ハイブリッドカーのアクア(AQUA)でバッテリーが上がると「どう直したら?ガソリン車と違うの?ジャンプスタートはできるの?」と不安ですよね。
アクアも補機バッテリーが上がったのなら、ブースターケーブルをつないでジャンプスタートすれば復活します。
つなぎ方や注意点をしっかり確認しながらおこなえば、10~15分程度で充電可能です。
この記事ではアクアのバッテリー上がりの対処法、アクアのバッテリーについて詳しく、わかりやすく解説します。
この記事を読むと、アクアのバッテリー上がりをジャンプスタートで素早く対処できます。
また、アクアのバッテリー上がりを直すにはジャンプスターターかブースターケーブルが必要です。
どちらも持っていない、今すぐ車を見てほしいのなら【カーバッテリー110番】にご連絡ください。
アクアをはじめとするハイブリッドカーからガソリン車まで、車種とメーカーを越えてご対応いたします。
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アクアのバッテリーが上がる原因は3つ
アクアのバッテリーが上がってしまった場合、以下3つの原因が考えられます。
- ルームライト、エアコンなど電気系統がつけっぱなし
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車を降りるときにライトを消し忘れた、停車中にエアコンを長時間使ったなどが原因
- 長期間運転しないで放置
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長時間運転しないで放置していると、電力は自然放電して消耗していくためバッテリーが上がりやすくなる
- バッテリーの寿命
-
バッテリーの寿命が近づくとうまく充電することができず、突然バッテリー上がりになることも…
理由は次で解説しますが、アクアには2種類のバッテリーが積まれています。
そのうちバッテリーが上がりやすいのは「ガソリン車と同じバッテリー」です。
そのため、アクアのバッテリー上がり予防策は基本的にガソリン車と同じバッテリー上がりの防止策と同じです。
ルームランプは切る、エアコンをかけっぱなしにしないなどを心がけましょう。
ハイブリッドカーは補機バッテリーが上がると動かなくなる
「ハイブリッドカーは容量の大きなバッテリーを積んでいるのに、どうしてバッテリー上がりをするの?」と疑問に思う方、多いようですね。
アクアには「補機バッテリー」と「駆動バッテリー」という2種類のバッテリーが搭載されています。
アクアでバッテリーが上がりやすいのは「補機バッテリー」で、走行時に使う「駆動バッテリー」ではないんです。
補機バッテリーは、ルームランプなどの電気系統のほか、アクアを動かす「ハイブリッドシステムの起動時の電力」も担当しています。
そのため、補機バッテリーが上がるとアクアが動かなくなるんです…。
- 補機バッテリー
-
ガソリン車にも使われる一般的なバッテリー。
電気系統の電力を供給する。 - 駆動バッテリー
-
ハイブリッドカー特有のバッテリーで走行時に車のモーターを動かしている。
バッテリーは上がりにくい。
また駆動バッテリーが上がった場合、自力での充電はできません。
下で解説していますが、駆動バッテリーに異常が出た場合はお近くの修理工場などに相談しましょう。
アクアのバッテリー上がりを対処する前に確認すること
補機バッテリーが上がったアクアを復活させる方法は2つ。
「救援車とアクアをブースターケーブルでつなぎ電気をわけてもらう」「ジャンプスターターという道具を使う」のどちらかです。
まずは準備として次のことを確認しましょう。
アクアは「スマートキー」という電子キーでドアを開閉します。
スマートキーは車のバッテリーが上がってしまうと、開かなくなるので「メカニカルキー」を使ってドアを開けます。
メカニカルキーは電子キーの側面についたボタンを押すと出てくる、鉄製のカギのことです。
