「エンジンがかからない!電気はつくのに……」
「カチカチ音がするけど故障?業者を呼ぶべき?」
カチカチ音がしてエンジンがかからないときの原因は、バッテリー上がりが考えられます。
電気はつく場合でも、エンジンを稼働できるだけの電源がない状態です。
バッテリー上がりには次のような解決策があります。
- 救援車にバッテリーをわけてもらう
- ジャンプスターターを使う
- 業者を呼ぶ
この記事では解決までの具体的な手順と、今後に役立つ予防対策を解説します!
「救援車のあてがない」「ジャンプスターターも持ってない」
という方は、およそ1~2万円で即解決してくれる業者依頼がオススメです。
ロードサービス付帯の自動車保険やJAFなどに加入していない方、またお急ぎの方は、カーバッテリー110番にご相談ください。
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カチカチ音はバッテリーが完全に上がっているサイン
エンジンをかけようとしてもカチカチという音がなるだけ、という場合はバッテリーが上がっているおそれが高いです。なぜカチカチという音がなるのか、原因と対策を見ていきましょう。
バッテリー上がりの症状はカチカチ音でわかる
このカチカチ音の正体は、セルモーターというエンジンを始動させる役割を持ったパーツが発する音です。
セルモーターはバッテリーを電源として作動するため、バッテリーが上がった状態でセルモーターを動かそうとしても、カチカチという音がするだけでモーターは回りません。
これは、かろうじてセルモーターへの電気信号までは出せているという状態で、ごく僅かな電源しか残っていないことを意味します。電気はつくのにエンジンがかからないのはそのためです。
バッテリー上がりを引き起こす原因
バッテリー上がりを引き起こす原因として、電気系統の消し忘れ、長期間の車の放置、バッテリーの経年劣化などが考えられます。
- 電気系統の消し忘れ
-
ヘッドライトや車内ランプなどの消し忘れによって、バッテリーの充電分が消費されてしまいます。
- 長期間車を放置していた
-
車には、エンジンがかかっているときに発生する電力を溜める仕組みがあります。しかし、車を放置しているとこの仕組みは活かされず、自己放電と呼ばれる現象によって、自然とバッテリーの充電量は減っていきます。
- バッテリーの経年劣化
-
バッテリーは、使用している内に性能が劣化していきます。劣化したバッテリーは100パーセントの性能を発揮できず、バッテリー上がりを引き起こす原因となります。
カチカチ音が聞こえたら他の原因も探ってみよう
カチカチ音が聞こえた場合、バッテリー以外の原因で考えられるのは、オルタネータやセルモーターなどの不具合です。
- オルタネータ
-
オルタネータは、車に必要な電気を発電する役割を持つものです。走行中にオルタネータが作動することで、バッテリーに必要な電気を発電します。そのため、オルタネータが不具合を起こすと充電できずにバッテリーが上がり、エンジンをかけようとしてもカチカチ音がなるだけになります。
- セルモーター
-
セルモーターは、上記でも述べましたがエンジンを始動させる役割を持ったものです。これが経年劣化などで正しく作動しなくなってしまうと、エンジンはかからずカチカチという音だけがなります。
愛車の不調に気づいたら早めにプロに相談を
次章からはバッテリー上がりの解決法をお伝えしていきますが、「自分で直すのは不安」「バッテリー以外にも気になるところがある」という方は、業者に見てもらうことをオススメします。
専門的な知識と経験を持つプロになら安心して任せられますし、素早く確実に解決してもらえるでしょう。
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バッテリー上がりを解決する方法
しっかりとした手順を踏めば、業者に頼らず解決することも可能です。
手段としては救援車に充電してもらう方法と、ジャンプスターターを使って自力で充電する方法があります。
それぞれ重要な注意点もお伝えしますので、よく確認のうえ、慎重に作業をおこないましょう。
救援車を呼び、バッテリーをわけてもらう
救援車からバッテリーをわけてもらう場合、ブースターケーブルを使って救援車のバッテリーから電気を供給してもらいます。
ブースターケーブルは車から車へと電気を流すための道具で、カー用品店やホームセンター、通販などで販売されています。
- ブースターケーブルは、正しい手順で使用しないと感電などの事故につながります。
- ガソリン車の救援にハイブリッド車は使用しないでください。
