軽自動車のバッテリーの選び方や交換方法・劣化が早まる原因や使い方

軽自動車 バッテリー

軽自動車のバッテリーの調子が悪いと感じたら、充電するか、新しいバッテリーに交換しましょう。なぜなら、バッテリー上がりや劣化を放置すると、事故や大きなトラブルに発展するおそれがあるからです。

この記事では、バッテリー購入時の注意点や交換方法をご紹介します。ほかにも、バッテリーを長持ちさせるためのポイントもご紹介します。この記事を読んで、バッテリーの交換方法や長持ちさせるコツを理解して、車を安全に運転しましょう。

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目次

軽自動車用のバッテリーの見分け方と交換方法

まずは、軽自動車用のバッテリーを購入する際の注意点や交換方法をご紹介します。軽自動車用のバッテリーの購入を検討している方は、参考にしてみてください。

購入時の注意!軽自動車のバッテリーの種類

ピンクのおもちゃの車

軽自動車用のバッテリーには、「アイドリングストップ非搭載車用」と「アイドリングストップ車搭載用」の2種類があります。ご自身の所有する車がアイドリングストップ車でなければアイドリングストップ非搭載車用を、アイドリングストップ車であればアイドリングストップ搭載車用を選びましょう。

ただ、アイドリングストップ搭載車用のバッテリーは、非搭載車用と比べると高額です。そのため、「アイドリングストップ車だけど非搭載車用にしようかな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、アイドリングストップ車にはアイドリングストップ非搭載車用のバッテリーは使わないほうがよいでしょう。

なぜなら、アイドリングストップ車に非搭載車用のバッテリーを使うと、アイドリングストップ機能が十分に使えなくなったりバッテリーの寿命が1年程度まで縮まったりするおそれがあるからです。このようなリスクを考えると、高額だったとしてもバッテリー搭載車用を購入したほうがよいでしょう。

ちなみに、アイドリング搭載車用・非搭載車用は、バッテリーに書かれている規格で見極めることが可能です。アイドリング搭載車の場合は「55B24R」というように、非搭載車の場合は「M-42R」というように表記されているので、確認してみてください。

また、これらの規格は、性能やバッテリーサイズ、端子の位置を意味しています。アイドリングストップ搭載車で「55B24R」の場合は、55が性能ランク、B24がバッテリーサイズ、Rが端子の位置です。アイドリングストップ非搭載車で「M-42R」の場合は、Mがバッテリーサイズ、42が性能位置、Rが端子の位置になります。

新しくバッテリーを購入する際は、これらのうち少なくともバッテリーサイズと端子は一致したものでなければなりません。

もしバッテリーサイズの大きいものを購入するとエンジンルームに入りきらないおそれがありますし、端子の位置が違うと取りつけができなくなるからです。バッテリーを購入する際は、古いバッテリーの規格を確かめてから同じものを購入しましょう。

バッテリーの交換を考える目安や寿命

バッテリーの寿命は、だいたい3~5年程度だといわれています。ただ、乗り方によって劣化スピードが異なり、1年で寿命を迎える場合もあれば、5年以上経っても問題ない場合もあります。

そのため、「いつ交換してよいかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。ただ、気づかない間に寿命を迎えていて、突然エンジンがかからなくなるリスクを考えると、1~3年程度で交換するのがよいでしょう。

また、以下のようなサインが現れたら、バッテリーの寿命が近づいている可能性があるので、交換を検討したほうがよいでしょう。

  • エンジンがかかりづらい
  • ヘッドライトが暗い
  • パワーウインドウの開閉が遅い
  • バッテリー液(バッテリー内に入っている液体)の減りが早い

バッテリーの交換方法には、自分でおこなう方法とプロに依頼する方法があります。そこで、以下からは、自分でおこなうときの手順と、バッテリーの価格やプロに依頼したときにかかる費用についてご紹介していきます。

バッテリーの交換方法と注意点

バッテリーの交換方法の手順を、以下にまとめました。

  1. 車のエンジンを切っておく
  2. ボンネットを開ける
  3. バッテリーを固定している金具を外す
  4. バッテリーの端子を、マイナス・プラスの順で外す
  5. 古いバッテリーを取り出し、新しいバッテリーを設置
  6. バッテリーの固定金具を取りつける
  7. バッテリーの端子を、プラス・マイナスの順で取りつける

バッテリーを交換する際は、端子をつなぐ順番を間違えないように気をつけてください。また、取り外しの際は工具が逆の端子に触れないように注意を払いましょう。もし工具が逆の端子に触れてしまうと、感電するリスクがあるのです。

バッテリーの価格や交換を依頼した際にかかる費用

バッテリーの交換は、おもにディーラーやカー用品店などで依頼できます。ディーラーに依頼すれば、知識や経験が豊富な整備士が交換してくれるので、安心して任せられるでしょう。また、ディーラーに依頼すれば、純正のバッテリーやそれと同じ程度の性能を持つバッテリーと交換してもらうことができます。

ただ、それゆえに交換費用は高くなりがちです。費用を抑えたいという方は、カー用品店に依頼するとよいでしょう。カー用品店では、自分でバッテリーを持ち込めば、作業費のみで交換してもらうことができるところも多いのです。

