電気のスイッチ修理はどこに頼む?失敗しない相談先と修理費用を大公開

電気のスイッチ修理の依頼先解説

「電気のスイッチ修理って、いくらかかるの?」
「電気のスイッチ修理ってどこに頼むの?業者を検索してみたけど、多すぎて選び方がわからない!」
普段当たり前に使っている電気のスイッチが壊れると、すぐに直したいですよね。
しかしいざ頼もうとしても、どこに頼めばよいのかわからずお困りではないですか?

電気のスイッチ修理の相談先は、以下の4つです。

  • 急いでいるなら【電気工事業者】へ
  • サポートがあるなら【電力会社】へ
  • 照明ごと交換希望なら【ホームセンター・家電量販店】へ
  • 賃貸住宅は【管理者】へ

上記の相談先は、状況によって変えるとお得になったり早く修理できたりと特徴が違います。
ご自宅の状況によって業者を変えましょう。

この記事では電気のスイッチ修理の相談先や修理費用など、依頼する前に知っておきたい情報をまとめました。
記事の概要は以下のとおりです。

電気のスイッチは見た目には故障がわかりづらいものですが、この記事を読めば故障しているか、原因は何かがすぐに特定できます。

さらに依頼すべき業者や費用もわかるため、スイッチ修理の疑問が解消されます。
ぜひ参考にしてください。

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目次

電気のスイッチの故障を確かめる方法

まずはスイッチが壊れているか、簡単にわかる方法をご紹介します。

  • スイッチの破損を確認する
  • 他の部屋の照明を見る
  • 電球を入れ替える
  • センサーライトの確認項目

電気がつかない理由はさまざまで、スイッチが原因とは限りません。
スイッチが原因でない場合は簡単に直ることも多いため、まずは故障がスイッチかどうか確かめましょう。

スイッチの破損を確認する

目視や感覚でスイッチが壊れていないか、確かめましょう。
具体的には以下を確認してください。

  • ボタンを押しても手ごたえがない、固くて動かない
  • めり込んでいる、割れている
  • 焦げ臭い匂いがする、焦げたような跡がある
  • スイッチが熱い
  • 暗い部屋でスイッチを操作すると内部が一瞬光る

電気のスイッチも通電しており、電気配線が使われています。
もし電気配線にトラブルがあると漏電やショートが起こり、内部でホコリやパーツが燃えて焦げ臭い匂いがする、内部で一瞬火花が出るような症状が出ます。

もし異常がみられたら、スイッチの故障の可能性が高いです。
詳しく調査するため、一度電気工事業者に相談しましょう。

他の部屋の照明を見る

ご自宅のブレーカーが落ちている、または地域の停電の可能性があります。

まずは他の部屋の照明がつくか、確かめましょう。
もし他の部屋もつかない場合は、ブレーカーやご近所を確認してみましょう。
ブレーカーが落ちていたり、ご近所も電気が消えているなら、スイッチの故障ではないでしょう。

まずは他の部屋や周囲を確認しましょう。

電球を入れ替える

他の部屋やご近所を確認し一部屋だけ電気がつかないなら、電球が切れているかもしれません。

電球・蛍光灯を新しいものと交換して様子をみましょう。
もし別の部屋で同じサイズの電球・蛍光灯をお使いなら、一時的に交換してもわかります。

取り替えて電気がついた場合は電球が切れています。

センサーライトの確認項目

センサースイッチ

「庭のセンサーライトがつかない」「玄関のセンサーライトが消えない」とお困りの方もいるでしょう。
センサーライトや、人が通ると点灯する人感センサースイッチをお使いの方は、以下を確認しましょう。

  • 壁のスイッチのオンオフを確認し、コンセントの抜き差しをする
  • 乾いたやわらかい布でセンサー部分の汚れをふき取る
  • 設置場所が36℃近い場合は、室温を下げるか設置場所を見直す
  • 鏡やタイルなど、光を反射するものがないか確認する
  • 明るい場所や、センサーに光が当たる場所に設置している
  • 電球切れを確認する

センサーライトには、赤外線センサーが使われています。
赤外線センサーは周囲の温度と人間の体温の差で反応するため、室温が体温に近いと反応しづらくなります。

またセンサーを跳ね返す鏡のようなものや、周囲との明るさの差があまりない場所では、センサーの反応が鈍くなります。
室温を変えたり、玄関マットを敷いたりして様子をみましょう。

もしすべて試しても直らない場合は、壁のスイッチ、センサーや配線トラブルが起きている可能性があります。
個人で直すのはむずかしいため、電気工事業者に詳しく調査してもらいましょう。

