「エアコンが、暖まらない……」これ以上に衝撃的な事件があるでしょうか?
寒い冬の日、冷えた体を暖めてくれるエアコンの存在は、私たちの癒しのよりどころ。
寒さ厳しい日本の冬を乗り切るために欠かせません!
エアコンが暖まらない原因には、さまざまな要因が影響しています。
どの要因があなたの状況に当てはまるかはケースバイケースなので、自分に合った解決策が必要です。
今回の記事では、エアコンが暖まらない原因と解決策をご紹介していきます。
「自宅のエアコンが暖まらなくて困っている……」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
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原因1:設定が間違っていて暖まらない
エアコンが暖まらない原因のうち、もっとも単純で、もっともありがちなものが設定間違ミスです。
設定間違いが原因でエアコンが暖まらないということは意外とあるため、ひとつひとつ見ていきましょう。
設定が「暖房」以外になっている
リモコンの設定を今すぐ確認してみましょう。
信じられないかもしれませんが、意外と発生していることは多いです。
設定温度が低い
エアコンは設定した温度をゴールにして、稼働を続けます。
すでに室温と設定温度が同じくらいの温度であれば、エアコンから暖かい風は出てきません。
設定温度を上げて解決しましょう。
リモコン操作が本体に届いていない
「押したつもり」は結構な確率で発生します。
エアコンがリモコンからの電波を受信したら、音が鳴ることがほとんどです。
音の確認を徹底しましょう。
上記3点は今すぐ確認・解決できる、暖まらないエアコンの対処法です。
「そんなまさか……」と思わずに、まずは確認してみましょう。
原因2:本体側に問題があって暖まらない
エアコンが暖まらない原因が設定にない場合、次に疑うのは本体側(室内機)の不具合や故障です。
エアコンの室内機に不具合がある場合は、業者への相談も検討すべきです。
こちらもひとつずつ解説していきます。
本体が汚れている
エアコン本体の汚れは、ときに暖房機能に影響を及ぼします。
代表的なものはフィルターの汚れです。
フィルター清掃は定期的におこないましょう。
エアコン本体から外し、ほうきや掃除機でホコリを取り除くだけでも汚れは取れます。
空気が流れる通気口や、本体の上にたまったホコリも取り除きましょう。
エアコン本体にはフィルター以外にもファンやモーター、空気を圧縮するコンプレッサーなどの部品が組み込まれています。
これらの部品のメンテンスは知識が必要なので業者に相談しましょう
本体の性能に対して部屋が広すぎる
エアコンはモデルごとに適切な部屋のサイズが設定されています。
たとえば、エアコンの適切な部屋のサイズが6畳である場合に、10畳の部屋で使用していた場合は、エアコンが必死で働いていても部屋の温度は上がりません。
この状況は部屋が暖まらない原因になるだけでなく、常に全力で稼働するエアコンからは過剰な電気代の請求が発生することもあります。
早期劣化にもつながるため要注意です。
本体が故障している
設定をしても改善しない、汚れを取り除いてもよくならないときは本体の故障を疑いましょう。
故障が疑われる場合は、修理・交換を業者に依頼するのが最善策です。
霜取り運転をしている
霜取り運転は、エアコンの暖房時にたびたび起こる運転モードです。
霜取り運転は室外機に付着した霜を溶かすためにエアコンが自動で判断し、暖房運転を始める前にオートで作動します。
エアコンが故障しているわけではありませんので、ご安心ください。
霜取り運転は、一般的なエアコンで10分~20分ほど続くことが多いです。
寒い中終了を待つのはつらいですが、我慢です。
冷媒ガスが不足している
冷媒ガスはエアコンに欠かせない重要なガスで、通常はパイプの中の密閉空間に保持されています。
この冷媒ガスが漏れ出してしまうとエアコンの暖房機能低下に直結します。
冷媒ガス漏れの修理をする際は、知識や専用器具が必要なので業者依頼が必須です。
冷媒ガスの補充費用などの詳細はこちらの記事をご覧ください。
上記の5点は、エアコン本体にありがちなトラブルの原因です。
まずは手軽にできるフィルター掃除からはじめてみましょう。
明らかにエアコンの調子がおかしい場合は業者に相談し、改善の手立てを提示してもらうのが得策です。
原因3:室外機に問題がある場合
エアコンが暖まらない原因には、室外機に問題があるケースもあります。
室外機に問題があるケースの原因となるのは、主に下記のような状況です。
室外機が汚れている
屋外に設置されている屋外機は雨風の影響を直接受けるため汚れがちです。
そのう、室外機は目にすることが少ないため、掃除する機会もめったにありません。
室外機の表面の汚れ、通気口や内部のファンの汚れまで、あらゆる部分の汚れはエアコンの働きを弱める原因になります。
空気の流れを阻害したり、動きを鈍くしたり、さまざまなマイナス要因となるでしょう。
室外機の故障
室内機同様に、室外機も故障をしている可能性があります。
屋外での使用を想定されているため、簡単に壊れることはないでしょう。
しかし、不意に強い衝撃を与えたり、長年使うことで劣化したりと、室外機が故障に至る原因は数多くあります。
室外機周辺にものが置いてある
草が生えていたり、通気口の正面にものが置いてあったりすると、室外機の稼働の邪魔をしてしまいます。
室外機周辺はスッキリとした環境を保ちましょう。
空気の流れを確保することで稼働効率が上がります。
室外機の正しい設置方法についてはこちらの記事をご覧ください。
配管やホースなどにつまり・損傷がある
室外機からつながっている配管やホースにつまりや損傷が見受けられるということはありませんか?
