「車に乗って出かけようと思ったら、バッテリーが上がっていて動かない……」
「自分で直したいけれど、やり方が合っているか不安……」
とお困りではありませんか?
自力でバッテリー上がりを直そうとした場合、ブースターケーブルを使用して、家族や知り合いからバッテリーを分けてもらうことを検討されているかもしれません。
しかし、使い方を間違えると車にダメージを与えてしまうだけでなく、事故を引き起こすおそれもあり注意が必要です。
本記事では、バッテリー上がりで逆にケーブルを接続してしまったときの対処法や、ケーブルの逆接続で起こる被害、正しい接続方法などをご紹介します。
愛車のバッテリー上がりを自力で直したい方は、ぜひご覧ください。
ブースターケーブルの逆接続で起きる被害
バッテリー上がりが起きたときに、ブースターケーブルをつないで、家族や知り合いの車からバッテリーを分けてもらうこともあるでしょう。
このときにバッテリーの端子とケーブルを逆に接続してしまうと、車にダメージを与えてしまいます。
例えば、ヒューズが切れてしまったり、発電するための部品である「オルタネーター」「電子制御ユニット」がショートしてしまうこともあるのです。
すると部品の交換も必要となり、ブースターケーブルでバッテリー上がりを解決することは不可能となります。
最悪の場合、自分の車と救援車が爆発してしまうこともあるでしょう。
ブースターケーブルを逆接続してしまったときの対処法
ブースターケーブルを逆接続してしまったら、バッテリーを外して、ヒューズを確認しましょう。
ヒューズが切れていたら、新しいものに交換します。
ヒューズは車のメーカーに連絡して取り寄せてください。
ヒューズに問題がなくても車が正常に動かない場合は、ほかの部分に異常が発生しているかもしれません。
正常でない状態で乗り続けてしまうと、急に路上で車が止まってしまったり、事故を起こしてしまったりするおそれもあります。
対処しても正常に戻らないときは、ディーラーなどに連絡して異常がないかの確認や整備をしてもらいましょう。
バッテリー上がり対処で逆接続しないための対策
ブースターケーブルを逆接続しないために、確認しておくべき注意点がいくつかあります。
ここからは、バッテリー交換をするときの注意点や方法をご紹介します。
つなぎ方を再確認して、逆接続を回避しましょう。
- 型番に注意する
- ケーブルのつなぎ方を確認する
- 逆接続保護機能付きのジャンプスターターを使う
- プロに任せる
バッテリー交換の際は型番に注意する
バッテリー交換をする前に、バッテリーの型番を確認しておきましょう。
型番の最後に記載されているアルファベットは、「L」か「R」になっています。
これによってバッテリーの端子の配置が異なるため、交換するバッテリーは型番の最後のアルファベットがおなじものを選ぶ必要があるのです。
車を使用した直後におこなう場合には、30分以上は車を休ませてください。
バッテリーからガスがなくなるまで待ちます。
- ACC電源を切って、車のカギを外す
- バッテリーの「-端子」を取り外す
- 「+端子」を取り外してから、ほかの金具を外す
- 新しいバッテリーに交換したら、「+端子」を取り付けてから、次に「-端子」をつなぐ
重要なのは、外すときには「-端子」から、つなぐときには「+端子」から取り付けるということです。
ケーブルのつなぎ方を再確認する
最初に、自分の車と救援車のバッテリーの位置が近づくように車を停車させます。
停車させたら、両方の車のエンジンを切ってください。
まずは赤色のケーブルを「バッテリーの上がった車の+端子」につないで、次に「救援車の+端子」につなぎます。
今度は、黒色のケーブルを「救援車の-端子」につないでから「バッテリーの上がった車のエンジンにある金属の部分」につないでください。
最後にエンジンの金属の部分にある-端子ではなく、バッテリーにつないでしまうと、接続時に火花が出てバッテリーに引火するおそれがあります。
引火すると爆発する危険性もあるため、ケーブルの接続は順番とつなぐ場所を間違えないように、必ず確認しながらおこないましょう。
また、バッテリー上がりを対処する「ジャンプスターター」という道具もあります。
