「仕事にでかけようとしたらエブリイのエンジンがかからない」そんなときはエブリイのバッテリーが上がっていることが原因かもしれません。エブリイのバッテリー上がりに対処するときは、はじめに手順を確認しましょう。なぜなら、エブリイのバッテリーは特殊な場所にあるからです。
今回はエブリイのバッテリー上がりを解決する手順や、バッテリー上がりの予防法について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
エブリイのバッテリーの場所を知っておこう
一般的に車のバッテリーは前部のボンネットのなかにあります。しかし、エブリイのバッテリーは後部のトランクルームの下にありますので、バッテリーにたどり着くのが少々大変です。ここでは、エブリイのバッテリーにたどり着くまでの手順について解説していきます。
バッテリーにたどり着くまでの手順
エブリイのバッテリーにたどり着くまでの手順は、まず後部のハッチと呼ばれる扉を上にもちあげるようにして開けると荷台があらわれます。
荷台にはカバーが敷いてあるので、それをめくりましょう。すると縦が約15cm、幅が約50cmの銀色のだえん形のフタがあらわれます。そのだ円形の両サイドについているネジを外してふたをとると、なかにバッテリーがはいっています。
バッテリー上がりは「ジャンピングスタート」で対処!
ジャンピングスタートとは、バッテリーが正常な車から電気を供給してもらい、バッテリーが上がった車のエンジンを始動させる方法です。バッテリー上がりはジャンピングスタートで対処しましょう。ジャンピングスタートの手順については次のコンテンツで紹介いたします。
ジャンピングスタートをしてみよう!
ジャンピングスタートをするためには、救援車とブースターケーブルが必要です。以下ではブースターケーブルを繋ぐ手順をご紹介しますので、自分でバッテリー上がりを解消しようと思っている方はぜひ参考にしてください。
救援車との繋ぎ方
救援車とブースターケーブル(以下ケーブルと省略します)が準備できたら、ケーブルをバッテリーが上がった故障車と救援車のバッテリーに繋いでいきます。このとき、繋ぎ方を間違えるとバッテリーやエンジンなどが故障するおそれがありますので、落ち着いて作業しましょう。
ケーブルを繋ぐ手順としては、まずケーブルがつなげるところまで故障車と救援車を近づけます。次に、ケーブルの赤いほうのクリップを故障車のバッテリーのプラス端子につなげ、その後に救援車のバッテリーのプラス端子につなげます。
赤いケーブルをつなげ終わったら、今度はケーブルの黒いほうのクリップを救援車のバッテリーのマイナス端子につなげます。そのあとに故障車のバックドアラッチストライカー(後部ドアがあたる金具部分)につなげます。
つなげるときは、クリップが車体に触れないように注意してください。クリップが触れると瞬間的に大きな電流が流れて火花が飛び散り、ケーブルが溶けるなどの事故が発生するおそれがあります。
ケーブルをつなげ終わったら、救援車のエンジンを始動させます。その約5分後に故障車のエンジンを始動させたまま約1時間走行させて作業は完了です。エンジン始動後に走行させる理由は、バッテリー上がりを防ぐのに十分な量の電気を充電するためです。
エンジンは回転数の増加に応じて、発電量も増加します。そして走行時の回転数で発電すると、消費する電気を上回る量を発電することができるのです。そして、消費する電気を上回った分はバッテリーに充電されます。そのようにして車はバッテリーに電気をたくわえているのです。
ジャンプスターターを使う方法もある
ブースターケーブルを使う方法以外にジャンプスターターを使ってバッテリー上がりを解消する方法もあります。ジャンプスターターとは、バッテリーが上がった故障車のバッテリーに電気を供給して、エンジンを始動させるためのアイテムです。大きさはコンパクトで、軽量ですから持ち運びしやすいです。万が一のバッテリー上がりに対応するために一台持っておくとよいでしょう。
ジャンプスターターを使ってエンジンを始動させるためには、ジャンプスターター本体と付属品であるケーブルが必要です。ジャンプスターターでエンジンを始動させたい方は、ネット通販などで購入してください。約5,000円~10,000円で手に入れることができます。
- ジャンプスターターの接続方法
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ジャンプスターターでエンジンを始動させるためには、まずジャンプスターターが充電されているかどうか、付属しているケーブルがジャンプスターター本体から外れているかを確認します。確認したら、ケーブルの赤いほうをバッテリーのプラス端子に、黒いほうをマイナス端子に繋ぎます。そして、ケーブルの青い接続部分を本体の上部側面にあるソケットにさしこみます。
- 接続したらエンジンをかける
