住宅ではどのような電気工事が必要なのかをご存知でしょうか。
新築かリフォームかによっても電気工事の内容は変わってきます。
また集合住宅において電気工事が必要になった場合にはどうすればよいのかを知っておくことも大切です。
ここでは電気工事の相場を調べるときに知っておきたいこと、住宅において行う電気工事の内容、新築とリフォームとでの電気工事の違い、集合住宅での電気工事について説明します。
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電気工事の相場を調べるときに知っておきたいこと
電気工事の相場と言われてぱっと思い浮かぶ人は少ないと思います。
普段行わない電気工事の相場を調べるために知っておきたいことがあります。
1つ目は住宅の大きさや設備、工事内容によって費用が変わってくるということです。
2つ目は見積もりをするときに気を付けるべきポイントについてです。
ここではその2つについて説明します。
住宅の大きさや設備、工事内容で費用が変わる
住宅で行われる電気工事の相場は1万~3万円ほどです。(当サイト調べ)
しかし費用は住宅の大きさや設備によっても変わります。
工事の規模や種類、新設なのか増設なのか、配線を引き込む距離はどれくらいなのかによっても変わってきます。
そのため正確な相場を出すのは難しいです。
相場を知るために同じ条件で相見積もりをする
相場がわからないまま電気工事を依頼するのは不安が残るため、いくつかの会社から見積もりを取り、適正金額を見定めましょう。
その際、どの会社へ見積もりする場合も必ず同じ条件で見積もってもらうようにしましょう。
そうすることで適正金額を知ることができます。
住宅で行う電気工事は主に4つ
多くの人は電気工事と言われると、照明の配線を触ったりするという程度のぼんやりとしたものを思い浮かべると思います。
しかし住宅で行う電気工事は主に以下の4つがあります。
- 配線工事
- 照明器具工事
- 空調工事
- 通信関係工事
これらはすべて資格を保有した電気工事士が行う必要があるため自身で行うことはできません。
ここではこの4つの工事における注意点などについて説明していきます。
配線工事
配線工事は電気を引き込むために行う工事のことです。
配線する際の注意点は以下のようなものがあります。
- 必要以上に引き回しをしない
- 湿度の高い場所での配線の接続部分は絶縁テープなどを使用して巻く
- 金網や釘で配線を傷めないよう気を付ける
照明器具工事
照明器具工事は照明器具を取り付ける工事のことです。
工事するときの注意点は以下のようなものがあります。
- 取り付け部分の強度があるかどうかを確認する
- 埋め込む場合は断熱材などに注意する
空調工事
空調工事とはクーラー設置などを行う工事です。
クーラー設置のための工事も電気工事の1つです。
注意点には以下のようなものがあります。
- 取り付ける場所の下地は強度のあるものを使用する
- 結露水に注意する
通信関係工事
通信関係工事はテレビやインターネットなどの工事のことです。
近年では電話線だけでなくテレビ配線や光ケーブルなど、工事の種類が増えています。
テレビ線や電話線を配線するときには、電源線と距離をあける必要があります。
新築住宅やリフォーム時に行う電気工事の特徴
家を建てる際、必ず行う電気工事。
電気工事には様々な種類がありますが、それは新築で行う場合とリフォーム時に行う場合とでも違いがあります。
ここでは新築時に行う電気工事における注意点、リフォーム時における注意点について説明します。
新築時の電気工事で気をつけること
電気工事は家を建てるのと同時に行われていきます。
新築での電気工事に置いて気を付ける点が2つあります。
1つ目は新築特有の電気工事について。
2つ目は木造とRC造では電気工事の作業工程が変わるという点です。
ここではこの2つについて説明します。
新築特有の電気工事
新築の電気工事では電気を建物へ引くことだけでなく、各部屋へ分配するための分電気の設置、電圧の調整などを行います。
コンセントへの配線、照明の配線、空調機器への配線などを行います。
これらの配管を表へ出さないために壁の中で配管されます。
そのため配線を間違え、壁を取り壊して配線し直すということが無いように注意する必要があります。
木造とRC造で作業が変わる
建物が木造かRC造なのかで電気工事の作業工程が変わってきます。
木造の場合、配線作業を行った後に内装工事を行います。
もしも後から配線ミスを見つけたとしても手直しすることができます。
RC造の場合、電気の配管はコンクリート内へ埋設されます。
そのため後から配線を直すことが難しいです。
RC造の場合は配線にミスが無いかどうかを質問し、確認しましょう。
配線ミスなどが起こらないよう、現場経験が多く仕事の丁寧な業者へ依頼するようにしましょう。
リフォーム時の電気工事で気を付けること
暮らしていく中でコンセントや電気のスイッチを増やしたいという場合があるかもしれません。
その場合には電気工事を行う必要があります。
リフォーム時に行う電気工事では、新設なのか増設なのかによっても作業方法が変わってきます。
新設の場合には今ある配線とは別に新しく配線する必要があり、建物が完成した後では手間のかかる作業です。
増設の場合は今ある配線から新しく回路を増やす工事であるため、建物が完成した後でも比較的作業しやすい工事です。