バッテリー自体の価格は、5,000円~40,000円程度が相場ですが、ネットショップなどでは比較的安く手に入れられることもあるようなので、探してみるとよいかもしれません。

バッテリーを長持ちさせる方法と直す方法

バッテリーを長持ちさせるには、バッテリー上がり(バッテリーが充電不足となってエンジンがかからなくなるトラブル)を防ぐような使い方をすることが大切です。充電不足となってバッテリー上がりが起こると、バッテリーの劣化が早まるといわれているからです。

では、バッテリーはどんなときに充電不足となるのでしょうか。バッテリーの劣化を早める充電不足となる原因を、以下から見ていきましょう。

劣化が早まる使い方

劣化が早まる使い方

バッテリーは、エンジンがかかっているときに充電され、電装品やライトの使用などによって消費されます。そのため、エンジンをかけないままオーディオやエアコンなどの電装品やライトを使いすぎると、充電不足となって劣化が早まります。また、車内でのスマートフォンの充電も電気を消費するので、なるべく避けたほうがよいでしょう。

また、車に乗る頻度が低いと充電不足となることがあります。なぜなら、車に乗っていなくても「自然放電」がおこなわれているからです。つまり、車に乗る頻度が低いと、充電がおこなわれない状態で電気が消費され続けるので、充電不足となって劣化が早まるのです。

さらに、1回あたりの運転時間が少ないと、劣化が早まる原因となります。バッテリーは、エンジンを始動させる際に大量に電気を消費します。車に乗る時間が少ないと、充電量よりもエンジン始動時の電気消費量が上回ってしまい、充電不足となって劣化が進むのです。

バッテリーの不調!2つの原因と直す方法

バッテリーが不調のときは、劣化以外に以下のような原因が考えられます。

バッテリーの端子が緩んでいる

バッテリー端子が緩んでいたり外れていたりすると、エンジンがかからなくなることがあります。この場合、バッテリー端子を取りつけ直せば解消することが可能です。

バッテリー上がりが起きている

バッテリー上がりが起きていると、エンジンがかからない・メーターが光らない・エンジンをかけるときの音がしないなどの症状が起こります。

バッテリー上がりが起きているときには、外部のバッテリーを使ってエンジンを始動させる「ジャンプスタート」と呼ばれる方法で解消することが可能です。ジャンプスタートには、「ジャンプスターター」と呼ばれるバッテリーの充電器を使う方法と、「ブースターケーブル」という赤と黒のケーブルを使う方法があります。

ただ、ジャンプスターターやブースターケーブルを持っていない方も多いでしょう。その場合、業者に依頼して代わりにジャンプスタートをおこなってもらうことも可能です。そこで、以下からは業者に依頼したときの費用や流れについてご紹介します。

また、弊社ではバッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。24時間365日お電話相談を受け付けているので、バッテリー上がりにお困りの際はいつでもご相談ください。

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バッテリー上がり!業者をよんだら価格はいくら?

バッテリー上がりが起きた際、業者に依頼して解消してもらうことが可能です。ただ、業者に依頼するとなると、費用が気になる方も多いでしょう。そこで、以下からはバッテリー上がりの改善にかかる費用をお伝えします。

バッテリー上がりの改善にかかる費用相場

バッテリー上がりの改善にかかる費用相場

バッテリー上がりの改善を業者に依頼したときにかかる費用は、作業費と出張費で8,000円~12,000円程度が相場です。夜間での作業や高速道路での作業などは、追加料金がかかることもあるようです。

業者に依頼する際は、できるだけ現地から近い業者を選ぶことで、出張費を抑えることができます。できるだけお得に依頼するためには、現地から近い業者を探すことをおすすめします。

依頼までの流れと充電にかかる時間

バッテリー上がりを業者に依頼したときの一般的な流れは、以下のとおりです。

  1. 電話相談
  2. スタッフの到着
  3. 見積り
  4. 作業
  5. 支払い

作業の際、ジャンプスターターを使った場合は、20分間の充電をおこなう必要があります。ただし、ブースターケーブルを使った方法では充電せずにエンジンを始動させるため、その分時間を短縮することができます。

お急ぎの方は、業者に依頼する際に、どちらの方法で作業をおこなってくれるか確認し、ブースターケーブルで解決してくれる業者に依頼するとよいでしょう。

駆けつけてくれる!頼れる業者とは

バッテリー上がりを解消してくれるところには、業者のほかにもJAFや保険会社があります。JAFの会員であったり加入している自動車保険にロードサービスがついていたりするときには、バッテリー上がりを無料で解消してもらうことが可能です。

ただし、JAFの非会員であったり自動車保険にロードサービスがついていなかったりする方は、業者に依頼することをおすすめします。

現地から近い業者に依頼すれば、出張費を抑えられるため、安く済ませられる可能性が高いのです。また、現地から近い業者なら、すぐに駆けつけてもらうことも可能です。

弊社では、バッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。全国に多数ある加盟店の中からお近くの業者を派遣するので、迅速に対応することができます。バッテリー上がりにお困りの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。

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