ジャンプスターターが車に積んであれば、いざというときに救援車がいなくても、自分で対処することができるのです。
ジャンプスターターでもブースターケーブルと同様に、「+端子」同士、「-端子」同士を接続します。
逆接続保護機能がついているジャンプスターターを使う
持っていると、いざというときに備えられるジャンプスターターですが、逆接続を防ぐことができる、非常に便利な「逆接続保護機能」がついているものもあります。
バッテリーの逆接続で怖いおもいをした方など、逆接続に不安がある方は、機能付きジャンプスターターを持っておくと安心です。
不安ならジャンプスタートをプロの手に任せる
「いくら便利なアイテムがあっても、やっぱり自分で作業するのは怖いし不安だ」という方もいるでしょう。
JAFに加入している場合や、加入している自動車保険にロードサービスがついていれば、そこへ連絡して自動車の知識を持つプロに助けに来てもらえます。
どちらにも加入していない方は、バッテリー上がりに対処してくれる業者に依頼することをおすすめします。
業者は、迅速な対応と料金の安さが魅力です。
「カーバッテリー110番」では、年中無休でご相談を受け付けています。
日本全国の弊社加盟店があなたのもとへすぐに駆けつけますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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注意!バッテリー回復時の危険な行為
バッテリー上がりで逆接続する以外にも、危険な行為がいくつかあります。ここでは、バッテリーに対しておこなってはいけない行為をご紹介していきます。
バッテリーの過充電
バッテリーを過剰に充電してしまうことは危険です。
充電が不足するより、たくさん充電させておいたほうが安心だと思う方もいるかもしれません。
しかし、何度も過充電をおこなうと、バッテリーの寿命が短くなり、ガスが発生するおそれがあります。
ガスが引火すれば、爆発の危険もあるのです。
バッテリー液の入れすぎ
バッテリー液が減ってきて追加するときにも注意が必要です。
うっかりバッテリー液を入れすぎてしまうと、液が漏れ出して、車の内部がサビるなど故障の原因となってしまいます。
バッテリー液の上限の目盛りを確認して、決して入れすぎないようにしましょう。
二重蓋タイプのバッテリーを開けない、倒さない
通常の充電のほかに、緊急でバッテリーを充電させる「急速充電」という方法があります。
しかし、蓋の部分に液の挿入口がない二重蓋タイプのバッテリーは、急速充電をすると膨張して爆発する危険性があります。
このため二重蓋タイプのバッテリーは、急速充電をしてはいけません。
二重蓋は開かないようにできているので、無理やり開けるようなことはしないでください。
誤って倒してしまうと、内部の希硫酸という有毒液が漏れてしまいます。
希硫酸に触れてしまうと、やけどをするおそれもあり危険です。
また、二重蓋タイプのバッテリーは使用できない車種もあるので、対応車種の確認が必要です。
不意のショート
ケーブルをつないでいる途中に、うっかりケーブルをつなぐべきでない端子に触れさせてしまうと、最初にご紹介したように、ショートして火災につながるおそれがあります。
まとめ
バッテリー上がりで逆にケーブルを接続してしまったときの対処法や、ケーブルの逆接続で起こる被害、正しい接続方法などをご紹介しました。
ブースターケーブルを逆接続した場合は、まずはバッテリーを外して、ヒューズを確認しましょう。
ヒューズが切れていたら、新しいものに交換してください。
正しく安全にバッテリーを回復させるなら、プロの手にお任せするのが一番です。
車の内部を触り慣れていない方は多いでしょう。
バッテリー修理は、ちょっとした間違いで状況が悪化するおそれがあります。
そのため、JAFや保険会社のロードサービスに加入していない方はカーバッテリー110番にぜひご相談ください。
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