片切スイッチは、家庭のさまざまな部分に用いられ、私たちの生活に深くかかわっているものです。そんな片切スイッチの設置、増設をお考えの場合は、業者に依頼をするようにしましょう。
なぜなら、片切スイッチの配線工事などの作業は、個人でおこなうのは難しいためです。今回は、片切スイッチの性能や特徴について解説していきます。また、ほかにはどのようなスイッチがあるのか、ということも解説していくので、より生活を便利にするための参考にしてください。
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「片切スイッチ」の特徴・選び方・両切スイッチとの違い
片切スイッチという言葉を聞いたことはあっても、どのような構造のものなのか、どこに使われているものなのかは知らない、という方も多いでしょう。ここでは、片切スイッチがもつ特徴や、ほかのスイッチとの違いなど、片切スイッチについての基礎知識をご紹介します。
片切スイッチとは?家庭にある身近なスイッチ
電気機器の配線は、2本の線で一対の状態になっているのが基本とされています。片切スイッチとは、この2本のうちの1本を操作することで、機器のオンオフを操作する方式のスイッチです。
片切スイッチはシンプルな構造ゆえ、非常に小型で安価なのが特徴です。そのため、照明器具のオンオフをはじめ、家庭の中のさまざまな場所で用いられています。私たちの生活に深く密着している片切スイッチですが、「漏電」には注意しなければなりません。
片切スイッチは構造上、2本のスイッチのうち1本は常につながったままで、電気を流せる状態になっています。スイッチの取り付け方によっては、「Aの線が通電したままでも漏電は起こらないが、Bの線が通電したままだと漏電が起こる」という状況になることもあるでしょう。
つまり、片切スイッチを間違った知識で取り付けてしまうと、ほかの線との兼ね合いで思わぬ不具合が発生することが発生することがあるということです。
また、スイッチの寿命は、おおよそ10年ほどといわれています。長く使っていると、バネがへたってしまうなどして、うまくオンオフできなくなる不具合が起こるかもしれません。
片切スイッチの種類【2線式と3線式】
片切スイッチの中にも、2線式と3線式という種類があります。2線式は先ほどから紹介しているとおりの構造で、2本の線をもち、その片方を遮断することができるスイッチです。
対して3線式とは、常に通電しているAに対して、BとCの2本の線が対になって存在しているようなイメージのスイッチです。そして、3線式のスイッチは基本的に、階段の上下のスイッチなど、複数セットの状態で設置され、単体で使われることはほとんどありません。
3線式のスイッチは単純に回路を遮断するのではなく、スイッチによってBの線に通電するか、Cの線に通電するかを選択しているようなスイッチです。
たとえば、階段の下でスイッチを押して照明をオンにした際、AとBの線に通電している状態になっているとします。そして階段をのぼり切ってスイッチを押すと、そのとき押した上側のスイッチでは、Cの線を選択している状態になるのです。
これによって、下ではB、上ではCの線を選択している状態になって通電せず、照明がオフになります。3線式のスイッチはこのように、異なる場所の複数のスイッチで、ひとつの機器を操作したいときに用いられるスイッチなのです。
スイッチはほかにも!両切スイッチとは?
