとは、鍵がパワースイッチに挿入されていない状態でステアリングを回そうとすると、動かせないようにロックがかかる機能です。ロックがかかった状態だと、鍵を挿し込んでもパワースイッチが回せないため、エンジンをかけることができません。まずは、ロックを解除する必要があります。
ジャパンタクシーの場合は、ステアリングを左右に動かしながらパワースイッチを回しましょう。こうすることで、ロックは簡単に解除されます。あとは慌てずに、いつもどおりの手順でエンジンをかけましょう。
上記のような原因も含めて、エンジンがかからなくなる原因はいくつもあります。しかし電気系統に不具合がみられるときに、ターミナル端子が緩んでいるわけでもないのであれば、まずバッテリー上がりと考えてよいでしょう。次の項目では、バッテリー上がりの対処法をご紹介いたします。自分でおこなえることであるため、ぜひ試してみてください。
もし「自力で直している時間なんてない!」「バッテリー関連のことって、自分でやるのはちょっと怖いな……」といった方がいらっしゃるならば、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社には多数のカーバッテリー業者が加盟しているため、ご要望に適した業者をご紹介させていただくことが可能です。お電話によるご相談は24時間、年中無休で受け付けております。緊急の対処が必要なときは、ぜひお電話ください。お待ちしております。
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ジャパンタクシーのバッテリー上がりはジャンプスタートで回復できる
ジャパンタクシーにバッテリー上がりが起きたときは、『ジャンプスタート』をおこないましょう。ジャンプスタートとは、外部から電力を分け与えてもらって、トラブルが起きている車のエンジンをかける方法になります。
ここでは、『ブースターケーブルを使う方法』と『ジャンプスターターを使う方法』をご紹介いたします。どちらも必要なものが揃ってさえいれば、自力でおこなうことが可能ですので、ぜひ試してみてください。
自分でやることに恐怖心や不安感がある場合は、この項目は飛ばしていただいても構いません。次の項目では、バッテリー上がりを解決するプロの頼り方をご紹介いたしますので、そちらをご一読ください。
ジャパンタクシーのバッテリーがある位置
ジャパンタクシーはハイブリッドカーであるため、車には『駆動用バッテリー』と『補機バッテリー』のふたつが積んであります。バッテリー上がりが起きたときに問題が生じているバッテリーは、駆動用バッテリーのほうです。
駆動用バッテリーは、エンジンルームに搭載されています。エンジンルームとは、ボンネットの下の空間のことです。ボンネットを開ければ、駆動用バッテリーはすぐにわかります。
駆動用バッテリーの位置を確かめる際には、一緒にバッテリーから伸びているケーブルの接続に緩みがないかも確認しておきましょう。接続に緩みがあると、ジャンプスタートをいくらおこなっても満足に充電されない場合があるからです。緩みがある場合は、スパナなどの工具を使って、締めなおしておきましょう。
ブースターケーブルを使う
ブースターケーブルとは、赤と黒のケーブルが1本ずつでペアになっているアイテムのことです。このケーブルを使ってジャンプスタートをおこなう場合は、同じ電圧のバッテリーを搭載している正常な車(以下では救援車と呼ぶ)が1台必要になります。
ジャパンタクシーに搭載されているバッテリーは、12Vのものです。12Vのバッテリーは、トラックなどの大型車以外であれば、大抵の車に搭載されています。ただし、ハイブリットカーに救援を依頼することはやめておきましょう。故障してしまうおそれがあるからです。
救援車の探し方は、状況によっては簡単ではありません。まずは、家族や友人知人などに連絡をして、トラブルが起きた現場まで来てもらえないか確認しましょう。しかし、連絡がつかなかったり、早朝や深夜で頼むことができなかったりする場合もあるかと思います。そうしたときは、近くを走っている車に停まってもらうか、停車している車があれば事情を説明して救援車になってもらうとよいでしょう。
もし近くを走っていたり停まっていたりする車が1台もみられない場合は、プロを頼ることをオススメします。記事後半で、どんなプロに頼ればよいのかご紹介していますので、参考にしてください。
救援車になってくれる車を無事に見つけることができたら、バッテリー上がりを起こしたジャパンタクシーの近くに停車してもらいましょう。双方のバッテリーをブースターケーブルでつなげることになるため、できるだけ近づけるようにしてください。適切な位置に停めることができたら、ジャンプスタートをおこないましょう。手順は以下のとおりです。
- 赤色のケーブルを、トラブルが起きたほうのバッテリーのプラス端子につなぐ
- 赤色のケーブルのもう一端を、救援車のバッテリーのプラス端子につなぐ
- 黒色のケーブルを、救援車のマイナス端子につなぐ
- 黒色のケーブルのもう一端を、トラブルが起きたほうの、バッテリー本体から少し離れた未塗装の金属部分(エンジンブロックやボルトなど)につなぐ
- 救援車のエンジンをかけ、回転数が高い状態にする
- トラブルが起きたほうのエンジンをかける
- 赤と黒のケーブルを、つないだときとは逆の流れで取り外す
