トヨタのエスクァイアがバッテリー上がりになったら、ジャンピングスタートで応急対処しましょう。ジャンピングスタートとは、ほかから一時的にバッテリーへ電気を供給してもらい、エンジンを動かす方法です。
まずは、ジャンピングスタートでバッテリーに電気を補充して、エスクァイアが走れる状態にしましょう。走行できるようになれば、バッテリーの電力を自然と蓄積していくことができます。
では、トヨタのエスクァイアがバッテリー上がりになったときの対処法をご紹介していきましょう。また、バッテリー上がりの原因や交換方法についても解説していきます。
バッテリー上がりの対処法はジャンピングスタート
バッテリー上がりは「ジャンピングスタート」で対処することができます。先ほども少しご紹介しましたが、ジャンピングスタートとは、ほかの車やジャンプスターターという携帯型の電力供給装置を使って、エンジンを始動させる方法です。では、ジャンピングスタートの手順や注意点についてご紹介していきます。
エスクァイアはガソリン車とハイブリッド車がある
エスクァイアはガソリン車とハイブリッド車の2種類あります。ガソリン車はエンジンルームにバッテリーが1つあり、そのバッテリーに電気を供給すると、バッテリー上がりを解決することができます。
ハイブリッド車は「駆動用バッテリー」「補機バッテリー」の2種類があります。駆動用バッテリーは、モーターを動かすためのバッテリーで、補機バッテリーはガソリン車のバッテリーと同じように、ライトなどの電装機器を動作させる役割をもつバッテリーです。
ハイブリッド車のエスクァイアがバッテリー上がりになったら、補機バッテリーに電気を供給する必要があります。エスクァイアの補機バッテリーは、後部座席の後ろにあるラゲージルームのカバー内にありますが、ボンネット内に救援用端子があるのでそちらから電気を供給しましょう。
ジャンピングスタートの手順
ジャンピングスタートの手順を紹介していきます。救援車から電力を供給するか、ジャンプスターターから電力を供給するかで手順が異なりますので、それぞれをみていきましょう。
救援車でジャンピングスタートをする場合
- 赤色のブースターケーブルをエスクァイアのプラス端子(HV車:救援端子)につなぐ
- 赤色のブースターケーブルのもう一方を救援車バッテリーのプラス端子につなぐ
- 黒色のブースターケーブルを救援車バッテリーのマイナス端子につなぐ
- 黒色のブースターケーブルのもう一方をエスクァイアの塗装されていない金属部につなぐ
- 救援車のエンジンをかけて、アクセルを踏む
- エスクァイアのエンジンをかけて始動させる
この方法でジャンピングスタートをさせる場合は、ケーブルを外すときはつけた手順と反対の順番で外しましょう。
ジャンプスターターで電力を供給する場合
- 赤色のケーブルをエスクァイアのプラス端子(HV車:救援端子)につなぐ
- 黒色のケーブルをエスクァイアのマイナス端子(HV車:救援端子)につなぐ
- ジャンプスターター本体の接続部にケーブルの反対側をつなぐ
- 通電状態になっていることを確認して、エンジンをかける
- エンジンがかかったらすぐにジャンプスターター本体からケーブルを抜く
- ケーブルをバッテリーから外す
ジャンピングスタートの注意点
ジャンピングスタートをおこなう際は、ブースターケーブルをつなぐ・外す手順に注意しましょう。手順を間違えてしまうと、火花が飛んだり、ショートしたりする恐れがあるからです。また、プラス端子とマイナス端子をつなぐようなこともしてはいけません。
救援車を使ってジャンピングスタートする場合は、アクセルを踏むときに車が発進しないように注意してください。AT車はパーキング、MT車はニュートラルにして、サイドブレーキをかけておきましょう。
状況によっては業者に依頼しよう
ジャンピングスタートをおこなう道具がない場合や、救援を依頼できる車がない場合は業者に依頼をしましょう。業者に依頼をすれば、道具や救援車を用意する必要がありません。
また、バッテリー上がりのプロが対処してくれるため、手順や接続する場所を間違える心配もないでしょう。もし、バッテリー上がりでお困りなら、弊社へご相談ください。弊社では、バッテリー上がりを解決するプロをご紹介しております。
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エスクァイアのバッテリー上がり原因と対策
エスクァイアがバッテリー上がりする原因について紹介していきます。バッテリー上がりになる原因を知ることで、バッテリー上がりが再び起きないように対策をすることが可能です。では、バッテリー上がりの原因と対策についてみていきましょう。
