パッソのバッテリー上がりには、ジャンプスタートで対処することができます。ジャンプスタートとは、バッテリーにケーブルをつなぎ、エンジンをかけられるだけ電力を補給することです。道具が揃っていれば自分でおこなうことが可能です。ほかにも、ロードサービスや業者に依頼して対処してもらうという方法もあります。
このコラムでは、ジャンプスタートを自分でおこなう方法やプロに依頼する方法をご紹介しています。また、エンジンがかからなくなったときに、バッテリー上がり以外に考えられる原因も解説しますので、ぜひ参考にしてください。「バッテリー上がりかな?」というときには、照らし合わせてチェックしましょう。
バッテリー上がりの対処法はおもに3つ
パッソでバッテリー上がりが起きたときの対処法は、3つあります。自分で対処する方法と加入しているロードサービスの利用、ジャンプスタート対応業者の利用です。それぞれの手順や特色をご紹介していますので、状況にあった方法を選びましょう。
自分で対処する
バッテリー上がりが起きたときに自分で対処するには、ジャンプスタートをする道具が必要です。友人や家族、通行車両に救援してもらうときには「ブースターケーブル」を用い、ひとりだけでもジャンプスタートが可能なのは「ジャンプスターター」を使用した方法です。
- ブースターケーブル
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ブースターケーブルは、バッテリー上がりが起きた車に救援車(故障のない車)をつなげてエンジンをかけるための電気を供給します。救援車は同じ電圧の車が必要です。乗用車(12V)がトラック(24V)に救援してもらうことはできません。
また、ハイブリッド車は構造が異なり、車種やメーカーによっては救援できない車も数多くあるため、依頼の際にはご注意ください。
- ジャンプスターター
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ジャンプスターターとは、モバイルバッテリーに専用のケーブルが取り付けられた機器です。バッテリー上がりが起きたときに、ジャンプスターターとつなぐことで電気を供給し、エンジンの始動をさせます。
カーショップやネット通販などで手に入れられ、一般的なモバイルバッテリーと同様に、スマートフォンの充電ができたりLEDライトが付属していたりするものがあります。
ロードサービスを利用する
加入しているロードサービスを利用する方法です。JAFや自動車保険のロードサービスを利用の際には、サービス対象であるか確認してください。JAFの場合は会員本人が対象であるいっぽうで、自動車保険の場合は契約車両が対象です。
サービス対象であれば、バッテリー上がりは多くの場合、無料で対処してもらうことが可能です。しかし、サービス対象外であったときには、実費となりますのでよくご確認ください。
ロードサービスの依頼は、電話や専用アプリからすることが可能です。保険会社でもロードサービス専用の電話番号がありますので予め登録しておくと便利です。アプリの場合には、操作だけで依頼申請ができます。
車の症状や希望の処置方法の選択と、端末のGPSを利用して現在地情報を送ることができるので、どこにいるのか口頭で説明できないときも安心です。
業者を利用する
バッテリー上がりに対応している業者に依頼する方法もあります。ロードサービスのサービス対象外となったときには、実費負担となってしまいます。そのときには、それより安い価格設定である業者に依頼することをおすすめします。
作業としては、ジャンプスタートをおこなうため、ロードサービスに依頼するのと変わりません。業者に直接電話で依頼する方法と、取り次ぎ対応しているウェブサイトから紹介してもらう方法があります。
現在地近くの業者を知りたいというときには、弊社にお任せください。全国の加盟店のなかから迅速に対応できるお近くの業者を派遣いたします。
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ジャンプスタートでバッテリーを充電しよう
ブースターケーブルやジャンプスターターがある場合には、自力での対処も可能です。しかし、ジャンプスタートは危険な作業となり、誤った方法でケーブルをつないでしまうと火災などの事故を起こすおそれがあります。不安な方は無理におこなわず、ロードサービスや業者に依頼しましょう。
ブースターケーブルを使った方法