しかし新築が完成した後に配線工事を行うのは厄介です。
また、費用もその分高くなる傾向にあるため注意が必要です。
坪単価という言葉に注意
建築工事を行う際の目安となる坪単価。
しかしこの坪単価は必ずしも電気工事の費用まで含んでいるとは限りません。
業者によっては建築工事のみの費用である場合や、建築工事以外にも電気工事や設備工事まで含んだ表記であることもあります。
坪単価を目安にしてどの程度の金額がかかるのかを計算する場合には、必ずその坪単価には何の費用が含まれているのかを確認するようにしましょう。
マンションなど集合住宅で行う電気工事の特徴
マンションなど集合住宅で電気工事が必要なることもあります。
電気工事を行うのが共有部なのか専有部なのかによっても対処が変わってきます。
ここでは集合住宅において行われる電気工事の特徴や注意点について説明します。
共用部の電気工事
マンションにおける共用部とは、通路やエントランス、エレベータや駐車場などの入居者が誰でも使用できる場所を指します。
これら共用部ではどのような電気工事を行うのかを説明します。
分電盤
分電盤は長く使用することでサビや亀裂が生じることがあります。
それらによってショートしたり漏電したりしてしまえば、マンション内が停電するだけでなく火災が起こることもあります。 分電盤の寿命はだいたい10年から15年ほどと言われています。
長く使用している場合は分電盤のメンテナンスをきちんと行い、修理が必要であれば修理するようにしましょう。
また分電盤の工事をする際、マンション内のすべての電源が使用できない場合があるため、事前に入居者へ説明しておくことを忘れないようにしましょう。
照明器具
廊下やエントランスなど、いたるところに照明は設置されています。
廊下などは屋外であることが多いため、劣化するスピードが気候に左右されることがあります。
場合によっては照明器具ごと交換する必要が出ることもあります。 共用部の電気がつかなくなってしまえば入居者の方が困ってしまうため、
入居者から不具合が無いかを聞いたり、まめなメンテナンスを行ったりするようにしましょう。
またLEDの照明器具へ交換することで電気代削減につながる場合もあるため、照明器具を交換する際にはLEDへ交換するのも良いかもしれません。
共同玄関のインターホン
エントランスなどの共同玄関にインターホンがある場合はそちらの交換が必要になる場合もあります。
共同玄関のインターホンは、オートロック付きのマンションに設置されていることが多く、
設置されていることでセキュリティに配慮していることがうかがえます。 しかしそのインターホンが故障した場合にはすぐに対処しなければ管理体制を疑われてしまいます。
修理の場合でも交換の場合でも配線工事が必要になる場合が多いため、早めに修理日程を決めることが大切です。
また、室内側のインターホンも交換する場合には大規模な工事になるためきちんとスケジュールをたてるようにしましょう。
専有部の電気工事
専有部におホーム分電盤ける様々な電気工事について説明します。
ホーム分電盤
こちらは部屋の玄関などに取り付けてある分電盤です。
故障することで漏電の可能性やアンペアが最大数を超えていないにも関わらず、
すぐにブレーカーが落ちるなどの不調を起こしたりする場合があります。 その場合、壊れた分電盤を修理交換すれば解決します。
しかし他の部屋の分電盤も同じように長く使用している場合にはすぐに他の部屋からも不具合の報告があるかもしれません。
そのためどこかの部屋の分電盤が不調になった場合は、
同じように長く使用しているものや同じメーカーの分電盤も一緒に修理したほうが良いこともあります。
コンセント
コンセントが破損した場合などにはすぐに修理することをおすすめします。
コンセントの破損によって火災を引き起こし、マンション全体が被害に遭うこともあるためです。 修理したいという場合は勝手に電気工事業者を呼ばず、一度管理者へ相談しましょう。
場合によっては管理者が立ち会わなければならない場合もあります。
コンセントの破損は火災につながる危険性があるため、
何か不具合を感じた場合は万が一のことが起こる場合に相談するようにしましょう。
マンションで電気工事をするときの注意点
共有部だけでなく専有部において電気工事が必要になった場合でも必ず管理人に連絡を入れましょう。
場合によっては複数の部屋を同時に修理することもあります。
漏電やコンセントの不具合などを放っておいては火災につながることもあるためすぐに管理人へ相談するようにしましょう。
まとめ
住宅での電気工事におけるポイント、注意点は以下のようになっています。
- 住宅の大きさや設備によって費用が変わるため、相場を調べる際には同じ条件にして相見積りを行う
- 住宅において行う電気工事は主に配線工事、照明器具工事、空調工事、通信関係工事の4つ
- 新築での電気工事は木造かRC造かによって作業工程が変わるため注意が必要
- 坪単価で大まかな費用を計算する場合には、坪単価にどの費用が含まれているのかを確認する
- 電気工事が必要な場合は共有部であっても管理人に相談する
- 分電盤やコンセントについて不具合を感じた場合は放っておかずすぐに相談する
住宅において電気工事が必要になった場合は以上のことに気を付けましょう。
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