バッテリー上がりを起こしたら、基本的にはバッテリーの交換を考えるべきです。
なぜならバッテリー上がりは、バッテリーの寿命や劣化が原因で起こることもあるため。
この記事では、そんな具体的なバッテリーの寿命や劣化が考えられる症状といった、交換すべき時期についてご紹介していきます。
なお、あわせてバッテリーの交換方法についてもご紹介していきますが、先にお伝えしておくと自分でおこなうのは危険を伴うのでオススメできません。
そのためバッテリーの交換をする際は、しっかりとプロが対応する【カーバッテリー110番】をご利用ください。
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バッテリー上がりの原因は寿命や劣化かも|バッテリーを交換すべき時期
バッテリー上がりとは、簡単にいうと蓄えていた電気がなくなってエンジンをかけられなくなったり電装品を使えなくなったりすることです。
原因としては大きく、「単なる電気不足」と「バッテリーの寿命や劣化」が考えられます。
「単なる電気不足」が原因であれば、後述する充電という対処方法でトラブルは解決できます。
しかし「バッテリーの寿命や劣化」が原因の場合は、バッテリーの交換をしなければ根本的なトラブルの解決にはなりません。
ここではまず、具体的なバッテリーの寿命と劣化しているときに見られる症状をご紹介するので、当てはまるものはないかチェックしてみてください。
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は、一般的に2年~3年が目安といわれています。
これは、2年~3年という期間をバッテリーメーカーが保証期間としていることが多いためです。
ただし、車に乗る頻度が多ければ当然寿命は短くなります。
また車の使用環境、たとえば温度によってもバッテリーの劣化速度は変わります。
そのためあくまでも目安にはなりますが、2年以上同じバッテリーを使い続けているなら寿命を迎えている可能性が高いです。
この場合は、バッテリーを交換するようにしましょう。
バッテリーの劣化が考えられる症状
バッテリーは、使い続けていれば当然劣化していきます。
そしてそんな劣化した状態は、簡単にいえばバッテリーの寿命のサインです。
具体的にバッテリーが劣化しているときに見られる症状をまとめましたので、チェックしてみましょう。
- バッテリーの電圧の低下
-
バッテリーの電圧は、車が止まっているときであれば12.5V~13Vです。
しかしバッテリーが劣化してくると、この電圧を下回るようになります。
もしバッテリーの電圧が12.5V以下なら、寿命が近づいているサインと考えられます。 - エンジンがかかりにくい
-
車のエンジンをかけるときには本来、セルモーターを回すための電気をバッテリーが供給します。
しかしバッテリーが劣化していると、十分な電気を蓄えられておらず、供給できなくなります。
セルモーターがキュルキュルと弱弱しい音を出すようなら、バッテリーの寿命が近づいていると考えられます。 - ヘッドライトが暗い
-
バッテリーはセルモーターを回すためだけではなく他の電装品にも電気を供給しますが、そのひとつにヘッドライトがあげられます。
なおヘッドライトが普段より暗い場合は、十分な電気が届いておらず、バッテリーが劣化していることが考えられるため寿命のサインです。 - アイドリングストップが機能しない
-
車には走行中に自動でエンジンをかけたり止めたりするアイドリングストップ機能のあるものもありますが、これには電気を使います。
そのためバッテリーが劣化していると、アイドリングストップ機能が使えなくなることがあります。
このことも、バッテリーの寿命の判断ポイントです。 - パワーウィンドウの開閉が遅い
-
バッテリーは、パワーウィンドウを開閉するためにも電気を供給します。
そのためパワーウィンドウの開閉スピードが遅くなってきたという症状も、バッテリーの劣化また寿命のサインです。 - バッテリー液の減りが早い
-
バッテリーは電気を蓄えて、それを車に供給する役割を持ちます。
なおこれは、内部に入っているバッテリー液の化学反応によっておこなうことができています。
そんなバッテリー液は、基本的に減っていくものなので定期的に補充が必要になるのですが、バッテリーが劣化すると減りが早くなります。
そのためこれまでのバッテリー液の補充頻度を上回るような場合は、バッテリーの寿命のサインと考えてよいでしょう。
このようにバッテリーの劣化によって見られる症状はさまざまですが、ひとつでも当てはまるようであれば寿命に近づいていると考えられます。
また、これらの症状が複数当てはまり、なおかつ先ほどご紹介した2年以上使い続けているといった場合は、とくにバッテリーが寿命である可能性が高いです。
いずれにせよバッテリーが劣化した状態というのは、すぐに再びバッテリー上がりを起こしてしまうおそれもあるので、交換をするべきです。
