エアコンを取り付ける際に、専用のコンセントがないのであれば増設することをおすすめします。
なぜなら、エアコンは消費電力が大きいので、通常のコンセントだと耐えきれずに故障したり火災が発生したりするおそれがあるからです。
この記事では、そうしたコンセントの増設に関する情報をお届けします。
専用コンセントに関する説明だけでなく工事の内容や費用相場についても言及するので、「エアコンの専用コンセントは不要だ」と思っている方もぜひ一度読んでみてください。
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「エアコン専用コンセント不要」は間違い!
「エアコンの専用コンセントは不要だ」という意見もありますが、多くの業者では専用コンセントがないとエアコンを取り付けてもらえません。
なぜなら、エアコンの電力は大きいので、通常のコンセントでは容量オーバーになり、火災につながるリスクがあるからです。
一般的なコンセントではこうしたリスクがあるのに対して、エアコン専用コンセントは単独でひとつの回路を使うため、そのようなトラブルが起こる心配はありません。
このような理由から、エアコン専用コンセントがない場合は増設工事を依頼することをおすすめします。
賃貸物件にお住まいの方はまず大家さんや管理会社に許可を取ってください。
なぜなら、その物件自体の所有権が大家さんや管理会社に帰属しているからです。
相談することで工事の費用を負担しなくてよくなることもあるので、一度許可を取りましょう。
以下では、エアコン専用コンセントについて詳しく見ていきます。
エアコンのコンセントは部屋の広さ別に4種類
エアコンのコンセントには4種類あり、それぞれ対応する電圧と電流が異なります。
このコンセントの種類は好きに決められるわけではなく、エアコンのメーカーやシリーズに対応するものを選ばなくてはなりません。
設置するエアコンが何畳用なのかを確認して、以下の表と照らし合わせてみましょう。
- 6~8畳:パラレル型(単相100V15A)のコンセント
- 10~12畳:アイエル型(単相100V20A)のコンセント
- 14畳以上:ダンデム型(単相200V15A)のコンセント
- 16畳以上:エルバー型(単相200V20 A)のコンセント
エアコンとコンセント設置場所が遠くても延長コードはNG
「エアコンと少し離れた場所にコンセントがあるから、延長コードでつなげられる!」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前述のとおり電流と電圧の合わないコンセントでエアコンを使用すると火災のリスクがあります。
そのため、「エアコンの専用コンセントは不要だ」という考えを捨てて、増設工事をしてください。
業者に依頼すれば、どのようなコンセントが必要なのか教えてくれるでしょう。
電気工事110番でも、コンセントの増設工事をおこなうことができる業者を見つけることが可能です。
電気工事110番のサービスは、顧客満足度・アフターフォロー・価格満足度の面で高い評価を得ています(ゼネラルリサーチ調べ)。
そのため、業者をお探しの際には、きっとお力になることができるでしょう。
エアコン専用コンセント増設工事の流れ
前述のとおり、エアコン専用コンセントは不要ではありません。
専用コンセントがない場合は、増設工事をおこないましょう。
増設工事はおおよそ以下の手順でおこなわれるので、業者に依頼する際の参考にしてみてください。
- ブレーカーを落とす
- 分電盤にエアコン専用ブレーカーを増設
- 回路を延ばしてコンセントの設置場所までつなげる
- 専用コンセントを設置する
- ブレーカーを上げて動作確認をする
この手順を見て、「自分でもできそうだ」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、絶対にDIYでコンセントの増設はしないでください。
なぜなら、電気工事士の資格を有していないと分電盤の工事は違法になってしまうからです。
そのため、専用コンセントの設置は業者に依頼するようにしましょう。
コンセント増設工事の費用相場
コンセント増設工事の依頼は、家電量販店や電気工事専門店へ出すことができます。
それぞれ熟練度の差や依頼の出しやすさなどの特徴は異なりますが、増設工事の料金基準は同様です。
前述した「分電盤から専用の回路を延ばしてコンセントを増設する」という工事内容だと、16,000円前後が適正な費用相場といえるでしょう。
工事料金は配線の距離で変わる
上記のとおり、エアコン専用コンセントの適正な費用相場は16,000円前後です。
しかし、実際の工事料金は現場の環境によって左右されます。
具体的にいえば、配線する距離が長ければ長いほど費用は高くなるでしょう。
なぜなら、分電盤からコンセントまでの距離が長いと、作業にかかる時間も長くなるからです。
これは、距離だけでなく配線の通り道の複雑さでも同様のことがいえます。
簡単にいえば、作業が複雑になればなるほど、費用がかかる傾向にあるということです。
こうした詳細な工事の料金は、プロが実際に現場を調査しなければ出すことができません。
そのため、無料で現地調査や見積りをおこなう業者に相談することをおすすめします。
見積りをとった後、納得のいく内容であれば正式に契約をして工事に移りましょう。
電気工事110番でも電気工事士の資格をもつ業者を紹介することができます。
「見積りをとって検討したい」という方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。
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