チャイムが鳴らない、通話ができない、モニターが映らないなどインターホンの故障が発生すると、「人が来る予定があるのに、気が付かなかったらどうしよう……」と落ち着かないですね。
インターホンが故障したかもしれないと思ったときには、まず不調の原因を確認してみましょう。
原因によっては、電池交換や設定変更などですぐに自分で解決できることもあります。
また、原因がわかれば、業者を呼ぶ必要があるかどうかもある程度判断できるのです。
この記事では、インターホン不調の症状ごとに考えられる原因、自分で対処して修理費用を抑える方法を解説します。
この記事を読めば、インターホンが故障したときにどう行動すればよいかがわかります。
ただ、電気機器に詳しくない人にとっては原因を探るのも難しいものです。
自分では原因がわかりそうにないという場合には、電気のプロに相談してみるのもひとつの方法です。
無料調査をおこなっている業者であれば、原因を特定して今後の対処についてアドバイスをしてくれます。
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症状別!インターホンが故障する原因
一般社団法人インターホン工業会ではインターホン設備の更新が必要になる時期の目安を、一般的なものであれば10年、オートロックと連動した集合住宅のものであれば15年ほどと設定しています。
そのため10年以上使っているインターホンに不具合が発生したときはまずは寿命による故障を疑い、メーカーや電気工事業者に点検や交換を依頼しましょう。
しかし、まだそれほどたっていないにも関わらず故障したのであれば、他の原因が考えられます。
適切に対処して解消するには、まず原因を特定することが必要です。
ここでは、考えられる故障の原因を、症状別にご紹介します。
まずは初歩的な原因を確認する
インターホンに発生する不具合の原因の多くは、じつは下記のように初歩的なものが多いです。
- インターホンの電池切れ
- 電源プラグが抜けている
- 音やマイクの音量設定が変わっている
インターホンは室内に設置されている親機と、外に設置されている子機があります。
親機や子機の電池が切れていたり、親機の電源プラグがコンセントに正しく挿されていなかったりすると、正常に動きません。
また、気付かないうちに音やマイクの音量の設置が変更され、聞こえづらくなっていることもあります。
解決法
- インターホンの電池切れ
-
インターホンによっては電池がないものもあります。
電池があるとしたら、「受話器置き」「チャイム」「子機の下」にネジがあるはずですので、ドライバーで開けてなかに電池が入っているか確認してみてください。 - 電源プラグが抜けている
-
親機からコンセントまで電源コードがつながっているタイプのインターホンであれば、コンセントにプラグがしっかり挿してあるか確認してみましょう。
- 音やマイクの音量設定の確認
-
音声の設定方法はインターホンの種類によって異なりますが、つまみやボタン、モニター画面で調整することができます。
このような初歩的な問題が起きていないか、まずは自分でチェックしてみましょう。
確認してみてもこのようなことが原因ではなければ、何らかの不具合が起きているおそれがあります。
以下では症状別の故障原因について紹介していますので、確認してみてください。
【症状1】音声が聞こえない・通話ができない
インターホンに設置されているマイクやスピーカーに不具合が生じていると、音声が聞こえなくなります。
たとえば、インターホンがなっても来客者の声が親機では聞こえず、通話ができない場合は、子機のマイクの故障や、親機のスピーカーの故障が原因として考えられます。
その逆で、室内で発する親機からの声が外の子機で聞き取れない場合は、親機のマイクの故障や子機のスピーカーの故障ということがあります。
その他にも、マイクやスピーカーの接続部分で断線などの問題が起きているかもしれません。
このような場合の修理は業者に依頼するようにしましょう。
【症状2】音声にノイズや雑音が混ざっている
親機と子機を結ぶ配線は地中に埋められていますが、この配線が電気線と触れてしまうと、ノイズを拾うおそれがあります。
これは、マンションなどに設置されたインターホンでは起こりにくいですが、戸建て住宅の場合にはよく起こってしまうトラブルのひとつです。
このような症状を放置しておくのは症状が悪化してしまうおそれもあるため、早めに修理を依頼しましょう。
また、雨が降ったあとにノイズが混ざってしまう場合は、配線が腐食しているなどのトラブルも考えられます。
親機のそばに無線ルーターやテレビなどの電気機器が置かれている場合にも、電波干渉がおこりノイズが混じることがあります。