バッテリー上がりを起こすことで劣化する
バッテリー上がりを起こしたものの、中には使用期間が2年未満で、先ほどご紹介した劣化しているときに見られる症状に該当しないケースもあるかもしれません。
しかし、この場合もバッテリーを交換することは考えるべきです。
なぜなら、バッテリーというのは上がること自体によって劣化してしまうため。
加えて、一般的にバッテリーは、一度上がるともとの性能には戻らないといわれているのです。
つまりバッテリー上がりを一度でも起こすと、再発しやすい状態になってしまうのです。
そのため、バッテリーの寿命や劣化が考えられる症状に当てはまらないといっても、交換することは頭に入れておくようにしましょう。
バッテリーの交換方法
ここまでで、バッテリー上がりを起こしたときの交換する必要性についてはわかっていただけたでしょう。
なおそこで、バッテリーの交換を自分でおこなおうと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、バッテリーの交換方法をご紹介します。
ただ先にお伝えしておくと、バッテリーを交換する作業には危険を伴うため、とくに慣れていないという方はプロに任せることがオススメです。
そこで、気になるバッテリーを交換するときにかかる費用についてもご紹介していきます。
バッテリーを交換するうえでは、まず作業に必要なものを用意しましょう。
- スパナ
- ゴム手袋
- 保護メガネ
これらのものを用意できたら、以下の手順でバッテリーを交換していきます。
- 車のエンジンを止めてキーを抜く
- 古いバッテリーを取り外す
ケーブルをマイナス→プラスの順で取り外す→取付金具を取り外す→バッテリーを垂直に持ち上げて取り外す - 新しいバッテリーを取り付ける
垂直にバッテリーを設置する→ケーブルをプラス→マイナスの順で取り付ける→取付金具を取り付ける
※参考:パナソニック
バッテリーの交換方法は以上になります。
一見簡単そうに思われる方もいるかもしれませんね。
しかし先ほどもお伝えしたように、危険を伴う作業になります。
そもそもバッテリーに入っているバッテリー液は硫酸でできているので、万一触れてしまうと火傷するおそれがあります。
また作業の中で、バッテリーのプラスとマイナス端子に同時にスパナなどの金属を触れさせるとショートして火花が散るなんてことも。
なお、バッテリーからは水素ガスが発生しているので、これによって引火して爆発するといったおそれもあるのです。
そのため、自分でバッテリーを交換することに少しでも不安があったり自信がなかったりするなら、プロに任せるようにしましょう。
バッテリーの交換費用
バッテリーの交換をプロに任せるときに気になるのが、費用ですよね。
バッテリーの交換でかかる費用は、本体と作業の2つの料金からなります。
ただ結論からいうと、実際にかかる費用はケースバイケースです。
というのもバッテリー本体の料金は、4,000円~40,000円程度と車種によって大きく変動します。
また作業の料金に関しても車種によって異なり、1,000円~4,000円程度と開きがあるのです。
加えてカー用品店やディーラーなど、どこに依頼するかによってもバッテリー本体や作業の料金は変わります。
そのためバッテリーを交換する費用が実際にいくら必要になるのかは、見積りを取って確認するようにしましょう。
なお、【カーバッテリー110番】ではバッテリーの交換に30,100円(税込)~対応できます。
さらに、カー用品店やディーラーなどとは違い現場へ最短5分で駆け付けて対応することもできるので、お急ぎの際やバッテリー上がりを起こして車を動かせないといったときでもスピーディーに対応できますよ。
ご相談はもちろん、詳しいお見積りも無料となっていますので、まずは一度お気軽にお電話ください。
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バッテリー上がりの解消方法|救援車やジャンプスターターからの充電
ここまでは、バッテリー上がりが「バッテリーの寿命や劣化」によって起きたときの交換の必要性についてご紹介してきました。
とはいえ、「単なる電気不足」が原因である場合に加え、今まさにバッテリー上がりを起こして困っているといった場合には、すぐにできる対処方法も知りたいですよね。
そこでここでは、バッテリー上がりを起こしたときの解消方法をご紹介していきます。
なお先ほどもお伝えしましたが、バッテリー上がりとは蓄えた電気がなくなってしまうことでしたね。
そのため解消方法は、バッテリーを充電することになります。
- ブースターケーブルで救援車から電気をわけてもらう
- ジャンプスターターで充電する
これらがバッテリーを充電する方法です。
それぞれを詳しくご紹介していきます。
ブースターケーブルで救援車から電気をわけてもらう