- 普通車と大型車など電圧の異なる車種をつなぐと故障するおそれがあるため、救援車と故障車の電圧は必ず事前に確認しましょう。
ブースターケーブルの接続手順
- 救援車の位置をバッテリーにつなげられる位置まで近づける。
- 安全のため、エンジンやライトなどの電気系統がすべてオフになっているか確認。
- ブースターケーブルで故障車と救援車のバッテリー端子をつなぐ(順序と位置は車種によって異なるため、それぞれの説明書による確認が必要)。
- ギアとサイドブレーキの位置を確認のうえ、救援車のエンジンを始動させる。
- 5分ほど経ったら、バッテリーが上がった車のエンジンを始動させる。
- エンジンが始動できたら、逆の手順でブースターケーブルを取り外す。
注意点と手順をよく確認し、ひとつでも不明点や異変があれば作業を中断してください。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターとは、車のバッテリーにつなぐモバイルバッテリーのことです。
ブースターケーブルと同様に、上がってしまったバッテリーに電気を供給してエンジンを始動させます。
ここでは一般的な流れを記載しますが、車種によってケーブルのタイプや手順が違いますので、詳細は商品マニュアルなどの説明をご確認ください。
- プラス側(赤色)端子に赤色のケーブルをつなぐ ※スターター本体はまだ使用しない
- マイナス側(黒色)端子に黒色のケーブルをつなぐ
- 二つのケーブルをジャンプスターター本体に接続する
- 通電状態を確認したらエンジンを始動させる
- エンジンの始動を確認したら、ジャンプスターター本体からケーブルを外す
- バッテリーにつながれているケーブルを外す
ここまでで、ブースターケーブルとジャンプスターターの使用法を取り上げました。どちらもバッテリー上がりの対処法として一般的ですが、これらはあくまで応急処置です。エンジン稼働後はすぐにディーラーや整備工場などで点検を受け、再発を防止しましょう。
プロに依頼する
業者によるバッテリー上がりの費用相場は、出張費用や時間帯料金を含めて9,000円~20,000円程です。
急いでいるときや、車の電気系統に触れるのが不安という方は、早めにプロを頼るのがオススメです。
自力の応急処置でエンジンがかかっても、バッテリーが劣化していたり他の部品に問題があったりすれば、再びトラブルが起きるおそれもあります。
効率よく安全な解決を望む方は、速やかに専門家にみてもらいましょう。
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バッテリー上がりを予防する方法
今回のようなトラブルが再発しないよう、バッテリー上がりを予防する3つのポイントをおさえておきましょう。
車を降りたらランプ類を消したか確認!
車を降りる際はランプ類の消し忘れを確認することで、電気を無駄に消費することがなくなり、バッテリー上がりを予防できます。
1週間に1度は車を走らせる
車を放置しすぎるとバッテリーが自己放電し、バッテリー上がりにつながります。
このような事態を避けるには週に1度、30分以上の走行が理想です。
難しい場合は、最低でも2週間に1度は車を走らせるようにしましょう。
定期的にバッテリーをメンテナンスする
上記の日常的な対策に加えて、バッテリー液の補充などのメンテナンスもおこなうことで、予防効果をさらに上げることができます。
バッテリー液の残量チェックは3ヶ月おきがオススメです。
また、2~3年でバッテリー交換をおこない、経年劣化によるバッテリー上がりを防ぎましょう。
【まとめ】エンジンがかからないときの正しい対処
「電気はつくのに、カチカチ音がするだけでエンジンがかからない」という場合、原因はバッテリー上がりが考えられます。
応急処置として、救援車からブースターケーブルで充電してもらうか、ジャンプスターターを使って充電することが可能です。
応急処置が成功した場合も、バッテリーとエンジンの点検を受けることが推奨されています。
緊急の場合や、自力での解決が難しいときは早めに業者に来てもらいましょう。
全国ネットのカーバッテリー110番にご相談いただければ、近郊エリアの加盟店が最短5分で駆けつけます。
バッテリーのジャンプアップなら出張料込みで8,800円(税込)からご対応可能です。
有料道路の使用や、お車の状況などにより料金はこの限りではありませんが、かならず事前にお見積りし、お客様に了承いただいてからのご契約となります。
そのため、作業後の追加料金の心配はございません。
無料相談は24時間365日受け付けておりますので、お困りの際はいつでもお気軽にカーバッテリー110番をご利用ください。