シーリングライト取り付け作業を自分でおこなおうとしている方は、まず『引掛けシーリング』『ローゼット』という配線器具があるかどうか、確認しなければなりません。
なければ取り付けなければなりませんが、配線器具取り付け作業は『電気工事士』の資格保有者にかぎります。
資格をもっていない場合は、電気工事の業者に依頼しましょう。
この記事では、引掛けシーリングやローゼットに関する基本的なことから、電気工事士の資格がある場合の施工手順、そしてシーリングライトの取り付け方などをご紹介します。
資格をもっていない方は、配線器具の設置は業者に任せて、シーリングライトの取り付けだけを自分でおこなってみてください。
理想の照明環境をつくれるはずです。
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取り付ける天井照明の種類で必要な配線器具が決まる
天井照明を取り付ける際は、引掛けシーリングまたはローゼットが必要になります。
シーリングライトの取り付けを自分でおこなう前に、まずはどちらか一方でも設置されているかどうかを確認しましょう。
ここでは、引掛けシーリングとローゼットの基本事から、上記のような両者の違いをご紹介します。
また、配線器具がないときの対処法にも触れていきます。
引掛けシーリングとローゼットの違い
引掛けシーリングとローゼットは、天井照明を取り付けるために必要な配線器具です。
しかし、まったく同じものではありません。
両者は『形状』と『どれほどの重さに耐えられるか』に違いがあるのです。
引掛けシーリングは『3.5kgまで』の照明器具を取り付けられます。
形状は角型と丸型のどちらかが一般的です。
一方、ローゼットは『3.5kgから7kgまで』の取り付けが可能です。
ローゼットには側面に照明器具を吊るすためのネジがあるため、シャンデリアなど重たいものにも耐えられるようになっています。
取り付け予定の照明器具に適した配線器具がない場合
「引掛けシーリングもローゼットもない」「大きな照明器具を使いたいのにローゼットじゃない」そういった問題が発生したときは、電気工事を請け負っている業者に必要な配線器具の取り付けを依頼しましょう。
なぜなら、引掛けシーリングもローゼットも、配線を収納するボディ部分の取り付けは『電気工事士』という資格が必要だからです。
資格保有者でなければ施工できないことは法律で定められています。
もし業者探しで悩んでしまったときは、ぜひ電気工事110番にご連絡ください。
多数の業者が加盟している弊社であれば、お電話でご要望をお伝えしていただくだけで、最適な業者をご紹介することが可能です。
電気工事110番を頼ってくだされば、業者探しにかかる時間を大幅に短縮できます。
ご相談をお待ちしております。
シーリングボディの取り付けには資格が必須
引掛けシーリングもローゼットも、配線を収納するボディ部分の取り付けは配線工事に該当し、施工には『電気工事士』の資格が必要です。
これは『電気工事士法・電気工事施工規則の法律』で定められています。
引掛けシーリングやローゼットの販売メーカーも、公式サイトなどで注意喚起していることです。
知識や経験もない無資格者が作業したことで、配線の処理や取り付けが正しくおこなわれなかった場合、漏電や発火のリスクがあります。
漏電や発火は大きな火事にもつながり、自宅だけでなく隣家にも被害がおよんでしまう危険性があります。
自宅の修繕費だけでなく、被害を受けた隣家すべてに賠償しなければならなくなるでしょう。
知識も経験も豊富な有資格者に頼んで、余計なリスクや危険は回避することをオススメします。
電気工事士の資格をもっていない方は、シーリングライトの取り付けのみ可能です。
資格を持っていても、施工に自信がない場合は業者に依頼しましょう。
【有資格者向け】シーリングボディの取り付け方
電気工事士の資格をもっている人はシーリング本体の取り付けだけでなく、引掛けシーリングやローゼットのボディ部分も自分で取り付けられます。
ここでは、有資格者に向けて取り付け作業についてご紹介します。
ぜひ挑戦してみてください。
取り付けに必要な道具
引掛けシーリングまたはローゼット本体を準備しましょう。
重さのある照明器具を取り付けたい場合はローゼットを選んでください。
どちらもホームセンターやネット通販で購入できます。
引掛けシーリングまたはローゼットを購入したら、以下の道具を準備しましょう。
- ドライバー
※プラス・マイナス、どちらも - ニッパー
- カッターナイフ
※電工ナイフでも可 - ペンチ
- 軍手
- 椅子
※天井に手が届く高さのもの。脚立でも可
これらの道具を揃えたら作業に移ります。
以下の作業手順を参考にしながら挑戦してみてください。
作業手順
作業を始める前に、感電しないようブレーカーを落としておきましょう。
照明のカバーを取り外し、端子に接続されている配線を外します。
配線はネジで端子に固定されているため、プラスドライバーを使ってネジを緩めれば外せます。
配線を端子から外す際は、ニッパーで配線の被膜部分を軽く摘まんで抜くようにしましょう。
配線が抜けたら、照明器具の両端にあるビスをマイナスドライバーで外します。
ビスを外すと照明器具が落ちるため、支えながら外してください。
照明器具の外し方は種類によって異なる場合があります。
器具のメーカーの公式サイトなどを見れば外し方が記載されていることもありますので、作業前に確認するとよいでしょう。
照明器具を外すと、天井から配線だけが飛び出している状態になります。
そうなっている場合は配線の加工に移りましょう。
