トヨタのスペイドは、同じミニバンであるポルテと並んで人気の高い車種です。 そんなスペイドでバッテリー上がりが起きたとき、対処する方法は「バッテリー交換」や「ジャンピングスタート」などがあります。
バッテリーが寿命を迎えているのであれば交換、そうでなければジャンピングスタートでバッテリー上がりを解消しましょう。状況に応じて対処法を選ぶことをおすすめします。ただし、バッテリーの寿命を迎えていないのにバッテリー上がりを起こすということは、車の乗り方に問題がある場合もあります。
こちらのコラムでは、バッテリー上がりの対処法に加えて、エンジンが始動しなくなる原因をお伝えします。対処法を参考にバッテリー上がりを解消させることができたら、次は原因を突きとめて対策をすることで、同じようなトラブルを予防することができるでしょう。
スペイドのバッテリー上がりの対処法1.バッテリーの交換
バッテリー上がりを対処するひとつ目の方法として、バッテリー交換があります。このバッテリー交換は、「バッテリーの寿命が近い」という方におすすめの方法です。
バッテリーにも、残念ながら寿命があります。バッテリーの寿命は使い方にもよりますが、おおよそ3~5年程度です。バッテリーが寿命を迎えてしまうと、バッテリーも上がりやすくなってしまいます。
3年以上、同じバッテリーを使用していてバッテリー上がりを起こしてしまったという方は、バッテリー交換を検討してみてください。バッテリーの交換に必要な道具と方法は、以下でご紹介します。
手順1|道具を準備しよう
バッテリー交換には、さまざまな道具が必要になります。事前に道具が準備できることを確認してから、作業に入るようにしましょう。新しいバッテリー以外に必要な道具は、次のものです。
- スパナ
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器具を取り外しするため
- 保護メガネ
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バッテリーの内部の液から目を保護するため
- メモリーバックアップ
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車のメモリーを守るため
- ゴム手袋
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手を保護するため
準備する新しいバッテリーは、自分の車に合ったものを選ぶ必要があります。古いバッテリーには基本的に型番が書かれているので、同じ型番のものを探して購入すると安全でしょう。
またバッテリー交換にかかる費用はおおよそ20,000~40,000円程度だとされています。スパナやメモリーバックアップなどはそれぞれ1,000円程度で購入することができますが、新しく購入するバッテリーは10,000~30,000円程度かかります。このバッテリーは、アイドリングストップ車だと高くなる傾向があるので、予算を多めに見積っておくとよいでしょう。
手順2|古いバッテリーを取り外そう
まずはボンネットを開けて、古いバッテリーを確認します。バッテリーは動かないようにステーという部品で固定されているので、あらかじめ用意しておいたスパナなどの工具で外していきましょう。
ステーを取り外したら、メモリーバックアップの赤色のクリップを、バッテリーのプラス端子へ挟みます。挟み終わったら、メモリーバックアップの黒色のクリップを、バッテリーのマイナス端子へ挟みましょう。
メモリーバックアップのクリップを挟み終わったら、次は古いバッテリーのケーブル端子を「マイナス→プラス」の順番で外します。ケーブル端子を外し終わったらバッテリーを固定するものがなくなるので、慎重に取り外していきましょう。
手順3|新しいバッテリーを取り付けよう
古いバッテリーを取り外したら、代わりに新しいバッテリーを載せます。バッテリーを載せたら、先ほど外したケーブルを「プラス→マイナス」の順番でバッテリーに接続し直します。接続し直したら、メモリーバックアップのクリップを「マイナス→プラス」の順番で外します。最後にスパナをステーで固定して、作業が終了です。
バッテリーの交換は自力でおこなうこともできますが、複雑で危険な作業になります。まだバッテリーの寿命があるのであれば、ジャンピングスタートをしたほうがよいでしょう。ジャンピングスタートとは、外部から電気をもらって自分の車のエンジンをかけることで、最終的にバッテリー上がりを解消させるという方法です。
ジャンピングスタートであれば、自力でおこなうこともできますが、業者へ依頼をすることもできます。業者へ依頼をすれば、手間をかけることなく安全にバッテリー上がりを解消することができます。
しかし業者といってもたくさんあるため、選定に悩んでしまうこともあるかもしれません。そんなときは、弊社をご利用ください。弊社では、優良な業者をご紹介するサービスをおこなっています。24時間体制でお電話を承っているので、いつでもご相談ください。
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スペイドのバッテリー上がりの対処法2.ジャンピングスタート
スペイドのバッテリー上がりを対処するふたつ目の方法として、「ジャンピングスタート」があります。ジャンピングスタートは必要な道具を揃えていれば、自分でおこなうことができます。しかし、必要な道具を持ちあわせていないという方も多いかもしれません。
