車がバッテリー上がりしてしまったときに役立つバッテリーチャージャーには、「急速充電器」と「普通充電器」の2種類があります。
バッテリー上がりしたけれど急いで車を使用しなければならないというときには、エンジンが始動できる状態まで短時間で回復できる急速充電器を使用しましょう。また、とくに急いでいないなら普通充電器で数時間かけてゆっくり充電するという方法もあります。
このコラムでは、バッテリーチャージャーの使い方や特徴、ほかにもある充電方法についてご紹介します。バッテリー上がりでお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
バッテリーチャージャーは2種類【小型急速・普通充電器】
車がバッテリー上がりしたときに、その場で充電することができる持ち運び可能なバッテリーチャージャーには、2つの種類があります。まずは、それぞれの特徴と充電にかかる時間の目安をご紹介します。
車の小型急速充電器とは・充電時間の目安
「小型急速充電器」は、車が突然バッテリー上がりしたときに活躍します。別名「ジャンプスターター」ともいい、エンジンが始動できる状態までバッテリーを充電することができるアイテムです。エンジンが始動できるまでにかかる充電時間は約30分で、小型急速充電器があればすぐに車を動かしたいという緊急のときにも短時間で対処できます。
しかし、急速充電はバッテリーに負担がかかってしまうため、出先でバッテリー上がりしてすぐに対処しなければならないときだけ使用することをおすすめします。バッテリーを故障させないために、30分以上は充電しないように注意してください。また、小型急速充電器でバッテリーをフル充電することはできません。
エンジンがかかったら、次にご紹介する普通充電器や、このあとこのコラムの第3章「エンジン始動後は【走行充電】が効率的でおすすめ!」で解説する方法で充電をする必要があります。
車の小型普通充電器とは・充電時間の目安
「小型普通充電器」はバッテリーをフル充電させることができます。バッテリー上がりした状態から満タンまで充電するのにかかる時間は、充電器の種類によっても異なりますが10時間くらいです。
自宅の駐車場でバッテリー上がりに気づいた場合など、時間に余裕があれば普通充電器で十分に充電をおこなうとよいでしょう。
早くバッテリー上がりから復活させたいならプロに頼るのもあり!
すぐにバッテリーを回復させて車を使いたいというときには、プロに頼ってバッテリー上がりを解決することもできます。JAFや自動車保険のロードサービスに加入していれば、現場にプロが駆けつけてバッテリー上がりに対応してくれるのです。ロードサービスに加入しているかわからない方は、一度契約内容を確認してみるとよいでしょう。
どちらのロードサービスにも加入していない場合でも、バッテリー上がりに対応している業者に依頼するという手段があります。業者に依頼する場合は、年会費などは必要なく作業にかかった料金を支払うだけでバッテリー上がりを直してもらえます。
弊社では、バッテリー上がりに対応する業者をご紹介しております。全国に多数の加盟店があるため、バッテリー上がりの現場の近くにある業者を派遣することができるのです。プロの手でスムーズにエンジンを始動させることができるので、バッテリー上がりでお困りのときはぜひご相談ください。
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早く解決したい人向け!バッテリーチャージャー【急速充電器】の使い方
「出先でバッテリーが上がってエンジンがかからない!困った……」というときには、まず急速充電器を使ってエンジンが始動できる状態になるまで充電しましょう。ここからは急速充電をする際のバッテリーチャージャーの使い方と注意点について解説していきます。
小型急速充電器(ジャンプスターター)の正しい使い方
最初に、バッテリーチャージャー自体が充電されていることを確認しておきましょう。どちらがプラス端子、マイナス端子かは、バッテリー本体に表示されています。
- バッテリーのプラス端子に赤色のケーブルをつなぐ
- バッテリーのマイナス端子に黒色のケーブルをつなぐ
- バッテリーチャージャー本体にケーブルを接続
- エンジンを始動させる
- エンジンがかかったら、バッテリーチャージャー本体からケーブルを取り外す
- ケーブルをつなげたのと逆の順番でバッテリーから外す
この方法で対処できるのは、あくまでエンジンを始動させるまでの対処で、バッテリーが充電されたわけではありません。エンジンがかかったら、普通充電器または車を走行させてバッテリーを充電させましょう。走行充電については、このコラムの次の章で解説する「エンジン始動後は【走行充電】が効率的でおすすめ!」で詳しく解説します。
電圧が合わない充電器を使うとどうなるの?
車は種類によって電圧が異なり、たとえば一般乗用車の電圧は12v、トラックなら24vです。バッテリーチャージャーも対応できる電圧は異なり、電圧が合わない充電器を使用すると、エンジンが壊れてしまうこともあるのです。充電器の対応する電圧が12vか24vを確認して、自分の車の電圧にあったものを使用しましょう。
エンジン始動後は【走行充電】が効率的でおすすめ!
先述したように、急速充電でエンジンが始動したあとに普通充電器に切り替えてゆっくり充電する方法もあります。しかしこの方法では充電が満タンになるまでかなりの時間がかかってしまうため、時間に余裕のない方にはおすすめできません。そんなときに便利な充電方法が【走行充電】なのです。
自動車の走行充電のメリット
走行充電とは文字どおり、車を走行させて充電する方法です。車のバッテリーは、エンジンが駆動することによってオルタネーターとよばれる発電機で発電をおこないます。エンジンが回転するほど発電されるため、ドライブしながら充電するのが効率的なのです。
ジャンプスターターでエンジンが始動したら、そのまま30分~1時間程度ドライブしてバッテリーを充電することをおすすめします。
アイドリング充電にはデメリットもある
エンジンをかけたまま停車している状態をアイドリングといいます。アイドリングの状態でもバッテリーを充電することはできますが、走行時とくらべるとエンジンの回転数が少ないため、充電に時間がかかってしまうのです。
さらに、アイドリング充電をおこなう場所や時間帯によっては近隣にエンジン音による迷惑をかけてしまうため、周囲へ注意を配ることも忘れてはいけません。バッテリーチャージャーの使い方を把握して正しくエンジンを始動させたら、状況に適した方法で充電をおこないましょう。
バッテリー上がりで困ったときは、ぜひ弊社をご活用ください。24時間お電話受付をしているので、いつでもご相談いただけます。バッテリー上がりを迅速に解決するために、お近くの業者をお探しして現場に派遣いたしますので、お気軽にお電話ください。