バッテリー上がりを解消する代表的な方法が、このブースターケーブルで救援車から電気をわけてもらうというものになります。
一般的にジャンピングスタートと呼ばれ、簡単にいうと他の車の元気なバッテリーで上がったバッテリーを充電するという方法です。
ジャンピングスタートの手順は以下のようになります。
- バッテリーが上がった車と救援車を向かい合わせにできるだけ近づける
- それぞれの車のエンジンを切る
- それぞれの車のボンネットを開けてブースターケーブルで接続する
■接続の順番: 上がったバッテリーのプラス端子に赤のケーブル→救援車のバッテリーのプラス端子に赤のケーブル→救援車のマイナス端子に黒のケーブル→バッテリーが上がった車のエンジンブロックに黒のケーブル - 救援車のエンジンをかけてサイドブレーキはそのままにAT車ならパーキングにMT車ならニュートラルに入れる
- 救援車のアクセルを踏んで回転数2,000~3,000程度を維持する
- バッテリー上がりを起こした車のエンジンをかける
なお、このように比較的手順は簡単そうに見えますが、いくつか気を付けるべきこともあります。
- 同じ電圧の車同士でおこなわなければいけない
-
バッテリーの電圧は一般的な乗用車は12Vで、一部の大型車やトラックなどは24Vです。
ジャンピングスタートは、同じバッテリーの電圧の車同士でおこなわなければ故障するおそれがあります。 - ハイブリッド車を救援車にしてはいけない
-
ハイブリッド車を救援車にしてジャンピングスタートをおこなうと、大電流が流れてしまいます。
その結果、ハイブリッド車が故障するおそれがあります。 - ブースターケーブルの接続手順は必ず守らなければいけない
-
ブースターケーブルの接続手順を間違えると、火花が散ることがあります。
なお、バッテリーは水素ガスを発生させるものなので、最悪の場合引火して爆発を起こすおそれがあります。
このように、ブースターケーブルで救援車から電気をわけてもらう方法には注意点があるので、自分でやるという場合は十分に気を付けておこなうようにしてください。
ジャンプスターターで充電する
バッテリーの充電は、ジャンプスターターでもおこなうことができます。
ジャンプスターターとは、車用のモバイルバッテリーのことです。
バッテリーとケーブルで接続するだけで充電ができます。
そのため、自分ひとりでも手軽におこなえるバッテリー上がりの解消方法です。
ジャンプスターターの使用方法
ジャンプスターターでバッテリーを充電する手順は以下のようになります。
- バッテリーが上がった車のボンネットを開ける
- 付属のケーブルをバッテリーに接続する
■接続の順番:プラス端子に赤のケーブル→マイナス端子に黒のケーブル - ケーブルをジャンプスターターに接続する
- ジャンプスターの電源を入れる
※ジャンプスターターによって使用方法は異なることがあります。取扱説明書を確認して使用するようにしてください。
以上の手順でバッテリーの充電が開始されます。
バッテリーの充電が終わったら、接続したときとは逆の手順でケーブルを取り外せば作業は完了です。
このように、バッテリー上がりには充電するという方法で対処すれば、解消できます。
そのためバッテリー上がりに直面して困っている方は、ぜひ試してみてくださいね。
ただ、ブースターケーブルがない、救援車がいない、ジャンプスターターがないといった方もいるでしょう。
そんなときは【カーバッテリー110番】へご相談ください。
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エンジンがかかったら車を走らせる
ブースターケーブルで救援車から電気をもらう方法とジャンプスターターで充電する方法のいずれも、20分程度でエンジンはかかるようになります。
しかし、エンジンがかかったからといって安心してはいけません。
というのもあくまでもこれはバッテリー上がりへの応急処置的な解消方法であって、完全に電気を蓄えている状態になっているわけではないのです。
そのため、追加で充電をおこなう必要があります。
その方法が、車を走らせることです。
車を走らせての充電時間は30分~1時間程度
そもそも車において使われる電気というのは、エンジンが回転することで作られます。
そのため、エンジンを回転させるために車を走らせることで充電ができるのです。
なお車を走らせての充電時間は、30分~1時間程度を目安にしましょう。
また効率よく充電をおこなうなら、エアコンやオーディオといった電装品を使用せずに車を走らせることがオススメです。
余計な電気を使わずに済むので、より短時間でバッテリーを充電することができます。
アイドリングでも充電はできるが…
エンジンの回転によって電気は作られるので、もちろんアイドリングでも充電はおこなえます。
ただし、アイドリングは車を走らせているときと比較するとエンジンの回転数が落ちます。
そのため、充電の効率も落ちてしまうのです。
