エアコンの穴はどう開ければいい?自分で開ける方法と注意点

DIY穴開けの落とし穴

自宅にエアコンを取りつけたいけれど、室外機につなぐ穴が開いていなくて困っていませんか?

穴がなければエアコンは設置できませんが、穴は簡単には開けられませんよね。
壁に穴を開けるにはどうすればよいか、DIYでできるのかとお悩みの方に、エアコンの穴開けの方法や費用、注意点などを詳しくご紹介します。

年々暑くなる夏は特にエアコンが必需品です。
快適な生活を送るためにも、エアコンの取りつけは早めにおこないたいものです。
エアコンの穴開けを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

エアコンの穴は自分で開けられる

エアコンを取りつけるときには、エアコンと室外機をつなげるための配管を通すために、家の壁に穴を開ける必要があります。
多くの住宅には最初からエアコンを取りつけるための穴が開いていますが、この穴がないこともあります。
その場合には、穴を開けなくてはエアコンを取りつけられません。

エアコンの穴開けは自分でできます。
しかし、自分で穴開けをするには費用もかかりますし、技術的にも決して簡単な作業ではありません。
壁に穴を開けるのですから、それなりの道具も必要になります。

まずは、エアコンの穴開けに必要な道具や、かかる費用をご紹介します。

エアコンの穴開けに必要な道具

家にエアコンを取りつけるための穴がない場合には、「コアドリル」という道具で壁に穴を開けます。

コアドリルは電動の工具で、エアコンなどの配管に必要な丸い穴を開ける際に使います。
壁の材質によってドリルの種類があり、コンクリートの壁でも貫通させることができます。

エアコンの取り付けには、穴開け以外にもたくさんの道具が必要になります。
エアコン据付板の設置に必要な電気ドリルや、配管の接続をするためのスパナ、ドライバーなどさまざまです。

これらの道具はレンタルされていて、コアドリルなら1,000円~2,000円ほどでレンタルできます。

おそらく一度しか使わないであろう道具をすべて購入して集めるとなると、使用後には無駄になってしまう可能性があります。
そして、エアコンの穴開けから設置までに必要な道具は多く、すべて集めるのはなかなか大変です。
今後も使いそうな道具などは購入して、今後も使わないと思われる道具はレンタルするとよいでしょう。

エアコンの穴を開けるための費用

エアコンの穴開けから取り付けまでを自分でおこなう場合に、必要な道具をレンタルも含めてすべて集めると、最低でも20,000円以上かかります。

ある程度の道具を持っている方はDIYで費用を抑えられますが、道具を揃える必要がある場合には、費用を抑えるためにDIYをしても、意外と高額になってしまうのです。

道具をお持ちではない方の場合は、作業の手間や失敗してしまった場合のリスクを考えると、DIYにかかる費用に少し上乗せしてエアコン設置業者に依頼したほうがお得かもしれません。

エアコンの穴開けの作業や費用に不安を感じる方は、業者への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

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【DIY】エアコンの穴の開け方

【DIY】エアコンの穴の開け方・注意点

削られた壁が落ちて室内を傷つけないよう、穴を開ける場所の周辺の床にクッションとなるシートを敷きます。
周辺に置いてあるものも移動させておきましょう。

準備が整ったら、コアドリルを使用して設定した位置に穴を開けて、最後に断面を保護するために配管スリーブを取りつけます。

エアコンの穴は、エアコン本体を設置する場所の右下に開けます。
こうすることで、エアコンから出た水が室外へとうまく排出されていきます。
位置が悪いと、エアコンの排水がうまくいかずに水漏れしてしまうおそれがあります。

穴を開けるときの注意点

家にはガス管や配線、筋交いや柱などがあるため、これらを傷つけない場所を選んで穴を開ける必要があります。
もし誤って筋交いを傷つけてしまえば、耐震性を落としてしまいます。

また、穴開けがうまくいかなかった場合、修繕費用が別にかかってしまいます。
穴開けは慎重に、注意深くおこなってください。

穴を開けたあとも大変な作業は続きます。
エアコンを設置するための据付板を取り付け、エアコンや配管の設置、室外機の設置や配管の真空引き、ガス漏れ確認など作業工程が多いのです。

また、漏電を防ぐためのアース工事が必要な場合には、安全に工事をおこなうために電気工事士の資格保有者でなくては工事できません。
必ず業者による工事を依頼しましょう。

エアコンの穴開けは業者に頼むのが得策

これまでご紹介してきたとおり、自分でエアコンの穴を開けるためにはたくさんの道具を用意して、家の構造に十分配慮したうえで作業する必要があります。

失敗すれば修繕のために出費も増えてしまいます。
リスクを冒してまで慣れない作業をするよりも、プロの手に任せたほうが安心です。

エアコンの設置業者は、地域の電気店や家電量販店、電気工事業者などさまざまです。
数ある設置業者のなかから信頼できる業者を選ぶために、エアコン設置にかかる費用の相場や業者選びのポイントを確認しておきましょう。

