普段から使用する浴室の換気扇で不具合が発生すると、不安になられる方がいらっしゃるかもしれません。
もし、換気扇から大きな音がしたり、ファンが回っているはずなのに換気ができなかったりしている場合は、換気扇が不具合を起こしていることを表しています。
そのような不具合が見受けられるときは、換気扇の交換のタイミングかもしれません。
この記事では、浴室換気扇を交換するタイミングを中心に、業者の費用相場や換気扇の種類や掃除方法までご紹介していきます。
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浴室換気扇を交換するタイミング
浴室の換気扇の交換について考える機会はあまりないため、交換をしようにもどのようなタイミングですればいいのか疑問を持っている方がいらっしゃるかと思います。
そのような方に向けて、ここでは交換のタイミングである、換気扇の寿命や換気扇の不具合についてご紹介していきます。
交換に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
換気扇の寿命が近い
使う環境や頻度によって変動しますが、換気扇の寿命は10年~15年程度です。
これは、換気扇を何もせず放置した場合ではなく、定期的な掃除などのメンテナンスをおこなった上での寿命です。
ただ、換気扇が故障してから交換をしていては、浴室の換気が間に合わずカビの発生や悪臭に悩まされる可能性があります。
そのため、寿命を理由に交換を考えた場合は、はやく見積もって8~10年経った頃が交換のタイミングといえます。
換気扇に不具合が起きている
寿命よりもわかりやすい交換のタイミングとして、換気扇に不具合が起きている場合が挙げられます。
不具合を起こしている状態だと十分な性能を発揮できず、カビや悪臭の発生を抑えられなくなるからです。
ここでは、どのような不具合が発生した場合に交換すればいいのかを、具体的な不具合を例にしてご紹介していきます。
換気機能が落ちている
換気機能が落ちていると換気性が悪くなります。
換気性が損なわれると、今までなら乾いていたはずの壁や床が乾いていなかったり、臭いが気になったりなどの症状が現れます。
大きな音がする
設計通りに動いているならば、換気扇から大きな音がすることはありません。
音がおかしい場合はメンテナンス不足によるほこりか経年劣化によるサビによるものか、換気扇内部の部品が何かしらの不具合を起こしていることが考えられます。
ファンは回っているが換気ができていない
表面上正しく機能しているように見えて換気ができていない場合は、ファンの回転スピードが足りていないことが考えられます。
「大きな音がする」でも挙げたような、ほこりかサビによって内部の部品が不具合を起こしている可能性があります。
電源を入れても動かない
経年劣化による故障の場合が多いです。
長い間使用することにより、換気扇の設計から逸れた構造へと変異することや、サビなどによって換気扇が作動しなくなってしまいます。
交換前にどのタイプの換気扇を使っているか調べる
換気扇を交換する前に、どのタイプの換気扇を使っているか調べておく必要があります。
違うタイプの換気扇を購入してしまっては、交換ができないだけでなく、費用が無駄になってしまうからです。
浴室換気扇にはシロッコファンとプロペラファンという2つのタイプがあります。
シロッコファンは主に集合住宅で使用されるもので、縦長の円筒形状の中に羽がつけられています。
プロペラファンは主に戸建てに使用されるもので、扇風機にあるようなプロペラがつけられているのが特徴です。
換気扇の不具合に気付いた場合は、シロッコファンかプロペラファンのどちらのタイプかを調べてから、業者に相談してみるのがオススメです。
専門知識を持つ業者であれば、ファンの不具合について具体的なアドバイスをくれるかもしれません。
電気工事110番にご相談いただければ、業者をご紹介できます。
トラブルが起きている換気扇の確認から、修理・交換までの見積りまですべて無料※でおこなっておりますので、お困りの際は一度ご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
浴室の換気扇交換は、場合によっては素人でも取り付けが可能です。
素人ができるといっても電気が流れる部分の作業となるため、定められた手順を踏まなければ危険です。
ここでは、素人でも交換できる換気扇のタイプや、その手順についてご紹介していきます。
自分で交換できるのはコンセントにつなぐ換気扇
換気扇の交換には電気工事士免許が必要となる場合が多いです。
電源やアースといった部分の工事をおこなう場合は、専門知識のある電気工事士でなければ触れてはいけません。
そのため、資格がなくても交換をできるのは「コンセントにつなぐ」タイプの換気扇のみとなります。
天井タイプと壁付けタイプの取り外し方