落ち葉や虫など、室外機を取り巻く環境はじつにさまざまです。
つまりや損傷があると空気の排出が悪化し、エアコンの効率が下がってしまいます。
エアコンの不具合の原因は室内機の不調のみではなく、室外機の状態にも大きく左右されます。
まずは目につく汚れをキレイに取り除き、室外機周辺の環境をスッキリとした状態に整えてみてください。
室外機の不具合の原因や、対処法の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
エアコンのお手入れは半年に1回以上が基本
エアコンが暖まらない原因のひとつは、定期的な手入れの不足です。
エアコンの掃除の目安は半年に一度、可能であれば3か月に一度おこないましょう。
手入れや掃除を丁寧におこなうことで、エアコンの排熱がスムーズになったり、内部に発生しがちなカビを除去したりできます。
とくにカビが発生している場合は、健康被害につながる可能性もあるので、早めに取り除きましょう。
また、定期的な手入れを続けることはエアコンを長く使うことにもつながります。
エアコンが暖まらない原因を知り、設定を見直して、掃除もして、それでも改善されない場合はエアコンの故障ということになるでしょう。
エアコンが故障してしまった場合は修理か買い替えになりますが、果たしてどちらがよいのでしょうか?
修理と買い替えはエアコンの寿命を基準に決める
一般的に、エアコンの寿命は約10年です。
エアコンの使用年数が寿命よりずっと短ければ修理を、使用年数が寿命に近ければ買い替えを選択しましょう。
保証の有無も判断基準になります。
エアコンの使用年数が3年ほどであれば、修理を選択するのがよいでしょう。
3年であれば購入時の保証も有効なことが多いです。
対して、エアコンの使用年数が10年以上という場合は買い替えを検討したほうが得策です。
10年以上経過していれば保証期間は終了している可能性は高いですし、修理費用もかさみます。
高性能な新モデルにすることで電気代の節約にもつながるでしょう。
寒冷地では特別なモデルもある
寒冷地では寒さの影響で暖房の効きが悪くなることがあります。
これは霜取り運転に代表されるように、外気が寒すぎるとエアコンが適切に稼働することが難しくなるためです。
エアコンのなかには、寒冷地に適した暖房機能に特化したモデルもあります。
エアコンの効きが悪くて困っていたら導入を検討しましょう。
修理をするなら信頼できる業者を選ぶ
エアコンの修理をするなら、修理依頼をする業者は信頼できるところを選びたいですよね。
どうせなら、修理後に相談などもできる親切な業者がよいでしょう。
オススメの方法が相見積り・公式サイトの参照・口コミサイトの確認です。
これらの方法は、信頼できる優良な業者に会いやすくなり、それぞれにかかる手間も時間も少ないので試しやすいです。
相見積りは、複数の業者に見積りを依頼し、作業の内容や費用を比較する方法です。
エアコン修理の費用相場を確認したり、もっとも安い費用で作業を依頼できる業者を探すために適した方法です。
公式サイトの参照は、業者の実績や、作業内容を詳細に確認したいときに役立ちます。
電話をしたり、メールしたりした際に、あわせて業者側の対応を見ましょう。
言葉遣いは丁寧か、対応は迅速か、などを確認して信頼できるか見極めます。
口コミサイトには、業者の作業を受けた人たちの生の声が反映されています。
中には過剰にほめる、批判する意見もありますが、そうした意見は控えめに捉えましょう。
口コミを知ることで、公式サイトでは得られない情報を知ることができます。
エアコン修理の依頼先を探す際は、費用などの情報をまとめたこちらの記事をご覧ください。
まとめ
まずは、簡単なエアコンの設定確認からおこないましょう。
設定におかしなところがなければ、原因は室内機、もしくは室外機にあります。
こちらもまずは簡単にできるお手入れや掃除からおこないきましょう。
エアコンが暖まらない原因が不具合や故障にあれば、修理か買い替えを検討します。
目安となるのはエアコンの寿命である10年です。
使用年数が短い場合は修理を、長い場合は買い替えを検討してみてください。
エアコンは今や、生活に欠かすことができない家電のひとつ。
寒い冬はもちろん、熱い夏にもお世話になります。
暖かい風が出ない場合は、冷たい風も出ない可能性もあります。
早めに対処して、快適なエアコン環境を整えてみてくださいね。
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