エアコンを取り付ける際には、エアコン専用コンセントがあったほうがよいです。
理由は、エアコンの稼動時に使う電力量が、電化製品のなかでも高いことにあります。
詳しくは記事内で解説しますが、ほかの電化製品と同じコンセントでエアコンを使用していると、エアコンの使用電力の高さからほかの電化製品が故障してしまったり、コンセントから発火したりするおそれがあるのです。
この記事では、エアコン専用コンセントの必要性や、専用コンセントを設置する際の確認事項などをご紹介いたします。
エアコン専用コンセントなんて知らない方も多いかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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エアコン専用コンセントが必要な理由
エアコンを設置する際に専用コンセントが必要な理由は、エアコンの消費電力の高さにあります。
その結果、以下の3つのようなトラブルに発展する危険性があるのです。
それぞれ確認してみましょう。
ほかの電化製品が故障する
家庭内にある複数のコンセントには、基本的にひとつの回路が使われています。
そのため、ほかの電化製品に使っているコンセントと同一回路内にあるコンセントをエアコンの使用に使うと、回路内をたくさんの電流が駆け巡ることになります。
そうなることで、ほかの電化製品が故障してしまうおそれがあるのです。
ブレーカーが落ちる頻度が上昇する
同一回路内にあるコンセントは電力を分け合う形になっています。
そのため、ひとつひとつのコンセントで使用できる電力が、それほど多くはないのです。
そういった標準的なコンセントでエアコンを使おうとすると、使用するための電力を賄うことができずに、ブレーカーが落ちてしまう頻度が上がってしまいます。
コンセントから発火する
消費電力の高いエアコンを接続すると多量の電気が流れ、コンセントが熱をもつおそれがあります。
最悪の場合、発火そして火災へと発展する危険性があるのです。
以上、エアコンの消費電力の高さから考えられる、3つの危険性についてご紹介いたしました。
コンセントからの発火・火災は、大切なご自宅やご家族の命を失う危険性があります。
こうした危険性を考慮してか、業者や家電メーカーには「専用コンセントがなければエアコンの設置不可」としているところもあるほどです。
エアコン専用コンセントを設置すれば、そのコンセントだけの回路で電力を消費します。
エアコンの消費電力の高さが原因によるトラブルが起きる危険度はグッと下がります。
ご自宅やご家族を守るためにも専用コンセントを設置しましょう。
エアコン専用のコンセント設置は義務ではない
エアコン専用コンセントの設置は法律的に義務化されていません。
そのため、ほかの電化製品に使用しているコンセントと同じものでエアコンを使用しても罰せられません。
しかし、エアコンを標準的なコンセントで使用すると、ほかの電化製品が故障したり、コンセントからの発火・火災が起きたりするおそれがあります。
最悪のケースを回避するためにも、専用コンセントの設置をおすすめします。
エアコン専用のコンセント設置工事が必要なケース
専用コンセントとエアコンのプラグの形状が異なる場合は、どちらかを対応可能なものに交換しなければなりません。
エアコンのコンセントは、対応できる電圧と電流の強さによって形状が異なります。
エアコンのプラグも機種によって形状が違うのです。
そのため、すでに専用コンセントがあっても、どんなエアコンにも対応できるわけではないのです。
また、コンセントの電圧が異なる場合は電圧の切り替え工事などが必要になります。
コンセントを設置する場合は業者に依頼する
「専用コンセントを新設したい」「使用したいエアコンのプラグに対応可能なコンセントにしたい」このような場合は、エアコン関連の工事を扱っている業者に依頼しましょう。
コンセントに関する工事は電気工事士の資格を所持している人でなければできません。
電気関連の工事は感電するおそれもあり、大変危険なものだからです。
電気工事110番では、24時間稼働しているコールセンターでいつでも電気工事関連のご相談を受け付けております。
弊社には多数の電気工事業者が加盟しているため、早朝や深夜のご依頼であっても迅速に対応できます。
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エアコン専用と一般的なコンセントの見分け方
一般的なコンセントとエアコン専用コンセントは、取り付けてある場所と、コンセントの形状によって見分けられます。
- コンセントの取り付け場所で見分ける
-
「一般的なコンセントは床付近」「専用コンセントは天井付近」にある場合が多いです。
専用コンセントが天井付近に取り付けてあるのは、エアコンを設置する場所が一般的に高所だからです。 - コンセントの形状で見分ける
-
一般的なコンセントは縦線が2本並んでいる形です。
一方、専用コンセントは3つ穴だったりL字型だったりと特殊な形をしています。
天井付近にあり、形状が一般的な2本線でないものは、専用コンセントと考えてよいでしょう。
エアコン専用コンセントを増設するなら専用回路があるか確認する
エアコン専用コンセントは、専用回路がなければ設置できません。
そのため、まずは専用回路の有無を確認しましょう。
専用回路があるかどうかは以下の方法で判断できます。
- 天井付近にコンセントが取り付けてあるかどうか
- 天井付近にあるコンセントの形状が、一般的な2つ穴ではなく特殊なものかどうか
- 分電盤のブレーカーに「エアコン」と書いてあるラベルが貼ってあるかどうか
専用回路がなかった場合は回路の設置が必要
専用回路がなかった場合は、専用コンセント増設の前に専用回路を設置しなければなりません。
具体的には、分電盤にエアコン専用ブレーカーを取り付けます。
専用回路の増設工事は、家電量販店もしくは電気工事業者に依頼しましょう。
エアコンを買った際、一緒に依頼できるため家電量販店のほうが手間はかかりません。
