通常の壁掛けエアコンは本体価格も高く、新規で取り付けるには配管や配線工事が必要なため、賃貸物件では導入するのが難しいこともあります。
そんなときには窓用エアコンの導入がおすすめです。
窓用エアコンは本体価格も壁掛けエアコンよりも安く、配管や配線工事も不要なため業者に依頼しても比較的安く取り付けることができます。
その反面、取り付け不良があると十分性能を発揮できず、水漏れや落下事故にもつながります。
自分での取り付けに不安がある場合は業者に依頼するとよいでしょう。
この記事では、窓用エアコンの取り付けと業者に依頼した際の費用についてご紹介します。
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窓用エアコンの取り付け費用相場
窓用エアコンの取り付け基本料金の相場はおよそ8,000円です。
これにプラスして出張費やコンセントの延長や増設、窓枠の加工などの費用がかかる場合があります。
とくに注意しなければならないのはコンセント増設が必要な場合があるということです。
窓用エアコンの電源電圧は通常のコンセントと同じ100Vで、壁掛けエアコンのような200Vのコンセントは必要ありません。
しかし、窓用エアコンの消費電力は600W前後と、家電のなかでも比較的大きいです。
延長コードやタコ足配線で窓用エアコン以外の機器を接続すると発熱が大きくなり、火災につながるおそれがあります。
そのため、空いているコンセントがない場合は増設が必要な場合があるのです。
また、アンペア数(電気の容量)も大きいため、契約アンペア数が足りなくなり、ほかの家電と同時に使うとブレーカーが落ちてしまうというトラブルも起こります。
その場合はブレーカーの交換工事も必要になることを覚えておきましょう。
これらの費用は業者によって異なります。
費用を抑えたい場合は複数の業者から相見積りをとって比較するとよいでしょう。
電気工事110番では全国各地の電気工事業者からお客様のご要望に合った業者を紹介しております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
窓用エアコンの取り付け方法
窓用エアコンは室外機と本体が一体になっているほか、専用のコンセントも必要ありません。
そのため配管や配線工事が不要で、短時間で安価に取り付けられます。
窓用エアコンの取り付けはどのようにおこなうのか、施工手順をご紹介します。
施工手順1.取り付け枠を窓枠に固定する
窓用エアコンを固定するための取り付け枠を窓枠に固定します。
サッシ下部の溝に取り付け枠をはめ込んで柱側に寄せ、サッシの立ち上がり部分をネジで挟み込んで固定します。
屋内側と屋外側を間違えないように注意しましょう。
続いて、取り付け枠上部を引き上げ、下部と同様の手順で固定します。
施工手順2.エアコン本体を取り付ける
取り付け枠にエアコンをはめ込み、固定します。
エアコン本体は20~30kgの重さがあります。
ぶつけたり落下させないよう注意しながら、ゆっくり確実にはめ込みましょう。
はめ込んだら、固定用のネジをドライバーで回してしっかり固定します。
施工手順3.パッキンと戸締り用の鍵を取り付ける
最後に、同梱されているパッキンと戸締り用の鍵を取り付けます。
窓用エアコンを取り付けると窓は常に半開状態になるため、2枚のガラスの間に隙間ができてしまいます。
そのままでは虫や外気が侵入してしまうため、屋外側の窓にパッキンを取り付ける必要があるのです。
パッキンを窓枠の大きさと形状に合うように両端をカットして取り付けましょう。
パッキンを取り付けたら、最後に戸締り用の鍵を取り付けて完了です。
窓用エアコンの取り付け方法の詳細はこちらの記事をご覧ください。
窓用エアコンを取り付ける際の注意点
窓用エアコンを取り付ける際、サッシの立ち上がりの高さと窓の大きさに注意が必要です。
取り付け枠を固定するサッシの立ち上がり部分は1cm以上必要です。
立ち上がりがない、あるいは高さが足りない場合は固定用の金具を窓枠に取り付ける必要があります。
賃貸物件で、サッシや窓枠に穴あけが必要な場合は管理会社に確認してからおこないましょう。
また、製品によって取り付けられる窓の大きさが異なり、合わない場合は別売りの枠が必要になったり、窓枠や取り付け枠を加工しなければならなくなることもあるのです。
不安がある場合やサイズの合う製品が見つからない場合は、窓用エアコンの取り付けも含め業者に相談するとよいでしょう。
窓用エアコンの選び方
ここまで窓用エアコンの取り付け方法と業者に依頼した場合の費用についてお伝えしてきました。
なかにはどの窓用エアコンにすればよいのか悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで最後に、窓用エアコンの選び方、チェックポイントについてご紹介します。
機能で選ぶ
1つ目のチェックポイントは窓用エアコンのもつ機能の内容です。
窓用エアコンには冷房専用のものが多いですが、冷暖兼用の製品もあります。
冷房専用だと夏場しか使えないため、冬は取り外す必要がありますが、冷暖兼用であれば冬でも使えます。
また、窓用エアコンはその仕組み上、温度差によって内部に水が発生します。
その水の処理もいくつか種類があり、ホースを通して直接外部に排水するもの、受け皿に溜めて蒸発させるものがあります。
それぞれにメリット、デメリットがあるため、窓用エアコンを選ぶ際には排水方法も確認しておきましょう。
性能で選ぶ
2つ目のチェックポイントは窓用エアコンの性能です。窓用エアコンの性能でとくに重視すべきものは2つです。
1つ目は冷却性能です。
窓用エアコンは窓に取り付けるという制約上隙間ができたり、コンプレッサー(圧縮機)の発熱によって冷却効率が落ちます。
そのぶん、部屋の広さに適した冷却能力がないとなかなか部屋を冷やせません。
2つ目は静音性です。
とくに寝室に設置する場合、寝苦しさを解決するために導入したのに音がうるさくて眠れないといった問題になることもあります。
性能のよいものは高くなりますが、妥協すると本末転倒になりかねません。
設置場所に求めるものをよく考えて重視する性能を考えましょう。
値段で選ぶ
機能や性能のよい窓用エアコンは値段も高くなります。
可能な限り安くするなら、中古品や型落ちのモデルを選ぶのも有効です。
最近では個人売買も盛んなため、定価の半額以下で購入できるかもしれません。
取り付け工事が必須な壁掛けエアコンと違い、自分で取り付けることもできる窓用エアコンは中古品の購入も比較的しやすいです。
中古の窓用エアコンでも業者に依頼して取り付けてもらうことが可能です。
自分での設置に不安があれば、電気工事110番にご相談ください。
電気工事110番に加盟する業者のなかから、安く設置してくれる業者をお探しすることも可能です。
お見積りまで無料で承ります※ので、お気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
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