家庭で多く用いられているのは片切スイッチですが、両切りスイッチというものが使われている箇所もあるかもしれません。これは、2本で対になっているAとBの線を一度に切って、完全に電気を遮断することができるスイッチです。
両切りスイッチは片切スイッチとは違って完全に電気を遮断する分、漏電のリスクが非常に低くなるというメリットがあります。この利点を活かして、両切りスイッチは電圧が高い機器に対してよく用いられるようです。
家庭の中では、エアコンやIHの調理器具などによく見られることでしょう。また、お風呂場や台所などの水まわりでは漏電の危険性が高まるため、両切りスイッチがよく採用されます。片切スイッチに比べてコストが高く大型ですが、安全性の高いスイッチです。
スイッチの設置・増設方法・費用について
スイッチの設置は、電気工事の資格が必要になる作業です。資格があったとしても、設置方法を間違えると、漏電の危険性が高まってしまうこともあるかもしれません。
そのため、自分ではおこなわず、専門の知識をもった人間に作業を依頼するのがおすすめです。ここでは、スイッチの設置、および増設工事を依頼した際の費用や、業者の選び方について解説していきます。
スイッチの設置・増設工事にかかる費用相場
スイッチの設置工事費は、1箇所につき約3,000円~5,000円というのが、基本料金の相場となっています。値段に差が出てくるのは、「どのようなスイッチを取り付けるのか」「どこのスイッチを取り付けるのか」といった条件による追加料金でしょう。
3線式や両切りスイッチなどの、配線の手間が多いスイッチを設置する場合、1,000円~1,500円ほどの追加料金が発生します。また、スイッチの増設にともなって配線を延長する必要がある場合は、5mにつき800円などの料金が発生してくるのです。
どのように料金を設定しているかは、業者によって異なります。作成してもらった見積りで、どのような料金が加算されているかを確認して、よく条件を比較するようにしてください。
設置を依頼できる業者と選び方
設置を依頼する業者を選ぶ際は、まずホームページを見てみましょう。過去の施工例について多く紹介されていたりなどすれば、きちんと実績のある業者だということが判断できます。また、口コミなども見てみるとよいかもしれません。
一番よいのは、複数の業者で実際に見積りをとって比較してみることです。もらった見積りの内容だけでなく、時間を守ってくれたか、きちんと調査をしてから見積りを出してくれたかなど、対応についても判断をしていきましょう。
見積りをとる際にはぜひ一度、電気工事110番にもご連絡ください。お近くの業者を派遣し、無料の現地調査とお見積り作成から対応させていただきます。まずは24時間対応のコールセンターまで、お気軽にお問い合わせください。
電気代を節約!「コンセント用のスイッチ」とは
ここからは、非常に便利に使える、コンセント用のスイッチについてご紹介します。スイッチといえば、照明や換気扇などの「機器のオンオフ」を操作するものがよく見受けられます。
それに対して、このスイッチは「コンセントのオンオフ」を操作するものです。どのように使えるのか、見ていきましょう。
コンテント用スイッチの活用方法
家庭にある家電は、電気代の節約のため、こまめにオフにするよう心掛けている方も多いでしょう。ですが、家電はコンセントにつながっているだけでも、微弱な電力を消費しています。これが「待機電力」です。
待機電力を消費しないためには、家電をつないでいるコンセントから抜く必要があります。しかし、家電を使うたびにいちいちコンセントを抜き差しするのは、非常に手間ですよね。
コンセント用のスイッチは、コンセント自体のオンオフを操作することで、待機電力をカットすることができます。普段使う家電はもちろん、シーズンオフのエアコンなど、使わない時間も多い家電の電力を手軽に遮断することができ、楽に電気代を節約することができるでしょう。
非常に便利に使えるコンセント用スイッチですが、実際に使用する際は、まず家電のほうの電源を切ってからコンセントを切るようにしてください。先にコンセントのほうを切ってしまうと、家電が故障してしまうおそれがあります。
また、タイマーなどの機能がついている場合は、待機電力を切ってしまうと、機能が停止する場合があるのです。待機電力が必要な家電は、そのままにしておいたほうがよいかもしれません。
ちょっと待って!コンセントの調子は大丈夫?
もし片切スイッチの不調で交換を考えているという場合、すでにその住宅には長く住んでいるという場合が多いでしょう。その場合、不調が起きたスイッチ以外にも、コンセントが劣化していることが考えられます。
そのため、一度ほかに交換の必要がある箇所がないか、業者に調べてもらうのがおすすめです。また、これを機に先ほど紹介した、コンセント用のスイッチを増設してみるのもよいかもしれませんね。スイッチやコンセントの現地調査のご要望、設置のご相談があれば、ぜひ電気工事110番におまかせください。
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