エアコン設置を業者に頼んだときの料金相場

エアコンの穴開けから設置までを業者に依頼した場合の費用相場は、おおよそ20,000円~25,000円です。
道具を揃えてDIYする場合にかかる費用とほとんど変わりません。

エアコンの取り付け台数が1台であれば、業者に依頼したほうが手間もかからず安全なのです。

業者を選ぶポイント

数ある業者のなかから信頼できる依頼先を選ぶためには、まず費用を比較してみましょう。
業者によってエアコン設置にかかる費用は異なります。
無料で電話相談や見積りを取ってくれる業者もあるので、金額に納得のいく業者を探してみてください。

問い合わせたときの対応がよいことも大事なポイントです。
エアコン工事にも知識が必要となるため、こちらの質問に対して丁寧に説明してくれる業者なら安心です。

また、アフターフォローをしてくれる業者もあります。
工事完了後に不具合があった場合に、どのような対応をしてくれるのかも確認しておきましょう。

業者に依頼すれば、安全にエアコンを設置することができますが、業者選びは重要です。
家に穴を開けるのは大ごとで、実績のある業者でないと想定外の被害を引き起こしてしまうかもしれません。
必要以上に高額な費用を請求されたり、工事に関するトラブルが起きたりして嫌な思いをしないためにも、これらのポイントを踏まえて業者を選びましょう。

エアコン取り付けを依頼する際は、費用などの詳細をまとめたこちらの記事もご覧ください。

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賃貸物件でエアコンの穴は開けられる?

賃貸物件でエアコンの穴は開けられる?

持ち家であれば壁に穴を開けても問題はありませんが、賃貸物件でエアコンの穴を開けたい場合にはどうすればよいのでしょうか。
ここからは、賃貸物件でエアコンを設置する際の注意点をご紹介します。

勝手にエアコンを設置するのはNG

まず、賃貸物件では大家さんや管理会社の許可なくエアコンを設置してはいけません。

賃貸物件は、退去する際の条件として原状回復が必要です。
エアコンを取りつけたい場合は、必ず大家さんや管理会社に相談して、許可をもらってから工事をおこないましょう。

賃貸でエアコンを設置する際の注意点

物件の構造の問題でエアコンを設置できない場合があります。
エアコンや室外機を設置する場所が確保できない場合や、エアコンをつなげるコンセントがないこともあるのです。
コンセントがない場合には、コンセントを新設するための電気工事も必要です。

自分でエアコンの穴を開けた場合は、物件に必要以上の傷をつけてしまうおそれもあります。
退去の際に必要な原状回復の修繕費用に、エアコン工事による穴などが含まれないかどうかも確認しなくてはなりません。

窓用エアコンなら穴を開けなくていい

窓枠に取りつけられる「窓用エアコン」をご存じでしょうか。
窓用エアコンには室外機が必要ないため、壁に穴を開けずに簡単に設置できます。

窓用エアコンには冷暖房機能はもちろん、音を抑えたものやマイナスイオンを発生させる機能がついたものまであります。
ほかにもタイマー機能やエアコン内部のカビを防止する機能付きのものなど、エアコン機能も充実しています。
小型とはいえ、7畳ほどの範囲で冷暖房が可能です。

エアコン本体は30,000円~40,000円で購入できて、お財布にも優しいエアコンです。
賃貸物件でエアコンの穴を開けることが難しい方や、エアコンのない部屋に工事せず設置したい方にはおすすめです。

取りつけ方法は簡単で、付属の取り付け用の枠を窓枠の高さに合わせて設置したら、そこへエアコン本体を取りつけるという流れです。
エアコン自体はそれなりの重量があるので力仕事にはなりますが、作業工程はエアコン工事の何倍も楽なものになります。

窓用エアコンの取り付け方法や、業者に依頼した際の費用についてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

エアコンを取りつけるにも、穴がなければどうにもなりません。

自力でエアコンの穴を開けるにはたくさんの道具を揃えて、住宅の構造にも注意が必要です。
さらに費用もかかり、リスクを負う作業となってしまいます。

それならば、DIYとさほど費用が変わらないプロに依頼して、安全に安心してエアコンを設置したほうがよいはずです。
決して無理はせずに、信頼できる業者を選んで、エアコン設置を依頼するという手段もぜひ検討してみてください。

エアコンの穴を開けることができない場合には、お手軽な窓枠エアコンを設置してみてはいかがでしょうか。

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