「CX-30を駐車し、用事を済ませて戻ったら、バッテリーが上がっていた」という方もいらっしゃるかもしれません。CX-30のバッテリーが上がってしまったら、まずはバッテリーを充電しましょう。バッテリーが上がったままではエンジンがかからず、車を動かすことができないからです。
まずは、このコラムでご紹介する充電方法を試してください。ただしCX-30のバッテリー上がりがひん発する場合は、バッテリーが寿命を迎えているかもしれません。その場合は、バッテリーの交換を考えたほうがよいでしょう。
マツダCX-30のバッテリー上がりに対処する!【3選】
もしCX-30の走行中に、パワーウィンドウやオーディオが使用できなくなるなどの症状がでたら、それはバッテリー上がりのサインです。このようなサインが車にみられたら、落ち着いて安全な場所に車を停めて対処するようにしましょう。
電圧が12ボルトであるCX-30のバッテリー上がりには、ご紹介するみっつの一般的な方法で対処することができます。そのみっつのうちのいずれかの方法で、まずはバッテリーの充電をしてみてください。
1.「ブースターケーブル」でジャンプスタート
ジャンプスタートとは、バッテリーが上がった車以外の電源から電気を供給してもらい、エンジンを始動する方法です。ブースターケーブルでジャンプスタートをする場合、救援車のバッテリーから電気を供給して、エンジンを始動します。
そのため、この方法でジャンプスタートをする場合、ブースターケーブル(以後ケーブルと省略)と救援車(同じ電圧の別の車)を用意しなければなりません。
ケーブルのつなぎ方
ケーブルと救援車が用意できたら、ボンネットを開けて各車のバッテリーの位置を確認し、ケーブルが届くところまで、双方の車を近づけます。そして、ケーブルを救援車とバッテリー上がりを起こした故障車のふたつのバッテリーにつないでいきます。
まず、ふたつのバッテリーのうち故障車のバッテリーにあるプラス端子には、赤色のケーブルをつなげ、その赤色のケーブルを今度は救援車のプラス端子につなげます。同様に黒色のケーブルを救援車のバッテリーのマイナス端子につなげたのち、その黒色のケーブルを故障車のエンジンブロックの金属部分につなげるのです。
もし、ここで黒色のケーブルをバッテリーのマイナス端子につないでしまうと、大きな電流が故障車のバッテリーに流れて火花が飛び散るおそれがあります。
その火花がバッテリーから漏れている水素ガスに引火すると爆発事故を起こす場合もあり、とても危険です。そのため黒色のケーブルは、バッテリーから離れたところにあるエンジンブロックの金属部分につなげるようにしましょう。
ケーブルをつないだあとの対応
ケーブルをつないだら、救援車のエンジンをかけます。このとき救援車のアクセルを踏み込んで、エンジンの回転数を上げると故障車に多く電気が供給され、早くエンジンをかけることができますので試してみてください。
2.「ジャンプスターター」でジャンプスタート
ジャンプスターターとは、車のバッテリーが上がったときに電気を供給する予備のバッテリーのことをいいます。ネット通販などで、4,000円から8,000円ほどで購入することができます。スマホなどにも充電する機能を備えたものもありますので、万が一に備えてもっておくとよいでしょう。
ジャンプスターターを購入するときの注意点
ジャンプスターターでジャンプスタートをする場合、その最大電流に注意が必要です。ジャンプスタートする車の排気量とバッテリー電圧によって、エンジンを始動させるのに必要な最大電流は異なります。
エンジン始動に必要な最大電流にジャンプスターターの最大電流が足りていない場合、エンジンを始動させることができないのです。
最大電流の目安ですが、軽自動車は約400アンペア、普通車や大型車は約700アンペア、スポーツカーは約800アンペア以上となります。ただし、あくまでもこれは目安ですので、正確に知りたいときは、ディーラーに電話して確認することをオススメします。そのうえで自分の車の最大電流を基準にして、ジャンプスターターを購入するとよいでしょう。
基本的なジャンプスターターのつなぎ方
まずは、ジャンプスターターが充電されているか確認してください。そして、付属品のケーブルの赤いほうをバッテリーのプラス側の端子に、黒いほうをマイナス側の端子につなぎます。
次にケーブルの青色のソケットを、ジャンプスターターの本体にさします。そしてジャンプスターターの本体もしくはケーブルにある表示をみて、バッテリーに電気が流れていることが確認できたら、エンジンをかけます。
最後にエンジンがかかったら、ケーブルのソケットを本体から抜き、黒色・赤色の順にケーブルをバッテリーから外します。
3.プロの力を借りる
バッテリーが上がった場合に、上記の方法でエンジンをかけることができなくて困ったときは、プロの力を借りましょう。JAFや任意の自動車保険に加入しているのであれば、基本的に無料で対応してもらえます。
しかし、JAFや任意の自動車保険に加入していない方は、バッテリー上がり対応業者に連絡するとよいでしょう。
JAFは未加入者ででも対処してくれますが、有料になります。バッテリー上がりの場合、JAFの料金は日中ですと約13,000円、20時から8時の夜間は、約15,000円もかかるのです。
一方、バッテリー上がりに対応している業者の場合、料金は10,000円前後ですむことが多いです。そのため業者に状況を伝えたうえで、料金がどれくらいになりそうかを確認しましょう。そしてJAFよりも安くすみそうであれば、業者に依頼するとよいでしょう。
バッテリー上がりに対応している業者に依頼するときは、ぜひ弊社をお選びください。受付も年中無休で対応しております。バッテリー上がりでお困りのときは、ぜひ弊社にご依頼ください。
