調理をするときは、ガスを利用しているという方は多いと思います。ガスをお使いの方のなかには、IHクッキングヒーターに変更したいとお思いの方もいるでしょう。または、家を購入した際に、今までガスを使っていたけどIHクッキングヒーターに変えてみようかな…とお考えになる方もいるかもしれません。
理由はさまざまでも、IHクッキングヒーターを利用するのであれば、必ずしなくてはいけないのが設置です。設置をするときには、コンセントを設置するなどの準備やガスの閉栓作業など、前準備が必要なようです。
今回は、前準備について具体的にご紹介していきます。
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ガスコンロと比較してみよう
キッチンをよく使う方、お料理が好きな方はとくに、キッチンの使い勝手は重要ですよね。キッチンをより便利に使うために、ガスコンロとIHクッキングヒーターではどちらがいいのかを考えなくてはいけません。
どちらにも良さがあるので、一概にこれがいい!と断定はできませんが、比較することで、どちらが自分に合っているかを考えることはできます。
そこで、IHクッキングヒーターとガスコンロを比較してみましょう。
外観が違う
当たり前と思われるかもしれませんが、これって結構重要だと思いませんか?毎日使うキッチンで気持ちよく調理するには、自分好みの外観であることも重要です。スッキリ見えるのはIHクッキングヒーターかもしれませんね。
ガスコンロは火力がわかりやすい
調理をする際に、レシピ本やアプリを使用される方も多いと思います。そこで、よく使われる表現が火加減です。強火・弱火と記載があれば、そのとおりに火を調節するだけです。火の様子を見て確認できるのは、IHクッキングヒーターとの大きな違いです。
火災の危険性の違いがある
ガスコンロは火を使うので、小さなお子様がいる家庭などでは心配かもしれません。その点、火が出ないIHクッキングヒーターは、火が燃え移る心配がありません。ただ、お湯を沸かした後など、利用直後の天板は熱くなっているので、やけどに注意が必要です。
IHクッキングヒーターは、ガスコンロと比べた時に、火の利用有無、見た目が大きく違います。自炊をするかなどの生活習慣によって、好みの違いによって選ばれることが考えられます。
IHクッキングヒーターのメリット
IHクッキングヒーターには、どんなメリットがあるのか見ていきます。
メリット1 お手入れが楽
見た目にもスッキリしているIHクッキングヒーターは、お手入れがとても楽ちんです。
フラットな天板なので、さっと拭くだけで掃除ができちゃいます。毎日利用することを考えると、掃除が楽になるのはポイントが高いですね。
メリット2 使い勝手が良い
IHクッキングヒーターなら、調理中に加熱部分以外のスペースを有効活用できます。例えば、手元に調味料を置いてみたり、切った食材を置いてみたり…。火が出ない分、燃え移るリスクがないので安心です。
また、IHクッキングヒーターは、加熱状況を天板上で知らせてくれるので、火加減を屈んで確認する必要がありません。調理中にメリットを感じることが多いようです。
メリット3 ガスコンロよりコストを抑えられる可能性がある
ガスコンロと比較したときに、大半の方が気になるのが使用にかかる費用、ではないでしょうか。実は、IHクッキングヒーターはガスと比べてお得に利用できることがあります。
電気を使うIHクッキングヒーターは、利用する電気プランと調理する時間帯を考慮することで、コストを抑えられることがあります。夜間中心のかたなど、生活スタイルを見直してみると、IHクッキングヒーターを使用したほうがお得だったということもあるので、一度、どちらが得かを考え直してみてもいいでしょう。
IHクッキングヒーターのデメリット
IHクッキングヒーターのメリットを、上で挙げましたが、デメリットについても確認していきます。
デメリット1 調理器具に注意が必要
IHは、電磁波を出して磁力を使い、温める仕組みになっています。調理するときは、鉄、ステンレス、そしてオールメタルという対応できる鍋を使う必要はあります。土鍋や、ガラス製のものは利用できなくなるので注意しましょう。したがって、現在ガスコンロを使っている方がIHクッキングヒーターに変更するときは、鍋を買い換える必要も出てくるかもしれません。
デメリット2 やけどの危険がある
ガスコンロは、火が出るので視覚的に「危ない」と感じやすいです。しかし、IHクッキングヒーターだと、視覚的には危険かどうかわかりにくいことがあります。調理中はもちろん気をつけると思うのですが、調理後にうっかり触ってしまう…ということも考えられます。