このカギを運転席のドアのカギ穴に挿しこみ、ひねればドアが開きます。
ブースターケーブルのつなぎ方
ジャンプスタートの充電時間は5分程度です。
実際の作業時間も考えると慣れていれば10~15分ほどで完了するでしょう。
また、2011年に製造されたアクアはほかのアクアと手順が異なります。
2011年のアクアに乗っている方は、こちら を参考にしてください。
ジャンプスタートさせるときに注意すること2つ
作業に入る前に注意点が2つあります。
ひとつは「救援車の種類」
アクアをはじめとするハイブリッドカーにジャンプスタートをする場合、電気をわける救援車は「12Vのガソリン車」でないとジャンプスタートができません。
同じハイブリッドカーや24V(大型トラックなど)では、車が故障する恐れがあります。
ふたつめは「必ずカギを携帯すること」
車内に置いたままでは、自動的にドアが施錠されるかもしれないからです。
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アクアと救援車をつなぎジャンプスタートさせる手順
アクアのバッテリーが上がってしまったときに、ジャンプスタートで救援車から電気を分けてもらう手順をご紹介します。
アクアのようなハイブリッドカーはガソリン車のジャンプスタートとはつなぎ方が違います。間違ったつなぎ方をしないように、手順をひとつずつ確認しながら進めてください。
アクアの救援端子(プラス)は、エンジンルームの助手席側にある「ヒューズボックス(黒い箱)」の中にあります。
ヒューズボックスを開け、赤いカバーに「+」と書かれた場所が救援端子です。
マイナスの端子は、エンジンルームにはありません。
エンジンルーム内の鉄部分(ボディーアース)がマイナス端子です。
救援端子の場所が確認できたら、プラス端子をつなぐためにヒューズボックスを開けましょう。
「+」と書かれた赤いカバーを開け、端子にブースターケーブルを接続していきます。
ブースターケーブルは、プラス(+)の赤色と、マイナス(-)の黒色の2本があります。
まずは、アクアに赤色のブースターケーブルをプラス端子に接続。
そのあとに、救援車のバッテリーのプラス端子に接続をします。
マイナス端子を、救援車のバッテリーにあるマイナス端子につなぎます。
その次に、アクアのボディーアース(エンジンルームの未塗装の部分)につないでください。
車内の電気やヘッドライト、オーディオ、エンジンキーがオフになっていることを確認したら、救援車のエンジンをかけてアクセルを踏み、エンジンの回転数を上げます。
5分ほどしたらアクアのバッテリーが回復しますので、エンジンをかけてみましょう。
エンジンが動いたら、逆の手順でブースターケーブルを外し、30分程度走行させてバッテリーを充電します。
エンジンをふかすアイドリングでも充電はできますが、エンジンの回転数が少ないため充電が不十分になるかもしれません。
できれば、30~1時間ほど走らせましょう。
これで、バッテリー上がりは解決です。
2011年製造のアクアは補機バッテリーに直接つないでジャンプスタートさせる
2011年製造のアクアの場合は、救援端子ではなく補機バッテリーに直接電気を送ります。
補機バッテリーは右側の後部座席の下。
丸いクリップ中央部を押し込み、クリップを外しカバーとクリップをそれぞれ外したところにあります。
手順は救援端子を使う場合とほぼ同じです。
- 赤色のケーブル(プラス)をアクアの補機バッテリー、プラス端子に接続
- 赤色のケーブルの端を、救援車のバッテリーのプラス端子に接続
- 黒色のケーブル(マイナス)を救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
- 黒色のケーブル(マイナス)をアクアの補機バッテリーのマイナス端子につなぐ
- エンジンをかけて5分待つ
- アクアのエンジンをかけてみて、かかったらエンジンをかけたまま車から降りる
- 先ほどとは逆の手順でケーブルを取り外し完了!