しかし、工事をするのであれば電気工事業者をオススメします。
電気工事業者はあらゆる電気系統の施工に対する実績が豊富です。
そのため、エアコンの専用コンセント設置だけでなく、同時に何かしら電気系統のトラブルが発覚したときでも、臨機応変に対応してくれることでしょう。
延長コードを使う場合は必ず「エアコン専用」を使う
すでにエアコン専用コンセントがある場合は、それに対応できるエアコンを購入すれば、問題なく設置できます。
しかし、「専用コンセントはあるけど、その部屋はエアコンを設置したい場所じゃない……」という悩みがある人もいるのではないでしょうか。
そういった悩みはエアコン専用延長コードで解決できます。
既存の専用コンセントに専用延長コードを挿せば、コンセントから離れた位置にエアコンを設置可能になります。
エアコン専用のものでない、一般的な延長コードで代用しないでください。
一般的なものではエアコン使用時の高い電圧に対応できず、発火・火災の危険性があります。
電気工事業者に依頼するときのポイント
信頼のおける電気工事業者に選ぶ際、大事にしたいポイントは以下のとおりです。
- 施工内容について丁寧に説明してくれる
- 見積り無料、内容も詳細である
- 登録電気工事業者である
- 損害保険に加入している
- アフターフォローが万全である
- 口コミでの評判がよく、豊富な実績がある
コンセントの増設などの電気工事業をおこなうためには、各都道府県の知事もしくは経済産業大臣に登録申請し、認められる必要があります。
認められるためには、必ず電気工事士の資格を所持しているスタッフが所属していなければなりません。
つまり、登録電気工事業者とは電気工事士の資格をもつ優秀なスタッフがいる業者ということになります。
確かな技術力をもっているため、安心して施工を任せることができるのです。
ほかのポイントは、電気工事業者以外を選ぶ際のポイントでもあります。
業者の運営している公式サイトや口コミサイトを調べればわかることばかりなので、「いいな」と思う業者がいたら一度ネット検索してみましょう。
エアコンのコンセント工事の費用相場
エアコン専用コンセントの設置費用の相場は、「コンセントの形状交換」「コンセントの電圧変換」「専用回路の増設」の3つで金額が異なり。
以下がそれぞれの相場です。
- コンセントの形状交換:約2,000円~3,000円
- コンセントの電圧変換:約1,000円~6,000円
- 専用回路の増設:約10,000円~17,000円
専用コンセントの設置費用は、ご家庭の電気系統の状況によって変動します。
そのため、業者に必ず見積りを依頼しましょう。
業者によって金額に誤差が生じる場合も多いので、複数の業者から見積りをとることをオススメします。
各業者が提示する見積書の内容、見積り時のスタッフの対応などから判断して、最も納得のいく業者に依頼してください。
電気工事110番に加盟している電気工事業者は、基本的に無料で見積りをおこなっております。※
ご相談いただければ相見積りにも対応させていただきますので、ぜひ一度お電話ください。
24時間、年中無休でお待ちしております。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
エアコンを設置する前に確認すること
エアコンは購入すれば絶対に取り付けられるものではありません。
ご家庭によっては買ってきてもすぐには設置できない場合があるのです。
ここからは、エアコンを設置する前に確認しておくべきことをご紹介いたします。
分電盤の容量を確認する
分電盤を見て、契約電気の容量が30アンペア以上のものか確かめてください。
エアコンを不具合なく使用するためには、30アンペア以上必要だからです。
分電盤に「30A」と書いてあれば問題ありません。
分電盤のなかにはそうした記載がなく、色で契約電気量を区別していることもあります。
どの色がどれだけの電気量かは、契約している電力会社に問い合わせて確認しましょう。
室外機の設置スペースを確認する
エアコンは室内機と室外機のセットです。
室外機を置くのに適切な場所がなければ、業者から設置不可と判断される場合もありますし、設置できたとしても正しくエアコンが機能しないおそれがあります。
室外機の設置場所として適切なのは、庭やベランダ・バルコニーなどのうち、地面が平らで、周りに十分なスペースが確保できる場所です
具体的には、室外機の前方25cm以上、後方・左右5cm以上の空間を作ることができる場所がよいでしょう。
エアコンの設置スペースとコンセントを確認する
室内機も設置には十分な空間が必要です。
室内機から天井までと、室内機の左右に5cm以上の隙間ができる場所を確保しましょう。
また、専用コンセントの有無も確認してください。
専用コンセントがない場所であれば、まずは専用コンセントの増設からになります。
配管を通す穴を確認する
室内機と室外機を設置したとしても、それらを配管でつながなければ使用できません。
そのため、配管を通す穴が設けてあるか確認しましょう。
もし室内機を取り付ける場所の近くに配管用の穴がなければ、業者に依頼して作ってもらう必要があります。
エアコン設置後のトラブルは業者に相談する
上記の手順を踏まえ、無事にエアコンを設置することができれば、快適な生活の始まりです。
しかし、使用していくなかで、いつエアコンにトラブルが発生するかは、誰にもわかりません。
電化製品のトラブルは、最悪の場合だと火災に発展するおそれがあります。
そのため、日ごろからいつトラブルが起きても迅速な対応ができるように、どんなことでも気軽に相談することができる業者を見つけておくとよいでしょう。
電気工事110番は早朝であれ深夜であれ、24時間いつでも電気関係のトラブルについてご相談を受け付けております。
緊急なご用件であれば、多数の加盟店のなかから現場まで最も速く駆け付けることが可能な業者を手配いたします。
何かお困りの際はぜひご連絡ください。
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