ブースターケーブルを用いる方法です。ブースターケーブルはカーショップなどで購入できるほか、ガソリンスタンドでレンタルできることもあります。ブースターケーブルのほか、救援車となる同じ電圧の車両を用意してください。
1.救援車を故障車の近くに停めます。バッテリー同士をつなげるので、向い合わせや隣接させておきましょう。救援車を停めたあとは、電流が流れすぎないようにエンジンを切っておいてください。
2.赤いケーブルを故障車のバッテリーのプラス端子に、赤いケーブルの反対側を救援車のバッテリーのプラス端子に接続します。
3.黒いケーブルを救援車のバッテリーのマイナス端子に、黒いケーブルの反対側を故障車のボディーアースに接続します。ボディーアースとは、エンジンルームの塗装のない金属部分のことです。絶縁されていない場所を選んでください。
4.救援車のエンジンをかけます。このときに、AT車ならパーキング、MT車ならニュートラルにギアが入っていることを確認してください。故障車のエンジンがかかったら完了です。反対の手順でケーブルを取り外します。故障車は30分以上エンジンをつけたままにして、充電をしましょう。
ジャンプスターターを使った方法
ジャンプスターターを所持している場合には、充電が十分されているか確認してから使用しましょう。長期間使用していないと放電により、充電が減っていることがあります。
- ジャンプスターターと付属ケーブルを接続します。
- ボンネットを開け、エンジンルームのバッテリーを見つけてケーブルを接続します。はじめに赤いケーブルをプラス端子に、次に黒いケーブルをマイナス端子に接続してください。
- そのまま数分おき、エンジンをかけてください。エンジンかかったら、ケーブルを反対の手順で取り外し、しばらくエンジンをかけたままにしてバッテリーの充電をしましょう。
エンジンがかかるようになったらバッテリーの点検を
ジャンプスタートによってエンジンがかかるようになっても、バッテリーはダメージを受けており、性能が落ちてしまいます。念のため、ディーラーなどに依頼して点検や必要ならバッテリー交換をしておきましょう。
ジャンプスタートの手順を見て、自分でおこなうのは難しそうだと感じたら、ロードサービス、または業者に依頼して対処しましょう。弊社は、ジャンプスタートに対応した業者と提携しております。お気軽にご連絡お待ちしています。
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車のエンジンがかからないときに考えられる原因
車のエンジンがかからないときには、バッテリー上がり以外の原因が考えられます。バッテリー上がりの解消をしても改善しないときには、ほかの部位の故障が考えられますので、もしものときのために覚えておきましょう。
操作ミス
車の問題ではなく、操作のミスが原因となっているかもしません。「シフトレバーがパーキング以外に入っている」「ブレーキの踏み込みが弱い」「ハンドルロック機能がかかっている」ということがないか今一度確認してください。ハンドルロックを解除させるためには、ハンドルを回しながらエンジンスタートスイッチを押します。
セルモーターの故障
セルモーターとは、エンジンをかけるために動くモーターです。バッテリー上がりの際には、このセルモーターが動かせなくなり、エンジンがかからなくなります。このセルモーター自体が故障となると、バッテリーに問題がなくてもエンジンがかからなくなるのです。
通常、エンジンをかけるときにはセルモーターの「ギュルギュルギュル」という音がしますが、故障していると無音となります。また、バッテリー上がりのときには電装品が徐々に使用できなくなってきますが、電装品が動くというときには、セルモーターの故障の疑いがあります。
オルタネーターの故障
オルタネーターとは、発電機のことをさします。エンジンの回転から発電し、バッテリーに電気を充電します。しかし、オルタネーターの故障となると発電されなくなり、バッテリーの充電がされずエンジンがかけられなくなります。
事前にヘッドライトや室内灯の明かりが不安定など、電装品が正常に動かなくなっている場合には、オルタネーターの故障の前兆だったといえます。
エンジンの故障
エンジンの故障が起きてしまうと、エンジンがかからなくなります。エンジンの故障としては、「エンジンオイル切れ」が原因となることが多いです。ほかには、「オーバーヒート」などがあります。
エンジン警告灯がついたら、すぐさまディーラーなど修理対応が可能なプロに点検してもらいましょう。エンジンの不調は車全体の故障につながりますので、早めの対処が大切です。