コンセント増設はマンションでもできる?3つの増設方法と設置計画

コンセント増設はマンションでもできる?3つの増設方法と設置計画

コンセントが足りないという悩みを解決する手段のひとつが、コンセントの増設です。
マンションでのコンセントの増設はいくつか注意点はあるものの、大家さんや管理会社に許可を取れば増設することは可能です。

この記事では、マンションでコンセントを増設する方法について詳しく解説します。
また、コンセントを増設するうえで知っておきたいポイントについてもご説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

コンセントを増設したほうがいいケース

コンセントを増設したほうがよいのは、コンセントが足りなくて不便なときです。

また、たこ足配線をしていて1つのコンセントに電力が集中しているときも増設したほうがよいでしょう。
なぜなら、たこ足配線をしていると発火するおそれがあるからです。

たこ足配線では、1つのコンセントに多くの電流が流れます。コンセントごとに流せる電流の容量は決まっているため、たこ足配線をするとコンセントの容量を超えてしまうことがあるのです。
そうなると過熱してしまい、発火するおそれがあって危険です。

コンセントから発火して火災になるのを防ぐためにも、たこ足配線をしている方はコンセントを増設することをおすすめします。

マンションでコンセントを増設するには許可が必要

マンションでコンセントを増設する際は、必ず管理者の許可が必要です。
そのため、コンセントを増設したい場合は、まず管理者の方に相談しましょう。

また、マンションでコンセントを増設する際は、退去するときに原状回復が必要になる場合もありますので、管理者の方に確認してみてください。

マンションでコンセント増設する際の注意点

マンションで増設するときは、基本的に壁に穴をあけるような工事をしてはいけません。
マンションの場合、壁の中にインターネットやテレビの配線が通っていたり、電気配線が壁に直接埋め込まれていたりすることがあるからです。

また、コンセントを増設すると、規定以上の電流を使ってしまうことがあります。
規定以上の電流を使ってしまうとブレーカーが落ちてしまうので注意してください。
ブレーカーが落ちるのを防ぐには、一度に使うコンセントの量を減らすことが重要です。

どうしても一度にたくさんのコンセントを使いたい場合は、「アンペア数」を変更する方法もあります。
アンペア数とは、一度に使うことができる電気の量のことです。
アンペア数を増やせば、コンセントを同時に使ってもブレーカーが落ちないようにすることが可能です。

ただし、アンペア数の変更をおこなう際も管理者の許可が必要です。
管理者に許可がもらえたら、希望するアンペア数に変更できるのか、工事が必要かどうかなどを業者に確認し、大きな工事が必要になる場合は再度管理者に相談しなければなりません。

つまり、マンションのコンセントを増設する際は、管理者や業者としっかり相談していくことが必要になります。
まず管理者にコンセント増設の許可がもらえたら、業者に相談してみることをおすすめします。

電気工事110番では、あらゆる電気工事に受付対応しています。
ご依頼いただければ、弊社加盟店の実績のあるスタッフが丁寧・安全に作業をおこないます。
コンセントの増設の際は、ぜひ弊社をご利用ください。

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マンションでコンセント増設をする3つの方法

マンションでコンセントを増設するには、3つの方法があります。
ここではそれぞれの方法について詳しくご説明します。

ほかの配線を使って増設する

コンセント増設はマンションでもできる?3つの増設方法と設置計画

既存の配線を分岐させて施工させることで、コンセントを増設する方法です。
この方法を用いれば、既存のコンセントがある場所以外にもコンセントを取り付けられます。

ただし、この方法は電力の容量が増えるわけではありません。
そのため、IHキッチンや電子レンジ、エアコンなどの電力を多く消費するものを使うと、ブレーカーが落ちてしまうおそれがあります。

そのため、ほかの配線を使う方法は「新しい場所にコンセントを使用したいが、消費電力はあまり大きくないとき」におすすめです。

差し込み口が多いコンセントに変える

「コンセントを使う場所は同じだけど、使う電化製品の数を増やしたい」というときは、差し込み口が多いコンセントに変更する方法がよいでしょう。
この方法では電気配線を変更せずにおこなえるので、施工時間が短く、さらに費用を抑えることが可能です。

しかし、この方法でも電気の容量は増えないので、消費電力が大きな電化製品を使う場合は容量オーバーとなり、ブレーカーが落ちてしまうおそれがあります。
そのため、この方法も消費電力が大きな家電製品をつなげるのには向いていません。

専用の配線を設けて増設する

IHキッチンや電子レンジ、エアコンなどの大きな電力を消費したい場合は、専用の配線を敷く方法がおすすめです。
分電盤から新しく配線を敷くことで電気の容量を増やせます。
そのため、消費電力が大きな家電製品を使ってもブレーカーが落ちることがないのです。

しかし、この方法はほかの2つに比べて工事の手間が増えるので、施工にはより高額な費用がかかります。

コンセントの増設は業者への依頼が必要!