その他にも、「ピー」「キーン」などの甲高い音が入ってくる場合があります。
この現象はハウリングといって、スピーカーからの音をまたマイクが拾い、それを繰り返すことにより発生しているのです。
音が反響しやすい場所に子機が設置されていたり、子機のカバーが浮いていたりすると起こることがあるので確認してみましょう。
【症状3】画面の映像が映らない、乱れている
画面の映像が映らない場合は、配線トラブルが考えられます。
外に設置された子機と室内の親機は配線でつながれていますが、この配線に何らかのトラブルが起こると、映像が映らなくなってしまうのです。
この配線トラブルの原因はさまざまですが、常に外気にさらされているインターホンの子機に、雨水や風によって舞い上がる砂ぼこりが入ってくるなどの外的環境も原因のひとつです。
その他にも、子機のカメラや親機のモニターの故障も考えられますから、業者に原因を探ってもらうことをおすすめします。
【症状4】インターホンが勝手に鳴る・鳴りっぱなし
インターホンが勝手に鳴る場合は、内部の結露や、経年劣化による内部配線の断線が考えられます。
外に設置されているインターホンの子機は、防水対策がされているものが多いですが、内部が常に結露している状態だと、故障しやすくなってしまうのです。
この結露は一日の気温差のあるときに発生しやすいため、この症状が起こったときにはまず外気温度を確認してみましょう。
その他、アリなどの小さな虫などが侵入してしまうことで故障や誤作動が起こっていたり、呼び出しボタンの一部が埋まってしまっていたりする場合もあります。
インターホンが鳴りっぱなしになるという不具合も、これらが原因であることが多いです。
もし呼び出しボタンが埋まっているようでしたら、もう一度強く押し込んで元の状態に戻してみてください。
内部の結露や配線の断線、異物の混入は修理や交換をおこなう必要があります。
コンセントにコードがつながっているタイプでしたら、応急処置としてプラグを抜くことで一時的に音を止めることができます。
インターホンの故障は設置場所も大きな要因のひとつ
インターホンが故障する原因は、設置している場所や家の立地条件も大きく関わります。
たとえば雨をさえぎるものがないと、ボタンの隙間やマイクの部分から内部に水が浸入し、インターホンの劣化が早まることがあります。
その他にも、インターホンが設置されている門柱が直射日光にあたる場所であれば、劣化が進みやすいです。
また、よく車が通る道路沿いでは砂ぼこりが立ちやすく、線路沿いでは線路と車両との摩擦によって発生した鉄粉が舞いやすくなるため、インターホンが故障する原因となってしまうこともあります。
このような外的要因からインターホンを守り、故障や劣化を避けるには、適切な設置場所の検討やカバーの取り付け、向きの変更などさまざまな工夫が必要です。
しかし、電気工事の知識がない場合にはインターホンの適切な設置場所や工夫などの判断は難しいものです。
インターホンの設置箇所や故障対策にお悩みであれば、ぜひ電気工事110番へお気軽にご相談ください。
インターホンを故障から守る、最適なご提案ができる業者を紹介させていただきます。
インターホンが故障していたときの対処法
インターホンが故障して修理や交換をする場合、まずはインターホンの保証期間を確認してみましょう。
インターホンのメーカーは保証期間を定めていることがほとんどですので、保証期間内であれば基本的には無料でメーカーに修理や交換を依頼することが可能です。
しかし、もし保証期間が過ぎているようであれば、自分で修理や交換といった対処法をとらなければなりません。
ここでは、インターホンが故障したときの対処法をご紹介します。
インターホンを自分で交換する
自分で交換ができるインターホンは、「乾電池式インターホン」とコンセントから電源をとる「電源プラグ式インターホン」の2種類です。
これらのインターホンが設置してあり、費用をなるべく抑えたいとのことでしたら、自分で交換してみるのもおすすめです。
ただし、乾電池式インターホンを電源プラグ式インターホンに交換する場合は近くにコンセントが必要です。
コンセントがない場合は新しく増設する必要がありますので、業者に相談してみましょう。
- 親機の電源プラグを外す
- 親機を外す
- 親機の裏の配線を外す
- 取り付け枠を外す
- 新しい取り付け枠を設置する
- 新しい親機に配線をつなげる
- 新しい親機を設置する
- プラグを挿す
- 子機を外す
- 子機の裏の配線を外す
- 取り付け枠を外す
- 新しい取り付け枠を設置する
- 新しい子機の上に配線をつなげる
- 新しい子機を設置する
インターホンを交換する手順の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