そんなときに代わりにジャンピングスタートの作業をおこなってくれる「ロードサービス」があります。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
自力でジャンピングスタートをする方法
自力でジャンピングスタートをするには、まずは電気を供給してくれる「救援車」が必要です。もし親族や友人がジャンピングスタートに協力をしてくれるようであれば、自分の車の近くまで、車で来てもらいましょう。
ただし、救援車となる車は、基本的にハイブリッド車は利用できないとされています。うかつにハイブリッド車を救援車として使うと、大きな電流が流れて救援車が故障するおそれがあるため、利用できる車種(12Vのバッテリー付きのエンジン車)か確認しておくことが大切です。
また救援車以外には、救援車と自分の車をつなぐために使う「ブースターケーブル」が必要です。このケーブルはホームセンターや通販サイトなどで、4,000~10,000円程度 で売られています。
これらのものが用意できたら、まずは救援車を自分の車へ近づけて、停止させましょう。後ほど救援車と自分の車のバッテリーをブースターケーブルで接続するため、接続できる距離まで寄せてください。
近くへ停めたら、それぞれボンネットを開けて、バッテリーが確認できるような状態にします。バッテリーが確認できたら、まずは赤いケーブルを「自分の車→救援車」という順番を守ってそれぞれのプラス端子につなぎます。順番を逆にしてしまうと、ショートするリスクが高まるため、安全のためにも正しい順番でおこなってください。
赤いケーブルの接続ができたら、次は黒いケーブルを接続します。今度は反対で「救援車→自分の車」の順番でつなぎましょう。黒いケーブルを接続させる部分は、救援車は「マイナス端子」、自分の車は「塗装されていない金属部」です。
接続ができたら、ジャンピングスタートの準備は完了です。救援車のエンジンを始動させて、5分程度放置しましょう。もし自分の車がスマートエントリーもしくはスタートシステム装着車の場合は、この間にドアの開閉をおこないましょう。
5分程度経過したら、自分の車のエンジンを始動させます。無事にエンジンが始動したら、接続作業とは逆の手順で、ブースターケーブルを外していきましょう。
ロードサービスへ依頼をする方法
ジャンピングスタートの作業は、ロードサービスをおこなっているところへ依頼をすることも可能です。ロードサービスは、任意の自動車保険やJAFのサービスに付帯されています。もしご自身がこれらに加入をしていれば、基本的にはバッテリー上がりの解消を無料でおこなってくれるでしょう。
ロードサービスは、加入先の電話へ問い合わせたり、専用のアプリで要請をしたりすることで利用できます。契約内容を確認したうえで、ご自身の状況でロードサービスが利用できるようであれば、連絡をしてみましょう。
しかし、ロードサービスに加入しておらず、自分でバッテリー上がりを解消することもできない状況に置かれてしまうことも少なくありません。そのようなときは、バッテリー上がりに対応できる業者を頼る手もあります。弊社では業者を紹介するサービスをおこなっています。業者へ依頼をしようと考えている方は、ぜひご利用ください。
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エンジンが始動しないトラブルを防ぐには原因を知ろう!
バッテリー上がりを解消するには、道具を準備したり複雑な作業をしたりする必要があります。そのため、「できることならバッテリーが上がらないようにしたい」と考える方も多いでしょう。
バッテリー上がりの対策をするためには、まず原因を知ることが大切です。そこでこちらでは、バッテリー上がりの原因を踏まえたうえで、対策についてご紹介します。バッテリー上がりの原因はおもに「充電不足」と「電気の消費量が多い」のふたつがあります。
充電不足
バッテリー上がりは、バッテリーに蓄えられた充電が消費されてしまうことで生じます。そのため、蓄えられた充電が少なければバッテリーが上がりやすくなってしまうのです。バッテリーを効率的に充電するには、時速60km程度で、30分以上車を走行させる必要があるといわれています。また、頻繁に車を走行させる必要があるので、1週間に1回は運転をするようにしましょう。
電気の消費量が多い
電気の消費量が多いと、バッテリーに蓄えられている電気がすぐになくなって、バッテリー上がりをおこしてしまうおそれがあります。車はエンジンの始動以外にも、エアコンやオーディオ、ライトなどに電気を消費します。
とくにライトは、ヘッドライトの消し忘れや半ドアによる点灯などでつけっぱなしにしてしまう機会が多いところです。車を降りるときには、ライトなどの電気系統がすべてオフになっているかを確認することが大切です。
また、バッテリー上がりの原因とまではいえませんが、スペイドがアイドリングストップ車だとバッテリーが上がりやすくなるともいわれています。アイドリングストップ車は、停まっているときにエンジンが切れるような仕組みになっているため、たびたびエンジンを始動させなければならず、電力の消費が激しくなるという一面もあります。アイドリングストップ車をお使いの方は、電力の消費を考慮しながら、こまめに充電をするとよいでしょう。
しかし、意識をしていてもバッテリーが上がってしまうこともありますよね。そんなときは、弊社をご利用ください。
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