ここまで試してスイッチの故障が確認できたら、修理が必要です。
しかしなぜ壊れたか、原因が気になる方も多いため先にスイッチが壊れた原因を見てみましょう。

電気のスイッチが壊れた原因

電気のスイッチが壊れた原因で多いものは、以下のとおりです。

  • スイッチの寿命だった
  • 配線トラブルがあった
  • 不適合なスイッチを使用していた

電気のスイッチの故障は目には見えない場合が多いです。
電気工事業者の調査が必要ですが、まずは思い当たる原因があるかどうか確認してみましょう。

スイッチの寿命だった

スイッチの寿命は10年といわれており、設置から10年以上たった電気のスイッチは経年劣化で壊れた可能性があります。

電気のスイッチは使用状況によって寿命が変わってきます。
会社など人の出入りが頻繁にある場所のスイッチは、もっと早く故障する場合があります。

スイッチは寿命になると内部のバネがおかしくなり手ごたえがなくなる、内部のパーツが割れて壁にめり込んでしまうなどの症状がでます。

設置から10年を過ぎた電気のスイッチは寿命を疑いましょう。

参考:パナソニック株式会社|【スイッチ】スイッチ、コンセントの寿命はあるのか、教えてください。(最終閲覧日:2024年10月7日)

配線トラブルがあった

ネズミにかじられたコード

※画像はネズミ被害にあった配線

配線にトラブルがあり、そのせいで電気がつかなくなったと予想されます。

以下のことがないか振り返ってみましょう。

  • 新築だが照明やスイッチの様子がおかしい→施工不良の可能性
  • 最近害獣被害があった→ネズミなどが配線をかじった可能性
  • スイッチが焦げ臭い、一瞬光る→配線に損傷があり漏電、火花が散っている可能性
  • 最近壁や天井にDIYをおこなった→壁の中の配線を切った、釘で傷つけた可能性
  • アルコールスプレーを吹きかけた→スイッチと配線の接続部にアルコールがかかった可能性

人感センサースイッチも上記と同様です。

電気のスイッチは配線同士をつなぐ役割をしています。
スイッチ本体に問題がなくても、スイッチにつながる配線にトラブルがあれば電気がつかなくなります。

配線のトラブルの原因は、取り付け工事の段階での施工不良や経年劣化などです。
またアルコールスプレーがスイッチ内部に入り、引火したため壊れた可能性もあります。

このように配線トラブルは、さまざまな原因が考えられ特定がむずかしいでしょう。
また天井裏や壁の中の調査が必要なため、電気工事業者に調査を依頼しましょう。

不適合なスイッチを使用していた

電気のスイッチには容量があり、適していないスイッチを使うと故障します。

スイッチの容量とは、一言でいえばそのスイッチに流せる電気の量のことです。
物体に電気が流れると物体は熱を帯びますが、流れる電気の量が増えれば増えるほど温度が高くなります

スイッチにも電気が流れており、このとき想定していない電気の量がスイッチを通ると発熱や焦げの原因になります。

異常発熱の事故を避けるために、スイッチには種類があり用途にあわせた設置が必要です。

例えば下記画像のような暗闇で光るスイッチは、同じ見た目のスイッチでも容量によって数種類あります。
光る部分にはLEDを使った回路が内蔵されており、流れる電気の量が多すぎるとLED回路の発熱につながり、流れる電気の量が少なすぎると光らなくなるため、適したスイッチの使用が求められます。

ほたるスイッチ

通常は容量にあったスイッチが使われているため、特に問題はありません。
しかしDIYにより、容量にあわない不適合なスイッチが使われた可能性があります。

「照明器具(シーリングボディ)ごと照明を取り替えた」「よく調べずにスイッチに変えた」など、最近模様替えやDIYをしたご自宅は要注意です。

※照明器具、スイッチの交換は電気工事士の資格が必要なことがあります。資格がない状態でのDIYは控えましょう。
参考:パナソニック株式会社|【スイッチ】パイロット・ほたるスイッチの適合負荷容量を教えてください。(最終閲覧:2024年10月9日)

電気のスイッチの状態を解説しました。

電気のスイッチは目には見えない故障が多いため、故障が疑われる場合はプロの調査をおすすめします。
しかし「いざ頼もうと思っても業者を知らない……電気のスイッチ修理はどこに頼むべき?」という方も多いでしょう。
次の章で依頼先を紹介します。

電気スイッチの修理どこに頼む?依頼先4選

電気のスイッチ修理を依頼できる相談先を紹介します。

  • 急いでいるなら【電気工事業者】へ
  • サポートがあるなら【電力会社】へ
  • 照明ごと交換希望なら【ホームセンター・家電量販店】へ
  • 賃貸住宅は【管理者】へ