またアイドリングは、車は止まっている状態ですがエンジンは回転しているので、同じ場所でずっとエンジン音を発することになります。
そのため住宅街などの場合は、迷惑になることもあるでしょう。
こういったことから、バッテリーを充電するうえでは車を走らせることがオススメです。
バッテリー上がりを起こさないコツ&バッテリー長持ちのコツ
ここまではバッテリー上がりにおけるバッテリーの交換について、そしてトラブルに直面したときにすぐできる対処方法をご紹介してきました。
ただ、そもそもバッテリー上がりは起こしたくないものですよね。
そこでここでは、バッテリー上がりを起こさないようにするコツ、またバッテリーの寿命を長持ちさせるコツをご紹介していきます。
車に定期的に乗る
バッテリー上がりとは、蓄えていた電気がなくなることでエンジンをかけられなくなったり電装品を使えなくなったりすることです。
そのため、電気を使わないように車に乗らないことがバッテリー上がりを起こさないコツと考える方もいるようですが、これは間違いです。
そもそも車は、乗っていなくても電気を使っています。
そのため、逆に車に定期的に乗ることが大切です。
すでにお伝えしているように、車はエンジンの回転によって電気が作られます。
そして、これによってバッテリーは充電をおこなえるのです。
そのため定期的に、具体的には1か月に1度30分を目安に車に乗ることがバッテリー上がりを起こさないコツになります。
電気の使用を控える
バッテリー上がりは車が電気不足になることを意味するので、単純に電気を使いすぎないようにすることもコツとしてはあげられます。
車を降りる際にはヘッドライトや室内灯、またハザードランプなどの消し忘れに気を付けましょう。
これらがつきっぱなしなら、当然電気を使ったままの状態になってしまいます。
またエアコンやオーディオなどを、エンジンをかけない状態で使用しないことも大切です。
エンジンがかかっていないと電気が作られず減る一方になるので、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
他にも電気の使用を控えるうえでは、取り付けた電装品を見直すこともあげられます。
車に取り付けられる電装品は、風を送るファンやドライブレコーダーなど多くあります。
無駄なものがついていれば当然余計に電気を消費することになるので、本当に必要なものかどうかを見極めて整理するようにしましょう。
定期的にバッテリーを点検する
バッテリー上がりを起こさないようにするため、またバッテリーの寿命を長持ちさせるためにも、バッテリーを定期的に点検することはとても大切です。
バッテリーの劣化が考えられる症状として電圧の低下があげられることはすでにご紹介しましたが、これは外から見ただけではわかりません。
バッテリーの電圧は、点検をおこない専用のテスターを使用して計測する必要があります。
またバッテリー液が減っていると、バッテリーの劣化につながり上がってしまう原因にもなります。
この場合は点検をおこなって、不足していればしっかり適切な量のバッテリー液になるように補充しなければいけません。
このように、バッテリーの寿命や劣化を確認するためにはもちろん、より長く使用できるようにするため、またバッテリー上がりを起こさないようにするために、定期的に点検することは大切なのです。
バッテリー上がり後は【カーバッテリー110番】でバッテリー交換を
バッテリー上がりを起こしたうえ、以下のようなことに該当するならとくにバッテリーの寿命や劣化が考えられるので交換すべき時期といえます。
- 同じバッテリーを2年以上使い続けている
- バッテリーの電圧の低下
- エンジンがかかりにくい
- ヘッドライトが暗い
- アイドリングストップが機能しない
- パワーウィンドウの開閉が遅い
- バッテリー液の減りが早い
またそもそもバッテリー上がりを起こしたこと自体によってもバッテリーは劣化するので、いずれにせよ交換を検討しましょう。
なお、バッテリーの交換は自分でおこなうと危険を伴うので、【カーバッテリー110番】にお任せください。
プロが現地まで駆け付けて、しっかり安全に対応します。
再びバッテリー上がりを起こして困らないようにするためにも、しっかりとバッテリーを交換してもしものときにそなえておきましょう。
今バッテリー上がりを起こしているならすぐにお電話ください
なお、今まさにバッテリー上がりを起こしているならすぐに【カーバッテリー110番】へお電話ください。
またバッテリー上がりを解消するには「ブースターケーブルと救援車」もしくは「ジャンプスターター」のいずれかが必要になります。
そのためどちらも持っていない、用意できないという場合もすぐにお電話ください。
【カーバッテリー110番】では、バッテリー上がりの解消もプロが対応します。
また最短5分で現場へ駆け付けてスピーディーに対応することもできるので、バッテリー上がりにお困りの方はぜひお電話ください。