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次に、ケーブルの青い接続部分の近くにあるLEDを確認します。LEDが赤色と緑色に点滅してから、約5秒経過すると点滅が終わり、LEDは緑色に変わります。緑色に変わったらバッテリーに電流が流れている証拠ですので、エンジンをかけましょう。
エンジンをかけたらジャンプスターターをはずし、そのまま車を走行させましょう。すると電気が発電され、バッテリーも充電されます。これでジャンプスターターを使ったバッテリー上がりを解消する作業は完了です。
自力でうまくいかない場合はロードサービスや業者へ
ブースターケーブルやジャンプスターターを使って自分でエブリイのバッテリー上がりを解消することができないときは、ロードサービスや業者に依頼しましょう。ロードサービスとは車を使用するうえで発生したトラブルに対応してくれるサービスのことです。
ロードサービスには2種類あり、JAFと任意の自動車保険のオプションがあります。加入するとたいていのトラブルは無料で対応してくれます。
任意の自動車保険は加入しないとサービスを受けられませんが、JAFは加入しなくてもサービスを受けることができます。ただし、JAFに加入していない場合は費用がかかりますので、利用するときは注意が必要です。
そのため、JAFに加入していない方は、バッテリー上がり対応業者に依頼するのがお得かもしれません。加入していない場合はJAFに依頼するよりもバッテリー上がり対応業者に依頼するほうが安くすむ場合があるからです。
JAFの場合加入していないとバッテリー上がりの作業にかかる費用が13,000円ほどかかります。一方、バッテリー上がり対応業者に依頼すると費用は約10,000円ですむことがあるからです。
どの業者を選べばよいかわからない方は、弊社にご依頼ください。弊社には全国に多数の業者が加盟していますので、遠方でバッテリーが上がっても現場に早く駆け付けることができます。バッテリーが上がってお困りの方は、ぜひ弊社にご依頼ください。
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バッテリー上がりの予防法
バッテリー上がりが解消できたら、次はバッテリー上がりの再発を防ぐための対策を実践していきましょう。バッテリー上がりを予防する方法にはいくつかありますが、ここでは比較的簡単な方法をご紹介します。
定期的な点検をする
バッテリーを定期的に点検することで、バッテリー上がりを防ぐことができます。バッテリーを点検するとバッテリー液の不足や、交換した日付などに気づくことができるからです。
バッテリー液については、バッテリーの側面をみるとUPPERとLOWERの表示があります。LOWERの横に線があるので、その線よりもバッテリーの液面が下にあるときは、バッテリー液を補充してあげましょう。
そして、バッテリーの電圧もチェックすることをオススメします。エンジンが停止しているときのバッテリーの正常な電圧は12.5ボルト~13ボルトです。その範囲内にあれば問題はありませんが、12ボルトを下回るようであればバッテリーに寿命がきていると判断してよいでしょう。この場合はディーラーなどでバッテリーを新しいものに交換してもらいましょう。
さらに、バッテリーを交換した日付をみて、その日付から3年ほど経過していた場合もバッテリーを新しいものに交換することをオススメします。なぜなら、バッテリーの平均寿命は約3年です。そのため、交換してから3年経過したバッテリーは劣化して、バッテリー上がりが起こる可能性が高いからです。
電装品のつけっぱなしや使い過ぎに注意
夜間に走行する場合や日中にトンネルを走行するときヘッドライトをつけます。帰宅してから車のヘッドライトや室内灯をつけたまま車から降りると、電気は消費されていき、バッテリー上がりが起こります。そのため、車から降りるときは、ヘッドライトや室内灯の消し忘れがないか、しっかり確認しましょう。
また、夏場に渋滞につかまってエアコンを使い過ぎるとバッテリー上がりが起こるおそれがあります。車は走行してエンジンを回転させることによって発電しますが、渋滞につかまると走行速度が落ちるので、エンジンの回転数が低下します。
すると消費量に見合った電気を発電することができません。エアコンの冷気を車内に送るファンは電気の力でまわっていますので、エアコンを使い過ぎるとバッテリー上がりが起こるおそれがあるのです。そのため、夏場に渋滞につかまったときは車内が冷えたらエアコンの風量を控えめにするといった対策をするとよいでしょう。
ただ、このようなバッテリー上がりの対策をしていても季節などの条件でバッテリー上がりが起こることもあります。バッテリー上がりが起きて困ったら、業者に依頼しましょう。
どの業者を選べばよいか迷ったら、弊社にご依頼ください。弊社には、全国に業者が多数加盟しておりますので、バッテリーが上がった現場近くの業者をご紹介することができます。通話は無料ですので、お気軽にご依頼ください。