電気のスイッチ修理・交換の相談先は上記4つ以外にもあり、例えばリフォーム会社や地元の工務店など、さまざまです。
そのため「近所に電気屋さんはないし……こういう場合は電気のスイッチ修理はどこに頼むの?」「候補が多すぎて違いがわからない」という方も多いでしょう。

そこで今回は状況別のおすすめ相談先をご紹介します。

急いでいるなら【電気工事業者】へ

急いでいるなら、すぐに相談できる電気工事業者がよいでしょう。

電気工事業者は、地元の電気屋さんや、電気工事が依頼できる工務店などさまざまです。
電気工事業者は数が多いため、即日対応や365日対応の業者などすぐに来てくれる業者を選べます。

修理費用はあとで詳しく解説しますが、約1万円です。
早く電気を直したいなら電気工事業者がおすすめです。

しかし「家電はいつも量販店で買っているし、家はハウスメーカーで建てたし、心当たりがない」という方も多いでしょう。

電気工事業者に心当たりがない方は、電気工事110番にご連絡ください。
電気工事110番は電気工事業者をご提案する事業をおこなっています。

現在の症状やお住まいの地域を伝えれば、オペレーターがあなたに最適な業者をご提案いたします。
電気工事110番は24時間365日電話受付、入力フォームやLINEからのご相談も可能です。

ぜひ電気工事110番にご連絡ください。

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サポートがあるなら【電力会社】へ

電力会社によっては、暮らしのトラブルに対応する生活サポートサービスをおこなっています。
もしサポートサービスが使えるなら、電力会社がおすすめです。

電気のスイッチ修理など、電気のトラブルはたいてい対応してもらえます。

サポートサービスの利用方法は電力会社によって異なり「特定のプランなら加入者全員使える」「サポートの月額料金を払っていると使える」とさまざまです。
もしサポートサービスに加入しているなら、出張費無料や修理費無料などお得な特典があるはずです。

サポートサービスに加入しているなら、電力会社に相談しましょう。

サポートサービスを展開していない、サポートサービス未加入でも電力会社に相談すれば電気工事業者を紹介してくれます。
自分で好きな業者を選べるわけではありませんが、業者をお探しなら相談してみましょう。

照明ごと交換希望なら【ホームセンター・家電量販店】へ

照明ごとの交換をご希望なら、ホームセンターや家電量販店に相談しましょう。

ホームセンターや家電量販店で家電を購入すると、搬入や取り付け工事を依頼できます。
取り付け工事を依頼する際についでに電気のスイッチの修理を依頼すれば、照明購入からスイッチの修理まで一括で頼めます。

また「スイッチをリモコン式にしたい」「出先から照明を操作したい」という場合は、スイッチの交換ではなく照明の交換が必要です。
照明の交換は電気工事業者に相談しても対応してくれますが、実際の商品を見ながら店員に話が聞けるため、より導入しやすくなるでしょう。

日ごろから照明の交換を考えていたのであれば、ホームセンターや家電量販店などがよいでしょう。

賃貸住宅は【管理者】へ

賃貸住宅にお住まいの方は、大家さんや管理会社などの管理者に相談しましょう。

アパートやマンションなどの賃貸住宅で電気のスイッチなどの住宅設備が壊れたら、基本的に大家さんなどの管理者が修理費用を支払います。

また「電気のスイッチを交換したい」「自分で業者を呼んで直したい」という場合も、大家などの管理者の許可が必要です。
勝手に修理・交換するとトラブルになる可能性があるため、賃貸住宅にお住まいの方はまず管理者に相談しましょう。

ご自宅の状況によって、電気のスイッチ修理の依頼先を変えるとお得になったり、便利になったりします。
状況に合わせて業者を変えましょう。

依頼先の目途がつくと、修理費用が気になる方が多いでしょう。
電気のスイッチの修理費用は業者によって異なりますが、電気工事110番の場合は約1万円です。
理由や費用の決まり方を次の章で解説します。

電気のスイッチ修理の平均費用は約1万円

電気工事は業者やご自宅の状態によって異なるため、ひとことで「いくら!」とはいえません。
しかしおおよその金額を知りたい方も多いため、今回は弊社提携業者のデータをもとに解説します。

弊社提携業者がおこなった電気スイッチの平均修理費用は13,115円です。
価格帯で表すと以下のとおりです。

電気のスイッチ修理費用相場

集計期間:2021年1月1日~2023年12月31日(2,897件)
集計対象:弊社運営サイト全体におけるスイッチ修理の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
※価格はすべて税込価格です。