原因1:電気装備の使い過ぎ
バッテリー上がりが起きる原因のひとつは、電気装備の使い過ぎです。自動車にはフロントライトや室内灯、カーナビ、エアコンなど電気を使う装置が設置されています。
電気装備を使い過ぎることで、電力が蓄積されずに消費ばかりしてしまうと、電力が底をつきバッテリー上がりが起こるのです。とくに、ライトのつけっぱなしやエアコンの使い過ぎが原因で、バッテリー上がりが起きやすいです。
車から離れるときは、ライトが消えているか確認をしたり、エアコンを使い過ぎていないか確認をしたりするようにしましょう。
原因2:季節の影響
バッテリー上がりが起きるのは、季節も関係あります。バッテリー上がりは夏より冬のほうが起きやすいです。バッテリーは走行することによって、電力を貯めます。しかし、冬になると温度が下がるため、電力を発電する力が弱まり、電圧が低下するのです。そのため、電力の消費量が電力の発電量を上回り、バッテリー上がりが起きます。
原因3:バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は3年程といわれています。バッテリーの寿命が近づくと電圧が低下するため、電力が蓄積されず消費され続けてバッテリー上がりが起きるのです。
バッテリー上がりの原因が寿命だった場合は、ジャンピングスタートで充電をしたとしても、すぐにバッテリー上がりが起きるおそれがあります。そのため、バッテリーの寿命がきた場合は、バッテリー交換をしましょう。
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バッテリー交換のタイミング
バッテリー交換のタイミングは、寿命を迎えたときです。寿命を迎えたバッテリーは「ライトが暗い」「エンジンがかかりにくい」「パワーウィンドウの動きが遅い」という症状が出ます。このような症状が出たら、交換のタイミングの目安にしてみてください。ここからは、バッテリー交換についてご紹介していきます。
エスクァイアのバッテリーの選び方
エスクァイアのバッテリーは、ガソリン車とハイブリッド車で適合バッテリーが異なります。まずは、車検証をみて「車両型式」を確認しておきましょう。
車両型式が「DBA-ZRR80G」「DBA-ZRR85G」の場合は、ガソリン車のため、「S-85」が適合バッテリーです。車両型式が「DAA-ZWR80G」の場合は、ハイブリッド車のため、「LN2」が適合バッテリーです。(2019年12月現在)
自分でバッテリー交換をする方法
バッテリー交換をするときは、スパナと軍手を用意しましょう。バッテリー交換の方法は以下のとおりです。
- バッテリーを固定している金具をスパナで外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- バッテリー本体を取り出す
- 新しいバッテリーを設置する
- 外した手順と反対の順番でバッテリーを取り付ける
バッテリーの交換も、ジャンピングスタートの時と同様に、外し方・取り付け方の手順が大切です。ショートさせないためにも注意しましょう。
バッテリーの廃棄の仕方
古いバッテリーは、特殊ゴミになるため自治体では回収してもらえません。そのため、新しいバッテリーを購入した店舗に回収を依頼するのが一般的です。無料で回収してくれるところもあります。もし、バッテリーの処分を自分でおこなうのが「面倒だ」と思う方は、はじめからバッテリー交換を業者に依頼するほうがいいかもしれません。
バッテリー交換が不安なら……
自力でおこなうバッテリー交換は、失敗するリスクが高いです。バッテリーの電解液がかかってしまうと、皮膚がただれたり、失明するおそれがあります。
また、適合していないバッテリーを選んでしまい、交換をしてしまうと、すぐにバッテリー上がりが起きる原因になるため注意が必要です。また、アイドリング車の場合は、正しくアイドリングストップをしなくなってしまいます。もし、バッテリー交換を自分でおこなうのが不安なら、業者へ任せましょう。
バッテリー交換をおこなうためには、まずエスクァイアを動かせる状態にして、バッテリー交換をおこなっている業者まで運ばなければなりません。バッテリー上がりをしてしまい、身動きが取れない状態でお困りなら、弊社へご相談ください。
弊社では、バッテリー上がりでお困りの方のために、カーバッテリーの業者をご紹介しております。全国を対象に、業者をご紹介しておりますので、出かけ先で起きたバッテリー上がりも安心してご相談ください。