NV100クリッパーがバッテリー上がりを起こしたり、エンジンがかかりにくかったりする場合は、バッテリーの状態が悪くなっているかもしれません。
弱ったバッテリーを使い続けていると、急いでいるときや大事な用事があるときに突然車が動かなくなってしまうおそれがあるので、早めに交換しておきましょう。
ただし、車のバッテリーにはさまざまな種類があり、年代やグレードによって適合するものが異なります。本記事を参考に、お持ちのNV100クリッパーに合うバッテリーを見つけましょう。
また、交換は自分でおこなうこともできますが、業者に依頼することも可能です。どちらの方法でも問題なくおこなえるようにしておきましょう。
NV100クリッパーのバッテリーの選び方
NV100クリッパーに適合するバッテリーを選ぶためには、まず今使っているバッテリーの型番を知る必要があります。NV100クリッパーのバッテリーがあるところは、荷物を置くスペースの下です。
バックドアを開けると、荷台のカーペットの端に固定用の4つのクリップがついていることがわかります。それを外してカーペットを座席に向かって巻くと、後部座席のすぐ後ろあたりにあるバッテリープレートが見えるでしょう。
プレートにふたつついている固定用のネジを反時計回りに回して外し、プレートを取り外してバッテリーの型番を確認してください。
また、車検証で調べる方法もあります。車検証に記載されいてる車種名などをカーバッテリー製造会社のHPにある適合検索欄に入力しましょう。
バッテリーの型番の見方
バッテリーの型番は数字とアルファベットで表されていて、バッテリーの性能やサイズなどをあらわしています。例えば、「38B19R」の場合は、「38」が性能、「B」と「19」はサイズです。「R」はバッテリーの極性位置の表示で、プラス端子を手前にしてバッテリーを見たときに、端子が右にあるか左にあるかをあらわしています。
これらの表示のうち、今使っているものと同じである必要があるのは、サイズと極性位置です。性能は今と同じか今より高いものがよいとされているので、数字が使っているもの以上であれば問題ないでしょう。
バッテリーの交換方法
適合するバッテリーの選び方がわかったら、交換方法についても覚えておきましょう。新しいバッテリーだけを持っていても、バッテリーの交換はできません。必要な道具を揃えて、適切な方法で交換しましょう。
必要な道具を揃えよう
バッテリーの交換には、新しいバッテリーのほかにスパナが必要です。端子や金具に合うものであればどのようなスパナでもかまいませんが、感電防止のため樹脂でコーティングされた電気を通さないタイプをおすすめします。
また、同じく感電予防にゴム手袋と、作業中に火花が散るおそれもあるので、ケガをしないように保護メガネを着用しましょう。
交換の手順
バッテリー交換をおこなう際は、ライトなどの電飾品の電源をオフにした状態でエンジンを切ってから作業をはじめましょう。
台座が汚れている場合は、少し掃除をしてから新しいバッテリーを載せましょう。バッテリー取り付け時の固定用の金具は、外したときのものと同じものでかまいません。
気をつけたいポイント
金具や端子がゆるんでいると、エンジンがかからないなどのトラブルが起こるおそれがあり、きつく締めすぎると端子の変形やバッテリーの破損につながる危険性があります。取り付けの際はゆるみがない程度にしっかりと固定しておきましょう。
端子の取り外し・取り付けの順番を間違えるとショートして火花が散り危険なので、手順をしっかり守るようにしてください。
また、バッテリーの交換をおこなうと、ナビなどに登録していたデータがリセットされてしまいます。残しておきたいデータがある場合は、事前にバックアップを取っておきましょう。
自分で交換ができるか不安な方は業者に任せよう
自分で交換するのが不安という方は、業者に依頼することをおすすめします。その際、作業自体にかかる費用は500~2,000円ほどが相場です。しかし、新しいバッテリーの購入まで業者に任せてしまうと、自分で買うよりも高い費用がかかる可能性があります。
自分で格安バッテリーを購入して持っていくと、費用を削減することができるでしょう。ただし、すべての業者が持ち込みを許可しているわけではありません。バッテリーを持ち込みたい場合は、事前に可能かどうか業者に確認を取ってから行動しましょう。
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NV100クリッパーのバッテリー上がり予防~今後も快適に運転をするためには~
バッテリーの交換をおこなうことも大切ですが、新しいバッテリーを少しでも長く使って快適に運転するためには、バッテリーの負担を減らす工夫が必要です。すぐにでも取り入れられる対策をご紹介しますので、できることから実践していきましょう。
エンジンをかけたまま駐車をしない
NV100クリッパーは、荷物を積んで運ぶなど仕事に使われることの多い車です。そのため、少し道の脇に車を停めて荷物を届けるという場面もあるでしょう。
しかし、エンジンをかけたままの駐車は、バッテリーの電力を消費するばかりなので、バッテリー上がりが起こりやすくなるおそれがあります。少しの時間でもエンジンを切る習慣をつけましょう。
エアコンの使用はほどほどに
バッテリーの電力は、エンジンの始動だけでなくエアコンにも使われています。そして、エアコンは電飾品のなかでも大きな電力を消費するものです。
走行中であれば基本的には問題ありませんが、駐車しているときや渋滞にはまってしまったときなどは、車に搭載されている発電装置の機能が低下します。エアコンの使用を少し控えて、消費電力を抑えましょう。
ライトの消し忘れに注意
毎日のように車に乗っていると、車を降りたときにうっかり室内灯などを消し忘れてしまうことがあるかもしれません。長時間そのまま放置していると、バッテリーに負担がかかってバッテリー上がりを起こすおそれがあります。車を降りるときは電飾品の電源がすべて切れていることを確認するよう心がけましょう。
上記のようなことに注意するだけでも、バッテリーへの負担を減らすことができます。また、NV100クリッパーはリコールの対象にもなっている車種です。今後も安心して乗ることができるよう、まだ一度も点検を受けていない場合は、早急にメーカーに問い合わせることをおすすめします。
また、どんなに徹底した管理をしていても、NV100クリッパーのバッテリー上がりは起こる可能性があるでしょう。その際に誤った対処をおこなうと、かえってバッテリーの状態は悪化してしまう危険性があります。すぐに業者に相談して、バッテリー上がりを解消してもらいましょう。
業者選びに不安がある方は、一度弊社にお電話ください。全国の加盟店から、バッテリー上がりに対処できる業者をご紹介します。ご相談は年中無休で受け付け対応していますので、時間や場所などを気にすることなくご利用いただけるでしょう。