まず、配線の一番外側の被膜をカッターやニッパーを使って少しだけ剥がします。
小指の先ほどの長さの被膜を取り除けばよいです。
次に2本の配線の黒と白のカバーも、カッターやニッパーで少しだけ除去します。
こちらも小指の先ほどの長さです。
黒と白のカバーを取り除いたら、むき出し状態の金属線をカットします。
設置する引掛けシーリングに必要な電線の長さが書いてあるため、その長さを残してあとは切りましょう。
2本の電線を引掛けシーリングに挿入します。
『N』と記載があるほうの穴に白いカバーのほうを、記載が何もない穴には黒いカバーのほうを挿しましょう。
簡単に抜けないようにしっかりと挿し込むことが大切で、抜けやすい状態だと漏電や発火につながります。
配線が曲がらないように気を付けながら、引掛けシーリングを天井までもっていきます。
そして、引掛けシーリングの表側にあるふたつの穴に、それぞれネジを挿し込み、プラスドライバーを使って固定しましょう。
これで引掛けシーリングの取り付けは完了です。
あとは天井照明を取り付けるだけです。
のちほど詳しく説明しますが、理想の天井照明を見つけられていない方には『LEDシーリングライト』をオススメします。
電気代の節約などメリットがあるからです。
有資格者の方は、引掛けシーリングやローゼットの設置から、シーリングライトの取り付けまで自分でおこなってもよいでしょう。
必要な費用は道具代・部品代だけなので、あまりお金をかけずに理想の照明環境を手に入れられます。
しかし有資格者の方であっても、少しでも作業に不安を感じたときは業者に依頼することをオススメします。
配線工事は正しくおこなわないと、漏電や火災といったトラブルに発展するおそれがあるからです。
資格をもっていても、作業を完璧におこなうのは簡単ではありません。
完璧におこなうためには、知識を蓄え、経験を積み重ねることが大切です。
電気工事110番にご相談いただければ、知識も経験も豊富な業者を迅速にご紹介いたします。
ご相談は24時間、早朝でも深夜でも受け付けております。
ご都合のよろしいときにご連絡ください。
【無資格者向け】施工依頼費用の節約方法
電気工事士の資格がない場合は、引掛けシーリングやローゼットの取り付けは有資格者を頼らなければなりません。
身近に頼れる人がいなければ業者に依頼しましょう。
しかし業者に頼むと費用がかかるため、抵抗感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
そこでここからは、費用を少しでもおさえるための節約ポイントをご紹介いたします。
シーリングライト本体は自分で取り付ける
シーリングライトの取り付けを自分でおこなう工程のなかで、電気工事士の資格が必要なのは引掛けシーリングやローゼットの設置だけです。
シーリングライト本体の取り付けは自分でできます。
自分でやれるところは些細なことでも自分でやるといえば、費用を削ってもらえる可能性は高いです。
シーリングライトの取り付けを業者に依頼した場合、およそ1,600円~3,000円の費用を請求されます。
シーリングライト本体の取り付けだけでも自分でやれば、この費用の発生は防げます。
相見積りで費用を比較する
引掛けシーリングやローゼットの取り付けは、業者に依頼すると1,500円~5,000円の費用がかかります。
金額に幅があるのは、業者によって設定している金額が異なるからです。
そのため作業を依頼する前に見積りをとりましょう。
複数の業者から見積りをとる『相見積り』も大切です。
相見積りをおこない、業者が提示してきた見積りを比較することで、サービス内容と費用を検討できます。
無料でお見積りをおこなっている業者をお探しのときは、ぜひ電気工事110番にご連絡ください。
加盟している多数の業者のうち、無料で現地調査・お見積りをおこなう業者をご紹介いたします※。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
相見積りに対応している業者とのマッチングも可能です。
ぜひご相談ください。
LEDシーリングライトの取り付け手順
引掛けシーリングまたはローゼットの設置ができたら、あとは好きな天井照明を取り付けるだけです。
ここでは、オススメのLEDシーリングライトの取り付けを自分でおこなう手順についてご紹介いたします。
取り付けたいシーリングライトを用意したら、以下の手順で取り付けてみましょう。
- 引掛けシーリングまたはローゼットに、本体付属品であるアダプタを接続する
- アダプタにコネクターをしっかりと挿入する
- アダプタに対して、ライト本体をカチッと音が鳴るまで押し込む
- ライト本体のカバーを被せる
上記の方法は大まかな内容です。
詳しいライト本体の取り付け方は、取り扱い説明書を確認しておこないましょう。
取り付け作業が不安なら業者に依頼する
取り付け作業に少しでも不安があるときは、引掛けシーリングやローゼットの設置にあわせて、ライト本体の取り付けも業者におこなってもらいましょう。
慣れない作業をおこなうと、椅子から足を踏み外してケガをしてしまったり、ライト本体を落として割ってしまったりするおそれがあるからです。
業者選びでお困りのときは、ぜひ電気工事110番にご相談ください。
シーリングライトの取り付けに関する全工程を請け負っている業者をご紹介いたします。
快適な照明環境づくりのお手伝いを、ぜひ弊社にやらせてください。
ご相談お待ちしております。
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