「パジェロミニのバッテリーが上がった!どうやって復旧させたらいいの?」このように突然パジェロミニがバッテリー上がりを起こした場合、道具を持っていないなら業者を呼びましょう。自力でエンジンを再始動させるためには、バッテリーを充電させるための専用の道具が必要だからです。
当コラムでは、ジャンプスターターやブースターケーブルを使った自力対処方法のほかに、バッテリーの交換方法やバッテリー上がりを予防する方法も紹介しています。適切な対処でバッテリー上がりをすばやく解消しましょう。
パジェロミニバッテリー上がりの対処法3つ
パジェロミニのバッテリー上がりは道具があれば自力で復旧させることができます。ジャンプスターターやブースターケーブルが準備できるという場合は、以下で紹介する方法にチャレンジしてみてください。自力での復旧が無理ならプロに任せましょう。
【1】ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターとは、バッテリーが上がってしまった車に、一時的に電力を供給してエンジンを再始動させるための道具です。商品によっては、モバイルバッテリーとしてスマホやパソコンなどを充電する機能がついているものもあります。
ジャンプスターターでエンジンを始動させたら、すぐに道具を外して車をしばらく走行させます。車は走行中にバッテリーへ充電されるしくみになっていますので、ジャンプスターターは、エンジン再始動するときの電力を供給するだけでよいのです。
ただし、一度バッテリーが上がってしまった車は、再び電力不足を起こすおそれがあるため、十分に長い距離を走行して充電量をおぎないましょう。
一般的なジャンプスターターの使い方は以下のとおりです。
- ジャンプスターター自体の充電量をたしかめる。
- 赤いクリップをバッテリーの赤色の端子(プラス)につなぐ。
- 黒いクリップをバッテリーの黒色の端子(マイナス)につなぐ。
- エンジンをかける。
- 黒いクリップを外す。
- 赤いクリップを外す
ジャンプスターターを使ってエンジンを始動させることができたら、エンジンを停止させることなく、30分ほど走行を続けてバッテリーをしっかり充電させましょう。
【2】ブースターケーブルを使う
ブースターケーブルとは、バッテリー上がりを起こした車と救援車のバッテリーをつなぐためのケーブルです。ブースターケーブルを通じて救援車から一時的に電力を供給してもらい、エンジンを始動させます。
ブースターケーブルは、つなぐ手順をまちがえるとショートや感電が起きるおそれがありますので、事前に順番をよく確認しておくことが大事です。では、ブースターケーブルの接続手順を紹介します。
- ブースターケーブルが赤黒1本ずつそろっているか確認する。
- 救援車のエンジンを停止させる。
- バッテリー上がり車のバッテリーのプラス端子に※赤いケーブルをつなぐ。
※赤いケーブルは、バッテリーのプラス端子のカバーを取り外してからつないでください。 - 救援車のバッテリーのプラス端子に赤いケーブルのもう片方をつなぐ。
- 救援車のバッテリーのマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ。
- バッテリー上がり車の※ボディの金属部に黒いケーブルのもう片方をつなぐ。
※ボディの金属部については、車の取扱説明書で確認してください。ほとんどの説明書では「バッテリー上がりの対処法」のなかに記載されています。 - 救援車のエンジンをかけ、エンジンの回転数を上げたあと、バッテリー上がり車のエンジンをかける。
- エンジンがかかったら※ブースターケーブルを外す。
※ブースターケーブルを外す手順は取り付けた手順と逆にする。 - エンジンを停止せずしばらくドライブをして充電する。
すべてが完了したら念のため、近くのガソリンスタンドかメーカーの販売店でバッテリー点検を受けるようにしてください。
【3】ロードサービスまたは業者に依頼する
ジャンプスターターがない場合や、ブースターケーブルと救援車を準備できないという場合は、ロードサービスや業者などのプロに救援を依頼するしかありません。
ロードサービスとは、バッテリー上がりやパンク、故障などで困った場合に作業スタッフを応援要請することができるサービスです。自動車保険などに付帯している場合もあり、加入していれば無料でサービスを受けることができます。
ロードサービスに加入していない場合は、出張費や作業費が有料になります。一般的なロードサービスにかかる費用は13,000円前後です。夜間や遠方の場合は別途料金がかかることもあります。
費用を安くおさえたい場合は、一般の業者を探して救援を依頼するのがおすすめです。弊社では、お客様のご要望をお聞きして業者の紹介をいたしております。「今すぐ来てほしい」「安くしてほしい」「遠方だけど大丈夫かな?」といったご心配やご要望もお電話にて承っております。お気軽にご利用ください。
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バッテリーの寿命が近いなら交換しよう
バッテリーの耐用年数は一般的に2~4年といわれています。ただし、運転のしかたなどによってはバッテリーの寿命を縮めてしまうこともあります。バッテリーが劣化するとバッテリー上がりを繰り返すようになります。
一般的な耐用年数にかかわらず、バッテリーの劣化が進んでいる場合は交換すると快適に運転できるようになります。
パジェロミニのバッテリー型番確認方法
パジェロミニに適合するバッテリーは複数あります。選び方に迷ったらまず、現在のバッテリーの型番をたしかめて、同じ型番を選びましょう。バッテリーの型番の見方がわからない、という場合は車検証の「型式」を調べておき、適合するバッテリーを探しましょう。