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エンジン始動後の充電は欠かせない!方法は2つ
先述したみっつの方法は、あくまでエンジンを始動させるための応急処置にすぎません。そのままでは充電が足りず、再びバッテリー上がりを起こすおそれがありますので、再度充電をおこないましょう。方法としては主にふたつあります。それぞれの手順や充電時間の目安をご紹介しますので、参考にしてください。
方法1.車を走らせて充電する
上記ふたつのジャンプスタートで救援車のエンジンをかけてから、約5分後に鍵を回して故障車のエンジンをかけましょう。エンジンがかかったら、30分以上走行させます。走行するときの速度は時速50km前後を目安にするとよいでしょう。
車はエンジンの回転で発電するように作られていますが、その速度で走行すると1分当たりのエンジンの回転数が2,000回転ほどになり、車の消費電力を上回る電気を発電します。そして消費電力を超えた分の電気はバッテリーに充電されていくのです。
アイドリングの充電をオススメできない理由
アイドリングはエンジンの回転数が1分当たり1,000回転以下です。そのため、車の消費電力を上回る電気を発電することができません。したがって、アイドリングではバッテリーに電気を供給することができず、十分な量の電気を充電することができないのです。そのため、アイドリングでの充電をオススメできません。
方法2.普通充電器で充電する
バッテリーが上がった車は普通充電器で充電してバッテリーを回復することができます。普通充電器もジャンプスターターと同じくらいの値段で、約5,000円~約10,000円で購入することができます。
ただし、車に対応する充電器を選ぶことが必要です。車に対応していないものでバッテリーに充電すると、電気の流れ方や電圧のちがいからショートして火花が発生し、火災事故が起こるおそれがあるからです。
また、普通充電器で充電すると空の状態のバッテリーをフル充電するまで、10時間以上かかることがあります。そのため、時間に余裕がある人以外は、走行して充電することをオススメします。
頻発するバッテリー上がりの原因はバッテリー寿命かも
充電したばかりなのに、またバッテリー上がりが起きたら、それはバッテリー自体が寿命を迎えているからかもしれません。一般的にバッテリーの寿命は2~4年とされています。
目安としてバッテリーの保証期間より長く使用している場合はそろそろ交換を検討してもよい頃でしょう。ここでは、交換の手順や交換の依頼先をご紹介します。
交換するバッテリーの選び方
バッテリーを新しいものに交換する場合は、まず自分の車に適合するバッテリーを用意しなければなりません。適合するバッテリーを探すためには、電話やメールで、ディーラーに問い合わせましょう。その際、車検証に記載してある車両形式や排気量などを伝えると調べてもらえます。
もし車検証がみつからないときは、バッテリーに型番が記載してありますので、確認してインターネット通販や車用品専門店で購入するとよいでしょう。
バッテリーの交換手順【必ず守ろう】
バッテリーを用意できたら、保護メガネ・作業用の手袋を着用し安全に作業できるようにします。そしてバッテリーを取り外すための工具(スパナ・ソケットレンチ・マイナスドライバー)を準備してください。準備ができたら、バッテリーを交換作業にはいりましょう。
- エンジンが止まっているか、鍵が抜いてあるかを確認する
- ライトなどの電装品のスイッチがきってあるか確認する
- ケーブルをマイナス側から外したのち、プラス側も外す
- 古いバッテリーの取付金具を外し、新しいバッテリーに入れ替え、取付金具で固定する
- 新しいバッテリーにケーブルをつないでいくが、プラス側から先につなぐ
- マイナス側の端子にケーブルをつないだら完了
この交換手順をみて難しいと感じた方や、車に詳しくないという方は、次に説明するディーラーか車用品専門店で交換してもらうとよいでしょう。
交換依頼先1.ディーラー
ディーラーに依頼すると、工賃は約1,100円~約2,000円でバッテリー交換をしてもらえます。ただし、ディーラーが使用するバッテリーは純正品なので、バッテリー自体の価格が平均で約20,000円します。そのため、安く交換したい方は、車用品専門店で交換するとよいでしょう。
ただ、ディーラーは、自分が乗っている車の専門店なので、バッテリー以外に気になるところがあれば相談できるというメリットがあります。
交換依頼先2.車用品専門店
車用品専門店の場合、他社で購入したバッテリーでも交換してもらえます。工賃は約1,000円、バッテリー本体はネット通販だと約5,000円~約10,000円で購入することができます。そのため、事前にバッテリーを安く購入して持ち込めば費用を安くおさえることができます。
バッテリーは定期的に点検してもらおう
バッテリーの寿命は2~4年とされていますが、使用状況によっては、その年数より短くなることもあります。また、バッテリー端子の金属部分が腐食するなどのトラブルも起こりますので、バッテリーは定期的に点検してもらいましょう。
バッテリーの点検は上記で紹介したディーラー、車用品専門店、ガソリンスタンドでもおこなってくれます。バッテリー上がりに備えて、頼れる業者をみつけておくことをオススメします。
ロードサービスに加入していなくてバッテリー上がりでお困りなら、弊社にご相談ください。弊社では、バッテリー上がりに迅速に対応できる業者をご紹介しております。電話やメールでの相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。