「コンセントの増設を自分でおこないたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、コンセントの増設には漏電や火災のリスクがあり、作業をおこなうには「電気工事士」という資格が必要です。

そのため、資格を持っていない方は自分でおこなうことができませんので、業者に依頼しましょう。

業者に依頼する際にかかる費用の目安

コンセントの増設を業者に依頼するとなると、費用が気になる方も多いでしょう。
コンセントの増設にかかる費用は、コンセント増設の方法によって異なります。

ほかの配線を使う方法では12,000~20,000円程度が相場です。
業者によっては30,000円程度かかるところもあるようです。

差し込み口を増やす方法では、費用はだいたい5,000円になります。
多くても10,000円程度には収まるでしょう。

新しく配線を設ける方法は15,000円~25,000円程度が相場です。
ほかの方法に比べて大掛かりな工事になるので、高額な料金がかかります。

ただし、業者によって料金に差があるので、一度見積りを依頼してみることをおすすめします。
このとき、自分の予算内に収まる業者を見つけるためにも、複数業者に見積りを依頼するのがよいでしょう。

電気工事110番の加盟店では見積りは無料でおこなっております。
そのため、「まずは費用だけでも知りたい」という方でもお気軽にご相談いただけます。
また、見積り後からの追加料金もかかりません。

「コンセントの増設を依頼したい」という方はもちろん、「費用を知ってから判断したい」という方でも、ぜひ弊社にご相談ください。

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コンセント増設を決めたら!考えたい種類や増設場所

コンセントの増設を決めたら、コンセントの種類や増設場所を考えましょう。
ここからは、コンセントの種類やおすすめの設置場所をお伝えします。

コンセントの種類はさまざま!

コンセント増設はマンションでもできる?3つの増設方法と設置計画

まずはコンセントの種類についてご説明します。
コンセントには「2口コンセント」「4口コンセント」「アース付きコンセント」などの種類があります。

2口コンセントは、日本でもっとも主流となっている、差し込み口が2つあるコンセントです。

差し込み口が4つある4口コンセントは、差し込み口がたくさん欲しいときにはおすすめですが、電気の容量が足りなくなるおそれがあります。
使用する際には、事前に電気の容量を確認しておきましょう。

洗濯機用など、水気や湿度が高くなる場所のコンセントには、アース付きコンセントが使われます。
アースとは、機械と地面をつなげることで感電や落雷被害、ノイズなどを防止する配線のことで、家電製品につなぐ電気プラグなどについた緑や黄色の線をアース線といいます。

洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどを水気や湿気のある場所に取り付ける際は、アース付きコンセントを選ぶとよいでしょう。

コンセント増設に適さない場所

コンセントの設置は、水に濡れる場所には適しません。
コンセントは水に濡れると、火災や感電をもたらすおそれがあるからです。

コンセントは水に濡れることによって、水を伝って電気が外部に漏れてしまう「漏電」を引き起こしてしまいます。
漏電が起こると、感電したり火災を引き起こしたりするおそれがあります。
そのため、浴室や野外などの水に濡れる場所には、コンセントを増設しないほうがよいでしょう。

おすすめのコンセント設置場所

コンセントを増設する際、コンセントの位置決めは重要ですよね。
ここからは、コンセントのおすすめの設置場所を3つご紹介します。

キッチン

キッチンは炊飯器や電子レンジ、食器洗い乾燥機などたくさんの家電製品を使います。
そのため、使う家電が変わるたびにプラグを抜き差ししている方も多いでしょう。
キッチンにコンセントを設ければ、コンセントを抜き差しする手間なく家電製品を使えます。

このとき、コンセントを設置する高さにも気を配りましょう。
炊飯器や電子レンジ用に取り付けるときには家電の高さにあわせて、IHを取り付ける際は床に増設するのがよいでしょう。

クローゼット

クローゼットの中にコンセントを設置することで、ワイヤレス掃除機やお掃除ロボットなどの充電が必要な家電をクローゼットの中で充電できます。

また、Wi-Fiの接続機器なども収納の中に隠せるので、部屋をすっきり見せられます。
家電製品は下からコードを出して充電するものが多いため、クローゼット内のコンセントは低い位置に作ったほうがよいでしょう。

子ども部屋

お子さまがいる方は、子ども部屋に多くコンセントを設置するのがおすすめです。
子ども部屋にコンセントを設置すれば、ゲーム機などの充電をおこなったり、学習机の蛍光灯を付けたりするのに便利です。

もし子ども部屋にコンセントを増設する際は、お子様でも手が届きやすいよう少し低めの高さに設置するとよいでしょう。

コンセント増設でお悩みなら業者に相談する

コンセントを増設することが決まっても、コンセントの種類や設置場所に悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
コンセントの増設についてお悩みの方は、業者に相談してみることをおすすめします。

電気工事110番では、状況や用途に応じて最適なコンセント増設についてのご提案をいたします。
そのため、コンセントの種類や設置場所にお悩みの方でもご相談いただけます。

また、電話受付は24時間365日対応しておりますので、ご都合のよい日時にいつでもご相談していただくことが可能です。
コンセントの増設についてお悩みの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。

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