IHクッキングヒーターは種類が豊富
IHクッキングヒーターは、種類が豊富です。見た目や機能性、価格など、自分好みの商品がきっと見つかるはずです。
IHクッキングヒーターには、2つの種類があります。
一つは、ビルトインタイプです。新築などで多く使われるタイプです。そしてもう一つが、据え置きタイプです。狭い場所でも取り入れやすいタイプです。一般的には、ビルトインタイプの方が据え置きタイプと比べて機能が充実しているようです。
2口のものと3口のものなどがあるので、ご家族の人数や、調理の頻度に応じて選んでいくのが良いですね。
機能は、メーカーやタイプによって多彩で、選ぶのが楽しくなるほどです。
火力をダイヤルで調節できるもの、音声で手順を教えてくれるもの、なかにはスマートフォンで調理設定ができるというものもあるんです。
グリルに付いている機能も様々で、大容量タイプ、上下から加熱してくれるスピード重視のものなどがあります。
これだけ色々な機能がついていれば、幅広いニーズに答えてくれそうですね。さらに詳しい使い勝手などは、ネット上にあるお客様からの口コミなどのページを参考にしてみても良いかもしれませんね。
工事や修理の方法
自分好みのIHクッキングヒーターが見つかって、いよいよ設置してすぐに使いたいのは山々ですが、設置するには前準備が必要です。
以下で、具体的に見ていきます。
▼ 設置前に準備をしましょう
まずは、200V対応のコンセントの設置が必要です。
設置するIHクッキングヒーターに届く位置に、200V対応のコンセントがなければ、設置しなくては使うことができません。単相三線式の配線を通したり、場合によっては壁に穴を開けることになります。分電盤の交換が必要なこともあります。安全のためにも電気工事は、業者にまかせるのが一番です。
コンセントを設置したら、ガスを閉栓することも忘れてはいけません。これからは、電気で調理するので、ガスは止めてしまいます。ガス管の撤去も必要なことがあるので、こちらも業者に見てもらうほうが安心です。
あとは、必要に応じて電力会社にアンペアの変更をしてもらわなくてはいけません。IHクッキングヒーターを使うことで、今までよりも電気を使うようになるのは容易に想像できますよね。そこで、現在、契約しているアンペア数で足りるのか、確認が必要です。
▼ 作業は困難な場合もあります
上で触れたように、取り付け前の準備には自分だけではどうにもならないことがあります。
ガスや電気工事は、危険を伴います。どちらも、誤ると火災などのトラブルのもとになります。その程度のトラブルはなかったとしても、ご自身のケガや事故にも繋がり兼ねないものなので、業者に依頼するのが得策といえそうです。
コストを抑えたい気持ちもわかりますが、抑えるべきところ・頼るべきところは、しっかりとわけていきましょう。
▼ 修理について
IHクッキングヒーターは、10年前後で取り替えという目安があります。古くなってきたら、故障のリスクも上がりますよね。
故障内容は様々ですが、例えばこんなものがあります。
- 天板が割れてしまった
- ボタンが壊れた、動かない
こういった症状は、修理が必要なのは明らかです。業者に依頼して修理をしてもらいましょう。そのなかで、修理より交換の方が安くなるというお話がでるかもしれません。この場合は、最新のIHクッキングヒーターに交換してもいいですね。
気を付けなくてはいけないのが、電源を切っても音がするなどの症状です。冷却のためにファンが回っているだけのこともあります。故障なのか、エラーなのか、正常なのかを確認することも大切です。
エラーコードは、メーカーによって違うので、もしものときのために、取り扱い説明書など記載されたものは保管しておきたいですね。
故障しているかもしれない…そろそろ寿命が気になるというときは、メーカーや電気工事の業者に相談してみて回答を得るのも良いでしょう。
修理や交換など、希望の工事費の範囲で最適な提案をしてもらえるはずです。
まとめ
IHクッキングヒーターを使うかどうか、考えるときは、ご自身の生活スタイルの見直しが必要です。調理頻度などを踏まえて、ピッタリの選択をしていきましょう。
設置すると決めた場合は、どの種類にするかも大切ですが、前もって準備しておかなくてはいけないこともあります。その殆どが、業者を頼る作業になります。危険を伴う作業なので、無理はせず電気屋やガス会社に適切な施工をしてもらうことが大切です。
確実に設置をして、お気に入りのIHクッキングヒーターを長く大切に使っていきましょう!
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