「陥没したボタンを修理する」など簡単な修理は、比較的安く1万円前後で済むことが多いでしょう。
しかし壁の中の配線工事、スイッチの場所移動の工事になると金額も変わります。

他にもボタンの種類、業者の出張費や作業代などさまざまな要素が絡むため、電気のスイッチ修理はおこなう前に相見積りを取りましょう。

料金に疑問があったら相見積り

電気のスイッチ修理は、依頼前に相見積りを取りましょう。

相見積りとは、複数の業者に見積りを頼むことです。
少し面倒ですが以下のメリットがあります。

  • 料金を比較してご自宅の平均的な工事費用がわかる
  • 「本当に必要な工事か?」迷ったら別の会社に相談できる
  • 即決を避けて適正価格の業者に依頼ができる

電気工事業者によっては「ついでに人感センサーにしたほうがよい」など、さまざまな提案をおこないます。
しかし「本当にしたほうがよいのか?費用が高くなるが妥当なのか?」など、わからないことが多く悩みますよね。

相見積りなら別の業者に工事の内容や料金について質問できるため、工事の疑問が解消できます。
さらに複数の業者と比較するため即決をさけて、料金や施工内容をじっくり比べることも可能です。

電気のスイッチ修理や電気工事をおこなう際には、相見積りで最適な業者を選びましょう。

ちなみに電気工事110番では、電気工事業者をご提案しています。
見積り無料で他社様との見積り歓迎なため、気軽にご利用いただけます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。

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電気のスイッチ修理で資格が必要な作業

電気のスイッチ修理は、基本的に電気工事士の資格が必要です。

電気工事士の資格は、おもに感電のおそれがある工事に必要な資格です。
資格・知識のない状態でスイッチの修理をおこなえば法令違反となり、刑事罰が科される場合がある他、感電やショートによる火災などの事故も考えられます。

電気のスイッチ修理の場合、スイッチに取り付けられた配線に触る作業に資格が必要です。
例をあげると以下のとおりです。

電気工事士の資格が必要な作業
  • スイッチをボタンごとすべて取り替える
  • 電気スイッチの場所を変える、増設する
  • スイッチの破損した配線を取り替える

ただし配線を触らなければできるスイッチ修理もあるため、少し解説します。

資格不要な作業

電気のスイッチ修理は配線を触らなければ、資格不要で作業できます。
例えば以下のとおりです。

スイッチカバーの交換

スイッチカバーはドライバー1本で外せ、配線作業もいりません。
スイッチカバーは百円均一でも販売されています。

ボタン内部のバネの交換

壊れたスイッチを取り出さず、バネパーツを取り出し交換するのであれば資格は不要です。
ただしスイッチを取り出さずに交換する作業は、かなりむずかしいでしょう。

金具の交換

壁の中でスイッチを支えている金属製の枠が折れたり、ネジが外れて浮くことがあります。
枠を交換したり、ネジをはめ直したりの作業は、配線を触りません。

1つ目は誰でも簡単にできるため「カバーが黄ばんで気になる」「点灯に問題はないがカバーが割れて気になる」という方は試してみましょう。

ただし2、3つ目はおすすめできません。

電気スイッチ内部

スイッチが故障している場合漏電している危険性があり、うっかり配線や金属部に触ると感電するかもしれないためです。

またバネだけ、枠だけは入手がむずかしいため、結果的に全部取り換えになることが多いでしょう。
電気工事に不安があるなら、電気工事業者に相談しましょう。

まとめ

電気のスイッチ修理を解説しました。
この記事のおさらいをすると、以下のとおりです。

  • まずは電気のスイッチが本当に故障したか?手応えや電球を入れ替えて様子を見る
  • 電気のスイッチ修理は、電気工事業者や電力会社に相談する
  • 電気のスイッチの修理費用は約1万円、料金や施工に不安があるときは相見積りをおこなう
  • 電気のスイッチ修理には基本的に資格が必要。知識がない状態でおこなえば感電のおそれがあるためプロに相談する

電気のスイッチの故障は、見た目にはわかりづらいものも多いです。
電球を取り替えたり、ブレーカーを確認したりしてもわからない場合は電気工事業者に調査を依頼しましょう。

電気のスイッチ修理は、通電している配線を触るため電気工事士の資格が必要です。
修理は電気工事業者に依頼しますが、ご自宅の状況によって便利さやお得さが変わります。

「電気のスイッチ修理をどこに頼むか?」悩んだらまずはご自宅の状態を確認、状況に合わせた業者を選びましょう。

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