バッテリーの型番には、バッテリーの容量や大きさのほかに、端子の位置の情報も含まれています。適合しない場合は交換不可能になりますので、型番を正確に調べておくことが大事です。
バッテリー交換の手順
バッテリーの交換は、バッテリーを購入した店舗やディーラーなどでやってもらうと楽ですが、少しでも費用を抑えたいという場合は、自力で作業することも可能です。作業の際には、ショートや感電の危険に備えて絶縁用の手袋などを着用することをおすすめします。
では、バッテリー交換の手順を紹介します。
- 旧バッテリーのマイナス端子を外す。
- 旧バッテリーのプラス端子を外す。
- 旧バッテリーの固定金具やナットを緩める。
- 旧バッテリーを取り出す。
- バッテリー下の受け皿を洗う。
- 新バッテリーを設置する。
- 固定金具やナットを締めて新バッテリーを安定させる。
- 新バッテリーにプラス端子をつなぐ。
- 新バッテリーにマイナス端子をつなぐ。
なお、作業は自己責任となります。手順を誤ると感電や引火による爆発など大事故につながるおそれがあるので、少しでも自信がないという場合はプロに任せるようにしましょう。
古いバッテリーの廃棄方法
古いバッテリーは、多くの自治体では回収してもらえません。テレビや冷蔵庫などの家電と同じように特殊ゴミに分類されるようです。新品のバッテリーを購入した店舗では、古いバッテリーを無料で引き取ってもらえる場合があります。
ただ、店舗によっては500円程度のゴミ持ち込み量を徴収される場合もあります。ネット通販でも、古いバッテリーを引き取ってもらえる業者があります。バッテリー交換後に連絡して回収業者に引き取りに来てもらう場合、宅配便で送るよう指示される場合があります。
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パジェロミニのバッテリー上がり予防法
パジェロミニのバッテリー上がり予防法は、ほかの乗用車ととくにちがうところはありません。運転のしかたやメンテナンスのしかたに気をつけるだけでバッテリー上がりを防ぐことができますので、ぜひ取り入れてください。
バッテリー上がりには予兆がある
バッテリー上がりには、ある程度共通した予兆があります。ドライバーにとって最もわかりやすい予兆は、エンジンのスタートに時間がかかることです。セルモーター(エンジン始動に欠かせない部分)を回すタイプの場合は、回したときの「キュルキュル」という音が長く続き、弱々しい音になります。
また、ヘッドライトなどの明るさが安定しなくなるというのも、バッテリー上がりの予兆です。夜間のドライブで突然ヘッドライトが暗くなったと感じた場合は要注意です。そのほか、パワーウインドウや電動シートの動きが鈍くなるといった予兆もあります。
【予防1】とにかく車を走らせる
車は、走行させるときに生まれる電力をバッテリーに蓄電していくというしくみになっています。とにかく車を走らせることによって、バッテリーの充電量を満タンにすることができるのです。
車を長期放置しておくと、バッテリーが上がりやすくなります。車はなにもしない状態でも自然放電しているからです。バッテリーを十分充電させるためには、30分以上の走行が必要です。
【予防2】定期的にバッテリーの点検をする
定期的にバッテリーを点検しておくことで、バッテリー上がりを予防しましょう。エンジンを停止させているときのバッテリーの電圧は12.5V前後が正常値です。電圧が12V以下になるような場合は異常で、いつバッテリー上がりを起こしてもおかしくない状態です。
バッテリーの点検は、自動車の車検や定期点検のときに自動車整備工場やディーラーでおこなってもらえます。また、ガソリンスタンドでは、無料で測ってもらえるところが多いですので、こまめに点検をお願いしてみましょう。
電圧はテスターがあれば自力でも測定することができますので、定期的にチェックしておくと安心です。テスターとは電圧計のことで、安いものだと1,000円ほど、高いものだと20,000円ほどと性能によって値段にバラつきがあります。値段だけでなく、操作が簡単なもの、表示が見やすいものなどを比較して選ぶようにしましょう。
【予防3】バッテリーのマイナス端子を外しておく
長い期間車を運転せず放置しておくことは、バッテリー上がりにつながるので避けたほうがよいです。しかし旅行や出張、病気療養などで、どうしても長期間運転することができないという場合があるかもしれません。
そんなときにはバッテリーのマイナス端子を外しておくという方法もあります。事前にバッテリーが満充電であれば1ヶ月ほどはバッテリー上がりを防ぐことができます。
必要な道具は以下の2つです。
- 10mmスパナ
- ビニールテープ
スパナとは、ボルトのネジを締めたり緩めたりする工具です。ビニールテープは絶縁タイプが安心です。両方とも、ホームセンターや100円ショップでも購入できます。
では、バッテリーのマイナス端子の外し方を紹介します。
- バッテリーのマイナス端子を固定してあるナットを緩めます。
- マイナス端子につながっているケーブルを外します。
- マイナス端子と、マイナス端子から外したケーブルの金属部にビニールテープを巻きます。
バッテリー上がりを予防する方法を3つ紹介しましたが、しっかり予防していてもバッテリー上がりが起きてしまうこともあります。氷点下になるような地域では、バッテリーが冷えて充電量がおぎなえず、簡単にバッテリーが上がってしまうことがあります。
予期せぬタイミングや、旅行先などの遠方でバッテリー上がりが起きてしまった場合には、弊社の業者紹介サービスをご利用ください。急なご依頼にもすぐに駆け付けることのできる業者を紹介いたしております。24時間365日お電話にて受付対応可能です。遠慮なくご利用ください。