コンセントにつなぐタイプの換気扇には天井タイプと壁付けタイプの2種類があります。
しかし、2種類といっても取り外し方は一緒です。
それでは換気扇の取り付け方法について、ご紹介していきます。
電気部分に触れる危険な作業です。
交換の際には電源を切ることを忘れてはいけません。
換気扇のカバー、換気扇を固定している金具を外します。
固定が緩んだら換気扇を取り出し、つながっているコンセントと、筒状のホースを取り外します。
古い換気扇を外し終わったら、逆の手順で新しい換気扇を設置します。
筒状のホースとコンセントを繋げてから、固定するための金具を取り付けます。
換気扇の交換は業者に依頼するほうが安全
換気扇交換は、コンセントをつなぐタイプ以外のものは電気工事士の資格がなければできません。
また、資格が不要な作業だとしても、狭い場所や脚立などを使って作業することになりますから、こうした作業に慣れていない方は細心の注意が必要です。
脚立を使って作業をおこなうような場所ではケガのリスクもともないます。
そのため、少しでもリスクを回避したい方は換気扇交換のプロである電気工事業者に頼りましょう。
経験豊富な業者に依頼すれば、ケガのリスクが抑えられるのはもちろん、安心して施工を任せられますよ。
浴室換気扇の交換費用相場
浴室換気扇の交換費用は6,000円~20,000円前後が相場です。
大きな幅があるのは、壁付けタイプや天井タイプといった換気扇の条件によって費用が変動していくからです。
このように費用が大きく変動する場合があるため、もし業者に依頼するとなったときは、必ず見積りを取りましょう。
相見積りをすることで、費用を抑えられる可能性があるだけでなく、高額請求をする悪徳業者を判別しやすくなります。
電気工事110番でご紹介する業者では、明瞭な見積りを無料でおこないます※。
他社との相見積りも歓迎しておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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浴室換気扇のお掃除方法
浴室の換気扇を定期的に掃除しておくことで、ほこりやカビなどが原因で発生する不具合への予防となります。
ここでは、その予防効果を最大限に高める換気扇のお掃除方法についてご紹介していきます。
必要なものを準備する
まずは掃除の前に必要なものを準備しましょう。
換気扇をキレイにするために必要な道具は、ゴム手袋、マスク、浴室or台所用中性洗剤、スポンジ、歯ブラシ、雑巾、換気扇の説明書となります。
掃除を始める前に必ず換気扇の電源を切りましょう。
電源がついている状態での掃除は感電などのリスクが高まるので危険です。
【手順1】換気扇を分解する
道具の準備が終わったら、換気扇の内部まで掃除が届くように分解をします。
ただし、分解といっても換気扇ごとに分解方法が異なります。
取扱説明書などを読んで構造を把握してから、掃除がしやすいように分解しましょう。
【手順2】内部を掃除する
分解を終えたら、掃除を始めます。
ゴム手袋とマスクを着用し、まずは分解した部品を水で濡らします。
そうしたら中性洗剤を使い、大まかなところはスポンジ、細かいところは歯ブラシと分担しながら洗剤をすみずみに行きわたらせ、30分ほど放置します。
30分経ったら水ですすぎます。
そして、よく乾いた雑巾で部品に付着している水分をよく拭き取ります。
ここで少しでも水分を残してしまうと、カビの発生につながってしまいます。
拭き終わったら、すぐに組み立てるのではなく、ダメ押しにしっかりと乾燥するまで放置しましょう。
【手順3】組み立てる
部品に汚れがなくなり、よく乾燥したことを確認したら組み立てます。
分解と逆の手順でおこなうだけですが、念のために説明書を用意して組み立てていきましょう。
しつこい汚れには重曹がおすすめ!
もし全く取れない、しつこい汚れがある場合は重曹を使ってみましょう。
用意するものはゴム手袋、スポンジ、バケツ、重曹、雑巾、新聞紙か大きな布です。
- バケツの中にたっぷりの水と、その量に合わせた重曹を溶かす
- 水と重曹が混ざったバケツの中に部品を投入し、一晩ほど置いておく
- スポンジで付着している汚れを除去したら、水ですすぐ
- 雑巾で部品についている水分を拭き取り、新聞紙か大きめの布の上に置いて乾燥させる
普段からこまめに掃除をしておくことで、ほこりやカビが原因で起こる不具合のリスクを抑えられます。
ですが、毎日忙しい日々を送る方にとってこまめな掃除はハードルが高いでしょう。
すると、知らず知らずのうちに換気扇に汚れが溜まっていき不具合を起こすケースが考えられます。
もし不具合が起きたときは業者に相談しましょう。
換気扇の状況がどのようになっているか把握できます。
実績のある業者に相談すれば安心して任せられます。
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