トラブルが起きたほうのエンジンをかけられた時点で、ジャンプスタートは成功になります。あとはトラブルが起きたほうのエンジンを切らずに、しばらくの間そのままにしておきましょう。
バッテリーは、内蔵のオルタネーター(発電機を指す)が作動することによって、充電されていきます。オルタネーターはエンジンが動いているときにしか作動しないため、すぐにエンジンを切ってしまうと、十分な電力が溜まっていないにもかかわらず充電を中止してしまったことを理由に、またバッテリー上がりが起きてしまうのです。
しばらくエンジンをかけたままにしたら、走行させるのもよいでしょう。オルタネーターはエンジンの回転数が高くなると、より効率よく電力を作り出すからです。時速50kmから80kmの状態で走っているときが、もっとも効率よく充電できるといいます。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターというアイテムは、モバイルバッテリーである本体から赤と黒のケーブルが1本ずつ伸びているものになります。ジャンプスターターを使うジャンプスタートの手順は、以下のとおりです。
- 赤いケーブルの先端にあるクリップを、トラブルが起きた車のバッテリーのプラス端子につなぐ
- 黒いケーブルの先端にあるクリップを、トラブルが起きた車のバッテリーのマイナス端子につなぐ
- 2本のケーブルを接続すると自動的にジャンプスターターの電源が入り、『ジャンプスタート レディ』などの表示がでる
- トラブルが起きた車のエンジンをかける
- つないだときとは逆の流れで、2本のケーブルを取り外す
エンジンをかけることができたら、しばらくはそのままにしましょう。大体20分ほど経過したあとで、走らせてあげると効率よく充電できます。先述しましたが、時速50kmから80kmの状態で走行するとよいです。
ジャンプスターターさえあれば、救援車は必要ありません。自力でバッテリー上がりの状態から脱することができます。ジャンプスターターはカー用品店やホームセンターで購入できますので、持っていないという人は買っておくとよいでしょう。それほど場所をとるものでもありませんので、トランクに常時積んでおくことをオススメします。
必要なものを用意できない……そんなときに頼れるところ
ブースターケーブルもジャンプスターターもない、ブースターケーブルはあるけれど救援車になってくれる存在がいない、そういったときはプロを頼りましょう。バッテリー上がりを解決してくれるプロには、以下のものがあります。
- JAF
- 保険会社
- カーバッテリー業者
これらのプロについて、詳しいことは次の項目でご紹介いたします。理由はあとでご説明いたしますが、『JAFの会員ではない』『加入している保険でロードサービスをやってくれると見聞きした記憶がない』という方は、ぜひ弊社にご連絡いただければと思います。
多数のカーバッテリー業者が加盟している弊社であれば、現場にもっとも近い業者をご紹介させていただくことが可能です。24時間、年中無休で対応している業者のご紹介にも対応いたします。弊社をご利用いただければ、迅速な解決ができますので、ぜひご連絡ください。お電話お待ちしております。
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自分で対処できないときの救援はロードサービスに頼ろう
必要なアイテムがないため、バッテリー上がりを自分では解決できない場合は、プロに助けてもらいましょう。『JAFの会員』である場合はJAFに、『保険にロードサービスが組み込まれている』場合は保険会社に、まずは連絡してください。無料で対応してもらえます。
しかし、会員でなかったり、保険にロードサービスが組み込まれていなかったりする場合は、カーバッテリー業者への依頼も考えましょう。なぜなら、JAFは非会員でも対応してくれますが少し高額な費用がかかってしまいますし、保険会社には対応してもらえないからです。
非会員の人がJAFを利用したときの費用は、『およそ13,000円』になります。現場が一般道路なのか高速道路なのか、時間帯は日中なのか深夜なのかといった条件によっては、さらに高額になることもあります。
費用という面でみると、カーバッテリー業者のほうが安く抑えられる可能性は高いです。ここでは、カーバッテリー業者についてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
ロードサービスに加入していないならカーバッテリー業者に頼むことも検討しよう
カーバッテリー業者とは、主にバッテリー上がりを解決してくれる業者を指します。現場まで駆けつけて、適切な処置でジャンプスタートをおこなってくれるのです。
費用は『およそ9,000円から12,000円』になります。状況次第では上限を超えてしまうこともあると思いますが、一般的に非会員の人がJAFを頼むよりは安く済むケースが多いでしょう。
カーバッテリー業者をお探しの方で、何か困っているという方がございましたら、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社では24時間365日、トラブルを受け付けております。早朝や真夜中に起きたジャパンタクシーのバッテリー上がりにも、迅速に対応できる業者のご紹介が可能です。ご連絡お待ちしております。