プロに修理や交換を依頼する
インターホンと壁のなかの配線が直接つながっている電源直結式インターホンの交換は、電気工事業者へ依頼する必要があります。
この工事には電気工事士の資格が必要な作業がありますので、自分でおこなうことは絶対に避けましょう。
無理に自分でおこなうと感電や火災の危険があるだけでなく、法律に違反し3万円以下の罰金または3ヵ月以下の懲役が科せられることがあります。
その他、ガスの警報機などの別の電子機器と連動しているタイプや、オートロックマンションと連動している場合も、自分での交換は難しいです。
この作業は、それぞれの配線などを把握しならが修理や交換をおこなう必要があるため、知識と経験のあるプロに依頼することをおすすめします。
賃貸の集合住宅の場合は管理会社や大家さんに連絡する
賃貸のアパートやマンションにお住まいの場合は、管理会社や大家さんへ連絡しましょう。
もちろん、故意に壊したケースでなければ費用を負担する必要もありません。
ここではインターホンが故障した場合の対処法をご紹介しました。
自分で修理や交換をすることができない場合は、業者を選び、見積り依頼をする必要があります。
しかし、インターホンの故障はすぐにでも解決したいトラブル。一から依頼する業者を探すのも大変です。
すぐにでもインターホンの故障を依頼したい場合は、ぜひ電気工事110番へご相談ください。
弊社であれば、状況やご希望をおうかがいし、すぐに最適な業者をご紹介することが可能です。
お電話は24時間、年中無休で受け付けております。
インターホンの交換にかかる費用の相場
インターホンに不具合が起きて修理を依頼する場合、破損している部分が一部のみであれば、部品の交換で済みます。
このときかかる修理費用は、交換用の部品代と作業費、その他交通費などとなり、インターホンごと新しく交換するより費用を抑えることができます。
ただし、修理の際に配線工事やコーキング工事など特殊な工事が必要になる場合は費用が高くなってしまいます。
今後、交換した部品以外の部品の経年劣化も考えられるため、修理費用が交換費用を超える場合は本体を交換したほうがお得といえます。
インターホンの交換費用はかなり幅広いです。
これは、設置するインターホン本体の種類によって金額が異なるためです。
なるべく費用を安く抑えたい場合は、本体代が安い製品を選びましょう。
作業費は依頼する業者によって異なります。
そこで、電気工事業者5社のホームページに記載されている作業費の平均値を算出したところ、5,685円~となりました。
配線工事の有無によっても異なりますが、見積りの作業費があまりにも高いようでしたら、他の業者にも見積りを依頼してみるのがおすすめです。
インターホンの寿命は10年~15年といわれています。
故障内容や費用を確認したうえで、修理をするのか交換をするのか、長い目でみてどちらがお得なのかをしっかり検討して決めるようにしましょう。
しかし、自分ではなかなか正確に判断するのは難しいですよね。
そんなときは、見積りとあわせてプロに相談してみてください。
電気工事のプロであれば修理と交換、状況にあわせて適切な判断をし、しっかりとしたアドバイスをくれます。
インターホン交換の依頼先や費用の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
インターホンが直るまでは近隣の人や来客者に故障を知らせる
業者に修理や交換を依頼するにしろ、自分で交換するにしろ、インターホンがいつも通りに使えるようになるには時間がかかる場合があります。
インターホンが使えない間は大事な来客に気付かない、郵便物を受け取れないなどのトラブルが起こるのではと心配ですね。
トラブルを回避するためには張り紙をしておいたり、よく訪れる人には事前に連絡をして知らせておいたりなどの対策をしておきましょう。
張り紙は「故障中」などと書き、インターホンの上など来客の目に付きやすい位置に貼るとよいです。
「ノックしてください」「電話してください」など代わりのアクションも指定しておくと、迎える側の心構えもしやすいですね。
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インターホンが故障して「すぐに直さないと困る!」「どこに頼んだらいいのかわからない」というときには、ぜひ電気工事110番にご相談ください。
電気工事110番では、インターホンの修理や交換に対応できる電気のプロをご紹介するサービスをおこなっています。
状況とご要望を伝えていただけば、最寄りの提携業者のなかから最適な業者を厳選して手配いたします。
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