アクアの黒いケーブル→救援車の黒いケーブル→救援車の赤いケーブル→アクアの赤いケーブル
アクアとジャンプスターターをつないでジャンプスタートさせる手順
ジャンプスターターとは、カーバッテリーが上がったときに一時的に電力を与える「車の応急処置道具」です。
日ごろから車に常備してあると安心ですが、旅行先のホームセンター、カー用品店などでも購入できます。
ジャンプスターターの使い方は、お手持ちの製品によって異なります。
実際におこなう場合はジャンプスターターの説明書、アクアの取扱説明書をご確認ください。
アクアの救援端子に、ジャンプスターターの赤いケーブルをつなぎます。
赤がつなぎ終わったら、次はアクアのボディーアース(エンジンルームの未塗装の部分)に黒いケーブルです。
2011年製造のアクアの場合、右側の後部座席の下にある補機バッテリーに接続します。
赤いケーブルをバッテリーのプラス端子、黒いケーブルをバッテリーのマイナス端子につなぎます。
つなぎ終わると自動的に充電が始まります。
ジャンプスターターをつないだまま、しばらく待ちましょう
充電が終わると「完了」と表示されたり、緑のランプがついたりとジャンプスターターが知らせてくれます。
エンジンがかかったら、ケーブルを接続したときとは逆の手順で外します。
マイナス端子(黒いコード)、プラス端子(赤いコード)の順で外したら終了です。
この時エンジンを切ってしまうと、再びバッテリー上がりになってしまうのでエンジンは切らないでください。
エンジンがかかったらバッテリーに電気を充電するため、しばらく走行します。
50km/hぐらいのスピードで30分~1時間ほど走れば、エンジンを切っても問題ありません。
業者に依頼した場合にかかる費用
業者にバッテリー上がりの回復の出張依頼をした場合、8,000~13,000円前後かかります。
業者によっては出張費が入るため、さらに料金がかかることもあります。
近くにガソリンスタンドやディーラーに車を持ち込んで充電をおこなうと数千円で済みますが…。
車のバッテリーが切れているため自走して持ち込むのはむずかしく、取りに来てもらうと別途で費用がかかります。
突然バッテリーが上がりで身動きがとれなくなったら【カーバッテリー110番】へご相談ください。
【カーバッテリー110番】は、出張費は無料、バッテリー上がりは8,800円(税込)~、バッテリー交換は30,100円(税込)から対応します。
24時間体制で電話受付をおこなっておりますので、早朝・深夜でも安心してご利用いただけます。
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アクア(ハイブリッドカー)は救援車になれない
アクアに限らずハイブリッドカーはバッテリー上がりの救援車にはなれません。
理由はハイブリッドカーがエンジン始動時に高い電流を流すためです。
ジャンプスタートは先で紹介した通り、「救援車」を動かして電気をわけます。
もしも、アクアを使いガソリン車に電気を送った場合。
高い電流がガソリン車に直撃し、最悪バッテリーが爆発するかもしれません…。
ジャンプスタートができるかどうか、よく覚えておいてくださいね。
また、ハイブリッドカー同士も救援ができません。
- 〇ジャンピングスタートができる
-
ガソリン車→ハイブリッドカー
- ×ジャンピングスタートができない
-
ハイブリッドカー→ガソリン車、ハイブリッドカー
アクアのバッテリー上がりの症状
アクアはバッテリーの残量が減ると、警告灯が表示されます。
よく半ドアやシートベルト非着用でアイコンが表示されるメーター類のディスプレイと同じ場所です。
このマークが出たらバッテリーの残量が減っているため要注意。
バッテリーないし、オルタネーター(エンジンが動くと車の動きで電気を作る装置)に異常があるサインです。
また、「ルームランプなどの明かりが暗くなった、パワーウィンドウの開閉が遅くなった」があれば、補機バッテリーが弱ってきているかもしれません。
できるだけ早く整備工場などに連絡しましょう。
まとめ
アクアがバッテリー上がりをおこしたときの対処法として、ブースターケーブルをつなぐ方法とジャンプスターターを使う方法がありました。
最後にポイントをまとめます。
- ハイブリッドカーでもバッテリー上がりは起きる
- バッテリーが上がるのは駆動バッテリーではなく補機バッテリー
- 救援車かジャンプスターターとつないでジャンプスタートさせて充電する
- 12Vのガソリン車でないとジャンプスタートができない
- アクアを含むハイブリッドカーは救援車になれない
もし、ブースターケーブルとジャンプスターターのどちらも持ち合わせていない場合は、ロードサービスやプロの業者を呼びましょう。
また、バッテリー上がりは、自然回復しません。
バッテリー上がりでお困りのときは、【カーバッテリー110番】にご連絡いただければ迅速に対応できるお近くの業者をご紹介します。
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